▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
AR共和国杯 2023 予想
競技の種類を解説!
➡それではまず、本日のPart1特集のところでは、
いつもの様に「競技の種目」について念入りに解説をさせていただく!
まず結論から言うと、このアルゼンチン共和国杯で、予想の主軸に置きたいテーマになるのが・・・!
→上がり34.0秒〜35.0秒が上がり最速になってしまう競技に強い馬を探せ!
ほぼ答えを言っている様な物だが、これがAR共和国杯と言うレースの【競技の種目】であると思っている!
卒業生が全ての答え
➡その理由を解説する前に、まず見て頂きたいのが、
このレースをステップに活躍した「卒業生たちの存在」だ!
ブレークアップ
ヒートオンビート
オーソリティ
マイネルウィトス
パフォーマプロミス
スワーヴリチャード
シュヴァルグラン
ゴールドアクター
フェイムゲーム
この錚々たるラインナップそのものが、最も分かりやすい証明になると思うが
昨年の勝ち馬【ブレークアップ】については、今年の阪神大賞典でも3着に健闘したり!
ジャパンCを勝った「シュヴァルグラン」や「スワーヴリチャード」もこのレースの卒業生である。
その中でも、私の中で「AR共和国杯と言ったらこう言う馬だよね!」っと言う風に、
未だ強烈に印象に残っている存在なのが、その年に有馬記念まで制覇した
【ゴールドアクター】の存在だ!
イメージは真逆
➡彼と言う存在が、このレースの実態をまざまざと表現している様に思う。
というのも、彼といえは3000mのG1菊花賞でも3着に健闘した様に!
本質的に持っている持久力の高さは、既に目を見張るものがあった!
そして、超スローペースだった直前の3勝クラスを除けば・・・!
彼はそれ以前までのキャリアで「上がり33秒台」を記録した事は1度もない!
むしろ彼が得意にしていた競技の種目は・・・!
⇒上がり【34.4秒】〜【35.8秒】が上がり最速になってしまう
そんなスピードレンジの競技で連勝を納め、このAR共和国杯でも上がり34秒台で優勝している!
あのG1馬たちも
➡ちなみに、この上がりのスピードレンジについてだが・・・!
実は3歳の軽ハンデで出走したスワーヴリチャードも、上がり最速で優勝はしたものの…
そのスピードレンジは【35.0秒】止まりであり!
あのシュヴァルグランにしても、前半61〜62秒台のSペースの中で脚を温存していながら
最後は上がり33.7秒が精一杯だった様に!
その後にG1を勝つようなトップホースたちでさえ、実は思いの外ラストスパートでは苦労しており!
「長い直線での上がり勝負」なんて言うイメージが、どうしても先行してしまう東京競馬場のイメージとは裏腹に…
実は、上がり3ハロンの数字は決して速い訳ではないのだ!
鍵を握るのが頭数
➡特に、今例題として名前を取り上げた年の様に・・・!
2022年(18頭)勝ち馬の上がり【34.4秒】ブレークアップ
2021年(15頭)勝ち馬の上がり【33.9秒】オーソリティ
2020年(18頭)勝ち馬の上がり【34.4秒】オーソリティ
2017年(16頭)勝ち馬の上がり【35.0秒】スワーヴリチャード
2016年(15頭)勝ち馬の上がり【33.7秒】シュヴァルグラン
2015年(18頭)勝ち馬の上がり【34.1秒】ゴールドアクター
出走頭数が「15頭〜18頭」までの比較的フルゲートに近い多頭数で行われた年ほど勝ち馬の上がりは遅い傾向にあり!
ジャパンカップで、あのコントレイルの2着に来たオーソリティでさえ、上がり3ハロンの数字は失速ラップの中で「33.9秒」がやっとこさだった様に!
ものすごくキレキレな上がり3ハロンの数字が必要な競技ではないことがよくわかると思う!
Q.そのカラクリとは?
➡Q.ではなぜそうなってしまうのか?
まず、先ほどの様な「15頭立て以上」の多頭数立てになると…
それだけ道中の馬群も密集しやすくなり!
その中で馬体と馬体が接触するなど、馬にはストレスがかかる環境になるので
余計に道中から体力を削り取られる傾向にある。
⚠︎ボクシングで例えるなら、序盤から強烈なジャブの応酬が続く様なイメージだ。
なので、フルゲートがほぼ確実な頭数が揃った今年の場合も…
道中から体力を削がれる消耗戦になるだろうと予想している!
この時期特有の!
➡そして2つ目が「馬場」と「コース形態」により、足元から体力を吸われると言う事。
まずは馬場状態についてだが、いくらキチンと整備されていたとしても、初夏の目黒記念とは異なり・・・!
気温が一気に下がりはじめ、芝の生育に多大な影響を及ぼすこの時期は
否が応でも馬場の劣化は急速に進み始めるので…
結局どのコース取りを選択したとしても
ジワジワとジワジワと、足元から体力を削り取られてしまうタフなコンディションになっていることが多い。
長距離+上り坂
➡またコースレイアウトにしても、スタート直後から上り坂を駆け上がり
ゴール手前でも、また上り坂を登らないといけないので・・・!
欧州ノヴェリスト産駒でこのレースを好走した、昨年の「ブレークアップ」や2020年3着の「ラストドラフト」を筆頭に!
スクリーンヒーロー産駒の「ゴールドアクター」や「マイネルウィルトス」「フライライクバード」
そして、キングマンボ系でルーラーシップ産駒の「ムイトオブリガード」が2年連続で連対するなど・・・!
独特なタフさが
➡2400mで行われる日本ダービーとは、たった100mしか違わないのに!
スピードレースのダービーではお目にかかれない
ヨーロッパ色の濃い血統を持つ馬が好走するケースが多く!
そしてその馬たちのほとんどに共通していた事が・・・!
➡︎「3勝クラス以上」で行われた「2200m以上」の長丁場で、上がり「34秒後半〜35秒台が上がり最速に」なってしまった競技をメンバー上位の末脚で勝ち切ってきた実績を既に持っている馬たちばかりだった!
やはりそれだけ、長距離を走った後で迎える東京の長い直線と、そこで迎える2回目の登坂力と言うのは…
持久力の差がハッキリと露呈するシチュエーションなのだろう!
あの馬を狙っている!!
➡以上のことから、フルゲートの多頭数戦がほぼ濃厚な今年は!
より一層、スタート直後からのポジション争いが激化する可能性が考えられるので!
道中からの消耗度合いと言うのは、まるで「殴り合いのボクシング」の様に過酷な打ち合いになると思われるので!
長い距離を戦える下地は持ちつつ、その上で!
上がり34.0秒〜35.0秒が上がり最速になってしまう競技を、既に勝ち上がった経験がある馬を積極的に選びたいと思っている。
そこで、今回のアルゼンチン共和国杯で本命にしたい注目馬は・・・!
既に春の段階から「半年以上も」このタイミングを待っていた、この馬だっ!!!
予告の◎本命1番手として!
このレースで出て来るのを
春からずっと待っていた!
◎グランオフィシエ
(12人気・北村宏司)
➡この時を待っていた!実は彼の存在については、ずっと注目はしていたのだが、本当の意味で1番勝負したかったのは、このタイミングだったので!迷わず推奨させていただく!
(※無論「最終追い切り」と「枠順」は見たいので、まだ暫定です。)
と言うのも、このレースへ向けて彼に目をつけたきっかけになるレースが2つあったのだが・・・!その中でもまず1つ目が、今年の1月に中山2200mで行われた【迎春ステークス】を、ハンデ58キロを背負いながら上がり3位の末脚を使って優勝!そして2つ目は、5月に雨の降る稍重の中で行われた東京2400mの【メトロポリタンS】では、上がり2位の33.8秒を、あの泥濘んだ稍重の馬場で記録して優勝したように!
この2戦を見ていた時に「あっ!彼は長い距離の上で、最後は周囲のライバル達が疲れて失速してしまう展開の中を、持久力を駆使して上がり最速で抜いてくる!」そんな競技を得意にしている【持久戦に長けた差し馬なのだな!】というイメージを強く持ち!この2レースを見た時から「よし!秋のアルゼンチン共和国杯では狙おう!」っと、実は既にあの時から心に決めていた1頭なのである。
倒した相手に注目!
➡しかも、そのメトロポリタンSで倒した馬の中には、その後【G2目黒記念】で、上がり最速を使って0.2秒の4着に食い込んできたゼッフィーロがおり!彼と言えば、先日行われた【G2オールカマー】でも、ローシャムパークや、タイトルホルダーに次ぐ3着に突っ込んで来た実力者なので!
そんな「倒した相手のその後の活躍」を見て考えても、メトロポリタンSでの勝ち星には価値があり!今回のゼッフィーロは、モレイラ騎手の起用もあって、出走が叶えば「1番人気」がほぼ濃厚な人気馬になっているので・・・!
そう言う横軸で考えても、倒した相手が1人気なのに、コチラは12人気想定で買えるなら、もう今からゾクゾクが止まらない!
なので案の定というか、果敢に重賞へ挑戦したこの直近は「納得できる敗戦」であり!そもそも、長い距離での持久戦に長けているタイプには、2000mのスピードレースは、道中のペースが相当忙しかったのだと思われる。
超抜な追い切り
➡そして極めつけは、調教で抜群に動いていると言うこと!
【2週前】83.0-67.3-53.1-38.8-24.5-11.9
【1週前】82.9-66.2-51.3-36.8-23.4-11.5
「はじめからココを狙っていたのか?」と勘ぐってしまいたくなる程、ここへ向けての調整では、既に2週連続で猛時計を連発しており!
どちらの追い切りでもラスト1区間の間で【12.6秒➡11.9秒】&【11.9秒➡11.5秒】と、終いが最速になる様に!最後でドカンっ!!と加速も出来ている!
馬なりで自己ベスト
➡しかも4ハロン【51.3秒】という区間タイムは【自己ベスト更新】の時計であり!
【今回】51.3-36.8-23.4-11.5
【以前】51.5-37.4-24.1-11.8
【以前】51.5-37.5-24.3-12.0
以前に4ハロンで速い時計を出した時には、終いにかけて「37秒台」や、終い12秒台へと失速してしまうことが多かったが!
今回は自己ベストを更新しつつも、その先でも36秒台、23秒台、11.5秒という、連続で速い時計を記録しながら走れており・・・!しかもこれを全て【馬なり】で楽々と出しているのだから、コンディションも文句なしで◎!
となれば、得意条件となるこの長距離戦への路線変更で、お得意の【持久力を活かしたラストスパート】を繰り出せれば、巻き返しは十二分に期待できると思っているので!腰が抜ける様な2桁人気の爆穴であるが!ゾクゾクする様な一発高配当狙いの大勝負をしてみたいと思っている!