目黒記念 2020【データ】人気馬が撃沈？！今年はあの人気馬に黄色信号？！注目馬を大公開！

＼買える人気馬／

ウラヌスチャーム

(４人気・松山弘平)

【考察】

⇒まず、今年の目黒記念にて、あえて牝馬のウラヌスチャームをイチオシとして推奨したのには、大きく２つの理由がある。「勢い」と「トレンド」であるが、

まずその中で１つ目のポイントが、やはり「ジョッキー」だ。

これは、先週のオークスから口酸っぱく申し上げていることだが、2400ｍを超える長距離レースでは、ジョッキーの持つ心理状況が大きくレースには影響する。

その点で今年の松山騎手なら自信を持って「行ってこい！」と胸を張って軸にできる！！その根拠は、今年の松山騎手の成績の話をしているのではない！！

私達が推奨したいのは、

今年に入ってから松山騎手が幾度となく見せている

「騎乗スタイル」を評価しているからだ！！

その典型的な例が、先々週のヴィクトリアマイルのレース映像を、ぜひ見直して欲しい。

 

アーモンドアイを無視した！

 

⇒あのレースは文字通り、最大の敵は絶対女王アーモンドアイだった。故にどのジョッキーも皆

「彼女が見える位置で競馬を運びマークしたい」

という心理になるのが普通です。

だからこそ、２人気のプリモシーン（レーン騎手）、３人気ラヴズオンリーユー（デムーロ騎手）は、アーモンドアイよりも後方でレースを進めた。

 

しかし！この男だけは違った！

 

上位人気馬に乗ったジョッキーの中でたった１人！松山騎手だけが、アーモンドアイには目もくれず、臆することなくスタートから出して行き、あろうことかアーモンドアイの目の前にサウンドキアラを置いてレースを運んのだ！

結果的に、アーモンドアイには見事なまでにマークされ、最後の直線では彼女の発射台にされた格好だったが・・・ただ逆の見方をすれば、

アーモンドアイ以外には勝っている！

と言う事実も忘れてはならない！

つまり、今の松山ジョッキーが心理状態で見ているのは「対ライバル」ではなく、「どうやったら、この馬場で、この馬の良さが出せるか？」と、

あくまでコースと戦っている。

そう言う「愛馬の力を100％出し切ろう」とする、基本に忠実な思考状態にいるジョッキーになら、思う存分ここ一番での大勝負では、軸として託せる！

そんな愛馬のことだけを考えて乗ってくるジョッキーなら、きっと今回初めてコンビを組むウラヌスチャームも、松山騎手のリードに応える走りを見せてくれるだろう！！

 

先行策を覚えたルーラーシップ産駒！

 

⇒また、ウラヌスチャーム自身が持っている今年の目黒記念へ向けての大きな武器は２つあり、まずはこのスタミナ合戦の目黒記念では相性抜群のトニービン(IRE)の血を持っているということだ！！

目黒記念と言うレースは、ダービーとはたった100ｍしか変わらないのですが、そのレースの中身は全くの別物！！

180度変わります！

東京の芝2500ｍで行われる長距離戦だけのことはあり、トニービンを代表とするGreySovereign系の血を持つ馬が強いレースで、「持久力」が大きな武器に成るレースです！

 

 

先行策を覚えたルーラーシップ産駒！

 

⇒また、そんなトニービンの血統を持っている中で、このウラヌスチャームが持っているルーラーシップ産駒としての特徴があり、それは古馬になってからの脚質転換が大きな武器となります！！

具体的に申し上げれば、ルーラーシップ産駒は、この目黒記念に限定せず、

古馬になって先行策を覚えた、

ルーラーシップ産駒は徹底的に買え！

という考え方です。元来、このルーラーシップ産駒というのは、スタミナ戦での消耗戦になった時に頭角を現す勝負のギア比を持っている産駒です。

ただ、若かりし頃はパワーがあるぶん、道中のスピードが足らないので、お父さんルーラーシップの様な、追い込み一手の末脚勝負にどうしてもなってしまう馬が多いのですが・・・

それが古馬になり体幹がしっかりしてくると、序盤からリズムよくスピードに乗れるようになってくるので、持ち前の持久力を自ら先行する形で発揮できるように成るのです。

その典型的な代表例が、2018年の毎日王冠より突如として逃げ先行を覚え蘇った「キセキ」が挙げられるでしょう。

そして、このウラヌスチャームも前走のメトロポリタンステークスでは、横山典騎手の好判断にも導かれ、初めて逃げの手にでましたが、上がりもしっかりと33.6秒の末脚も使って完勝しました！！

そういった新味を、繰り返しにはなりますが、今の松山ジョッキーなら一滴も残さず出し切ってくれるでしょう！！

 

下剋上に注意せよ！！

 

⇒そして、最後に目黒記念では、ローテーションに関しても注意すべき特徴があり、それが勢いに乗った下剋上に注意せよ！！ということです。

そうするに、過去の実績は一切関係なく、直前で勢いに乗った馬の快進撃を買いましょうというレースなのです。その証拠を以下の表で御覧ください。

 

ご覧の様に、前走2400mのＯＰor３勝クラスで連対した馬の直近５年間の成績を見てみると・・・（４-４-２-19）のハイアベレージで、なんと直近５年の連対馬10頭中６頭がこの条件のローテーションに該当してしまっていたのです！！

ちなみに、過去10年間の目黒記念にて１〜２着に入った連対馬20頭中、なんと16頭は重賞未勝利馬だったのです！

やはりこのレースは、過去の重賞実績を持つ歴戦の猛者よりも、勢いに乗る前走非重賞馬の好走が目立つのが目黒記念の特徴です。