”復活”レースが
やって来た!
➡ジャパンカップや年末の有馬記念にも繋がってくる重要な一戦であり!
マカヒキやサトノダイヤモンドなどの、苦しんできた名馬たちが感動の復活劇を挙げるレースとしても同じみな、京都大賞典が今年もやって来た。
そして、この一戦の場合も【毎日王冠】のコラムでも綴ったのと同じように、各馬の今現在のコンディションを正確に把握することが非常に重要となる。
なぜならこのレースには【秋のG1を目標に叩き台として使ってくる馬】と【まずはココで重賞タイトルを掴みたい!】という大きく異なる2つのキャラクターが混在するレースだからである。
あの馬は明確な叩き台!
➡特に今年の場合は、あからさまにここを叩き台に使ってくるG1馬が存在する!
ブローザホーンを送り出す岡田牧雄氏は既に公式会見で・・・
秋のグランプリを取って年度代表馬にさせたいと思っています。京都大賞典もジャパンCも使わなくてもいいので、何とか有馬記念にいい状態で使ってくださいと注文しています(笑)
しかも馬場は開幕週で、背負う斤量は59キロともなれば、ブローザホーンにとって全ての相性が合わないレース質なのは明々白々。
故に、後は自力でどこまで迫れるか?という話になって来るわけだからこそ、今現在の各馬の状態を正確に把握することが急務であり!
それを元に、どんな意図(目的)を持ってこのレースに参戦しているのか?を正確に読み切る必要があるので、今回はこの様に追い切り診断から配信させていただいた。
追い切りBEST3
➡では結論へと入ろう。今年の京都大賞典へ向けて【まずはココで結果を出したい!】という強い意欲を持って参戦して来ていることを強く感じた
「追い切りBEST3」は下記の通りだ!
(※これは最終予想ではありません。あくまで追い切り過程を評価したランキングですので、最終的な◎本命馬や相手馬は、これらの過程を踏まえた上で、また後日に公開させていただきます。)
【1位】サトノグランツ
➡9月5日から既に長めの追い切りを消化し、既に速い時計を3本も消化。その全てで終い11秒台でまとめ併せ馬でも先着し続けている。6Fの80.5秒という時計は自身第2位の時計でもあり、1週前で長めからこれだけ動ければ十分過ぎる内容。意識的に手前変換させているのも好感持てる。このまま行けば良い仕上がりになりそう。
【2位】バビット
➡彼の場合には時計ではなく【脚の回転力】と【後半での持続力】をぜひ見ていただきたい。時計は地味だが、気合いも良くその脚の回転力は”トルク”と”力強さ”に満ち溢れていて、可動域も広く重心の低さも目立っていた。悪い時には後半で大きくラップを失速させてしまう時もあったが!今回は終いで0.4秒も加速をしているので!気持ちの面でも最後まで闘争心が途切れなかったのは7歳という高齢を考えると非常に大事。短期逃げでの好走が十分イメージできる。
【3位】ジューンアヲニヨシ
➡坂路主体のこの馬が、この中間では昨年の12月ぶりにCWでの追い切りも取り入れ入念な乗り込みを消化。いつも速い時計は出さないタイプの彼が、今回は初めて終い11.2秒という自己最速の加速ラップを記録。休み明けだった前走が+16キロと明らかに太かったので!そういう過程を加味すると大幅な上積みを期待できる。
毎日王冠よりも、頭数が少ないのであえて3頭だけに絞ったが、正直この3頭だけの馬券を買っても面白いかな?とすら思っている。
やはり伏兵程「まずはここで結果を出したい!」という強い意志を持って参戦して来ているのが良くわかる。
実際、ここにはブローザホーンやプラダリアの名前はない訳だから、伏兵が京都2400mの高速馬場に対し高い適性を持っていたとしたら・・・
そのまま状態の良さで1着を奪われる可能性は考えられるので、去年の様な結果になってしまったとしても驚けない状況であることは注視しておこう。
故に、ココから先での◎本命馬や、相手選びにはそう言った過程もしっかい踏まえた上での結論を出して行きたいと考えている。