▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
宝塚記念 2024 予想
1週前追い切り診断
➡さぁ、いよいよ上半期の総決算
グランプリ【宝塚記念】が迫ってきたので!
今回は番外編ということで、追い切り速報と共に!
現時点での有力各馬の状態をジャッジして行こうと思う!
今年は特に大事な年
➡確かに、ちょっとまだ気が早いように感じるかもしれないが・・・!
今の自分は、人一倍丁寧に時間をかけて各馬の事を正確にジャッジしなければ成らないと思っているし!
今年の夏は、既に32度を超える溶ける様な暑さになっている事に加えて!
人気を集める【ドウデュース】&【ジャスティンパレス】の2強が
ドバイ遠征からの帰国初戦で登場する事に加えて・・・!
帰国初戦でどうなのか?
➡特にドウデュースの場合は、前走のドバイG1もそうだったが休み明け初戦を大の苦手にしており!
むしろ、朝日杯FSも、日本ダービーも、有馬記念も
全て叩き3戦目で制覇した筋金入りの叩き良化型なので!
⚠帰国初戦で、この溶ける様な暑さに耐えられる仕上がりになっているか?
状態面のチェックはより一層、大事になって来る年だと思っているので!
有力馬の追い切り診断を行っていきたいと思う!
(評価順)
【S】絶好調
【A】前走より上
【B】良くも悪くも変化なし
【C】前走より下
【A】ドウデュース(武豊)
栗CW 79.8-65.1-50.1-35.2-21.7-10.8 併せ先着
今回の1週前追い切りには武豊ジョッキー自らが騎乗。CWでヴィゴラスダンサー、サトノシュトラーセとの3頭併せを行ったが、終始手応えよく直線に向くと、最後は持ち前の【チーター】の様に沈むフォームで末脚が爆発!6ハロン79.8秒からの終い10.8秒の鬼脚で併せた2頭を楽に置き去りにし、最後は4馬身以上も突き抜けてフィニッシュした。
以前から、休み明け初戦では「イライラ」して、折り合い面で苦労するシーンも垣間見れていたドウデュースだったが、今回の1週前追い切りでは、彼の操縦に慣れている武豊ジョッキーが騎乗した事もあり。課題だった折り合い面でも苦労するシーンは少なかった。ちなみに、6月9日(日曜)にも、ウッドで終い10秒台の時計を出していたので、これでCWでは2回連続の10秒台記録となり!かなり入念に強い負荷のトレーニングを熟してきているなという印象だ。
ここで注意が必要なのは、馬体重の増え方だ。同じ休み明け初戦でも、昨年の天皇賞秋や今年のドバイG1の時は、日曜日にはそこまで速い時計は出していなかったし、追い切り本数も1週前追い切りの終了時点で「2本~3本」だったのに対し!この中間では既に5回もCWに入り、終い11秒台~10秒台の時計を連発させている!加えて、入厩直後にはプールにも入れているので「少し太め感を気にしてるのかな?」という部分が気になってしまうので。そこは当週のフォトパドックや、最終追い切りでの仕草などで最終的なチェックはしたいと思っている。ただ、1つだけハッキリ言っておきたいのは、直近の休み明け初戦の中では1番入念な追い切り本数を熟しているので、そこは高い評価を与えるべきだと思っている。
【C】ジャスティンパレス(ルメール)
栗CW 80.3-65.2-51.0-36.9-23.6-11.7 併せ遅れ
1週前追い切りには、久しぶりにコンビを組むルメール騎手自らが追い切りを担当し、CWでクロドラバール(3歳2勝クラス)、キャピタルサックス(3歳1勝クラス)との3頭併せを行った。しかし、そんなルメール騎手をもってしても、3~4角で少しかかったこともあって最終的には、クロドラバール(3歳2勝クラス)にクビ差遅れてのフィニッシュとなってしまった。
実は中間の追い切りで併せ馬に遅れるのは2022年の有馬記念で7着に負けて以来久しぶりの事態であり!実際に騎乗していたルメール騎手はコメントで「体の使い方が良かったし、フットワークはすごく柔らかかった。競馬の日はベストコンディションになると思う。」(via:東スポ競馬様)と口にされていた。
つまり言い換えれば、今はまだ完璧じゃないという意味にもとれてしまうので!最終追い切りでは、ドウデュース以上の大きな変化を見せないといけない立場かもしれない。従って、現時点での【状態面だけでの比較】なら、同じドバイ帰りでも、ドウデュースの方が仕上がりは早そうだなというのが率直な印象だ。実際に、同じ休み明け初戦だった昨年の【阪神大賞典】や【天皇賞秋】の時の1週前追い切りと比較しても、確かに今回の方が全体時計は速いのだが、後半にかけての伸びは昨年の休み明けの方が速かったので!今後の最終追い切りでは、道中での折り合い面の改善と、終いの加速力という部分にどんな変化が起こるか?そこを正確にジャッジしたいと思っている。
【今回の1前】80.3-65.2-51.0-36.9-23.6–11.7
【天皇賞(秋)】81.1-66.0-51.6-37.0-23.1–11.5
【阪神大賞典】81.1-66.1-51.5-36.3-22.6–11.2
【S】ローシャムパーク(戸崎圭太)
南ウッド 78.1-63.5-49.7-35.9-23.2-11.3 併せ併入
まず結論から言うと、今年集まったメンバーの中で最もエグイ時計を連発してして来たのが、この馬だ!何を隠そう、この中間では【49秒台】の自己ベストを2週連続で更新しており!前走の2着が余程悔しかったのか?その動きからは、彼の怒りに満ちたファイティングスピリットがメラメラと感じとれる凄い動きだった。
【1週前】78.1-63.5-49.7-35.9-23.2-11.3(13.8-12.7-11.9-11.3)
【2週前】81.8-64.9-49.8-35.8-23.0-11.2(14.0-12.8-11.8-11.2)
確かに、その闘志溢れるメンタル面というのは諸刃の剣に成り兼ねないので!これ以上はエキサイトして欲しくない部分はあるのだが!それでも、追い切りを担当した戸崎騎手はコメントで「行きっぷりがいいのかな?という感じはありましたが、コントロールが難しいわけではありません。」(via:東スポ競馬様)とコメントされていたので!このまま無事に最終追い切りと再度の長距離輸送も無事にクリアできれば、間違いなく状態は良いので!力は思う存分発揮できるだろう。
なので最終追い切りでは、終いのスピードよりも「道中での折り合い面」をしっかり確認した方が良いタイプだと思うので!兎にも角にも、これ以上メンタルが興奮していないか?という部分をしっかりと見極めて行きたいと思う!肉体面に関しては、デビュー以来1番のデキに仕上がっていると思う!
【S】ベラジオオペラ(横山和生)
栗CW 81.5-66.4-51.5-36.3-22.2-10.8 併せ先着
今回の1週前追い切りには、上村調教師自らが手綱を取って、ウッドでの併せ馬を行った。古馬オープン馬のサヴァを先に行かせてこれを追走する形。直線は内に潜り込むと、並んだところから一気に追い出され、最後は10秒台の末脚で3馬身差以上も大きく引き離し先着を果たした。ちなみに、この日の栗東でラスト10秒台を記録できたのは、この馬とドウデュースの2頭だけだったので、そういう意味でも流石の脚力を感じさせた!
【今回の1週前】81.5-66.4-51.5-36.3-22.2-10.8(15.2-14.1-11.4-10.8)
【京記念1週前】81.8-67.1-52.8-37.6-23.1-11.5(15.2-14.5-11.6-11.5)
同じく休み明け初戦だった今年の京都記念(2着)の時の1週前追い切りと比較しても、その差は歴然となっており!明らかに、今回の1週前追い切りの方が、時計の速さでも、動きの迫力でも上回っていたので!同じ休み明け初戦だったら、明らかに今回の方が順調であることは明々白々!しかも【36秒台前半】-【22秒台前半】-【終い10秒台】というラップの刻み方も、今までで1番速い時計の並べ方だったので、コチラもキャリアの中で1番良い仕上がりに到達してきたと言ってよいだろう。
2200mという距離や馬場状態に対する相性などを抜きにして、あくまで状態面だけで評価するなら、非常に怖い1頭であると思っているので、後は本当に距離との戦いに尽きるだろう。
【B】ブローザホーン(菅原明良)
栗坂路 55.6-40.4-26.3-13.1 単走
栗東への転厩後は、追い切りで速い時計を出さなくなったので、正直追い切りの履歴だけで判断するのは非常に難しいタイプなのだが(汗)一先ず今回の履歴から見えることは、良くも悪くも変化がない【彼なりに高い水準で安定】という評価だ。確かに、これまで解説してきた4頭とは違い、非常に遅い時計しか記録していないので、見栄えは悪いかもしれないが、実は中間で走ったCWでの時計は、栗東へ転厩して以降の最速タイムを叩き出しており、連戦の疲れは全く感じさせなかった。
【宝塚記念のCW】83.2-68.3-53.5-37.9-23.1-11.5(15.6-14.8-11.6-11.5)
【天皇賞春のCW】84.1-68.2-53.4-38.6-24.4-12.1(14.8-14.2-12.3-12.1)
【阪神大賞のCW】84.6-69.0-53.5-37.7-23.4-11.7(15.8-14.3-11.7-11.7)
そもそも、今年に入って3000m超えのレースを既に2回も走っている彼にとって大切なのは、他のライバルとの比較ではなく!あくまで彼個体で見た時に「連戦の疲れは残っていないか?」ここの判断の方が重要なタイプなので、その点において「フレッシュな状態」と陣営側もコメントされているのは非常に大きい。
あとは、この直近2戦で、少し序盤で置いて行かれる素振りがあったので!最終追い切りでは、道中でのスピードの乗りという部分を前走の最終追い切り映像と比較しながら、最終的な判断をしていきたいと思っている。
+αでもう1頭
➡以上ここまでが、上位人気5頭に対する追い切り診断とさせていただいたが・・・!
人気5強以外の中で、動きが非常に目立っていた【1頭】を伏兵サイドの中からピックアップさせていただこう!
1週前の時点で、5強に肉薄する絶好な動きを見せていたのは・・・!
【7人気・ルージュエヴァイユ】だ!
【今回の2週前】80.0-65.0-50.5-36.1-22.9-10.8
【今回の1週前】79.8-64.4-50.3-36.2-22.8-10.8
【以前の自己新】79.5-64.2-50.4-36.9-23.7-11.6
彼女の場合は、この直近2週間連続で50秒台&10秒台というを2つセットで記録し続けている!しかも以前に6F79秒台を記録した際には、その後のラップで36.9-23.7-11.6秒と、スピードが若干鈍ったのに対して!今回は79秒台と36秒台前半・22秒台・そして終い10秒台と、最後まで速い時計を記録し続けながら速い全体時計を記録しているので
どちらの79秒台がより価値が高いか?というのは、火を見るよりも明らかだろう!1週前の時点では文句なしの仕上がりだと私は思っている!