▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
エルムS 2024 予想
新しい試みに挑戦する
➡それでは既に公開した、エルムステークスの全頭診断に続いて!
今度は3歳のダート決戦である「レパードS」の方でも!
追い切りでの動きだけにフォーカスを置いた全頭診断をお送りさせていただく!
特にレパードSの場合は、まだまだフィジカルが幼い3歳馬であることに加えて!
⚠︎滞在競馬で輸送をしなくて済む北海道とは違い!
こちらは、より暑さも過酷さを増す「酷暑の新潟」へ向けて直前で輸送もしないといけないので・・・!
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4段階で評価する!
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➡余計に状態面での良し悪しが勝敗に大きく関わってくるだろう!
従って本日の特集では、既に1週前追い切りの段階で体が仕上がっていると言う面々を絞り込んで行こうと考えている!
極端な事を言えば「最終追い切りなど見なくて良い!」
そんなレベルにまで既に仕上がっていないと、この溶けるような猛暑日には勝てないと思うので!
今日も4段階評価で全頭をジャッジして行きたいと思っている!
アラレタバシル【B】
近走の中では久々に4ハロン51秒台となる「51.2秒」と言う速い時計を記録!しかも直近では、3ハロンで37.8秒や38秒台にまで落ち込んでいたところを、今回は37.0秒にまでタイムを戻して来た。併せ馬では遅れてしまったものの、この馬自身の動きとしては雄大さがあったので決して悪くはない。ただ1点、調教メニューで気になるのは、以前までだったら6ハロン85秒台〜82秒台などの長めから速い時計を刻みながら52秒台前半と終い11秒台までをセットで記録していたのに・・・!この中間では5ハロンからの時計しかなかった。3か月ぶりのレースなだけに、長めから時計を出していない事で後半の心肺機能が少し不安になる。
サトノフェニックス【A】
1週前の坂路で和田騎手を背に4F51.6秒の自己ベストを更新。しかも、雨によって馬場が重くなっていた中で、(古馬3勝)メイショウカゲカツが一杯に追われて追いかけて来て、本番さながらの叩き合いになった中をそのまま抜かせず凌ぎ切ったのだから、非常に中身が濃い!確かに、やっているメニューが1800mの中距離クラスの馬ではなく、スプリンターの様なメニューしかしていないので、実際に距離が持つかどうかはやってみないと分からないが、動きは間違いなく良く。精神面での成長も多い様なので!コンディションと言う観点だけで言えば注意が必要な1頭だ。
サンライズソレイユ【B】
矢作厩舎の管理馬らしく、彼の場合は「連闘」で調教も行わずに結果を出してしまった前走や、伏竜Sの時も追い切り1本で3着馬と0.2秒差だった様に・・・!正直、調教での動きが必ずしも結果に結び付くタイプではない。その定義で申し上げれば、この中間では珍しく日曜の坂路でも51秒台の時計を出させるなど、この馬にしてはかなりハードなメニューを積んできている。フォトパドックがなかったので直接的な比較はできないが、強い追い切りを必要としない厩舎なだけに、もし太目を気にして無理に絞り込んでいる様なら折り合い面でも心配になる。
ジーサイクロン【A】
彼への第一印象は、とてもダート馬とは思えないほど、スカッと見せたスレンダーな馬体が印象的で!パッと見の印象だと、450キロで芝の長丁場を走っている様なステイヤーに見えてしまう。それもあって、天皇賞春を目指していたブローザホーンの併せ馬をCWで担当していたのもうなづける。それが今回は、マイル重賞を勝ったディスペランツァとの併せ馬で52.5秒の自己ベストを更新!確かに向こうの方が潜在的なスピードが速いので併せ馬では劣勢だったが!彼自身も、これまでの経緯の中で比べればスピードを1段階上げてきているので、その過程は非常に好感が持てる。
ソニックスター【C】
この馬が1番良かった前走の1週前追い切りの際には、強めにガシガシ追われていた「古馬ノッキングポイント」を尻目に、馬なりで「95.3 64.7 49.9 35.3 11.1」を記録して楽々と併入していたのに・・・!今回は少しセーブされた時計しか記録されておらず「99.8 68.1 52.9 38.6 11.8」しかなかった。それは坂路でも同じで!確かに日曜日の坂路では終い11.4秒と言う末だけを伸ばす時計は記録されていたが・・・!前走時にも走った日曜の坂路では「52.4 38.3 24.3 11.6」を記録していたので!正直「Q.前走と比べたらどっちの方が良いか?」と聞かれれば前回の方が良かったので、今回は少し辛めの評価とさせていただいた。
ノットイナフ【B】
24日の坂路では自己ベストを更新する52.1秒を記録。しかも以前の自己ベストと比べれば「52.1 37.9 12.3」「52.9 38.3 12.4」その違いは歴然だろう。ただ今回は、2か月半ぶりの実戦なのに、速い時計はまだこの1本のみ。ジョギング程度の遅い時計を含めれば一応6回も調教コースには入っているが・・・!負荷と言う面では些か「Not Enough」本数が足りない気も。休み明けで1勝クラスを勝ち上がった時には、最終追い切りで終い11秒台の切れ味を発揮していたので、最終追いでどんな速い時計を出してくるか?に注目したい。
ハビレ【C】
一言で言うなら、まだまだ幼いと言う感じで(汗)今回の1週前追い切りでも、鞍上が一生懸命にゴーサインを出しているのに、なかなか前へ進んで行かなかったり、首が外方を向いてしまう程だった。それもあって推進力を欠き、併せ馬でも2歳新馬に手応えで劣勢だったので、集中力という面でもう少し成長が欲しいところ。もしくは、今年に入って既に6戦目なので、疲労感も重なってイライラしている可能性すらある。何れにしても万全という印象は受けなかった。
バロンドール【A】
海外遠征からの4か月ぶりの復帰戦となる今回は、CWでの自己ベストを大幅に更新する「95.9 65.0 50.8 36.9 12.3秒」を記録!流石に、前半からかなり飛ばしまくっていたので、最後の最後はズブくなったが、それでも前半からの行きっぷりは騎手が制御しきれない程のパワーだったので、その力は大したもの!ただ、やはり「S評価」にできなかったのは、その折り合い面の部分であり!エンジンは凄いのだが、もう少しそれを道中から制御できれば後半まで良い脚が使えるはずなので、良い部分と悪い部分が両方とも全てでた追い切りだったと思う。
ハーバーライト【B】
4月のユニコーンS以来の復帰戦となる彼は、7月14日から乗り込みを再開。1週前には4ハロン52.2秒の自己ベストを更新して来た。以前までが、4ハロンで53.0秒〜53.8秒までだった事を考えると、今回の自己ベストは遥かに速く、尚且つ終いまでしっかり伸びていたので数字面では評価できる。ただ、中13週という休み明け初戦の事を考えると、速い時計がまだこの1本のみというのは少しきになるところ。陣営側も、成長分が大きく良い時に比べるとまだ太いというコメントを公言されていたので、ここから先でどこまで絞れてくるか?が焦点だろう。
ピュアキアン【B】
今年に入って6戦目を迎えるピュアキアンだが、7月7日から調教を再開すると、1週前追い切りでは自己ベストに迫る自身第2位の「51.3秒-36.8秒」を記録。追走する形から遅れてしまったが、出して来た時計は決して悪くはない。ただ、結果こそ出なかったものの「デキ自体」で比べるなら、自己ベストを大幅に更新していた前走の方が良かったと思う。当時はかなり前を走っていた併せ馬にアッサリと追いつく動きを見せ、50秒台を記録できていただけに、併せ馬にも遅れてしまった今回は、流石に前走以上のデキとは評価しづらい。良い水準をなんとかキープしているというのが率直な印象だ。
ブルーサン【A】
休み明けだった前走のプロキオンSの際には、1週前追い切りの時点で「79秒台」を出す暴走劇を見せてしまい、それで終いが14秒台にまで大きく失速してしまっていたので・・・(汗)既に練習の段階からあれだけ破茶滅茶な時計を出していては、本番でも息が長続きしないのは当然のこと。なので、追い切りの時点から既にチグハグだった前走の大敗は気にしなくて良い。その点で今回は従来までの「坂路を遅い時計でまとめる」というコントロール重視のメニューに切り替えてきた!以前に1勝クラスや鳳雛Sを連対できた時は速い時計を記録していなかったので!本来は、今回のように遅い時計の中で自我を保つ練習をさせた方が本番に繋がりやすいのだろう。
ミッキークレスト【A】
今年の2月にデビューして、これが今年の4戦目となるミッキークレストだが、それでも手を緩めずに、果敢な追い切りメニューを消化して来ている!1週前追い切りでは、主戦を務める坂井騎手が、わざわざ追い切りにも騎乗すると!CWで初めての51秒台となる自己ベストをマークし、そのまま終いも11.1秒をマークした!確かに手応えという面では併せ馬の年長馬に見劣ってしまったものの!これだけイケイケなローテで使って来たのにも関わらず、手加減せず強い負荷を与えられている点は評価したい。
ミッキーファイト【S】
3か月ぶりの休み明け初戦となる今回は、7月10日から調教を再開すると・・・!追い切り2本目でイキナリ自己ベストに迫る50.8秒を叩きだし!1週前追い切りでも「81.3 65.7 50.8 36.4 11.0」この時計を馬なりで楽々とマークし!併せ馬2頭の方が先に手を激しく動かす中を、内から平然と追い上げて来てそのまま併入へと持ち込んだ!元々彼は、新馬戦の時は併せ馬に全く先着できず。前走のユニコーンSになってようやく最終&1週前と連続で併せ馬に先着できる様になったように、使うごとにドンドンと動きが良くなっている印象がある。加えてこの中間では、美浦の坂路を2回連続で登坂し!その2回目で登坂で坂路の自己ベスト更新となる「53.9 39.3 11.9」を叩き出して来たので!傾斜がキツくなった美浦の坂路を終い11秒台で走破できる脚力が付いて来たのは、筋力の成長を証明しているだろう!
メイショウフウドウ【-】
中1週で、まだ本格的な追い切りを行っていないので現時点での評価は「保留」とさせていただきます。予めご了承ください。
ロジアデレード【A】
前走から中2週で間隔も詰まっている事から、追い切りもまだ1本しかやっていないので!直接的な比較は難しいのだが・・・!ただ裏を返せば、この酷暑の中での中2週なのにも関わらず、暑さに滅入ることもなく間髪入れずにトレーニングを再開できていることは好感が持てる。実際にこれは調教師自身も「レース後も反動やダメージはなく、型どおりに上積みがあります。元々使って良くなるタイプなので前走以上で臨めると思う。」(via:競馬ブック様)と公言されているので!暑さに負けていないのは本当に素晴らしい強調材料になる!良い意味で最終追い切りでの変化を楽しみにしたい1頭だ!
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追い切りランキング
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➡故に、現時点での追い切り過程だけでの評価をランキング形式で並べるなら!
【1位】ミッキーファイト
【2位】ロジアデレード
【3位】ミッキークレスト
【4位】サトノフェニックス
【5位】バロンドール
⚠︎無論、これは最終評価ではない!
あくまで体調面だけのランキングなので、最終的な本命馬や相手馬の取捨選択は、ここから先で選んでいくし、いくら体調が良くてもレース条件と合わなければ買えない可能性もあるので、その点だけは勘違いしない様に!
とは言え、恐らく本命馬は体調の良いこの中から選ぶ可能性が高いと思うので!
今後の決断には注目してほしい!