▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
フェブラリーS 2023 予想
革命が起きた初年度
➡そして迎えた、今年のフェブラリーSなのだが・・・!
実は、今までと全く違う【大きなルール変更】があったのをお忘れではないだろうか?
そう、このレースも今年から斤量が増えており!
全員58キロを背負っての戦いになる!
今年からの大改革
➡今年初戦の金杯週から、この斤量の増加ルールは騒がれていたが!
いよいよその猛威が、G1の舞台でもそれが牙を剝く瞬間がやって来た!
「たかが1キロの変化」と思われるかも知れないが・・・!
たかが1キロ!
されど1キロで!
この斤量の増量の持つ意味は「凄まじくデカイ」と個人的には“重く”受け止めている!
既にコースがきついのに
➡それでなくとも、実力のゴマカシが通用しない
過酷な「東京ダート1600m」での戦いなのにも関わらず!
今年はさらに物理的な負荷が増すと言う事は、今年のフェブラリーSは・・・!
【レース史上、最も体力を消耗する戦い】になることは間違いないだろう!
56や57でもキツイのに
➡例えば、今回の新しい1人気候補である
「レモンポップ」が2着だった昨年の武蔵野Sを振り返ってもそれは一目瞭然なのだが・・・!
確かに状態面が万全ではなかったとは言え!
完璧なポジショニングから追い出されたのにも関わらず、既に余力が残っておらずギルデットミラーに差されてしまっていた様に!
【56キロ】でもあれだけ消耗する訳だがら・・・!
そこから更に「2キロ」も背負う荷物が重くなった【58キロ】になったら
如何に過酷な消耗戦になるかは、ゆうに想像ができるだろう!
ローテなどにも変化が?
➡なので、ルール変更がなされた今後のフェブラリーSでは・・・!
斤量が「58キロ」に変わったのに合わせて!
そこへ向けての【ローテーション】や【必要な経験値】
更には【要求される能力の方向性】という部分も
同時に変わって来るかも知れない!
スピード戦から一転
➡以前までの「57キロ」時代のフェブラリーSでは
前走1400m線の根岸ステークス組を筆頭に!
まずは「旬のスピード能力」さえ持っていれば、優勝争いへの権利を持てていたが・・・!
それが「58キロ」での戦いに変わった新しいフェブラリーSでは、恐らくスピード能力以上に
【消耗戦での我慢比べ】や【打たれ強さ】【忍耐強さ】といった
どちらかと言うと「守備範囲の広さ」が求められるレース質へと変わっていくのでは?と考える!
顎が上がるゴール前
➡言うならば、最後は顎が上がった状態にまで疲弊し!
文字通り「歯を食いしばっての戦い」と言う壮絶な後半戦になると予想する!
そうなると、それに類似した環境を既に経験し!
そうした過酷なレース条件の中でも、しっかりと好走する事が出来た
「対応能力」や「経験値」は、相当大きなアドバンテージをもたらすだろうと考えている!
耐久性の経験値
➡端的に言えば【重い斤量を背負った経験値の有無】や
【砂の深い地方のマイル重賞で好走した戦歴】
【Hペースで差し追い込み決着だった中を先行して逃げ粘る】と言った
こうした「耐久性への経験値」は必須科目になって来るやも知れない!
なので、個人的には「バスラットレオン」が出て来てくれていたら、本命にするつもりでいた!
彼の武蔵野が良い例で
➡彼は、同じ東京1600mで行われた昨年の武蔵野ステークスの中で、斤量58キロを背負いながら3着に逃げ粘る事が出来ていたのだが!
彼があの芸当をできたのも全ては、このレースよりも前にヨーロッパの重たい馬場で
「61.5キロ」と言う途轍もない重さの斤量を既に背負って走っていたので!
58キロと言う重さが、初めて背負う重さじゃなかったのが大きかったのだろうと思っている!
今後は大きく変わる?
➡彼の好走例が本当に良い例で、昔だったら「根岸S」だけが基準となるレースだったが!
ただ根岸Sでは、57キロまでしか経験できないので!
重賞という括りでは、ハイレベルな戦いかもしれないが・・・
物理的な斤量の負荷と言う部分で言えば「すばるS組」などを筆頭格に!
58キロを経験し、その重さに慣れた状態で本番に挑めると言う馬が、今後はより多く対応して来るかもしれないので!
今年に限らず、今後のフェブラリーSでは、この斤量のルール変更によって
「何を目的に前哨戦を使って来たのか?」と言うローテーションの選択肢が大きく変わって来るだろうと思われる!
つまり、根岸ステークスが絶対軸だった時代は、終わるかも知れないということだ!
Q.誰を指名する?!
➡ではそうした中で、今年のメンバーの中では・・・!
誰が最も、この斤量が58キロに増加された新ルールを味方にできるのか?
実はそこで今回・・・!
ちょっと不気味さを感じている伏兵が!
単勝2桁人気の中に1頭存在していたので、その名前を真っ先にお届けさせていただく!
その存在が、この1頭となります!ど〜〜ぞ!!
そこをどけ!
江戸の直線を
炎と化して突き進む!
\予告の◎本命候補として!/
(13人気・Tバシュロ)
ケンシンコウ
【考察】
➡(真田が応援する「ケンシンコウ」と言うのもね、何だが歴史的に、名前が非常にややこしい感じもしますが・・・!)ただ、チャンスのある穴馬だと思っているので!今のうちからツバは付けておきたいと思っている!
無論、まだまだ先の話なので、現段階では「暫定的」な評価しかできないが!それでも、最終追い切りや枠順等々で、納得のいく材料が揃えば、最終的には3連単マルチでの軸馬などになる可能性も大いに考えられる1頭だ!
確かに、例年までだったら「根岸ステークスの3着以下は来ない」と言うデータ派の論調に巻き込まれ、浮上するチャンスもない1頭だと思うが!それはスピードが命だったらの話であり!
今の新しいフェブラリーSでは、スピードだけでは太刀打ちできないと思っているので!スピードにプラスαで、耐久力の強いスタミナを兼備している彼の戦歴は、非常に興味深いものがある!
彼の持つ最大の武器
➡まず、彼が持っている最大の魅力は!58キロ以上の重さを背負い慣れていると言うことだ!これまでで既に、58キロ以上を「4回」も経験しており!その中での成績が「4着・3着・4着・9着」で、大きく凡走してしまった1回はスタートで大きく煽ってしまって競馬になっていなかったので度外視可能!しかも、その内の1回が秀逸な内容で!昨年の福島1700mで行われた【ジュライステークス】では・・・!
1着:ニューモニュメント(56)
2着:ジュンライトボルト(56)
3着:ケンシンコウ (58)
後に【G1・チャンピオンズC】を優勝するジュンライトボルトと!先日の【Jpn1・川崎記念】でウシュバテソーロ&テーオーケインズに次ぐ3着に好走した「ニューモニュメント」よりも、なんと2キロも重たいハンデを背負いながら「0.3秒差」の激闘を演じているので!
未だ、58キロと言う重さを背負ったことがない面々が多い今年のメンバー構成の中で!既に58キロを背負いながら、後のG1馬とも接戦を演じられるほど、既に斤量慣れしている実績を持っていると言うことは、本当に頼もしい武器になる!
スピードも強化し
➡ただ、その距離実績からも分かる通り!今までの彼は、コーナー4つの「1700m〜1800m」までの中距離戦線を縄張りにしていたので!「G1の流れでの追走能力」と言う部分で、道中のスピード能力で不足していた部分が多かったが!それを全て払拭してくれたのが、前走の【根岸ステークス】の内容だろう!
初めて走る1400mという短距離を、いきなりハイレベルな根岸ステークスで経験し!しかも1800m➡1400mへの大幅な距離短縮ローテで、追走するのも決して楽ではなかったと思うが!それでも最後は【上がり2位】の末脚をキッチリと記録して、最後尾から10頭をごぼう抜きして6着までには伸びて来ていたのだから!追走能力という部分では確実に次に繋がる内容だったと思っている!
確かに、着差だけみれば離されてしまっていたが・・・!ただあれは、ラストスパートに入った時の「位置取りの差」だけだったと思っているので!前走の激流を経験し、距離も伸びる今回は、幾らか追走が楽になると思うし!
今度は逆に、前を走る面々たちが58キロという斤量の重さを経験した事がないので!前を射程圏内に入れたまま直線に入って来られれば、前の集団がスタミナ切れして脚が止まったところを!斤量慣れした彼の末脚がまとめて飲み込むという展開になってもなんら不思議ではないだろう!
今年の大きな特徴
➡なのでイメージとしては、2020年で◎本命にした「サンライズノヴァ」と同じ印象を持っており!彼も6歳の時に初めてフェブラリーSで馬券圏内に好走したのだが!実はその背景にも斤量の経験値という存在していて!その前の年の武蔵野Sで【59キロ】を背負いながら、先行して差し決着の中を踏ん張る競馬が出来ていたので!
6歳ながら、まだまだフィジカルは衰えていないことを確認できたからこそ、当時は推奨させて頂いていたのだ!なので、同じく6歳であるケンシンコウも、既に斤量の重みには慣れっこだし!
しかも今年のメンバー構成は、4歳馬と5歳馬がたったの4頭しかおらず!ほとんどのメンバーが6歳以上という、高齢馬たちが集まった中での戦いになっているので!そうした「集まったメンバーの特徴」までを考えれば!年齢という部分は気にする必要はなく!むしろ、6歳でもまだまだフレッシュな馬を狙うべきだと思うので!思い切って推奨させていただく!!