高松宮記念 2021【穴馬のヒント！】勝負の１点目！絶対に入れておきたい「予告の穴馬」を１頭公開！レシステンシアを追い詰める「その正体」とは？

高松宮記念 2021【穴馬のヒント！】勝負の１点目！絶対に入れておきたい「予告の穴馬」を１頭公開！レシステンシアを追い詰める「その正体」とは？

＜目次＞

◆昨年の高松宮記念とはここが違う！

◆明暗を分ける２つのポイント！

◆今年はこの穴馬に注意せよ！　

高松宮記念 2021 予想

➡それではまず、このレースにおいても、「ここだけは絶対に押さえなきゃイケナイ！」という、勝負のツボをご紹介しよう！

文字通り、この高松宮記念とは「日本最速馬」の称号を賭け！

TOP OF THE TOPの「エーススプリンター」が集うG1！

故に、スピードの誤魔化しは一切通用しない！

そんな過酷なスピード勝負の中で生き残るために必要な、勝負のキーワードが・・・！

究極の失速戦！

Q.一体どういう意味か？

➡えっ？スピードレースなのに失速戦？というご質問もあるかと思いますが、

もっとわかりやすく、ストレートな表現をするならば、最後の直線での「１秒でも１mでも長く！速く走り続ける我慢比べ！」という戦いになった時に！

我慢しきれず、耐え切れなかった者が「１人、また１人」と・・・

ひきずり降ろされるのが高松宮記念というレースの本質！

Q.ではなぜ、そんな現象が起きるのか？

その説明をするにあたり、まず真っ先に向き合わなければならないのが、

この「中京1200m」というコースレイアウトと、その「馬場コンディション」の２点に尽きる！

このコースの怖いところ！

➡まずは改めて、このコースレイアウトの怖いところから簡単にご説明しよう！

この中京芝1200ｍに住む「最大の魔物」は・・・

３コーナー手前から直線へ向くまでの「約700m」という区間に存在する

「長い下り坂」にある！

前半３F：33秒44
後半３F：34秒54

この長い下り坂の影響のおかげで、直近５年間でのラップでは、全体的には前半３ハロンが速く、後半3ハロンが・・・

なんと１秒以上も時計がかかる失速戦になっている！

悪魔の囁きに乗るな！

➡やはり、あの序盤戦に待ち構える「下り坂」に誘い込まれる様に、そこでスピードを出し過ぎてしまうと・・・

直線へと入ったら直ぐに、今度は中山競馬場並みの２％の地獄坂が待ち構えており！

尚且つ、最後の直線も400m以上もあるので！

坂を上り切ってからも、息を整える暇もないまま、ずっと全力疾走で走り続けなきゃいけないという「究極の我慢比べ」になっていることがよくわかる！

リニューアル後の特徴！

➡そんなタフな我慢比べになっているからこそ、中京がリニューアルした

2012年度以降の短距離重賞で逃げ馬による逃げ切りが決まったのは、

モズスーパーフレアが優勝した
昨年の高松宮記念だけ！

よっぽどのポテンシャルや、何か特筆した武器が備わっていない限り、基本的には逃げ・先行馬には部が悪く、

狙うべきゾーンとしは、その逃げ馬達の直後で追走できる５番手〜９番手前後までのグループで、

更にスタミナが備わっていれば「ゴールデンゾーン」と言えるだろう！

今年のBコースには注意！

➡特に、今年の場合にはこの中京の馬場が本当にクセ者で！

確かに、この高松宮記念の週から「Bコースの開幕週」にはなる訳だが・・・

ただ金鯱賞でも、あのデアリングタクトが、あれだけ最後の直線でヨレてしまっていた様に、

53.5㎜の大雨が降った影響で、既に今の中京は広範囲に渡って踏み荒らされているのがよくわかる！

ましてや今年の場合、関西圏では京都競馬場が使えないことでの「シワ寄せ」が、

最も重くのしかかっているのが、この中京競馬場！

今年だからこその注意点！

➡例年ならば、その先日の「金鯱賞週」が、その年の初めての中京開催で、綺麗な馬場が出来上がっている訳だが・・・

今年は違う！

既にこれが、今年２回目の中京開催！

確かに、２月13日〜３月13日までの約１ヶ月間の休養はあったにせよ、

芝の発育が難しいこの冬の寒い時期に、昨年の12月05日〜２月07日まで、

有馬記念週を除けば、ほぼノンストップでずっと２ヶ月間も使われ続けており！

ましてや先日から、これだけ連日に渡って雨の中で競馬が行われると、その１回中京の最終週で使われていたBコースも・・・

決してスピード能力だけで乗り切れる程、生易しい馬場にはなっていないと考えておく方が懸命だろう！

どんなキャラが有利なの？

➡では具体的に、例年以上に馬場の痛みが懸念される高松宮記念では、「どんなキャラクター」や「武器を持っている馬」が狙い目に当たるのか？

「Hペースで追走してからの我慢比べ！」という種類のレースとしては、ダートの本場アメリカの競馬に近い部分が大きい！

実際、好走馬の多くがダート馬の様に、馬体重が480キロ以上の大型馬による活躍が非常に目立っている！

昨年のモズスーパーフレアが、不利とされている「逃げの戦法」で優勝できたのも、

まずは最低限「494キロ」という牝馬とは思えない馬格の大きさを持っていたことが好走の要因だろう！

まずは数字面からでも見て取れる「燃料タンクのデカイ馬」には要注意！

失速戦に強いパワーユニット

➡そして、この「最後の直線での失速戦」というキーワードが重要な高松宮記念に置いて注目すべきパワーユニットが・・・！

★Storm Cat内包馬★

実は今現在、このパワーユニットを搭載した馬が、この「中京1200m」で開催されたスプリント重賞を・・・

５連勝中なのだ！

また、このStorm Catを筆頭に、急坂が設けられた中京競馬場での我慢比べとなったら頭角を表す

「Danzig」や「Roberto」といったパワーに秀でた血統も侮れない存在なので覚えておきたい！

推奨馬への結論！

➡以上ここまでのテーマを元に、今年の【G1・高松宮記念】での最大のテーマでもある

「Hペースで追走してからの我慢比べに強い馬」を探し当てるキーワードが、この５つ！

今年の高松宮記念で狙うべきは、まずは最低限この５つをクリアした

➡最も我慢強い馬！

そんなキャラクター性のある馬を、トコトンまで狙っていきたい！

そこで我々が、予め現段階から「勝負の１点目」という高い評価で名前を公開したい、

至極の１頭がこの馬だ！

＼勝負の１点目で！／

☆ライトオンキュー

(７人気・横山典弘)

【考察】

➡まず何と言ったって彼の場合、前走の【G3・シルクロードステークス】にて、

我々に馬連と３連単のダブル的中を届けてくれた、その立役者の１人でもあるのだが・・・

その前走の内容が素晴らしいの一言に尽きる！

なぜなら、本来は外差し有利な展開の中を、一旦は先頭に抜け出しての２着だったのだから！

 

前走は明らかに不利で！

➡まず【１回中京10日目】というロングラン開催の終盤戦で行われていた【G3・シルクロードステークス】！

この時は、前日から降っていた雨の影響で、馬場状態は「稍重よりの良」という力の要る馬場！

そんな中をモズスーパーフレアとクリノガウディーが飛ばしに飛ばして、前半３ハロンが・・・

33.7秒という尋常じゃない
オーバーペース！

そしてここで忘れてはならないのが、当時のシルクロードステークスも、

今回の高松宮記念と同じように、Bコースの開幕週だった！ということ！

 

常識とは真逆のBコース

➡ただ、ここで肝心なのは、この時の馬場状態というのは、昨年12月からの変則開催の影響で、実はAコースよりもBコースの方が荒れていた！ということ！

事実、そのシルクロードステークスの直線でも、痛んで走り辛いBコースの馬場を嫌って、逃げたモズスーパーフレアなどは・・・

内ラチから約９頭〜10頭分も離しに離し、走り辛い馬場から逃げる様に外へと進路を求めて行った！

 

実際に、このレースで優勝したシヴァージを含め、３着ラウダシオンと４着リバティハイツも、

馬場の外目を使って鋭く伸びて来ていた！

そんな、明らかに馬場の綺麗な外目を使った方が走りやすい環境の中を、まだG1馬でもないのに、

斤量57.5キロのハンデを背負いながら、

わざわざ馬場の悪い内側を走りながら、それでも一旦は先頭に躍り出ていた彼のポテンシャルは、素晴らしい内容だった！

 

彼の最大の武器！

➡あのレースを見て改めて感じさせられたことは、力の要る馬場を物ともしない狂人な馬力性能と、

その馬力を最後まで続けるスタミナ性能は、

とんでもない才能を持っている！という事実だろう！

父：Shamardal　　　（欧州系）
母父：Raven’s Pass　（欧州系）
父母父：Machiavellian（欧州系）
母母父：Kris S　　　 （欧州系）

流石は、「ゴドルフィン・ブルー」の勝負服なだけのことはあり、この欧州系のパワーユニットは伊達ではない！

「サンデーサイレンス」のDNAを１滴も持っておらず、むしろStorm Catを内包しているだけでなく！

RobertoのDNAまで抱えている血統構成からは、例年の高松宮記念とは異なり、開催が進んで荒れ始めた馬場は追い風となるだろう！

 

待ちに待った最大の好機！

➡今回の最大のテーマでも「最後の直線で、いかに失速しないで我慢できるか？」という勝負でも、彼の持っている強靭な馬力とスタミナ性能は、

ここでも十二分に通用する武器であると言って良いだろう！

３月10日 栗東坂路
49.2-35.9-12.2

３月17日 栗東坂路
51.0-36.7-12.3

そのポテンシャルに恥じない抜群な動きを、連日に渡って坂路で叩き出しており！

特に３月10日に叩き出した49.2-12.2秒は「計測ミスか？」と目を疑ってしまうほど、

「もうこれで負けたらしょうがない！」という絶好調な動きを披露している！

 

この乗り替わりは評価する！

➡そして今年の場合、この乗り替わりを危惧する声もあるかも知れない。

ただ、長年競馬に携わっていると「テン乗りの横山ほど怖い者はない！」という怖い体験を、

何度も何度も経験してきた・・・(汗)

特に、その馬が人気薄で、好き勝手に乗っても文句を言われない時ほど、その怖さは倍増する！

という特殊能力をこの人は持っている！・・・（苦笑）

 

思い返せば、今年2021年のG1開幕戦でも、ベテラン「横山典弘ジョッキー」のファインプレーに助けられ、G1で８人気のワンダーリーデルを軸に３連単を的中できたわけだから、

むしろここは、何が何でもここのタイトルを獲りにきた！という陣営側の意思表示を汲み取りたい！