ローズステークス 2020【穴馬/予想】えっ？！まさかの決断！危険な人気馬＆買える人気馬を大公開！

＼危険な人気馬／

クラヴァシュドール

(３人気・デムーロ)

➡まずやはり、リアアメリア VS クラヴァシュドール この人気２頭はどちらも、

ここまでのテーマである「ヨーロッパ的な粘り強さ」が血統面では薄い２頭なので、最後の最後まで悩ましい難題でしたが・・・

我々が下した勝負の一手が、スピード血統のトップマイラー「クラヴァシュドール」の方です。

その決断の決め手となったのが、ペース配分と位置取りです。

今年だからこその
ペース配分の難しさ

➡まず、今年のローズステークスの場合には、初めての中京開催ということで、どのジョッキーも心理的に乗るのが難しくなり慎重に入りたくなる。

つまり、思い切った飛び込みができないことからも、ペース配分は速くてもミドルペース。基本的には前哨戦らしいスローペースで流れることが予想されます。

で、ここでリアアメリアの場合には、前半の方がペースが早い「前傾ラップ」になってしまうと、元々追走するだけで疲れてしまうので、スローからの瞬発力勝の展開になることはマイナスではありません。

ただ、「クラヴァシュドール」の場合には、そこでネックになるのが、持ち前のスピードの良さとポジショニングが・・・喧嘩してしまう！という恐れです！

有り余ったスピードが

➡その典型的な例となってしまったのが、前半から２番手で追走してしまった、前走の【G1・オークス】での敗戦です。

元々、マイル路線では、あのマイルの怪物・サリオスを相手に牝馬ながら食い下がれるほどのスピード能力を持っている彼女ですから、

序盤から我慢をさせる競馬はあまり向かないでしょう。

むしろ、Hペース中でスピードを解き放って走れると言う種類のレースの方が、最後まで長く彼女の良さが余すことなく発揮できると思います。

既にこの時点で、スピード能力とポジショニングが喧嘩しているのですが、その要因の１つに私はデムーロ騎手の心理的な焦りが関係していると思います。

デムーロ騎手の闘争心

➡デムーロ騎手の場合には、先週の中山最終レースでの１人気「ヴェルスパー」もそうでしたが・・・

抜群の手応えのまま終盤を迎えると、馬のスピードに本能の方が我慢できず、そのまま早仕掛けしてしまうケースが多いように思えます。

つまり、 人気馬の中では先頭のポジションを走ってしまう可能性が１番高い のが、このクラヴァシュドールというわけです！！

後続の有力馬は、クラヴァシュドールの手応えに合わせて動けば良いので、格好の標的になってしまいます。

本来のデムーロ騎手なら

➡本来のデムーロ騎手と言えば、自分がマークされるポジションを取るのがキライな騎手でした。

どちらかといえば、サトノクラウンでキタサンブラックを破った宝塚記念や、レッドファルクスで連覇したスプリンターズステークスや、ペルシアンナイトでのマイルチャンピオンシップの様に、

「マークされる立場」ではなく、「マークする立場」で競馬をしていたのが、本来のデムーロ騎手であり、

誰よりも追い出すタイミングを１番最後まで我慢できていたのがデムーロ騎手強さの秘密だったと私は思っています。

それが今は、どのレースでも「勝ちたい！」という気持ちが先走りすぎて、我慢できずにむしり誰よりも早く、１番最初に動いてしまっている様に思えます。