マイルチャンピオンシップ 2023【予想】先週のエリ女に続け！打倒シュネルマイスター＆セリフォスを掲げる！絶対に買いたい穴馬１頭とは？東京スポーツ杯２歳Sの本命も公開！

一発に警戒したい穴馬！

地下に漂うマグマの様に！
溜めたエネルギーが
真っ赤に燃えて炸裂する！

注レッドモンレーヴ

（６人気・横山和生）

➡まずはじめに、彼に関しては・・・！前走の【G2・富士ステークス】での内容に驚いた。というのも、前走の富士Sでは明らかに調教本数が減っていたからである！

例えば、中８週と程よく間隔の詰まっていた「ダービー卿CT」の時でさえ、追い切り本数は「13本」もこなしていたのに対して・・・！６月の安田記念からの休み明け初戦だった前走の富士Sでは、中19週とかなり間隔が空いての出走にも関わらず、追い切り僅か「８本」のみ！

⚠あからさまに叩き台の印象を匂わせる追い切り本数の少なさだったのが良く分かる！

実際、その追い切り本数の少なさもあってか、前走の最終追い切りでは「強め」に追われるシーンがありながら【終い12秒台】と、明らかに調教の段階から動けていない印象があった。

逆算された作り方

➡恐らく、春にG2を勝った事で賞金に余裕ができた関係から、マイルCSへ向けては予選の段階からは目一杯に仕上げる必要がなかったことが、あのトレーニング本数の少なさに現れていたのだろう。

しかし、終わってみれば素晴らしいパフォーマンスで！春の段階では「直線の長い1600ｍだと距離が長すぎるのでは？」と囁かれていた中で２着好走は、シンプルに自力の高さを証明したと言える。しかも、あの調教本数の少なさで、東京のマイルを【1:31.6秒】で走れていたのだから、これは本当に「脱帽」の一言だった！

特に彼の場合は勝ち馬の「ナミュール」とは異なり！既に本番のG1と同じ【58キロ】のトップハンデを背負った状態で、上がり最速まで記録してこの時計で好走しているわけだから！

如何に多くの上積みを残しているかが？目に見えてわかるだろう。

肉弾戦になるなら！

➡加えて、ナミュールの場合は「休み明けが１番強い」というキャラクターなだけに！そんな１番強い時のナミュールに0.2秒差にまで詰め寄った彼の能力は、このメンバーに入っても十二分に通用する存在であると思っている。

というのも、非常にシンプルな見解で申し訳ないのだが！やっぱり、1600ｍという距離を【１分31秒台】で走れていることは非常に高く評価したい。やはり、1600ｍというのは、持ち時計の争いになりやすく「数字に出てしまう能力」の部分でゴマカシが通用しない戦いなので！そこでしっかりとした数字の面でバックグラウンドを持っていることは非常に高いポイントになる。

分かりやすく我々人間で例えたら、オリンピックの100ｍ走で金メダルを狙いたいなら【９秒台】は楽に出せる実力を持っていないと、優勝争いに食い込めないのと同じ理屈である。

そして、そのオリンピックの100ｍ走に連想される様に「時計勝負での肉弾戦」となれば、重要になって来るのは【豊富な馬格】と【研ぎ澄まされた強靭なフィジカル】この２つが大きなキーワードになってくる！

先週の勝ち馬と同様に

➡その重要性については、既に公開したPart１特集の中でも、本命第一候補の存在と共に解説済みなのだが！いずれにせよ、500キロを超える豊富な筋肉量を持っている事は、この舞台では武器になると考えており！

しかも彼の場合、そのフィジカルはディープインパクト産駒の様な「サンデー系らしいスピードのすがるさ」をメインに扱うフィジカルではなく。

【父キングマンボ系】の馬力からスピードを生み出すロードカナロア産駒なので・・・！同じロードカナロア産駒で先週のエリザベス女王杯を優勝した【◎ブレイディヴェーグ】と同様に・・・！

今の京都の様な「地面を捉えて蹴り上げる力が必要な馬場」というのにも相性は良いだろうと考えている！

以上の内容から、前走の段階からマイルCSでの好走を密かに「匂わせ」ていた注レッドモンレーヴを、相手では絶対に入れておきたい穴馬として！早々に推奨させていただく！

単勝＆馬連の軸で勝負！

偉大な兄に続け！
土曜日から美酒に
酔いしれろ！

◎シャンパンマーク

（２人気・戸崎圭太）

➡まず始めに、手前味噌で非常に恐縮だが・・・！今年の【G1・NHKマイルカップ】を９人気で優勝した彼のお兄さんである「シャンパンカラー」を特集していた者としては、弟にも非常に高い期待を持っている。

というのも、新馬戦の時から注目して走りを見ていたのだが！その時に記録した数字の内容が非常に印象的で・・・！いくら前半がスローだったとは言え後半のラップが【13.2 – 12.7 – 11.7 – 11.0 – 11.0】この急激なラストスパートの中を！馬なりのまま11.0秒を２発連発で記録して快勝しているのだから本当に凄い！

しかも、スローからの上がり勝負というのは、全員にとって余力が残った状態で直線を迎えているので、基本的には着差を着けて勝つのが難しいとされている。

にも関わらず、これだけの上がり勝負の中を、鞭１発だけで上がり最速を楽々と記録して、後続も２馬身も千切って見せたのだから、本当に素晴らしいパフォーマンスだった！

まだまだ余力十分

➡特にこの日の東京は、強風の影響で開催日全体を通して、最後の直線では時計が掛かる傾向があったので、その中でこのタイムを記録していたのだから、本当に素晴らしい！元々、２歳戦〜３歳春までの若い時期というのは、それまでの数少ない実戦の中で記録してきた「後半数値」などの数字に現れる能力の部分を大事にチェックする様に心がけているが・・・！

そうした数字の面だけじゃなく、走りの仕草などもレース映像で改めてよく見返してみると・・・！直線で先頭に立ってからはずっと耳を立てて走っており、車で言うならアクセルとブレーキを同時に踏んでいる様な状態で走っていたので（汗）まだまだ余力を残しているという感じだった。それで11秒フラットのラップを上がり最速で勝ちきっているのだから、能力の高さは非常にレベルの高い内容だったと回顧している。

何より、新馬戦を「1600ｍ」などではなく！「2000ｍ」と言う距離で降ろしているところに、この馬に対する素質と期待値の高さを感じる！

ご存じの通りこのレースは、イクイノックス、コントレイル、ワグネリアンなどを筆頭に！後に2000ｍ以上の中距離路線で名をはせる天才を発掘するレースでもあるので！そこへ向けてのデビュー戦で、2000ｍをイキナリ快勝している点を高く評価したい！

実際問題、イクイノックス、コントレイル、ワグネリアンも、デビュー戦は全員1800ｍ～2000ｍと言う、新馬戦にしては長い距離のジャンルでデビューしていた様に！初めから長い距離を熟せる下地を持っている事は大きなアドバンテージになると考えている！

あの馬は危険？！

➡その点でいうと、今回の１人気想定になっている【シュトラウス】の場合には！新馬戦を1600ｍで降ろしており！ここまでの２戦とも、全て1600ｍ戦だけの経験値しかなく！しかも1600ｍでも掛かり癖が強く、制御が難しいタイプなので・・・！そんな荒っぽい気性面のままで1800ｍへの距離延長というのは、あまり好感が持てない。確かに、最終追い切りで記録してきた【坂路50.9秒】という１番時計は本当に素晴らしい。ましてや、改修工事が終わった美浦の坂路は傾斜がきつくなっているので、そこを２歳馬で50秒台を記録できるのは本当に能力が高いことを証明している。

ただ、この時計を出せるという事は・・・！彼の”真の正体”は【スプリンター】なんじゃないか？それこそ、2000ｍG1のホープフルSで２着に好走しておきながら、後には「G1・スプリンターズS」を優勝した【ジャンダルム】と非常に似ている個性を感じている！また、馬体の構造や、走りのストライドからは【マッドクール】に近いものも感じているので！彼は将来的に、1200ｍでG1を勝つスプリンターになるのでは？と感じている。

だとすれば、この50秒台の時計の出し方にも納得で、尚且つこうしたスピードを記録できる馬の場合は！スタート～ゴールまでずっとアクセル全開で踏みっぱなしのリズムで走らせた方がエンジンの良さが出てきやすいので！途中でブレーキを踏んで溜を作る必要がある1800ｍ前後の中距離戦線では、走りのリズムが合わないような気がしている。加えてこの中間は放牧先での熱発が影響して、厩舎へ戻すスケジュールが遅れたとの報道も入っているので・・・！コンディションにも一抹の不安が残る中で１人気ならば！

⚠︎ここは少頭数の中で２人気の馬に本命の印をうってしまった事もあるので！ここは「モレイラ騎手に上手く乗られてしまったら諦める」というスタンスの元！彼は１円も買わないで、真っ向勝負させていただく！