▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
スプリンターズステークス 2021 予想
➡それではまず、「今年のスプリンターズステークスを勝つためには、一体何が必要になって来るのか?」
そこでの「ここだけは絶対に押さえなきゃイケナイ!」という、勝負のツボからご紹介しよう!
まず、先に結論から言ってしまえば、今年のスプリンターズSにて、我々が注目したい
「4つのテーマ」というのがコレだ!
1.天気と馬場
2.前半戦でのペース配分&それへの免疫力
3.その2つに伴う決着時計
4.そして最終的にはその流れに対応できる「余力の差」
本日掘り下げたいのは
➡まずその中でも、1つ目のポイントである【1.天気と馬場】については、
より詳しい天気予報と、枠順確定後にお届けする「Part3」のところで、また詳しく掘り下げようと思う!
従って本日の考察でより詳しく深掘りしていきたい、重要なポイントは大きくこの2つ!
2.前半戦でのペース配分&それへの免疫力
4.そして最終的にはその流れに対応できる「余力の差」
明暗を分ける要素
➡特に最後の「余力の差」というキーワードが・・・
実は実は今年のスプリンターズSにおける、最大のポイントで!
最後の最後で勝負の明暗を大きく左右する重要なファクターになるのではないか?と考えている!
それもこれも全ては「あの馬達」が作り出す・・・
【2.前半戦でのペース配分&それへの免疫力】に全ての答えが関わってくるからだ!
1200m戦の性質!
➡まずそもそも論として、直線が短いコースを前半から飛ばしに飛ばし「失速しながらも最後まで粘り込む」という
より一般的なスプリント戦のリズムになりやすい「中山1200m」で争われるスプリンターズSでは・・・!
レース後半にかけて「超ロングスパートからの持久力合戦」 というのリズムな戦いでの構図なだけに!
「楽な馬場なのか?」
「キツイ馬場なのか?」
まずはこの馬場コンディションの違いが、レースに大きく関わってくるのと同時に!
「楽な前半なのか?」
「キツイ前半なのか?」
この前半戦でのペース配分も、レースの質を決定づけるだけでなく!
「疲れてからのレース後半」に大きく影響を及ぼすのは、火を見るよりも明らかだろう!
Hペースを作る個性
➡事実、昨年のスプリンターズSでも、「あの2頭」が意地の張り合いで無茶なHペースを演出してしまった訳だが・・・
その2頭は今年も参戦するのに加えて!
今年は昨年よりも遥かに先行脚質なキャラクターが多く揃っただけじゃなく!
1人気想定のレシステンシアがルメール騎手と共に、
そんな逃げ先行馬たちを「1番近い場所から」睨みを利かしている時点で
馬場状態の有無に関わらず、レースその物の「リズム」としては…
数字以上のHペースなリズムで突っ込んで行く
であろうことはほぼ間違いないだろう!
後半でリズムが変わる
➡ただそうなると、ゴール前に激坂が待ち構える中山1200mという舞台設定では…
それこそ、坂の頂上から落っこちて行ったジェットコースターも…
落下し終えてからの上り坂では
自然とスピードが失速してしまうのと同じで!
嫌が応にも、強制的にレース後半ではペースが落ちてしまうので!
11.8➡10.4➡11.0➡11.2➡11.4➡12.0
やはり直近5年間で開催されたスプリンターズSでのラップ傾向から振り返っても、
基本的に最後のゴールまでは、極端にペースが「失速戦」へと切り替わっているのがよくわかる!
2つ一緒に経験済み!
➡故に、今年のスプリンターズSで好走するためには、「序盤戦でのHペース」と「後半は失速戦」という、
どちらか単品での好走歴ではなく!
1つのレースの中で「序盤戦でのHペースからの後半は失速戦」という、
この2つのペース配分が混在した重賞レースでしっかりと結果を残せている馬でないと
本当の意味で「適性がある」とは言えない!
だからこその!
➡だからこそのキーワード【2.前半戦でのペース配分&それへの免疫力】とは、そう言う意味なのだ!
故に、より直球の表現をするならば!
過去のG1や重賞レースで「モズスーパーフレアと共に走ったレースで好走歴がある」と言う実績がないと
恐らく今回のG1スプリンターズSで
「ラップへの免疫力」があるとは
言えないだろう!
そして最後に重要なのが
➡そして、モズスーパーフレアが作り出すペースだからこそ、前半から厳しいHペースで追走した上で、
レース後半戦は失速戦の中での我慢比べと言う構図に、どうしても強制的になってしまうからこそ・・・!
その最後の最後で勝負の明暗を引き寄せるのは・・・
今持っている余力の差でしかない!
特にスプリント戦では
➡特に1200m戦と言うのは、そのレースのリズムの性質上、他の2000mや2400mなどの中距離路線とは異なり!
レースの中で楽をさせる「間」を作ってあげられないので!
例え前哨戦であろうとも、毎戦毎戦、どうしても全力を出し切ってしまうので・・・
当然のことながら、その疲弊は大きくなるからこそ!
連続して好走すると言うのは身体的にも厳しい!
故に、他のどの路線よりも「現時点で持っている余力の差」と言うのは、非常に大切になって来る!
あの2頭が残してくれた!
➡それこそ、同じサマースプリントシリーズと言っても、3月4月5月7月8月と、ほぼ毎月の様に重賞を使って来た中で
「日本レコードのCBC賞」と「超泥んこ馬場の北九州記念」を更に連続して使い込んでしまった【ヨカヨカ】が引退してしまったり・・・
同じ様に「函館SS」と「セントウルS」と、こちらも短期間の間に北海道遠征も含む2本のスプリント重賞を使い込んでしまった【カレンモエ】も、
捻挫でスプリンターズSを回避
やはり、一戦毎についつい全力を出し切ってしまう「スプリンター」と言う生き物には
「現時点での余力の差」が、如実に現れていると言う事を、彼女たちが残してくれたヒントからも垣間見ることができるだろう!
ファンだったからこそ、彼女たちが残してくれたヒントは最大限に活かしていきたい!
例えば昨年も!
➡事実、昨年のスプリンターズSにしても!
1着:休み明け1戦目
2着:休み明け2戦目
3着:休み明け3戦目
4着:休み明け2戦目
ゴール前まで接近を繰り広げたこの上位4頭は、少ないレース本数の中で結果を出していたのがよくわかる!
特に大穴で3着に飛び込んできた「アウィルアウェイ」にしても、叩き3戦目でのローテではあったが、
前々走では力を出し切れず大きく負けていたので!
そういった意味でも全部を全部、常に全力を出しきり好走してしまっていた面々よりも、「まだ余力が残っていた」のが、この好走にも繋がっていたように思える!
\推奨馬への結論/
1.天気と馬場
2.前半戦でのペース配分&それへの免疫力
3.その2つに伴う決着時計
4.そして最終的にはその流れに対応できる「余力の差」
➡以上ここまでの観点から【1.天気と馬場】と【3.それに伴う決着時計】については未だ保留としつつも!
ただ何れにしても、金曜日に台風の直撃を食らった馬場が、突如として超高速馬場になる事は考え辛いので・・・!
予め「底力勝負に強い馬」と言う設定の元!
【2.前半戦でのペース配分&それへの免疫力】
【4.そして最終的にはその流れに対応できる「余力の差」】
この2つの項目を、既に高い次元でクリアしている「1頭」を、本日は推奨馬としてお届けしたい!
その、リベンジを託した「運命の1頭」が、
この馬だ!
\予告の推奨馬/
☆クリノガウディー
(6人気・岩田康誠)
【考察】
➡️さぁ、いざ人馬共々「リベンジャーズ」となりて!
前走の悔しい3着の敗戦をここで晴らそう!
既に、前走の【G2・セントウルステークス】の頃から予想をご覧になっているファンの皆様であればご存知かと思うが
実は前走の時点から「◎本命」とさせていただき3着には頑張って好走はしてくれたのだが・・・!
やはり悔しい結果となってしまった・・・!
しかし、あの攻めの予想には決して後悔はしていない!
だからこそ前回で諦めるのではなく!今回のスプリンターズSにおいても、2戦連続で推奨させていただく!
実のところ、彼の場合には前走だけでなく。既に3走前からずっと本命にし続けているのだが、やはり今年のクリノガウディー で最も評価したいのが、
その余裕を持ったローテーション!
全く違うローテ!
➡そのローテーションによる「余力残し」と言う観点で言えば!
昨年とは大きく異なり!今年はまだこれが「休み明け2戦目」と言うのは非常に大きい!
実は昨年のスプリンターズSでも既に、あのメンバーの中で5着に入る力は示していたのだが・・・!
もう昨年のローテーションはあまりにトンチンカンで・・・
【7月】CBC賞 12着
【8月】関屋記念 18着
【9月】セントウルS 7着
もうこのローテと間隔が指し示す通り、明らかに高松宮記念での降着をキッカケに…
「もうどこを使って良いのか?」が定まっておらず、完全に堂々巡りな流れに入ってしまっていたのがよくわかる!
そんな中でも奮闘!
➡それでも、7月から毎月コンスタントに使われ続け、いわゆる「使い減り」な状態で
休み明けから4戦目での参戦となった昨年のスプリンターズSでも
意地で5着にまでには持ってきた!
化け物だったグランアレグリアを除けば、2着ダノンスマッシュからはわずか0.4秒差だったのだから
そこまでの歩みを考えれば、これは優秀と言えるだろう!
連続で好走可能に!
➡それが今年の場合は、早々と狙いを1200m戦に目標を定めると、待望のキャリア2勝目から怒涛の2連勝!
しかも1400m戦ではレコードまだ叩き出してのオマケ付き!
今週の馬体を見てもわかる通り、明らかにここへ来て馬体がグングン⤴︎⤴︎⤴︎良くなっているのがよくわかる!
それが以前までだったら、連続して好走することがなかったこの馬が
この直近3戦では連続して、高いパフォーマンスを維持できている要因と言えるだろう!
〇〇にも変化が!
➡それは如実にレースの戦い方にも現れており!
以前までだったら道中の位置取りも、前に行ったかと思えば、次は最後方からと・・・
どうにも位置取りが安定しなかったが!
それが今となっては、3戦連続で「4番手〜6番手以内」まででしっかりと組み立てられており!
そこからの競馬が完全に「自分の定位置」になっているのが、この安定した成績に直結しているのだろう!
あの2つのG1でも
➡思い返せば【G1・朝日杯FS】でグランアレグリアに勝った時も!
昨年の【G1・高松宮記念】でも1着入線から惜しい4着に終わってしまった時も、実は道中での運びは全て!
「4番手前後」の早目な競馬で
G1でも好走できていたので!
やはり「スクリーンヒーロー産駒」である彼もまた、前半から前に飛びついて、そこからの辛抱強さで後半も粘り込むと言う
この「Hペースの中を底力で粘り込む」
と言うリズムが、本当にツボに来るのだろう!
あのHペースへの免疫力
➡そしてその個性は今回、まだまだこのG1の舞台で「モズスーパーフレアのHペース」を・・・!
実際に体験した事が無い面々ばかりが上位人気に支持されている今年のメンバー構成では
非常に大きな武器となり得る
「免疫力」になってくるだろう!
しかも「前に行きたい面々」と「追込みに賭けたい面々」との・・・
「間に生まれる道中でのスピードの差」が激しいパワーバランスになった今年のメンバー構成の場合には!
恐らく最も邪魔されることなく、普段通りに自分の競馬を専念することができる
「定位置」を勝ち取ることができるだろう!
去年のあの馬の様に!
➡言ってしまえ彼こそが、去年の「ダノンスマッシュ」のポジションを勝ち取れる馬だと思っている!
確かに、去年のスプリンターズSで言うと「グランアレグリアの後方一気」ばかりが、取り上げられてしまうと思うが・・・
実は本当の意味でスポットライトを当てなければならないのは、ダノンスマッシュのレース運びで!
あれだけタフな馬場コンディションの中での、無謀とも言える超Hペースを…
早め4番手からしっかり追い掛けての「あの2着」は、本当に素晴らしい内容だったと思う!
勝ったグランアレグリア の能力ももちろん素晴らしいが、
「このスプリンターズSでやらなきゃいけないレース運び」と言う視点に基づけば!
あのダノンスマッシュのレース運びができる「先行脚質」と「そこからの粘り腰」を持っているキャラクターの馬を積極的に狙って行きたい!
その視点に基づけば、やはりここ3戦連続で「自分の新たな定位置」が確立された彼を注目馬の1頭として推奨させていただき!
今年のスプリンターズSはトコトンまで勝負したいと考えている!