平安ステークス 2020【データ】えっ？！あの人気馬に黄色信号？！恐怖のジンクスは繰り返されるのか？オメガパフュームなど。

＼危険な人気馬／

ロードレガリス

(２人気・池添謙一)

【考察】

⇒ここまで破竹の６連勝で一気に勝ち上がってきたこの馬だが・・・

ここが一つの山場となる！！

そこで、今回の平安ステークス挑戦へ向けて、ロードレガリスの評価を落とした最大のポイントが、前走からのジョッキーが乗り代わったことです！

 

 

Q.では、なぜ騎手なのか？

⇒その結論に振れる前にまず、皆様も少し思い返して頂きたいのですが、そもそもロードレガリスはどんな馬でしたか？

この馬には、ある特徴的なポイントがあったと思うのですけれど、ヒントはこれです。

そうです。彼は単なる先行馬でもなければ、単なる差し馬でもないのです。

１、２コーナーよりも、３、４コーナーの方が順位が前になる、いわゆるマクリを得意としているんですが・・・

 

実はこの戦法にこそ弱点があるのです！

 

先手必勝スタート勝負？！

 

⇒まず、皆様も御存知の通り、この平安ステークスと言うレースは、前半の椅子取り合戦が非常に重要になってきます！

 

このデータが示す通り、このレースは１コーナーでの位置取り合戦に参加するなら、絶対にポジションを下げてはいけないコースなので、ここが勝負の明暗となるでしょう。

 

その証拠に、今年のロードレガリスと瓜二つだった、あの馬の成績を御覧ください！

 

あの1.7倍の馬も！

 

⇒恐らく、どの競馬ファンも今年のロードレガリスを吟味する際に、連想で思い出すのが、2017年と2018年にこの平安ステークスに出走したグレイトパールだろう。

 

このグレイトパールが優勝した年と、惨敗した年のレース内容が「１コーナーのポジション争いに負けるとどうなるか？」その象徴的なサンプルになっていますのでご覧ください！

実は、このグレイトパールは、買った年と負けた年では、実は似ている様で１コーナーへの入り方が全く違っていたのです！

 

先程のデータ分析でも記したように、負けた時のグレイトパールは、１コーナーでの椅子取り合戦に敗れ、二桁着順で１コーナーを走らされてしまったのです。

ここが勝負の別れ目でした！

 

乗り替わりも微妙

⇒だからこそ、この舞台での乗り替わりは危険なのです！

特に、このロードレガリスに関しては、ここまで主戦を務めていた武豊騎手も「操縦性」に関しては非常に手を焼いていた様子。

わかりやすく車で例えるなら、ロードレガリスはターボエンジンみたいな脚質なので、NAエンジンの様に瞬間的なパワーを発揮しない。

ドカン！とパワーが来るまで、少しタイムラグがあるエンジンなので、ジョッキーがアクセルを踏むポイントを知らないと致命傷になる！！

武さんもそれが分かっているから、同じ京都のレースでも、1800ｍの時は前半は動かず後方に構えて、向正面で初めてアクセルを踏んで動きましたが、前走の1900ｍ戦では、スタートから押して押して出して行きましたよね？

 

なぜなら、前走の京都1900ｍでは、人気で内枠に入ってしまったので、ポジション取りで下がって道が作れなくなったらもうお終いだったからです。

 

Q.なぜ、ロードレガリスだけ？

⇒確かに、ジョッキーを予想のテーマに掲げるならば、今年の人気４強は全てジョッキーが乗り変わっている異例なメンバー構成の年です。

にも関わらず、なぜロードレガリスだけが、このテーマで減点材料に当たるのか？

実はその理由はシンプルで・・・

人気４強の中でこのロードレガリスが唯一無二、直近3走以内の1コーナーで複数回、２桁ポジションで通過しているからです。

 

 

ましてや今回は重賞なので、当然一緒に走る周りの馬も速い馬に変わりますし、この平安ステークスと言う重賞がそもそも、極端に前半のラップが速い「前傾ラップ」になることからも・・・

普段から二の足が遅いこの馬が、初めての重賞で追走できるのか？ここが大きな懸念材料として残る！

 

もし同じ騎手だったら

 

⇒なので正直、今回も武さんが騎乗だったら僕は軸にしたかも知れません。

本来であれば武豊騎手も、土曜日は京都でこの馬にのり、日曜日はオークスへ参戦する予定だったが・・・

そういう観点から見ても、勝負の流れが一旦途切れてしまった感は否めない。

それだけこの馬にとっては、癖を知っているジョッキーが乗っているか？乗っていないかは？重要になってきますので、初騎乗、初コンビの今回は、心を鬼にして、あえて馬券からはバッサリと消して大勝負したいと思っております！