皐月賞 2022【予想】えっ？！ウソでしょ？！ドウデュース VS イクイノックス VS ダノンベルーガ VS キラーアビリティ！４強対決に下した「まさかの決断」とは？

＜目次＞

◆イキナリ結論を公開！

◆４強対決で決定的な違い！

◆危険な人気馬とレイアウト

＼夢を託した覚悟の１頭／

◎ドウデュース

(１人気・武豊)

【考察】

➡さて、あえてもう本日は、イキナリ冒頭から本命馬の発表からスタートさせていただくが！

それだけ、もう既に腹が決まっているレースだと受け取っていただけたらと思う。

そして正直に言うと、彼を本命にすることは・・・！

既に先月の３月に行われた【G2・弥生賞】にエントリーしてきた時点で

「皐月賞は、この仔と戦おう！」
と既に腹は決まっていた！

決定的に違うローテ

➡なぜなら、この皐月賞と言うレースを勝つために重要なのは、

「能力」＜「戦える体になっている事」

こちらの方が重要なレースだからである！

逆に言えば！人気の盲点となっている「穴馬」でも・・・！

戦える体にさえ仕上がっていれば、状態が85%までしかない人気馬を・・・

食えてしまうレースだということだ！

それを今からご説明させていただこう！

 

皐月賞の大きな特徴

➡その大前提として、まずこの皐月賞と言うレースの最大の特徴は

中山2000m重賞の中で最も前半1000mが速くなりやすい！と言うことだ！

ご覧の通り、この皐月賞だけが唯一無二、極端な前傾ラップになっている事がよくわかると思う。

 

戦える呼吸であるか？

➡と言う事は、それだけスタート直後から「殴り合い」の様な状態で！

既に序盤から息つく間もない、非常に激しい攻防戦になりやすいペース配分になりやすいと言う事なので！

だからこそ、この皐月賞で重要なのは、現状で持っている「能力」よりも！

まずはこの乱ペースの中でも「息を乱さずに」能力を全て出し切れる

「出し切れる体になっていること」の方が重要な訳だ！

 

温まっていた体で

➡その重要性が「１番露骨に現れた年」だったのが・・・！

レコード決着の中で【アルアイン】が優勝した2017年の皐月賞だろう！

あの時、９人気ながら優勝した「アルアイン」の場合には・・・！

既に前年の【10月29日】の新馬戦から
10月➡12月➡１月➡３月➡４月皐月賞

と、ご覧の通り休養を一切挟まない５戦連続での出走で！

既に体が温まりきっていたからこそ！

あのスーパーレコードが記録された超Hペースにも対応できたのだ！

 

２桁人気の大穴も！

➡同じように、その年の皐月賞で、12人気という２桁人気の超人気薄ながら３着に爆走した

「ダンビュライト」も、その前の年の

10月➡12月➡２月➡３月➡４月皐月賞

と、コンスタントに使われ続け！

 

皮肉にも同じ漢字

➡ましてや彼の場合には・・・

【きさらぎ賞】➡【弥生賞】➡【G1皐月賞】と・・・

地元関西圏での「きさらぎ賞」で賞金を取り溢した分を

関東遠征のトライアルで補ってから、また関東圏の皐月賞へと駒を進めて来ていたのに

それでもあのレコード決着の中で３着にきたのだから

【温存しておく】事よりも、【温まっている】事の方が重要であることが伺える！

 

一切に口にしなかった

➡つまり、ここまでのテーマで何を言いたいのか？と言うと！

皐月賞と言うレースは・・・

「ダービー」と言う単語を
一切口にしてこなかったチームが勝つレース

と言うのが、我々の考え方であり！

ダービーを意識した余裕ある体づくりでは「最も速い馬が勝つ」と言われるほどのスピードレースになりやすい皐月賞にて・・・！

体と呼吸がついて行けない！

 

４強の中で唯一

➡その視点に立った時に、今年の場合にも、

あからさまに「ダービーを意識した」ローテで参戦してくる有力馬が多い中で！

G1馬で賞金も十二分に持っている「関西馬」なのにも関わらず！

ご丁寧に「関東の前哨戦」を一回使って、入念にこの皐月賞へ向けて体をほぐしていた馬が１頭だけ存在した！

それがこの◎ドウデュースだ！

 

経緯が興味深い！

➡そもそも彼の場合には、デビュー戦でイキナリ日本屈指のスタミナコースである！

小倉競馬場を上がり最速で優勝し！

第２戦では、正反対の直線の長い東京競馬場にて！

今度は溜めて溜めてヨーイドン！と言う瞬間的なスピードの爆発力が問われたアイビーSでも優勝したので

彼ほどの器用さと体力があれば【G1・ホープフルS】の方を選んでも不思議ではなかった。

 

G1コンプリートへ

➡なぜなら【G1完全制覇】への大偉業が掛っている武豊騎手の場合には・・・

未だホープフルSも、朝日杯FSも、
どっちも勝ったことがないので！

どっちも選べる立場だったのなら、「ダービー」を最大目標にするなら！

ホープフルSを使って、皐月賞への直行を選択するのかな？

なんと選んだのは、距離が短いと思った朝日杯FS！

 

そこで腹は決まった

➡もちろんこれには「２歳の時期に２回連続の長距離輸送を避けよう」との考えもあった事は確かだろう。

ただこの時で既に「体が完成するまでは、距離に見切りをつけたのかな？」と判断することができた！

となると、体が100%完成する前に迎えてしまうクラシックで最もチャンスがありそうなのは・・・

クラシック競争の中で最も距離が短い
【2000mの皐月賞】になるわけだから！

そこへ目指して、どんなローテを組んでくるか？に注目していたら…

案の定「弥生賞」を使うことを選んできた！

 

◆秋のローテにも納得◆

➡だからこそ、ひと夏を超えて体が一気に成長した後で迎える秋のG1でも

クラシックの中で「最も距離が長い」
3000mの菊花賞へ向かうのではなく！

2400mの凱旋門賞に秋の最大目標を設置したのも納得できる。

 

先週のG1と同様に

➡これは先週の【G1・桜花賞】にて「ウォーターナビレラ」を買える人気馬として推奨した時の考察でも触れた事だが！

今年は、牝馬路線だけじゃなく牡馬クラシックも近年稀に見る大混戦なので！

本当に予定通りのローテーションで、
皐月賞へと駒を進めてきたのは誰なんだ？

なるだけキャリアの早い段階で権利を物にしていた有力馬が、その「与えられた猶予」をどう使うか？

どういう意図を持って「余裕あるローテ」という【切り札】を使って来たのか？

と言う視点に立って今年のメンバーを見たときに・・・！

 

特権を持ちながら！

➡単なる重賞ウィナーではなく！

「G1馬」と言う、絶対的な賞金面でのアドバンテージを持っていながら

「ダービーへ向けて、レースを使わずにゆっくりと休ませられる」と言う最高の特権（アドバンテージ）があったのにも関わらず・・・

わざわざ、ご丁寧に前哨戦を使ってきた時点で！

まずは一冠目の皐月賞を死に物狂いで取りに来ているのが伝わってくる！

 

流石は武豊騎手

➡しかも、その弥生賞での【走らせ方】が・・・

さすがは「天才・武豊！」としか言いようがない絶妙な内容で！

1600m→2000mへのギア比（走るテンポ）を

しっかりとアジャストさせてあげるテーマを持って走らせていた事が非常によくわかる！

 

枠順の並びも考えたら

➡特に目を見張る内容だったがのが、最大の勝負どころだった、３コーナーへの進入時点で・・・

外から「ロジハービン」が、体当たりしながら捲って動いて来たところで

微動だにせず「しっかりとやり過ごせたこと」が本当に素晴らしかった！

あそこでイライラせず、しっかりと気持ちをコントロールして、ジョッキーの指示に従い

折り合いを重視してコーナーへ入れたと言う「鉄壁の折り合い」を見せてくれたことは、

逃げ馬が外枠へ入った事で更なる乱戦を極めるであろう本番へ向けて、非常に大きな収穫だったと考えている！

 

決定的な違いが！

➡また彼の場合には、今年の４強対決の中で

唯一無二、決定的な違いを持っている！

それが…！

1600mG1の激流を
フルゲートの中で経験している！

 

最も速い馬が勝つ

➡先にもご紹介したようにこのレースは・・・！

前半1000mで60秒を切るＨペースになる年がほとんどだからこそ！

これまでのキャリアでも、未だ少頭数の競馬で前半1000mを61秒 or 62秒ぐらいまでの

ゆったりとした流れしか経験していない馬の場合には・・・

G1のフルゲート戦に成るだけでも厳しいのに、それがHペースになってしまうと

隊列に食らいついて行くだけでも至難の技になってしまう！

 

あの年の様に！

➡事実、レコード決着となった2017年の皐月賞では・・・！

しかも、ペルシアンナイトの場合には直前でマイル重賞を勝っていたりと！

マイル重賞にも通ずるような、
道中からの速いレース展開への追走力と！

それを最後まで繰り返せるだけの【馬力とスピードの持続力】が

同時に問われるレースなのが、この皐月賞というレースなので！

マイルG1馬である彼の実績は、
ここでは最大の武器になる！

 

時代をあざ笑え！

➡皮肉なもので・・・

近代の「ダービーを意識しすぎたローテーション」を嘲笑うかのように！

あえて古風なローテーション
を歩んできたドウデュースが

クラシック一冠目はいただく！