全ての券種で軸を任す！

得意なローテで今度こそ
完全燃焼で大勝利を！！

◎ヒップホップソウル

（４人気・北村宏司）

➡正直に言うと、狙い通りにこの土曜日の中山牝馬ステークスで結果を出せた場合には、日曜日の重賞は勝負レースにしないかも知れない。それくらいに、まずはこの一戦で勝ち逃げを決めたいと思っているし、彼女と共にならそれを成し遂げられる手応えを強く感じている。

というのも、私は彼女の「買い時ポイント」を熟知しているからだ！それが【中10週以上の休み明け初戦が１番走る】という非常に分かりやすい特徴だ！それは、彼女のここまでの戦歴を振り返れば、笑ってしまうくらいに一目瞭然で・・・（苦笑）

ご覧の通り、物の見事に成績が両極端なものとなっており！彼女が、これまで馬券に絡む好走を見せた時は、常に中10週以上の休み明け初戦で参戦した時にのみ功績が集中しており！逆に、中９週未満の叩き２戦目以降では全て着外に沈むという、本当に買い時が分かりやすい成績を残している。

一戦毎に出し切るタイプ

➡つまり彼女の馬キャラと言うのは【連続では使えない一球入魂型】ということがよくわかると思う！そんな彼女の特徴を分かっていたからこそ、私はこの中間の動きに大注目していたのだが・・・！

今回は既に１週前追い切りの時点で【馬なりで80秒台＆51秒台】を記録して、そのまま終いも36秒台と11.4秒という速い時計を記録してくるなど！前走のターコイズSへ挑む前と比較していただければ、その違いは一目瞭然だった！

その前走時の時には、紫苑S➡秋華賞➡ターコイズSと、休み明けからの連続参戦で既に余力が怪しかったからこそ、遅い時計での追い切りばかりがメインとなってしまっていたが！

今回は【中11週】と大きく間隔を開けて挑む2024年の始動戦なので！私は彼女が出て来るレースをずっと待っていた！だからこそ、馬連だけじゃなく！単勝でも狙いたいと思っているのである！

枠順と馬場への適性について

➡後は心配していた【枠順の並び】と【馬場コンディション】についてだが・・・！まずは極端に狭い枠順に成らなかったことに安堵している。やはり、馬群を捌けるような器用なタイプではないので。スムーズなレース運びを進行できそうな「中枠～外枠」を希望していたので、この枠順は願ったり叶ったり。

また、現状の中山のAコースは２週連続で道悪での開催が続いてしまった結果、かなり馬場が掘れて来ているので・・・！先週の日曜日も、馬場の内側を避けながら、コースの中央からの外側をなるだけ狙って走るジョッキーが多かった。

加えて、今週の中山競馬場は、また週中と金曜日に雨を観測した結果・・・！既に金曜日時点で発表されている馬場情報でも、かなり水分を含んだ馬場コンディションにまたなってしまっている事が発表されているので・・・（汗）

恐らく今週も、芝生の塊がボコボコで剥がれて、土も中を舞うような、柔らかい地面の上でレースは行われる可能性が非常に高いので・・・！余計に馬場の掘れ具合が進んでいる内側を避けられる枠順に入ったことは良かったと思っている。

昨年の経験が活きてくる

➡そうなれば、同条件で行われた昨年の【G3フラワーカップ】での功績や、稍重の中のHペースを早め先頭から押し切りを狙った【G3紫苑ステークス】での功績が効いてくるだろう！

特にフラワーカップの時は、かなり走り難い馬場コンディションだったが・・・！そんな路面状況下の中を上がり２位のラストスパートを使って、馬場の外から力強く追い込んで２着に食い込んだコース実績もあるように！

ぬかるんだ馬場で、最後には急坂を登る登坂力も求められると、牝馬にとってはかなり辛い馬力勝負になることが想定できるので！そういった意味でも、既にそうした類似したタフな環境下の中で、中山の急坂を物ともしなかったパワーを証明していることは非常に心強い実績になるだろう。

ただ・・・！やはりごちゃつきやすい中山で！しかもそれが道悪の上でのハンデ戦ともなれば、アッと驚く大波乱が起こっても何ら不思議ではないので！ここは果敢に爆穴の単勝もセットで狙っていきたいと考えている！そこで指名したい【高配当の単勝】を任せる１頭が、この馬だっ！

高配当の単勝＆相手１点目！

これぞ！
言われなきゃ買えない
単勝万馬券の秘密兵器！

注ファンタジア

（14人気・原優介）

➡まず結論から言うと、この馬は2020年の中山牝馬Sで単勝14人気ながら２着に爆走して大穴を空けた【リュヌルージュ】と同じ印象を持っていて！当時の彼女も、まだ２勝クラスを勝ったばかりの飛び級で挑んだ重賞だったのにも関わらず、斤量50キロという軽さと【母父メジロマックイーン】という持久力を活かしてタフな馬場コンディションの中で爆走した様に！

やはり、こうした【タフなコースレイアウト】×【タフな馬場コンディション】の中で行われる中山牝馬Sを予想する上で大切にしたかったのは、過去の重賞実績などではなく・・・！

むしろ、下級条件でも構わないから、兎に角半端ない負荷に耐えられていた、強くて逞しい【負荷に耐えられる牝馬】を探すべきレースであると私は考えていた！

その点でこの【ファンタジア】の場合には、まさに馬名通りの「現実離れ」したファンタスティックなスタミナ実績を証明しており！何を隠そう、男馬を相手にした中山2500ｍにおいて、稍重でのタフな馬場コンディションの中を、早め先頭から押し切りを狙ってクビ差の３着に粘った「九十九里特別」でのコース実績がピカイチに光る！

柔らかい馬場も味方に

➡確かに「格」という部分では、未だ２勝クラスまでしか勝った事がないので、かなりの格上挑戦になる訳だが・・・！ただ、先にご紹介した【リュヌルージュ】も２勝クラスからの飛び級で結果を出したように！そんな彼女と同じく【51キロ】という軽いハンデを存分に活かせれば、ここでの爆走は決して夢ではない！

【直近５年の中山牝馬S】
460キロ未満（１-０-１-22）勝率4.2％　連対率4.2％
479キロ未満（２-１-３-41）勝率4.3％　連対率6.4％
480キロ以上（３-４-２-20）勝率10.3％　連対率24.1％

（※）また、これは◎本命にしたヒップホップソウルにも同様に言える事なのだが！この中山牝馬Sでは、牝馬にしては大型の部類に入る【480キロ以上】の大型馬の方が多く好走しており！

更に言うならば、このファンタジアとヒップホップソウルの２頭が該当しそうな【485キロ～500キロ】までのゾーンに絞り込むと、その成績は（１-４-１-９）で連対率33.3％にまで一気に跳ね上がる！

つまりこれらの傾向から分かることは、この中山牝馬Sとは「軽すぎず」「重すぎず」という丁度よい馬格の大きさを誇っている強くて逞しい牝馬が好走しやすいレース条件であることがよくわかる。

調教S評価として推奨！

➡それらに加えて、この注ファンタジア単体での評価で言うと、この中間での追い切り内容が本当に素晴らしかった！ご覧通り、この中間では３週連続で【50秒台】と【36秒台】の時計をワンセットで記録しており！しかも３週連続で併せ馬も行うという、かなり負荷の強い追い切りを熟しながら、そのハードトレーニングで１回も遅れることがなかった！

【２週前】50.9-36.6-23.5-11.7（14.3-13.1-11.8-11.7）
　カナテープ（古馬3勝）の内0.1秒追走・0.4秒先着

【１週前】51.2-36.5-23.1-11.3（14.7-13.4-11.8-11.3）
　ゼーゲン（古馬OP）の内0.6秒追走・0.1秒先着
　カナテープ（古馬3勝）の内0.1秒追走・0.1秒先着

【最終追】51.0-36.1-23.6-11.9（14.9-12.5-11.7-11.9）
　サトノオラシオン（3歳1勝）の内0.2秒追走・同入

むしろ１週前追い切りでは、格上の古馬オープン馬など２頭を相手に、後ろから豪快に差し切るなど！押さえ切れない手応えで相手を圧倒していたので！追い切りの動きでは文句なしに【調教S評価】に値する動きだったので・・・！これはただの相手１点目で済ませてしまうのは勿体ないと感じた！

故に、注ファンタジアの場合には、◎本命を軸にした馬連や3連系とは別に！彼女単品で狙う【高配当の単複】もセットで狙っていきたいと考えている！