▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
第3弾の企画スタート!
➡それでは、本日のPart3の特集では、はじめての挑戦となる、調教診断を行って参ります。
ただし!
ファンの皆様も、様々なコンテンツで「調教診断」と言うのは既に見ているでしょうから
この番組では、あえて思考を変えて!
ただ単純に「動きがよかった馬」と言うスタイルでのご紹介ではなく!
「この中間で、調教を見ておくべき必要があった馬」と言うのを、
★桜花賞組
★前哨戦組
そして、
★総合的な観点で中間の経過をチェックしておきたかった1頭
この3グループの中から1頭ずつ、解説して行きたいと思っております!
アールドヴィーヴル
(7人気・松山)
➡まず1頭目で取り上げたいのが、その「★総合的な観点で中間の経過をチェックしておきたかった1頭」と言うことで
桜花賞5着馬の「アールドヴィーヴル」を解説したい!
恐らく多くのファンの皆様も、状態面や馬体重の変化が、気になって寝られない1頭だと思うし、自分もその一人だ!
その上で、まず彼女を評価する上で注目すべきなのは・・・
「全体時計の速さ」だ!
★注意点「全体時計」
➡まず結論から言って、桜花賞の最終追い切りは、ちょっと時計が遅すぎた。
新馬戦やクイーンカップの時には、全体時計「53秒の前半」で走れていたのに対し・・・
前走の桜花賞では「56秒」と、陣営側の心の声が聞こえるような、明らかに馬体重を気にしてセーブした走りをさせてしまっていた。
ここは自分の反省点でもあったので、今回のオークスへ向けては、最終追い切りでの「全体時計」の出し方を非常に注目していた。
前走と比較すれば一目瞭然
では実際に、今回の追い切りの評価はどうだったのか?と申し上げれば・・・
◆前走時の一週前追い切り:桜花賞
3/31 栗坂良 強め
52.5 38.5 25.5 12.5
◆前走時の最終追い切り:桜花賞
4/7 栗坂良 馬なり
56.4 39.9 25.4 12.4
◆今回の一週前追い切り:オークス
5/12 栗坂良 馬なり
51.4 37.3 25.0 12.8
◆今回の最終追い切り:オークス
5/19 栗坂稍 馬なり
54.2 39.0 25.1 12.5
まず結論から言うと、体の状態そのものは、前回よりも今回の方が確実に上向いている!と判断して良いだろう。
なので多くのファンの皆様が懸念されている「馬体重」と言う部分も、数字の字ずらにビビる必要はないと思うし、
「もしかすればプラス体重になるかな?」と言うくらい、胴の伸びとフレーム(骨格)が、彼女なりに大きく成長して来たのは評価できる。
ただ逆に!
馬に元気があり過ぎるのが減点材料ではある!
最終的な追い切り評価は?
➡全然真っ直ぐ走れていなかった1週前追い切りがそうであった様に。
以前まではもっとハミの口当たりが優しかったのだが・・・
ここえ来て気温も少し暑くなって来ているせいか?
少し前半から「いこー!いこー!」と、馬の気持ちが前向き過ぎるのが減点材料。
馬体に活気が戻ってきてしまった分、気持ちにも活気が宿ってしまったので、これだと道中で力んで電池切れになる可能性もあるので
土曜日の馬場状態などを見てから考えたいが、現状7人気とで買えるなら、恐らく今回は買ったとしても「相手まで」と言う評価で購入はするだろうが、、、
軸馬になる事はないだろう!
クールキャット
(6人気・武豊)
➡次に取り上げたいのが【前哨戦組】の中から、前走G2フローラステークス組の「クールキャット」だ!
と言うのも、この馬の場合お父さんがヨーロッパ血統の「スクリーンヒーロー産駒(ロベルト系)」と言うことで
ただでさえヨーロッパ血統と言うのは、レースの本数を使って行かないと状態が上がって来ないのにも関わらず、
彼女の場合にはなんと3歳牝馬ながら・・・
既に、馬体重が500キロ
を超える大型馬なので(大汗)
その馬体の変化をずっと気にしていた一頭だった。
★注意点:スピードと操縦性
➡その上で、まず彼女の追い切りで注意すべきだったのが、馬体の引き締まり!
あとは、少しジョッキーを選ぶタイプと言うか、ハミの口当たりにちょっと癖のあるタイプだったので、
スピードと操縦性のリンクを確認しておきたかった!そんな1頭である!
◆前走時の一週前追い切り:フローラS
4/14 美南W稍 馬なり
66.2 51.4 37.5 12.0
◆前走時の最終追い切り:フローラS
4/21 美南W良 馬なり
68.8 53.9 39.7 12.8
◆今回の一週前追い切り:オークス
5/14 美南W稍 強め
68.1 53.4 38.7 11.8
◆今回の最終追い切り:オークス
5/19 美南W稍 馬なり
67.7 52.1 38.0 11.8
その上で前走と今回での1週前&最終追い切りの動きを、タイムと合わせて確認して見ると、
最後まで高い集中力を持って走れていたことが高評価!
やはり憶測通り、レースの本数を叩いて叩いて使う中で、状態は確実によくなって来た!
手綱の握り方に注目!
➡特に、コーナーを立ち上がってくる際のジョッキーの手綱の握り方が「無理に抑えつける!」と言う握り方ではなく!
軽くブレーキを当てている状態でも、スムーズにのびのびと走れていたので・・・
フェアリーSなどで見せてしまった暴走劇にはならないだろう!
やはりそう考えると、Part1の特集で触れている「あの理論」の様に、あの乗り方ができるジョッキーと言うのは、本当に素晴らしいなと感心させられる。
日頃は感染予防のために、なかなか美浦トレセンへは足を運ばない武豊ジョッキーが!
今回ばかりは自ら最終追い切りに駆けつけ跨ったことが、すごいプラスの効果を与えてくれるだろう!
やはりレースを使う中で!
➡もうまさに「教科書通りのスクリーンヒーロー産駒」と言う感じで、やはりレースの本数を使う中で成長しているのがよくわかる!
なので正直、前走のフローラステークスの時は「これでもまだちょっと緩いかな?」と思っていたので、完成度の低さから評価は先送りにしていたのだが・・・
それでもアッサリ勝たれてしまったのだから、搭載されているエンジンは恐らく相当なものだと思う!
最終的な評価は?
➡なので、Part1で「本命」を公開して置いてなんなのだが・・・汗
正直に言えば、今年のメンバーの中で、前走からの上積みを最も感じさせるのが、この「クールキャット」だと感じているので!
なので、これからご紹介する「前走桜花賞組」の「あの馬」との比較で評価を非常に悩んでいるのだが・・・
これも土曜日の馬場次第ではあるのだが、彼女もPart1の馬連の本命馬と一緒に、3連単と3連複のフォーメーション1着の欄で購入しているかもしれない!
ファインルージュ
(5人気・福永)
➡そして最後に解説したいのが、その前走「桜花賞組」の中からは・・・
あえてソダシではなく!
ファインルージュを取り上げたい!
なぜなら、きっと多くのファンの皆様も「桜花賞は評価したいけど、今回の距離がな・・・」と、
今回の2400mと言う距離を懸念して、頭を抱えてしまっている方も多いだろうと思ったからだ!
時計に関しては申し分なし!
◆前走時の一週前追い切り:桜花賞
3/31 美南W良 強め
82.6 67.6 53.0 39.0 12.9
◆前走時の最終追い切り:桜花賞
4/7 美南W良 馬なり
67.7 52.8 38.9 12.0
◆今回の一週前追い切り:オークス
5/12 美南W良 馬なり
83.5 67.8 53.1 39.0 12.0
◆今回の最終追い切り:オークス
5/19 美南W稍 馬なり
67.1 52.5 38.2 12.1
その前走の桜花賞の頃から、既に「注意すべき穴馬」として名前も出しており、
8人気ながら3着へと頑張ってくれたが、まず結論から言うと
今回も本当によく動けている!
1週前追い切りから感じ取ることができ、その勢いと言うのは、最終追い切りでも素晴らしい時計をマークしており、
絶好の動きで、前走時以上の時計を叩き出している!
注目ポイント:「操縦性」
➡確かに、前走の桜花賞→今回のオークスまでで、胸前の筋肉の付き方が変わってきたところ。
そして牝系を見てみると母父に「Boston Harbor(米) 」がいるので、2400mは長いと思われるかも知れないが、
自分は気にする必要はないと思っている!
その最大の根拠が、彼女の「高い操縦性」にある!
これは今回の最終追い切りでの動きもそうだったが、陣営側も「最大の武器」として評価している部分であり、
Part1のYouTube動画でお伝えしている攻略ポイントをクリアしているジョッキーが騎乗してくれるのも頼もしい限りだろう!
能力の補足ポイント
➡むしろ彼女の場合、評価すべきなのは、この直近2レースの内容で、まずフェアリーSでのレースラップが素晴らしい!
普通、最後の最後で「激坂」が待ち構えている中山では、最後の3ハロン勝負では「失速ラップ」になってしまうケースの方が多いのだが、
12.4 – 11.6 – 11.8 – 11.0 – 11.9 – 12.0 – 11.9 – 11.8
そんな中でも今年のフェアリーステークスは、年明けの少し馬場設定がタフな中山競馬場で、最後の3ハロンが全て加速ラップで
後続に0.4秒差もぶっちぎっていたのだから、このパフォーマンスは評価すべき!
2400mは熟せるのだが
➡故に今回のオークスへ向けても、先週までの様な高速馬場での2400mであれば通用する力はあると評価していた!
ただし、胸前の筋肉などが「少し前走よりも芯が入って硬くなったかな?」と言う印象もあるので、
足元が硬い馬場でのスピード勝負になってくれた方が、良さが出しやすいかなと思う。
故に、もし仮に土曜日の馬場次第で、馬力やスピードよりも、まずは兎に角スタミナが必要な泥んこ馬場にまで悪化していたら・・・
「押さえの相手」までに下げる必要性は出て来るだろう。
ただ何れにしても、桜花賞組の中で注意が必要な存在なのは、この6人気のファインルージュだ!と言う結論は変わらないので、
その結論をあえてお伝えさせていただいた!
【先週5/15-16】結果速報!
【先々週5/08-09】結果速報!
【5/01-02】結果速報!