▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
ダービー 2024 予想
いざ、怒涛の4連覇へ!
➡さて、手前味噌で非常に恐縮なのだが!
今年のダービーでは個人的に、大記録がかかっている一戦で!
まず、昨年のダービーは、◎本命ソールオリエンスと、対抗タスティエーラの馬連1点目で13.8万を的中!
2年前も◎本命ドウデュースを1着固定にした「馬単」の1点目で7万を的中!
3年前も◎本命エフフォーリアと、調教S評価にした「シャフリヤール」とのワンツーで馬連10万を勝ち取るなど!
実は今現在【3年連続で】◎本命&対抗のワンツーフィニッシュで、この日本ダービーを的中しているので!
今年のダービーで怒涛の4連覇を達成してみせる!
ダービー攻略のコツ
➡では、その3連覇を達成することができた【土台に持つ根本的な考え方】とは一体なんなのか?
この日本ダービーというレースでは、どんなポイントに気を付けるべきなのか?
一言で言ってしまえば・・・!
★後半5ハロン勝負に強い馬
即ち、残り1000mを速く走り続ける【スピード】と!
その長時間に及ぶ負荷に耐えられる【心肺機能の強さ】
この2つをちゃんと示して来た馬を探すレースであるという事だ!
小さな落とし穴
➡というのも、実はこのダービーにはちょっとした落とし穴があり!
「イメージの錯覚」とでも言ったらわかりやすいと思うが!
ダービーと聞くと、東京の長い直線勝負でのスピード比べ!という印象が強いと思うが
実は言うほど、【単純な上がり3ハロン勝負】にはなっていないのだ!
あの勝ち馬が証拠
➡それをまざまざと教えてくれたのが、単勝12人気で優勝してしまった「ロジャーバローズ」だろう!
彼の場合には、逃げ馬だった事もあり!
それ以前のキャリアでも「上がり33秒台」のような、キレッキレなラストスパートを記録できていた訳ではなく!
ダービーの上がり3ハロンにしても「35.1秒」で優勝できてしまった訳だから・・・!
到底「上がり3ハロン勝負」と言う部類のキャラクターではない!
なので、上がり32秒台のような末脚の破壊力だけで予想をしていたら、彼のような穴馬は絶対に拾えないだろう!
ラップに潜む魔物
➡けれどそんな、瞬発力には縁もゆかりもないタイプだった彼でも優勝できたしまったのが・・・
このダービーの【ラップに潜む恐ろしさ】で!
前半:12.5 – 11.2 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 12.4
後半:12.5 – 12.3 – 12.0 – 11.5 – 11.4 – 11.8
この直近5年間の平均ラップで私が注目したのは・・・!
「レース全体の減速幅」と「加速が始まった場所」についてだ!
早仕掛けレース?!
➡そう、実はこのダービーと言うレースは・・・
前半:12.5 – 11.2 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 12.4
後半:12.5 – 12.3 – 12.0 – 11.5 – 11.4 – 11.8
レース全体の減速幅が小さいにも関わらず!
残り1000mから、徐々にラップの加速が進み始めている上で
「上がり3ハロン」でも11秒台を記録しなきゃいけないレースなのだ!
現象のカラクリ
➡やはりダービーとなると、誰もが「勝ち」を必要以上に意識するので、直線を迎える時には良いポジションを確保しようと
どのジョッキーもどうしても仕掛けが早くなりやすいので・・・!
それがこの現状のスピードが出やすい高速馬場と重ねってしまうとポジションを獲りに動いた結果、4コーナー手前から少しずつペースが速くなってしまっており!
直線の長い東京競馬場の割には「早じかけ」なレースになりやすいというのが、
このラップが加速し始めるポイントを【早めている要因】なのだろうと考えられる。
昨年がその典型
➡特に、後半1000mを「長く」「速く」走り続けることの重要性を証明して見せてくれたのが
後に菊花賞をスーパーレコードで優勝するアスクビクターモア(7人気・3着)だと思っていて!
彼の場合も中山の未勝利戦(1800m)を優勝した際に!
後半1000mを【57.7秒】という、途轍もない後半のスピード能力を見せつけて勝ち切っていた実績を既に持っていた様に!
マイルよりも長い1800m以上の中距離戦において
レース後半を「長く」「速く」走れるスピード性能を既に示していることは大きなアドバンテージになると思っている!
血統のカラクリ!
➡逆に言えば、一定以上のスピード能力が既にちゃんとあるのなら・・・!
今度は逆に「持続力」を長時間に渡って支えるのに大切になって来るのは【ヨーロッパ的なスタミナ】になって来るので!
だからこそ、レコード決着が目立っている直近のダービーの中でも
イクイノックス・アスクビクターモア・エフフォーリア・ステラヴェローチェなどなど!
ヨーロッパのスタミナ血統を保持内包している馬でも活躍できているシーンが目立っているのも
そういうカラクリが根底にはあると思っている!
欧州型でもスピードがあれば
➡だからこそ私は、昨年の日本ダービーで◎ソールオリエンスとタスティエーラを素直に1点目で買う事が来たのも!
◎ソールオリエンスはデビュー戦となる新馬戦で、イキナリ【歴代の東京1800mで開催された全ての2歳戦】において・・・!
あの【THE MONSTER イクイノックス】が優勝した東スポ杯をも上回る「歴代5位」のラストスパートの速さを記録できており!
ジオグリフ (新馬戦45.3秒)
サリエラ (新馬戦45.5秒)
コントレイル (東スポ杯45.7秒)
クロノジェネシス (アイビー45.7秒)
ソールオリエンス(新馬戦45.8秒)
イクイノックス (東スポ杯45.9秒)
タスティエーラ (新馬戦46.1秒)
タスティエーラも、それに匹敵するタイムで優勝を飾っていた戦歴がちゃんとあったので!
この2頭の持つ【ラストスパートの速さ】と、その【心肺機能の強さ】をシンプルに高く評価したのである。
求めたい実績
➡故に、そうしたキツイ後半戦へ向けて、2400mを未経験なまま、大幅な距離延長を強いられる馬も多いことから!
自動的に、これまでのキャリアで「求めたい実績」としても・・・
★1800m以上【中距離戦】において、
レース後半を「長く」「速く」
走り続けられて優勝できた実績!
これを武器として持っていると、非常に強い「切り札」になると思っている!
この1頭に4連覇を託す!
➡では今年の該当馬は誰になるのか?という話しだが・・・
実はその正体については、既に前々から「今年のダービーはこの馬と共に戦う!」
と【予告】しておいた逸材が1頭存在しているので!
その馬だけにダービー4連覇の夢を素直に託したいと思っている!
では、いざ参ろう!
今年の日本ダービーにて「この1頭だけを見てくれ!」と心の底から公言できる本命馬が、この馬だ!
\4連覇を託した本命馬/
最後の一滴まで搾り出せ!
◎アーバンシック
(3人気・横山武史)
【考察】
➡「え〜〜?!まだ枠順も決まっていないのに大丈夫?」と思われるファンの方もいらっしゃると思うが!根本的にこの馬は枠を味方にできる馬ではないので!基本的に枠順の並びで評価を変えるつもりはない!
むしろ嫌なのは、まだまだ「トモ」と「体幹」はそこまで強くない馬なので!道悪になって足元が滑りやすい不安定な路面状況になる事だけが心配材料なので!良馬場の開催であれば、基本的に評価を変えるつもりはないので!
⚠単勝・馬連・3連単も、全ての券種にて【彼1頭だけ】に不動軸を任せたいと考えている!
Q.では、それほどまでに惚れ込む材料がどこにあるのか?という話になるわけだが!私は彼がまだ2歳の時に東京2000mで叩き出した【後半数値】を非常に高く評価しているのだ!
2歳でこの数値は異常!
➡そのレースというのが、過去には「エフフォーリア」も勝ち上がった出世レースである【百日草特別】なのだが!そんな過去の名馬と比べても、このアーバンシックが叩き出してきた時計は本当に異常で!エフフォーリアよりも速いHペースを追いかけた上で、後半800mでのロングスパートでも、アーバンシックは手元計測で【45.4秒】を叩き出していた!
【エフフォーリア】前半63.4秒 後半45.9秒 2:02.3秒
13.2 – 11.7 – 12.3 – 13.0 – 13.2 – 13.0 – 12.2 – 11.1 – 11.3 – 11.3
13.0 – 11.7 – 11.7 – 12.2 – 12.2 – 12.2 – 11.9 – 11.7 – 11.5 – 11.3
【アーバンシック】前半60.8秒 後半45.4秒 1:59.4秒
一応補足説明をすると!レース自体に記録されている後半46.4秒という後半数値は、ゴールギリギリまで逃げていたマーゴットソラーレという馬が記録していた時計なので!そんな彼(34.6秒)よりも、上がり3ハロンの末脚で1.4秒も速い33.2秒をアーバンシックは記録していたので!レース自体の46.4秒-1.4秒を単純に引くと【45.0秒】になるので!手元計測のストップウォッチで計った45.4秒という数値もあながち間違っていない事が分かると思う。
無論、ラップタイムや時計の数字に関しては、その日ごとの「天候」や「馬場状況」そして「前半のペース配分」によって如何様にも変化してしまうので、あくまで「目安」にしか使えないのだが・・・!ただここで強調したいのは、まだまだ体が貧弱な2歳の段階で!東京の2000mという非常にタフなコースで、これだけ負荷の強いレースに耐えられる【強心臓】を持っていたという事と!あれだけのスピードを記録できた【脚力】を持っていたという、この2つは最大限に評価してあげたいと思っている!
しっかりとした才能の土台
➡また、彼の才能で凄いところは!この後半数値での爆発力を【札幌】【東京】【中山】と、それぞれ全く異なるコース形態や馬場コンディションの中でも、堅実に使えていたということだ!それは、前走のG1皐月賞を含む!これまでのキャリア4戦全てで上がり1位~2位までの末脚を確実に記録できている事が何よりの証拠であり!
要するに「ある程度の条件が揃わないと発揮できない」という末脚能力ではなく!どんな条件でも、どんだけレースレベルが上がっても確実に末脚は発揮できるという【ブレない土台】がちゃんとあることをこれまでの実績で証明してくれているので!彼の後半数値での爆発力は本当に信頼している!
⚠ただ、とは言え・・・!やはり器用なタイプではないので!よりシンプルに最後の直線勝負だけに集中できる東京へ舞台が変わることは間違いなくプラスなので!
横山家で皐月賞4着という例で言うと、お父さんの横山典弘ジョッキーがダービー制覇を達成した【ワンアンドオンリー】と凄く似たイメージを個人的には思っている。
見違えるような動きと馬体!
➡最後に、ここへ向けての臨戦過程にも触れておくと!実は皐月賞へ向けては・・・!中間の追い切り中に放馬したり(汗)外傷を負って満足の行く調整が全然できていなかったことから、皐月賞のフォトパドックでは見栄えも全然しなかったが・・・!
【5月12日】南W 51.0-36.2-23.1-11.4(14.8-13.1-11.7-11.4)
【5月15日】南W 50.9-36.4-23.1-11.1(14.5-13.3-12.0-11.1)
【5月19日】坂路 54.0-38.7-24.8-11.8(15.3-13.9-13.0-11.8)
その分もあってか、この中間では見違えるような時計を3本連続で記録しており!正直、1週前追い切りのウッドでの追い切り映像を見た時には「追い切りでここまでワクワクさせてくれる馬はいたかな?」と思ってしまう程、本当にド迫力な動きで併せ馬をごぼう抜きしていた!
そして今にして思えば、あれだけ状態が悪かった中でも皐月賞のHペースには対応して!シンエンペラーまでは上がり上位の末脚で追い抜いて来ていたんだから!改めて、彼のフィジカルと心肺機能の強さには驚かされた!
ただ、レース映像を見れば分かる通り!やっぱり後ろ脚で地面を蹴り上げる力がまだ弱いので、中山の急坂に差し掛かった時に、バランスを崩して外へ斜行したりと!急坂ではふらふらする場面が見られたので!直線部分がより平坦気味になる東京へ舞台が変わることは彼にとっては非常に走りやすくなるので!新馬戦からずっと実戦の中で一緒に競馬を学習してきた横山武騎手と共に、思う存分悔しさをぶつけて欲しいと思う!