▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
中京記念 2024 予想
まずは競技の概要を
➡それではまず冒頭では、先週の函館記念で指摘した「馬場の異常さ」などと同じ様に!
まずは【今年の中京記念だからこそ気をつけなければイケナイ!】という勝負のポイントからご紹介したいと思うのだが・・・!
と、その前に1つだけ物申したいことがある!
今回の中京記念は【小倉1800m】で行い!
今度は8月になったら【中京2000m】で小倉記念を行うって・・・!
「もう、どんなカレンダーなの?」と思わずツッコミたくなるが(笑)
ファンの皆様も、今年の中京記念は【小倉1800m】で行われるので、レース条件を間違えないように注意していただきたい!
小倉開催2連覇を目指し
➡また、この【小倉で開催される中京記念】と言えば、手前手前で非常に恐縮なのだが・・・!
前回小倉で開催された2022年に3連単を的中できた思い出深いレースでもあるので!
「小倉の怖さを知っている」という確固たる自信があるからこそ!
今年も思い切った着眼点で攻めて行こうと考えている!
Q.何が必要なのか?
➡では「今年の中京記念だからこそ気をつけなければイケナイ!」ポイントとは、一体なんなのか?!
結論から言ってしまえば・・・!
★とにかく【道中での追走スピード】が命!
この一言に尽きるレースだと考えている!
なぜなら今年は、逃げ馬と先行馬の数がエグいからだ!
逃げ馬パラダイス
➡もうほとんど全員が逃げ先行馬なんじゃないか?と覆うほど、登録メンバーの内【9頭/16頭】過半数以上の馬が、道中2番手前後で走ることを好む逃げ先行馬が揃っているので・・・!ここの争いは非常に激化することが予想される!
↑ ↑ ↑
【逃げ争い】
セルバーグ
テーオーシリウス
ワールドリバイバル
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【2ndグループ】
エルトンバローズ
セオ
ニホンピロキーフ
アルナシーム
アナゴサン
ソレイユヴィータ
特に逃げ馬の中には、前半57秒台で引っ張るセルバーグが存在しており!斤量55キロのテーオーシリウスも、陣営側が「自分の形に持って行きたい!」と、既に逃げ宣言をしているのでスローペースになることは考えなくて良いだろう!
そして、これだけ極端に前へと行きたい馬が多く揃っているメンバー構成の場合だと、中途半端な乗り方をして出し惜しみすると、本来のペースを乱され力を発揮できなくなるケースを何度も見てきたので・・・!
「行くなら、行く!」
「控えるなら、控える!」
と、どちらかちゃんと腹を決めていないと、力は発揮できない事が多いので!
こうしたメンバー構成だからこそ「如何に普段通りのマイペースを貫けるか?」という、腹を括った戦術面が非常に大切になって来る!
だからこそ冒頭で【とにかく道中での追走スピードが命】というキーワードをご紹介させていただいたのだ。
速い追走力が必要
➡その証拠に、この小倉1800mで行われた過去2回の中京記念では、どちらの年も良馬場で時計がでる環境だったということもあり!
1800m戦ではありながら、1600m戦で高水準な好走歴があった馬が、馬券圏内の【5頭 / 6頭】を席巻していたのである!
ベレヌス(直前のマイル戦を高水準で2着)
カテドラル(1600mのG1で3着)
ファルコニア(直前のマイル戦で3連続好走)
アンドラステ(1600mの重賞で2着)
カテドラル(1600mのG1で3着)
やはり、1800m〜2000mまでの中距離だと、そこまで極端なHペースを経験できる機会が短距離戦と比べて少ないので!
良馬場開催であれば【1600mの追走力 + 200mの辛抱】このリズムで1800mを走れる馬の方が流れに乗って力も発揮しやすいのだろう!
晴れた良馬場ならば
➡無論、ここまで話してきた考え方は、あくまで「平均的な時計の出る良馬場」を前提に組み立てているもので
また線状降水帯の影響で突然天気予報が変わってしまう様な事があれば、軌道修正は必要だと思うが!
一応、現時点での天気予報だと雨の心配は皆無であり!
先週日曜の小倉メインレースなどを見ていても、直線ではまだまだ「内」を選択する騎手も多く散見されたので!
地面さえ乾いていれば、恐らくフラットなトラックバイアスになるだろうと私は考えている!
本命第一候補はこの馬!
➡以上のポイントをまとめると、あくまで晴れた良馬場を想定した場合なら・・・!
★【道中での追走スピード】が命
★「行くなら、行く!」「控えるなら、控える!」と、こうしたメンバー構成だからこそ、如何に普段通りのマイペースを貫けるか?
★より質の高いHペースを経験できる「1600m戦」で高水準な好走歴があった馬
今年の中京記念では、この3つのポイントに注意すべきだと私は考えているので!
その中でも最も重要な、これだけ先行馬が多く揃った難しいメンバー構成の中でも
マイペースを貫ける「あの馬」をまずは真っ先に指名したいと考えている!
その正体が、この馬だ!
\本命第一候補として!/
枠順と天気予報次第だが
序盤から無理なくスピードを
出し切れるなら本命で狙いたい!
◎セルバーグ
(8人気・和田竜二)
【考察】
➡繰り返し申し上げるが、逃げ馬にとって重要なのは「如何にスタートから無理なく自然な形で逃げられるか?」という、この序盤戦で如何に楽をできるか?が勝負の明暗を大きく分けるので!最終的に本命で指名するかどうかは、今後の【枠順の並び】と、【天気予報】次第で判断したいと思っているが!
スタート直後から、無理なく楽に先頭へ立てる条件が揃った暁には!正直、単勝レベルで応援したいと思っているほど、熱い視線を送っている1頭である!
なぜなら、今年集まったメンバーを「前走からの条件替わり」という視点で見比べた時に!前走のレース条件から最も多くの上積みを期待できるのは彼だと私は思っているからだ!
というのも、その前走の「G3エプソムC」は、逃げ馬の彼にとって非常に辛いレース条件が揃ってしまっていて・・・!まずそもそも論として、大外の【8枠18番】からのスタートを余儀なくされた時点でかなりのハンデだった。
前走の内容は凄い!!
➡しかも、そこから無理矢理だしていき!既にロケットスタートを決めて前へ出ていた「シルトホルン」から先頭を奪い取って、強引に逃げる形へと持って行ったので!あの大外からのスタートだけで、体力的には相当ロスの大きい組み立てを強いられてしまっていた!
その上で当時の馬場は、連続開催16日目で、Cコースの使用も6日目に突入しており。内ラチから5頭分ぐらいは芝が傷んでいて伸びない、完全に外差しが顕著な馬場コンディションでもあった中で・・・!そこを2番目に斤量が重い【58キロ】のハンデを背負いながら【前半58.3秒】というHペースで逃げていたのだから!もう、やることなすこと全てが、当時のトラックバイアスとは真逆な事を余儀なくされていた!
なので”普通の逃げ馬”だったら、そこで体力を使い果たし!東京の長い直線では為す術なく、最下位へと沈んで行ってもおかしくない環境だった筈だが・・・!しかし、彼は違った!あれだけ苦しいレース条件だった中で!3着シルトホルンからは、僅か0.1秒差に留めていたのだから、これは驚異的!
しかも何度もお伝えしているように!その3着シルトホルンを含め、サイルーン、アルナシーム 、グランディアは、全員自分よりも斤量が軽い57キロの身で、直線でも馬場の良い外側を選んで走ってきた馬たちだったので!その3着争いと、僅か0.1秒差で生き残っていたのだから、どちらの方がレベルの高いレースをしていたかは一目瞭然!
敵はテーオーだけ?!
➡故に、本来の理想形からは正反対の、最もタフなレース条件と戦い!その中でも力を示していたのは、このセルバーグだったので!そこから斤量も1キロ減って出走できるなら、今年のメンバー構成の中で、最も多くの【条件替わりによる上積み】を期待できるのは彼だと私は考えている!
しかも彼の場合、マイル重賞を57秒台で逃げ切った実績もある逃げ馬なので!逃げ足の速さなら「テーオーシリウス」の事を払い除けて単独首位を走れるスピードがある!そして、テーオーシリウスを上手く払い除ける事ができたなら、後続がうまい具合に壁になってくれるだろう!
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セルバーグ
テーオーシリウス
ワールドリバイバル
エルトンバローズ
セオ
ニホンピロキーフ
アルナシーム
アナゴサン
ソレイユヴィータ
特に、先行脚質の面々は、同型の「エルトンバローズ」の事を集中的にマークして!道中はそっちに意識が傾く可能性があるのに加えて!エルトン自身も、そこまで足の速い先行馬でもないので!彼が後続の【ダムの堰き止め】になってしまえば、今年の中山記念でドーブネとマテンロウスカイが逃げてワンツーを決めてしまった様に、前へ行く面々はかなり楽になる可能性がある!
故に、晴れた良馬場開催が叶えば!たとえ最終週の馬場であっても、最もシンプルに徳を得られるのは「エルトンバローズへの包囲網の外で自由に走れる馬」だと私は考えたので!Hペースで逃げることを今回も貫けそうなセルバーグの立ち位置は、大外8枠18番から強引に逃げて行った前走のエプソムCよりも、遙かに楽な展開になるだろうと私は考えている!