▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
安田記念 2021 予想
➡それではまず、このレースにおいても、そのレース毎に必ず存在する「今回戦うこのコースでは、一体何が必要になって来るのか?」
そこでの「ここだけは絶対に押さえなきゃイケナイ!」という、勝負のツボからご紹介しよう!
まず、東京のマイルG1では、この安田記念に限らず「有名な計算式」が存在する!
「Hペース」+「消耗戦」+「スピードの持続力」
俗に言う「はじめ良し・中良し・終い良し」という、競馬の格言を象徴する傾向が本当に強い一戦だ!
特にその中でも!この安田記念においては、その傾向がより顕著に現れている!
過去のラップ傾向
2020年(稍重)
12.1-10.9-11.2-11.5-11.6-11.4-11.0-11.9
2019年(良)
12.2-10.9-11.4-11.3-11.2-11.1-11.2-11.6
2018年(良)
12.2-10.8-11.2-11.3-11.3-11.4-11.4-11.7
2017年(良)
12.2-10.6-11.1-11.6-11.6-11.0-11.3-12.1
2016年(良)
12.3-11.0-11.7-12.0-12.1-11.3-10.9-11.7
ご覧の通り、この安田記念というレースは、高速ラップがスタートからゴールまで持続的に続くことが特徴のレースとなっていて!
実際に、直近5年間のラップを並べて比較してみても一目瞭然で、10秒台後半から11秒台のラップが淡々と刻まれているのがよく分かる。
ただでさえ、稍重というスピードが出難い馬場で行われた昨年でさえも・・・!
11秒台前半のラップが出ている訳だから、その消耗度合いというのは相当な物だ!
各区間ごとの平均でも!
➡その証拠に、この直近5年間での各区間ごとの平均ラップを算出すると
【5年平均】
12.20-10.84-11.32-11.54-11.56-11.24-11.16-11.80
平均区間タイム【11.47秒】
平均前半半マイル【45.9秒】
平均後半半マイル【45.7秒】
ご覧の様になっており、流石は4年連続で勝ち時計が「1.31.6秒~1.30.9秒」まで突入しているだけのことはある!
各区間ごとの平均ラップが【11.4秒】と非常に早く、且つ特徴的なのが前半 半マイルと後半 半マイルとの差が殆どない!ということ!
これらの数字から断言できることは、この安田記念というレースは・・・!
【中間の緩みがないスピードの持続力が求められる戦い!】だと言うこと!
具体的な目安で言うと
➡その具体的な目安で言うと、「持続力型で11.3秒~11.5秒」で推移した速い流れでの消耗戦を勝ちきってきた!
そんなタイプが狙い目の中心といえるだろう!
特に安田記念においては、連続開催の終盤で行われうことから、既に馬場コンディションがある程度タフなコンディションになっていることが多いのだが・・・
そこでのハイペースによる持続力勝負となってしまうと、自ずと「タフさが根底にあり、厳しいHペースにも対応できる速力と心肺機能を持っている!」
そんな「タフな馬」が如実に頭角を現しやすいレース!
それが安田記念といえるだろう!
例えばあのレース
➡その証拠として、今回もグランアレグリアが出てくるので、例えばその前走の【G1・ヴィクトリアマイル組】を引き合いに出すと
これは手前味噌で恐縮だが、「尋常じゃないオーバーペースとなった今年の愛知杯で好走した組には要注意!」という推奨理由で
あえて、2000m重賞の愛知杯1着☆マジックキャッスルと、愛知杯2着のランブリングアレーも同時に評価して、購入したのと同じ様に!
速力ベース
➡1400m以下でも見劣らないスピード
体力ベース
➡1800m以上でも通用する心肺機能
このレベルの高い2刀流を持っている馬には注意を払いたい!
パワーバランスに注意せよ!
➡つまり要約すると、スタートから4コーナーまでは、「まずは速い流れに戸惑わず、自分のリズムで追走できる基礎スピードの能力が!」
そして、その高い速度を維持したまま4コーナーを立ち上がると、既に心肺機能的には「息がハァハァ〜!」と上がっている状態でラストスパートへと入るので、
もうそこからは体力勝負!
そんな【前半戦はスピード勝負】【後半戦が体力勝負】
このパワーバランスになった重賞でも既に好走していた馬を中心に選びたい!ということ!
目安として数字で言うなら、前半半マイル通過が46.0秒よりも速いマイル重賞をきっちり勝ちきっていることは必要だろう!!
心肺機能の戦いに!
➡その過去の好走実績や、レースの方向性を指し示すように、この安田記念では、好走する血統の傾向も顕著にでていて、
やはり、スピードと心肺機能の持続力が求められるレースなので、
2020年2着の「アーモンドアイ」
2019年3着の「アーモンドアイ」
2018年1着の「モズアスコット」
2017年1着の「サトノアラジン」
2019年、2018年と2年連続で2着と好走したアエロリットの様に
ストームバード系やヴァイスリージェント系といった
4年連続で3着以内に来ている「米国型ノーザンダンサー系」の粘り腰が強い傾向があるのも特徴だ!
\推奨馬への結論/
➡以上ここまでのテーマを元に、中間の緩みがないスピードの持続力が求められる戦いになる安田記念において、好走するために必要な条件を、今一度まとめるとこの5つになる!
★「持続力型で11.36~11.50秒」で推移した速い流れでの消耗戦を勝ちきってきた、タフさが根底にあり、厳しいHペースにも対応できる速力を持っている!
★1400m以下でも見劣らないスピード「速力」と、1800m以上でも通用する「心肺機能」というレベルの高い2刀流を持っている!
★【前半戦はスピード勝負】【後半戦が体力勝負】このパワーバランスになった重賞でも既に好走している!
★目安としてマイルなら平均前半半マイル通過が【46.0秒】よりも速いマイル重賞をきっちり勝ちきっていること!
★スピードと心肺機能の持続力に強い血統持ち!
以上、この5つを兼ねそ慣れており、高配当の主役として狙ってみたい推奨馬が・・・
\予告の☆穴馬/
☆ケイデンスコール
(6人気・岩田康誠)
【考察】
➡まずハッキリ言って、これ程までに素晴らしい復活を見せてくれた馬が、今までにいただろうか?
確かに、大怪我や長期休み明けを乗り越えて、復活を遂げた馬はこれまでにも沢山見てきた!
ただ、彼のように大きな怪我やアクシデントもなく、俗に言う「早熟系のスランプ」から、自力で這い上がってきて尚且!
そのまま重賞も2勝してしまうほど、見事な復活劇を見たことがない!
良い意味で本当に「舌を巻く」ほど素晴らしい変わり身を見せており、それは如実に馬体のハリや体の形状が大きく変わったところに現れている!
スピード戦での評価
➡まず今回の安田記念へ向けて、彼の持つ「スピード能力」で評価したいレースは、前走の【G2・マイラーズカップ】での優勝だ!
まず、あの時の阪神コースは、当時の考察でもご紹介した様に、尋常じゃない高速馬場となっており、
まずはこの高速馬場への対応力が求められる、ある意味で良いテストレースだった!
そこで注目していただきたいのが、前半 半マイルの通過タイムで!
なんと驚愕の・・・44.5秒を叩き出していたのだ!
驚異的な前半戦!
➡これがどれだけ速いか?というとわかりやすい目安として、例えば、ソダシが勝った桜花賞と比較してみるとわかりやすいだろう!
同じ舞台で、前の週に、同じく1分31秒台を記録していた桜花賞も素晴らしいレコード決着だったが!
ただそんな桜花賞でも、実は前半半マイルは・・・「45.2秒」での通過だったのだ!
いくら速い馬場であったことを考慮しても、桜花賞の「45.2秒」と安田記念の平均ラップ「45.9秒」と比較しても
この44.5秒はいくらなんでも速すぎる!
スピードと体力!
➡ただそんな中でも、追走に苦労する素振りはなく!
直線でもすっと外へと持ち出すと、上がり2位となる33.8秒をちゃんと記録して優勝したあの勝ちっぷりには・・・!
「もう絶好調が止まらない!」
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いな状態の良さし改めて確認できた!
まさしく、「スピード×体力」という高い総合力を示した一戦と言えるだろう!
ただし重要なのは!
➡ただし、【前半戦はスピード勝負】【後半戦が体力勝負】の定義で高く評価したいのは、マイラーズカップではなく!
むしろ今年の【G2・中山記念】での2着の方だ!
実はこの時も、1800mの重賞にも関わらず、前半 半マイルの通過がなんと「46.3秒」
そして、前半1000mの通過タイムも「57.8秒」と、淀みのない超ハイペースとなっていた!
問題はその走り方!
➡そんな速い流れの展開の中を、3コーナーから徐々に加速を付け、逃げた先頭集団を4コーナー出口では既に射程圏内に捉えるという
「超ロングスパート」をやってのけても尚、最後の中山の激坂でも一切脚が鈍ることなく!
上がり最速を叩き出して、レースレコードタイとなる超高速決着の中でのクビ差2着は、
本当に素晴らしい内容だった!
全ては状態の良さが!
➡これも全ては、今の心身ともに充実しているからこそなせる技であり!
これらの直近の実績から、この安田記念で毎年の様に求められる
速力ベース
➡1400m以下でも見劣らないスピード
体力ベース
➡1800m以上でも通用する心肺機能
このレベルの高い2刀流を兼ね備えていることで、「タフさが根底にあり、厳しいHペースにも対応できる速力と心肺機能を持っている!」ことを証明している!
ここが最大のポイント!
ここへ向けての追切メニューでも、一貫して今まで通りの調整メニューを貫いており、
今回の安田記念へ出てくるG1馬たちの多くが、この安田記念よりも1つ手前のレースを春の大目標にしていたという面々が非常に多いので!
そういう意味で、この状態面での「お釣り」のあり・なしの差は、
【このレースを目標に作り込んできた馬】と、【そうでない馬】との差は・・・
最後の最後で露骨に現れるだろう!
なので、馬連に関しては、◎グランアレグリアとの1点目で購入したいとは考えているが
ただ場合によっては、その他の馬券選択においては、この☆ケイデンスコールから流して勝負してみたいとも考えている!
それくらい勝負をしかけるに相応しい1頭として、本日からご紹介させていただく!
【先週5/29-30】結果速報!
【先々週 5/22-23】結果速報!
東京G1で大暴れ!!