▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
函館記念 2024 予想
まずは競技の概要を
➡まず、この【G3・函館記念】と言えば、手前手前で非常に恐縮なのだが・・・!
【2021年】◎トーセンスーリヤ(1着)
【2022年】◎マイネルウィルトス(2着)
【2023年】◎ルビーカサブランカ (2着)
◎本命馬が3年連続で連対しており!
特に昨年に至っては、今年の宝塚記念を制覇した「ブローザホーン」もこの時期から特集を組んで推奨していた
色々な意味で思い出深いレースでもあり!
勝負のツボを掴んでいるという確固たる自信があるからこそ!
今年も強気に3連覇を目指して行く!
Q.何が必要なのか?
➡では「この函館記念を勝つためには、一体何が必要になって来るのか?」
結論から言ってしまえば・・・!
★思った以上にスタミナが必要で、速いスピードを持続できるヨーロッパ型!
少し長いが、このフレーズに全ての要素が集約されていると思っている!
実はこのコースも
➡それもこれも全ては、今回戦うコースレイアウトに全ての答えが隠されていて!
実はこの【函館芝2000m】というコースにも・・・!
まるでジェットコースターの様なアップ・ダウンが存在する事で!
実はイメージ以上に体力が必要になるコースだからである!
驚きの高低差が!
➡というのも、実はこのコース…
スタート地点が坂の頂上からの発射となっており!
しかもそこから、2コーナーを立ち上がって向こう正面に到達するまで!
この前半区間だけでなんと!
一気にバスケットボールのゴールリングの高さにも相当する!
「3.5m」も一気に駆け下りるのだ!
しかし後半は違う!
➡ただし、2コーナー過ぎから4コーナーまでの「息を整えたい筈の向こう正面」は、
序盤で一気に下って来た急坂を、今度は逆に登るレイアウトになっているので!
実はローカル開催という固定概念とは裏腹に…
非常にアップダウンが激しいジェットコースターの様なコースレイアウトになっているのだ!
あの競馬場と同じ
➡ちなみに、この函館競馬場に存在するコース全体の高低差【3.5m】という数字は・・・!
ゴール前に急坂がある「あの中京競馬場」と全く同じなので!
今週も「ローカル=平坦で楽ちんなコース」という…
先入観には囚われないように注意していただきたい!
最後の最後は辛抱戦
➡故に、それだけ大きなアップ・ダウンを繰り返すコースだからこそ・・・!
疲れてくるレース後半の上がり3ハロンは、毎年【35.0秒~37.1秒】にまで・・・
時計がガッツリ減速しており!
良馬場開催で統計を取っても、過去10年間で3着以内に好走した全30頭のメンツの中で
上がり34秒台を記録して好走できた馬は・・・
わずか2頭/30頭のみ!!
分かりやすく別けると
➡それだけでも【持続力】が必要なコースであるという事がよくわかる!
なので、わかりやすい比較対象でご説明すると・・・!
同じ北海道の洋芝「2000m」での重賞とはいっても
◆札幌2000mの【札幌記念】は
1600mG1にも通用するスピードの持続力
◆函館2000mの【函館記念】は
2200m以上の長丁場でも通用するスタミナ
という風に、イメージを棲み分けることが出来る!
2つが同時に必要
➡故に、基本的には序盤の「下り坂でのHペース」を楽に追走できるだけの平均スピードの速さと!
そこからレース後半での「失速戦」にも強い馬!
この両面に強い適性を持った馬でないと通用しないということであり、レース全体を通して「どこか1箇所で強い!」という馬ではなく!
レース全体の中で、最初から最後まで
「満遍なく辛抱強い馬」が頭角を現すコースと言える!
狙うべきキャラ!
➡しかもそれが、最終週の荒れた馬場で行われると言うことも考慮すれば・・・!
【スタミナが問われるコース形態】+【函館最終週の荒れた馬場】
という「2つのタフさ」が同時に問われた事によって、レース上がりが【35.6秒〜36.9秒】にまで失速してしまうパワーバランスになるだろうから!
「逃げ」だろうと「追い込み」だろうと…
どんな脚質でも体力を酷使する戦いになる事は変わらないので!
こうしたズブズブの失速戦での体力勝負を得意としているキャラクターを選別すべき年だろうと考えている!
\今年の決断が!/
➡以上、ここまでの点を踏まえて!
何やら今年も荒れそうな年の函館記念だからこそ!
ここを目標に、あえて前走では”しっかりと負けて”!
ハンデ戦の函館記念へ向けて、逆算したローテで牙を研いでいる穴馬が1頭存在しているので!
その馬を今年の【覚悟の◎本命】として発表させていただこう!
では、参りましょう!
その勝負の◎本命に選んだのが、この馬だ・・・!
\予告の本命第一候補として!/
昨年の
ルビーカサブランカに続け!
スタミナ比べなら君しかいない!
◎サンストックトン
(13人気・藤岡佑介)
【考察】
➡前走の巴賞を「休み明け」で使い「メンバー上位の末脚」を使いながら「6着」と言う字面は!まさに昨年の函館記念で本命にしていた【◎ルビーカサブランカ】を見ている様だったので!正直、前走の走りを見て「よし!函館記念では要注意だな!」と、実は既に当時から狙いを決めていた1頭だったのが、彼なのである!
実を言うと、その前走の巴賞でも、枠順が決まる前までは本命で行こうと考えていた1頭だったので!その力は十二分に評価しているし、彼はこう言うスピードが出ない重たい馬場コンディションの中でのスタミナ比べが大得意な【持久力型】なので!最終週の洋芝と言うのは、まさに御誂え向きの舞台設定である!
ただ、前走の巴賞であえて本命にしなかったのは「窮屈そうな内枠」と「追い切り過程」に少々不満が残っていたからである。特に、心配機能の面ではずっと引っ掛かっていた部分があり「長期休み明けの割には追い切り本数が少ないな?」と、ずっと喉の奥に小骨が引っ掛かる様な感覚が拭えなかったので!
巴賞の時点では明らかにコンディションが上だった【ホウオウビスケッツ】の方を急遽本命に繰り上げて的中する事ができた。
狙い澄ましたローテ!
➡現に、そのその巴賞では勝負どころの4コーナーと最後の直線区間で、ずっと舌をベロベロと出していて!明らかに心肺機能が一杯一杯になり、ガス欠を引き起こしていたので!追い切り本数が足りていなかったのは明白だった!
逆に言えば、それだけ準備不足な状態だった中でも、上がり最速の末脚を記録して6着に前進していたのは流石であり!4コーナーを立ち上がるまでは「あれ?これは勝ったかな?」と一瞬思える唸るような手応えだったので!あともう少し後半の持続力で息が持っていれば、もっともっと際どいレースになっていた事だろう!
その証拠に、実は前走巴賞組の中で、このサンストックトンだけが唯一無二!既にウッドコースに入って体を動かし、誰よりも早く調教をスタートさせているのだ!
明らかに乗り込み本数が足らなかった巴賞から一変!今度は誰よりも早く調教を再開しているこの臨戦過程から見ても明らかの通り、初めから狙いを函館記念に絞って馬を作ってきた意図を強く感じさせる!
得意な時期で漁夫の利を!
➡加えて彼自身の特徴として、7月以降の本格的な夏競馬に突入すれば(2–3-0-0)と連対率100%という、明らかな【夏馬】でありなので!最も得意な時期に、コンディションが前走よりも明確に上がってくるこのタイミングで人気が落ちるのは願ったり叶ったりだ!
逆に言えば、苦手にしていた寒い時期に開催された今年の【G2・AJCC】でも上がり3位の末脚を使って0.4秒差に奮闘していたのだから!その実力を考えれば、G3のハンデ戦で斤量も軽くなり、状態も上向いてくると言うのは、非常に怖い!
特に今年の場合には巴賞をHペースで逃げて、そのまま押し切ったホウオウビスケッツや!先行馬のトップナイフやデビットバローズなどなど!比較的、前へ行きたいメンツも揃っているので!先週の七夕賞を優勝した「レッドラディエンス」の様に、ワンテンポ待てる位置から運べる馬の方が【漁夫の利を狙えるポジション】を走れる可能性が高いので!
コーナーの中で動いて行ける機動力に加えて!そうした仕掛けるポイントを今年は再三に渡って、ドンピシャで当てて来た藤岡佑介ジョッキーが騎乗してくれると言うのも、何やら不気味さを感じている!