＜目次＞

◆イキナリ◎本命を公開！

◆あの人気馬に黄色信号？

◆一撃を期待する超大穴とは？！

＼予告の◎本命／

紅の閃光、ココにあり!

◎ルージュエヴァイユ

(３人気・戸崎圭太)

【考察】

まずこのレースに関しては、冒頭から先に結論から述べさせていただく！そして、１頭１頭の結論の中で、この愛知杯を攻略するために必要な勝負の重要なポイントを述べさせていただきたいと思う！

では、そんな中で！彼女を勝負の◎本命に抜擢した理由は何だったのか？それは・・・【今年の愛知杯は持久戦になる】というのが、今年の愛知杯における最大の結論だ！

なので、分かりやすく例えるなら！昨年の愛知杯よりも、マジックキャッスルが優勝した「２年前」の愛知杯に近い種類のレース質になるだろうというのが私の結論だ！

その理由が【馬場】+【ハンデ】+【メンバー構成】によるバランスにある！

 

牝馬にとって過酷な舞台

➡そもそも、マイル戦を主軸に「スピード性能」をメインに育成＆トレーニングをされる事の方が多い牝馬にとって！中京2000ｍという舞台設定其の物が、既に守備範囲の外であり！いつも以上に体力面には負荷の掛かるコースレイアウトなだけに！まずはコースに勝てるだけの体力が前提として必要になって来る！

その上で今年の場合には、既に先週の段階からかなりタフな路面状況になりつつあり！上がり３ハロンでは【34.5秒～35.8秒】までの、かなり持久力が必要なスピードレンジにまで下がってきており！

加えてこの愛知杯に関しても、今年から導入された【ハンデ増量】の新ルールも適応されてしまっているので！「コースレイアウト」+「足元の馬場」+「斤量の増加」これらの要素が３つも重なってしまう今年の愛知杯は・・・恐らく途轍もない持久戦になるだろうと予想している！（雨でも降ったらもっと過酷に…）

 

人気馬と隊列の構図

➡加えて今年のメンバー構成では【１人気アートハウス】＆【２人気マリアエレーナ】が、共に最前列付近でレースを引っ張るという隊列になる事が濃厚なので！そうなると、そうした人気馬たちを早めに潰しにかかろうと、どの馬も終盤は早めに仕掛けて行く事が考えられるので！

後半戦は実力 VS 実力のシンプルな構図の戦いになる事が考えられ！余計に、消耗戦に拍車がかかり持久力が問われる直線勝負となるだろう！

だからこそ、今年の愛知杯では「マジックキャッスル」が優勝した年の愛知杯と同じように！こうした持久力の問われる直線勝負でスピードを上げて行ける個性や才能、そして実績を持っている馬を素直に評価したいと考えた！

そこで真っ先に目が行ったのが、この◎ルージュエヴァイユという訳だ！

 

凱旋門賞馬のDNA

➡流石は、凱旋門賞を優勝した「デインドリーム」のDNAを持っているだけの事はあり！デビューして以来、全てのレースで上がり最速～２位までの驚異的な末脚を連発し！東京の32秒台決着から、タフな中山の35秒台決着でも上がり最速をマークするなど！

どんなコース、どんな距離、どんな種目のレースでも、幅広いスピードレンジの中でも毎回しっかりと対応し！常に速いラストスパートを堅実に記録できる【強心臓】を持っていることと【スタミナの守備範囲の広さ】が、今回のレースでは切り札になる！

今の中京では、最後の直線で【最後まで失速しない連続的な馬力性能】と【スタミナ】が必要なので！東京での32秒台もさることながら、あの急坂がある中山と、2400ｍの長丁場であるオークスでも記録した「息の長い末脚」は本当に心強い味方だ！

実際問題、この舞台で活躍した牝馬は、その後で「阪神」や「中山」などの、急坂コースで行われた重賞レースでも馬券圏内に好走するパターンが非常に多く！【中京】とは本当に上手く言ったもので！覚えやすく例えると、中山に精通する「馬力」と、東京の長い直線で必要な「長いラストスパート」の両方が必要になる競馬場なのが、この【中京】競馬場なので！その両方で高いパフォーマンスを発揮している彼女の【馬力】と【長い末脚の破壊力】は、本当にここでは魅力的だ！

 

Q.状態面はどうなのか？

➡残す問題は、動ける体に仕上がっているのか？という部分に尽きると思うが、同じく休み明け初戦で迎えた【２走前】の、山中湖特別を優勝した際に記録した１週前追い切りと比較しても・・・！

共に、馬なりながら【終い11秒台】という素晴らしい時計を記録しており！今回の１週前追い切りの方が全体時計としても全然速く！むしろ【82.6秒】は自己BESTタイの時計であり、上がり４Fの【52.4秒】は正真正銘の自己BEST！

冬毛の出やすい牝馬にとって、１番調整が難しいこの寒い時期に【自己ベスト】を更新して来るくらいなのだから！絶好調であることは間違いないだろう！

この様に、この舞台で戦えるだけの強心臓を持ちつつ、既に動ける体に仕上がっているのであれば！未だ、コンディションが整っていない人気馬たちをねじ伏せるパフォーマンスを期待したいと思う！