▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田　幸太郎

＜目次＞

◆あの馬の参戦により？！

◆究極の三拍子が問われる！

◆今年の馬場でのゴールデンゾーンとは？

フェブラリーステークス 2024 予想

あの馬の参戦で！

➡それでは、今年の【フェブラリーS】を勝つ為に必要な前提条件などについては、

既にPart１～Part２の有力馬診断の中で「とある注目馬」の解説と共に発表済みなので！

本日のPart３特集の中では、正式に参戦が決定した・・・！

【オメガギネス】が登場する事によってどんな影響を及ぼすのか？

前半のペース配分が変わった時に、今の東京ダートではどんな変化が起こるのか？

そういった【ペース配分】×【馬場傾向】のバランスを分析していこうと思う！

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馬場状態への結論
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➡まずはじめに結論から言うと、今年の馬場コンディションについては

【雨による高速ダート】というのはあり得ないと判断した！

無論、凍結防止剤の影響で、晴れなのに稍重発表というのはあるかも知れないが

いずれにしても、今年のフェブラリーSは「スピードを出し難いタフな馬場」で行われると判断したので！

⚠そうした馬場コンディションの時に、今の東京ダート1600ｍでは【前半のペース配分】が変わると、それがどこまでレースに影響を与えるのか？

その傾向を分析して行こうと思う！

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今年の東京を振り返る
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➡ではまず、一般的な着度数で今年の東京ダート1600ｍの馬場傾向を見てみよう。

【2024年度全てのクラス】
１回東京ダート1600ｍ（全15戦）
４角 １番手～５番手（６-10-６-59）連対率19.8％
４角 ６番手～10番手（６-５-６-58）連対率14.7％
４角 11番手～16番手（３-０-３-69）連対率4.0％

先週までで、述べ15レースが東京ダート1600ｍでは開催されたが、その内のほぼ全てに当たる【12勝/15戦】が、全て４コーナーを11番手よりも前で通過した馬から優勝馬が出ている。

要するに、隊列の縦軸で言うと「前から２/３以内に居ないと勝ち負けには加われない」という数字になっている。

しかし、ここで注意が必要なのが・・・！

【前半のペース配分】が速かった時にはどうなるか？ということだ！

上記の着度数は、全てのクラス、全てのペース配分を含めての総合成績なので

「ペースが遅かった時はどうなのか？」
「逆に速かった時はどうなのか？」

そこの線引きが曖昧なままなので、ココから先ではペース配分の違いでどんな変化が出ているかを分析してみよう！

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ペース配分で分析
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➡傾向を分かりやすくする為に、あえて中途半端なMペースは除外した【極端にスロー】か？【極端にHペース】か？という両極端な２つで傾向を分析してみた所・・・！

前半４Fが【47.4秒以下のHペース】だった場合、物凄く極端で分かりやすい数字が飛び出してきた！下記の比較データを見ていただければ一目瞭然の様に、今の東京ダート1600ｍで、前半が極端にHペースだった場合は・・・！

【2024年度全てのクラス】１回東京ダート1600ｍ（全15戦）

◆全てのペース配分での総合結果◆
４角 １番手～５番手（６-10-６-59）連対率19.8％
４角 ６番手～10番手（６-５-６-58）連対率14.7％
４角 11番手～16番手（３-０-３-69）連対率4.0％

◆前半４Fが48秒台のSペースだった場合◆
４角 １番手～５番手（４-６-３-35）連対率20.8％
４角 ６番手～10番手（２-３-４-37）連対率10.9％
４角 11番手～16番手（３-０-２-40）連対率6.7％

◆前半４Fが47.4秒以下のHペースだった場合◆
４角 １番手～５番手（０-１-２-12）連対率6.7％
４角 ６番手～10番手（３-２-１-11）連対率29.4％
４角 11番手～16番手（０-０-０-13）連対率０％

前に行き過ぎてもダメ！
後ろで溜め過ぎてもダメ！

物の見事に隊列の【ど真ん中】となる「４コーナー６番手～10番手以内」で通過した馬の中で好走馬が極端に集中しているのがよくわかると思う！

恐らくこれには凍結防止剤による「ねちょねちょと脚に絡みつく」お餅のように柔らかい砂質が影響していると思われる！

即ち、体力を消耗しやすい馬場コンディションであるという事は、当然速めに行き過ぎれば体力が持たないのでバテてしまうのは優に想像できるし

後ろで溜めていても、Hペースだった場合にはある程度追走でも速い速度で引っ張られてしまうので・・・！

そうすると思ったように脚の温存が効かず、結局はラストスパートが不発に終わってしまうのだと思われる！

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究極の三拍子が問われる
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➡故にこの傾向から、今の東京ダート1600ｍで前半がHペースになった場合には・・・！

文字通り【はじめ良し・中良し・終い良し】という本当に究極な三拍子が揃っていないと勝てない馬場コンディションであることがよくわかると思う！

これが仮に「オメガギネス」が不在のフェブラリーSだったら極端なスローペースも考えられたが・・・！

強くて速い先行馬である彼が１番人気で登場するとなると、必然的にレース全体が引っ張られてペースも速くなる可能性は考えられるので！

あくびが出る様な超ドスローという展開には恐らく成らないだろう。

【23年】前46.6秒
【22年】前46.8秒
【21年】前46.5秒
【20年】前46.4秒
【19年】前48.0秒
【18年】前45.8秒
【17年】前46.2秒
【16年】前46.1秒
【15年】前46.9秒
【14年】前48.0秒

無論、これについてはまた後日に枠順が確定した後にジックリと解説はしたいと思っているが！

過去10年のフェブラリーSを振り返っても【８回/10回】で前４Fを46秒台で通過しており！

フェブラリーSの前半４Fが48秒台のスローペースになったのは、たったの２回しかないので・・・！

恐らく今年も「遅くても47秒台」というペース配分になる可能性の方が高いだろうと考えている！

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昨年と比較しても
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➡ちなみに、この前半がHペースだった時のトラックバイアスについては年度別で振り返っても面白い傾向がでており！同じく前半４Fが47.4秒以下のHペースだった場合でも、今年と昨年では傾向が大違いで！

昨年だったら、むしろ速めに前へ取り付いていないとノーチャンスで！昨年の方が圧倒的に前が有利な馬場コンディションであったことは明々白々であり！そう考えると、昨年のフェブラリーSで４コーナーを最後尾から追い込んで２着３着に突っ込んで来ていた「レッドルゼル」と「メイショウハリオ」は凄い内容で走っていたことがよくわかる。

◆前半４Fが47.4秒以下のHペースだった場合◆

【2024年シーズン】
４角 １番手～５番手（０-１-２-12）連対率6.7％
４角 ６番手～10番手（３-２-１-11）連対率29.4％
４角 11番手～16番手（０-０-０-13）連対率０％

【2023年シーズン】
４角 １番手～５番手（５-４-４-28）連対率22.0％
４角 ６番手～10番手（１-２-１-30）連対率8.8％
４角 11番手～16番手（１-１-２-29）連対率6.1％

【2022年シーズン】
４角 １番手～５番手（２-４-３-26）連対率17.1％
４角 ６番手～10番手（４-１-２-20）連対率18.5％
４角 11番手～16番手（０-１-１-30）連対率3.1％

【2021年シーズン】
４角 １番手～５番手（２-０-２-８）連対率16.7％
４角 ６番手～10番手（０-２-０-６）連対率25.0％
４角 11番手～16番手（０-０-０-12）連対率０％

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今年の黄金ゾーン
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➡では話を今年の馬場コンディションに戻すと、

いずれにしても、前半のペースが速くなるのなら【道中での位置取り】は非常に重要となってくるし

◆前半４Fが47.4秒以下のHペースだった場合◆
４角 １番手～５番手（０-１-２-12）連対率6.7％
４角 ６番手～10番手（３-２-１-11）連対率29.4％
４角 11番手～16番手（０-０-０-13）連対率０％

そのタフなHペースの中でも、最後まで体力が持つ強靭なスタミナは必要不可欠なので

よってこれまでのキャリア実績でも・・・！

【タフな馬場コンディションの中で行われたHペースを、前過ぎず、後ろ過ぎない位置から追いかけて、そのまま最後までしぶとく脚を伸ばして好走した】という

【はじめ良し・中良し・終い良し】という究極な三拍子が揃っていることを既に証明しておく必要はあるだろうと考えている！

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最終ジャッジは枠を見て
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➡以上、ここまでの馬場傾向を踏まえた上で

最終的な【軸選び】や【危険な人気馬】の取捨選択については

枠順の並びを確認してから判断をしたいと考えているが・・・！

いずれにしても、今年の馬場傾向で勝つ為には！

前過ぎない、後ろ過ぎない「中団グループのど真ん中」から速いペースを追いかけても簡単にはバテない【高い総合力】が必要になって来る年だと考えているので！

そうなると、やはり【オメガギネスの前に行ってのしぶとさ】というのは去年のレモンポップを連想させる脅威を感じているので・・・！

まずは彼がどの枠順に入るのか？を楽しみに待ちながら、今後の予想を熟考して行きたいと考えている！