きさらぎ賞 2020【穴馬のヒント！】少頭数を甘く見るな！！好走データに該当した今年の穴馬とは？！

きさらぎ賞 2020 データ分析

⇒まずこのきさらぎ賞とは、毎年の傾向から見ていても守らないといけない３ヶ条というのが存在し、

今回も該当した穴馬がいたので、そこから解説して参りたいと思います。

【好走条件１：上がりの末脚】

⇒まずやはりきさらぎ賞は上がりを使える馬が兎に角強いというのが特徴ですね。

このレースでは、上がり最速を記録した馬が過去10年間で全て馬券に絡む複勝率100％の成績を収めています。

Q.では、これをレース前からどう判断するか？

それは、前走の上がりの順位にもヒントが隠されています。

上記をご覧頂ければ一目瞭然のように、前走でも既に上がり1位～２位までの速い上がりを使えていた馬が優勢であり、

しかもその上がりの時計が34秒だとか鈍足なタイムでの記録ではなく、しっかりと33秒の脚を使えていた方がより信頼性は上がります。

【好走条件２：最終追い切り】

⇒で！！お待たせしました！！次にご紹介するポイントが、今回の特集の公開が遅れた理由です。

それが、きさらぎ賞と最終追い切りメニューの関連性についてです！！

百聞は一見に如かず！まずは以下の表を御覧ください。

実は、直近５年間に絞ってみても、このきさらぎ賞で馬券圏内に好走した全15頭中14頭は、最終追い切りを併せ馬のメニューで行っていたのです！！

最早これは、美浦とか栗東とか開催場所や調教コースに関係なく、ましてや併せ馬で遅れたとか先着したとかすらも関係なく・・・

最終追いきりを併せ馬で行った！！

これ自体にすごく意味があるのです！！

事実、例えば昨年のきさらぎ賞で１人気に支持されたヴァンドギャルド(単走)は、確かに最終追い切りでも世間では抜群の動きと称されていましたが、併せ馬ではなく単走の調教であり、結果は４着に敗れました。

そして1-2着の馬連は、全て併せ馬で行った２頭が席巻する結果になりました。

この事から何を言いたいかと言えば、やはりまだまだレース経験も浅く、揉まれた経験も薄い若駒達ですから、練習から馬体を合わせる！という揉まれた経験は１本でも多く経験しておいた方が良いということです！！

ちなみに、今年のきさらぎ賞のメンバーの中で最終追い切りを併せ馬で行ったのは、以下の馬たちです。

【好走条件３：〇〇血統】

⇒で、最後にお伝えしなければならないテーマが血統データです。

その説明へと入る前に、まずは過去10年間におけるきさらぎ賞で馬券に絡んだ馬の一覧表を御覧ください。

確かに、２年前には昨年の【G1・香港ヴァーズ】を優勝したグローリーヴェイズが！

2016年には３歳にしてグランプリ・有馬記念も制覇したサトノダイヤモンドなどがいることによって、世間一般的には、「きさらぎ賞は出世レース」この謳い文句を、特にオールドファンなら数多く耳にした経験があるかと思います。

Q.でも実際にそうでしょうか？

まず、ご覧頂ければわかる通り、過去10年間のきさらぎ賞で馬券に絡む好走を見せ、後にG1タイトルを獲得したのは、色を塗った４頭のみ。

その中でも、複数回JRAのG1を獲得したのは紫色の２頭数のみ！！

しかもその内、化け物じみた金色の三冠馬オルフェーヴルがいる訳ですから、特例馬としてある意味ノーカウントにしても良い。

で、残ったサトノダイヤモンドも、G1を勝った年齢は全て３歳時のみでいわゆる「早熟」でピークを迎えてしまったわけです。

なので、ここでは何を言いたいかと言うと、「きさらぎ賞は、クラシックへ向けての出世レース」と歌っておきながらも、実態はこの先のクラシック、ひいては後のG1では好走できない、少し適性のズレた血統の持ち主が好走するということです。

ましてや距離に関しても、この先のG１では一切登場しない飛根幹距離の1800ｍという中途半端な距離だけに、「王道とはズレた血統」が好走しやすいというのが、より顕著に現れるのだと思います。

即ち注目すべきは、競走馬のピークにも大きく影響をもたらす「牝系」、つまり母系ラインに早熟傾向の強い短距離血統を持っている馬に注意！ということです。

ということで、きさらぎ賞で好走するために必要な３つの好走条件は、この３つです。