▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
オールカマー 2021 予想
➡それではまず、「今年のオールカマーを勝つためには、一体何が必要になって来るのか?」
そこでの「ここだけは絶対に押さえなきゃイケナイ!」という、勝負のツボからご紹介しよう!
まず、このレースで向き合わなきゃイケナイ最大の敵が存在する!
そしてひいてはそれは、来週の【G1・スプリンターズステークス】を勝つためにも!
決して避けては通れない
非常に重要な項目だ!
それが・・・!
★昨年の馬場と今年の馬場の
違いについて!
あの騎手のコメントに!
➡まず、現状の馬場については、先週のセントライト記念をアサマノイタズラで優勝した「田辺騎手」が、最大のヒントをレース後のコメントで口にしてくれていた!
今の中山は馬場が良いので!
(via:ラジオNIKKEI)
まさにその通りだと思う!
思い返していただきたいのが、昨年「秋の中山開催」の馬場コンディションと言えば!
当時は、異例とも言える超タフな馬場コンディションに成っており!
それは、去年と今年のセントライト記念をラップタイムで比較しても一目瞭然!
まるで違う馬場状況
【2020年 セントライト記念】
良 2.15.0
37.2秒 / 37.0秒 62.6秒 / 60.4秒
12.2-12.2-12.8-12.9-12.5-12.0-11.8-11.6-11.9-12.4-12.7
【2021年 セントライト記念】
良 2.12.3秒
36.3秒 / 35.4秒 60.5秒 / 59.6秒
12.3-11.8-12.2-12.2-12.0-12.2-12.2-12.0-11.5-11.7-12.2
共に開催期間中に大雨の影響を受けていた馬場だったのにも関わらず!
土曜日に台風の直撃を食らったはずの
今年の馬場の方が路面の乾きも速く!
その結果、セントライト記念が行われたレース当日の馬場コンディションも、
あの土曜日の土砂降りを忘れさせる様な良好な馬場コンディションで開催されていた!
それが結果として昨年と比較しても、あれだけ道中からペースの緩みが殆どない、
ある程度早いリズムのまま淡々と淡々と流れたレース展開でも・・・!
そのまま後半の超ロングスパートでも、
これだけの優秀なタイムで決着していた!
この2週の傾向でも
➡実際問題、この秋の中山がスタートした2週間のレース番組において
◆中山1勝クラス~重賞まで
◆良馬場
◆1600m以上
◆12頭立て以上の多頭数
この条件下で行われたレースは、全部で7つあったのだが・・・!
なんとこの中山では珍しく【33.2秒~34.6秒】までの
非常に速い上がり時計が
連発してマークされており!
ちなみに、これはあくまで余談だが・・・!
今年に入ってから、2000mの重賞は、古馬重賞やG1も含め、既に何回も行われてきたが・・・
紫苑ステークスで記録された【1:58.2秒】は、
今年に入ってからの
2000m重賞では最速タイム!
あの重賞でも同じ!
➡また開催2週目の【G3・京成杯オータムハンデ】で記録された「1:32.0秒」も
今年に入ってから行われたマイル重賞全19戦の内!
桜花賞・ヴィクトリアM・安田記念のG1レースに次ぐランキング4位に食い込む好時計!
それだけ今年の中山は、昨年の中山とは全く異なり!
出そうと思えば、道中からスピードを出せてしまう路面状況に成っているのは、火を見るよりも明らかだろう!
過去の例もサンプルに
➡ちなみに、過去にもセントライト記念で「2分12秒台前半以下の速いタイム」で決着した年は2回あり!
2019年 2:11.5秒(重)
➡オールカマー2:12.0秒
2018年 2:12.1秒(良)
➡オールカマー2:11.2秒
そして、その年のオールカマーでは1つの特徴が存在していた!
【2019年】オールカマー
1着(1-1-1-1)34.0秒
2着(9-9-8-8)33.4秒上がり1位
3着(7-7-8-5)33.6秒上がり2位
4着(7-7-5-5)33.9秒上がり3位
5着(6-6-7-5)33.9秒上がり3位
【2018年】オールカマー
1着(8-8-8-8) 34.0秒上がり1位
2着(2-2-2-2) 33.4秒上がり3位
3着(6-6-6-9) 33.6秒上がり3位
4着(9-9-9-4) 33.9秒上がり2位
5着(10-10-9-11) 33.9秒上がり2位
6着(10-11-9-9)33.9秒上がり3位
それが、これだけロングスパートが強いられるコース形態なのにも関わらず!
最後の上り3ハロンでは【33秒台】や【上がり1位~3位】の直線スピードを記録できた面々が、上位を席巻していたのがよく分かる!
もちろん、出走頭数や細かい所は毎年微妙に違うので、これを元に一概に断言するのは禁物だが!
ただし一つの目安として!
前の週のセントライト記念で好タイムが記録された年のオールカマーでは!
引き続きオールカマーでも「速い時計の出る馬場への適性」や「基礎スピードの速さ」が問われていることは確認することができる!
速い馬場のままでの
➡やはり今年もそうだが、セントライト記念➡オールカマーへ向けては
BコースからCコースへと
「コース変更」を挟む週なので!
前週でも然程傷んでいなかった馬場が、更に綺麗な外側へと、一列外へと切り替わるのも!
このタイムの高速化を後押ししてしまっているカラクリなのだろう!
影響はあのレースでも!
➡実際問題、セントライト記念&オールカマーと、2戦連続で速い決着時計となっていた2019年のスプリンターズステークスでも!
「タワーオブロンドン」がスプリント戦では珍しい、上がり33.5秒のスピードを記録し!
1:07.1秒という時計も「あの世界のロードカナロア」に次ぐ!
近年のスプリンターズステークスでは、堂々のランキング2位に相当する時計の速さで優勝もしている!
共に失速戦だからこそ!
➡それだけ、セントライト記念でも、オールカマーでも、スプリンターズステークスでも
距離こそ全く違うものの、実はレース後半に掛けてのリズムは似たような特性となる
「超ロングスパートからの持久力合戦」
という構図の戦いなだけに!
「楽な馬場なのか?」
「キツイ馬場なのか?」
この馬場コンディションの違いが、疲れてからのレース後半には大きく影響を及ぼすのは、火を見るよりも明らかだろう!
後半戦での持久力
➡そして、このレース後半へ掛けての「リズム」については、
先週の「タナベノイタズラ」のコーナーでも記載しておいた通りで・・・(汗)
まずはこのオールカマーの場合にも、先週のセントライト記念と同様に!
3コーナー➡4コーナーへかけてのアプローチが「コーナーの半径が大きい」外回りコースを使用することで!
「より一直線状に」4コーナーへと
スピードを乗せて突っ込めるからこそ!
通常の「内回りを使う中山」よりも、4コーナーへ目掛けての進入スピードは上がりやすいため!
ここでのトップスピードが不足していると、必要以上に馬を急かして「押して押して」無理に追走しなければならず・・・
これではマネージメントもヘチマもない!
最重要ポイント!
➡故に、まずはここで重要なのは!
この3コーナー➡4コーナーへかけてペースが切り替わる「進入スピード」において!
如何に楽にスピードの変化に対応できるかどうか?という
「基礎スピードの速さによる柔軟な対応力」がまず求められる!
そしてその上で、既に3コーナー過ぎから徐々にペースが上がっており!
心拍数も高まり続けている中で、中山名物の「地獄坂」も超えなければならないのだから
そこからの「辛抱強さ」や「持久力」には、それ相応のスタミナが求められる!
特に今年の場合には
➡特に今年の場合には、厄介な「レイパパレ」という1人気が存在する!
大阪杯を逃げて優勝した後のコメントで川田騎手は
「GIを勝つために我慢の競馬を教えてきた」と振り返っていたので!
次走のG1へ向けての叩き台となる今回も恐らく「我慢を覚えさせる競馬」をしてくるのだと思われるが・・・!
非常に厄介なことに!
1人気レイパパレ
2人気グローリーヴェイズ
3人気ウインマリリン
と、よりにも寄って非常に厄介なことに・・・!
今年のオールカマーは上位人気3頭が、揃いも揃って先行馬で…
似たようなポジショニングから3コーナーからのロングスパート勝負へと突入してしまう!
そんな戦況に加えて、ロザムール、ステイフーリッシュ、ウインキートス、マウントゴールドなどなど
この舞台でも普段通りな前付けの競馬からの、
乾坤一擲なレースを目論む伏兵も多いことからも
先週の「あのセントライト記念の様な」、先行集団はかなりギュウギュウな馬群の形になってしまう危険性は大いに考えられる!
4コーナー勝負!
➡その馬群の形と人気各馬の脚質まで併せて考えたら!
現状のスピードを出しやすい良好な馬場コンディションも相まって、
3コーナー➡4コーナーへかけての「進入スピード」においては・・・
かなり無理矢理にでもスピードを
上げて行かないと振り落とされる
危険性が伴う!
故に、この3コーナー➡4コーナーへ向かうアプローチでのギアチェンジでは、
例年以上に、如何に楽にスピードの変化に対応できるかどうかが求められるだろう!
ということはつまり
➡以上、ここまでの視点から基づけば・・・!
やはり今年の「あのレース」は
評価しなければならない!!
それが・・・!
この馬だ!
\勝負の推奨馬として/
☆ランブリングアレー
(4人気・戸崎圭太)
【考察】
➡️いざ、3戦連続での推奨となるが!!
前走の【G1・ヴィクトリアマイル】でも「打倒グランアレグリアなら愛知杯組には要注意!」と断言し!
その予言通り、愛知杯で後続をぶっちぎり、1着-2着を席巻していた!
ランブリングアレー(10人気)
マジックキャッスル(5人気)
がそのまま【G1・ヴィクトリアM】でも2着-3着へと宣言通りに好走!
これでグランアレグリア絡みでも、我々に馬連36.2倍を届けてくれた功労者だ!
成長が止まらない!
➡7人気で優勝した【G3・中山牝馬ステークス】でも、彼女のことは推奨していた通りで!
どちらかと言うと以前までだったら「タフ馬場でのHペース」という種類での方が良さが出やすいのかな?と思っていたのだが・・・!
それが前走の【G1・ヴィクトリアマイル】では、良馬場でのスローからの超瞬発力勝負という
今までの彼女の好走パターンとは、全く間逆な性質のレースでもしっかりと対応し!
上がり3位となる33.2秒を記録できたところに・・・!
あれだけ性質が異なるレースでも、
しっかりと一発回答で対応できた時点で!
既に根底で持っている「地力の高さ」がみるみる高くなっている何よりの証拠だ!
必要な項目を満たす
➡あのG1の舞台でのギアチェンジにも、瞬時に対応できていたところ見る限り、今回のオールカマーで必要となる
如何に4コーナーへ向けてのギアチェンジで楽にスピードの変化に対応できるかどうか?という項目もクリアできるだろうと推察でき!
そこからの心拍数も高まり続けている中で、中山名物の「地獄坂」も超えなければならないという部分においては
今年の超超超泥んこ馬場で開催された【中山牝馬ステークス】での優勝で全てを払拭できると思うが・・・!
やはり1番評価したいのは【愛知杯】での内容だ!
タフさを図れるレース
➡これが今年の重賞戦線における「1つのキーポイント」になるレースであると考えており!
あの時期の中京競馬場と言うのは道中では土煙が上がるほど、非常にタフな馬場設定になっていて中で、前半1000mの通過タイムが・・・!
なんと「57.9秒」と言う尋常じゃないオーバーペース!
それだけ、追走するだけでも厳しい速い展開の中を、彼女の場合には、
ただ前崩れを待っていた訳ではなく!
しっかりと各コーナーを1桁順位の中でちゃんと先団を追走しての好走で!
3着以下にも3馬身差、秒数で言うと0.5秒以上もぶっちぎっているのだから、これは強い!
未知なる距離へも
➡実際にその後で、泥んこ馬場の中山牝馬ステークスでの優勝と、G1ヴィクトリアマイルでの2着へと
2戦連続でしっかりと結びつきができているので!
確かに初めての2200mという距離での戦いにはなるが!
これだけ性質が異なるレースでも、近走ではしっかりと一発回答で対応し、底力の成長を幾度となく見せつけてくれているのなら!
未知なる距離への不安よりも、ここへ来てグングン良くなっている「非凡な成長力の方に」勝負の一票を投じたい!
他の人気馬とは異なり
➡また、1人気の「レイパパレ」とは異なり!
それこそ昨年の「センテリュオ」ではないが!
いよいよ引退が迫ってきている
「5歳のクラブ馬」ということで!
G1だけでなく、最早一戦一戦が勝負のタイミングである!というところも大きな違いとして評価している!
猛時計を連発!
➡事実、このオールカマーへ向けてのトレーニングでは、
◆前走の一週前追い切り:ヴィクトリアM
5/5 栗CW良 一杯
64.6 50.0 36.7 12.5
◆今回の一週前追い切り:オールカマー
9/15 栗CW稍 一杯
80.0 63.3 48.8 36.2 12.0
既に1週前追い切りから、G1使用だったヴィクトリアマイルよりも!
更に長めからでも優秀な
タイムを叩き出しており!
ここへ賭ける意気込みも「次へ向けての余裕残し」な作りではないことは感じ取れる!
最終追い切りでも!
➡あとは「最終追い切りのメニュー」にずっと注目していたのだが!
というのも先週の【G2・セントライト記念】での「ルペルカーリア」もそうだったが・・・
友道厩舎は基本的に、最終追い切りで「芝コース」や「ポリトラック」で使ってくるときには、
まだ馬の状態に自信がない時
であると痛感したので!
手を緩めなかった!
➡このまま引き続き、最終追い切りでもしっかりと負荷のかかる「CW」や「坂路」を使って来てくれるかどうかにずっと注目していたのだが!
関東への連続輸送になるのにも関わらず、ここまで積極的なトレーニングをしてくれたのなら
我々も生ぬるい予想ではなく!
馬連と3連単フォーメーションでは1着をもぎ取る勝負馬券まで、ちゃんと考えて構成して行きたいと思っている!
もう先週までのようなもったいないミスは繰り返さない!