▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
マーメイドS 2024 予想
このレースの大局観
➡ではまず、このレースが
【荒れるか?】 or 【荒れないか?】
で判断する時に、私の答えは・・・
⚠荒れると思っている!
牝馬にとって非主流
➡その理由はシンプルで【マイルでのスピード勝負】や、【直線の長いコース形態での瞬発力勝負】
これらのジャンルを主体に狙って育てられることが多い牝馬にとって!
それら2つは正反対の【内回りでのロンスパ戦】というのは…
そのリズムの競技自体を走る経験が非常に少ないからである!
スピードよりタフネスさ
➡逆に言えば、そうした”限定的な条件”でのみ好走できるタフな牝馬が、直近のスピードレースで惨敗し人気を落としていると、
本来の縄張りに戻って来た今回のタイミングで一気に逆襲し、波乱を起こす!
そんな大どんでん返しを何度も見てきた!
近年のわかりやすい例で言えば、シャムロックヒルやウインマイティーなどが、その典型だろう!
主流組は苦戦か?!
➡そして同時に、そうした【マイルでのスピード勝負】や、【直線の長いコース形態での瞬発力勝負】という
これらのジャンルを主体に狙って育てられ【好走して来た主流組】が、直近のパフォーマンスを評価され!
人気になってこのレースに登場すると危険な人気馬となって飛んでしまう!
(2人気➡7着)ストーリア
(1人気➡8着)ソフトフルート
(2人気➡7着)イズジョーノキセキ
(1人気➡4着)センテリュオ
(2人気➡6着)モーヴサファイア
(3人気➡15着)ランドネ
(2人気➡5着)ミリッサ
そんな結果も、近年では非常に目立っていた!
内回りでのロンスパ戦
➡やはり、直線の長い外回りのコース形態で行われる番組に出走する機会の方が圧倒的に多い牝馬にとって・・・!
内回りでのロンスパ戦というのは、慣れていないからこそ余計に過酷な舞台なのだと思う!
実際に、今回と全く同じ舞台で行われる【秋華賞】を優勝した牝馬のほとんどが
リバティアイランド
(2400m・ジャパンC・2着)
デアリングタクト
(2400m・ジャパンC・3着)
クロノジェネシス
(2500m・有馬記念・1着)
アーモンドアイ
(2400m・ジャパンC・1着)
ディアドラ
(英国G1ナッソーS・1着)
ミッキークイーン
(2200m・宝塚記念・3着)
ショウナンパンドラ
(2400m・ジャパンC・1着)
ジェンティルドンナ
(2500m・有馬記念・1着)
その後も古馬になってから、男馬を相手にした2200m以上のタフなG1で結果を残せる馬が多い様に!
この京都の内回りコースで行われる重賞では、どうしても直線の短さを強く意識されるがあまり、通常よりもかなり手前・手前からラストスパートへと強制的に入らされてしまうので・・・!
スピードの持続力、体力の耐久性などなど、本当に強い心肺機能が要求されるので!
従って、このコースでのロンスパ戦を勝てる牝馬は、その後で男馬を相手にしたタフなレース条件でも戦える【強い心肺機能を持った牝馬】になれるという事がよくわかると思う!
騎手の癖と心理状態
➡特に今回の場合には・・・!
1人気:ミッキーゴージャス(10-10-4-2)
2人気:エーデルブルーメ (7-7-6-6)
3人気:コスタボニータ (4-4-5-4)
上位人気「3頭」が、4コーナーを6番手以内で通過できる「機動力」と「先行力」を兼ね備えている上に!
恐らく展開的にも、人気馬の中では1番前を走るであろう「コスタボニータ」を目掛けて
⚠コーナーの中で動いて【早仕掛け】をする癖がある川田騎手(エーデルブルーメ)と、Mデムーロ騎手(タガノパッション)が、外から襲い掛かっていく展開が想像できるので!
恐らく、相当キツいロングスパート勝負になる可能性が高い!
内回りマスターを
➡しかも逃げ馬の【アリスヴェリテ】と【ベリーヴィーナス】も、そこそこ速いペースで逃げられる逃げ馬なので!
前もある程度引っ張りながら、レース終盤も激しい攻防戦が繰り広げられると想定するなら・・・!
そうしたキツイ流れの中でのロングスパート勝負を既にこれまでで走った内回りコースでちゃんと経験し!
尚且つ、そのレースの中で強い勝ち方を示してきた【内回りコースマスター】を狙わなければならないと考えている!
そこで、今年のマーメイドSで本命の印を打ちたいと思っている存在が
この馬だっ!
\場合によっては本命も?!/
抽選対象なのは覚悟の上!
それでも強気に指名したい!
注アグラシアド
(11人気・津村明秀)
【考察】
➡まだ抽選対象の身なので、より詳しい解説については、無事に出走が叶った後に調教診断とも合わせて解説をしたいと思っているが!ただ、本当に出て来てくれたら【熱く】【厚く】勝負したいと思っている1頭なので!
彼女を推奨すると共に【こういうタイプを狙っていきたい!】というイメージを、まずは共有できればと思っている!
彼女の場合は本当に典型的で、デビューからこれまで一貫して1800m~2000mまでの牝馬にしては長い距離ばかりを徹底的に使われており!その半数以上で上がり1位~2位までのラストスパートを堅実に使えている!
それもこれも全ては、牝系に【ガリレオ】【サドラーズウェルズ】【レインボークエスト】といった、凱旋門賞などのヨーロッパのG1を勝てる超重厚なスタミナ血統で構築されているからだろう!
ロンスパ戦は非常に得意!
➡実際に、これまでに挙げた全3勝は、全てコーナー4つ以上の小回りコースで挙げたものであり!長距離遠征+苦手なスパイラルカーブの福島競馬場を除くと、小回りコースでの通算成績は(3-0-3-1)と抜群な安定感を誇っている。
前走は、前半61.9秒という超スローペースに泣かされたが!最後はトラックバイアスと展開にも逆らいながら良く追い上げて来ていたし!今回のメンバー構成と、川田騎手とMデムーロ騎手が早仕掛けを仕掛けて行きそうなレース展開なら・・・!もっともっと忙しくなって、後半での持久力が求められる一戦になると予想しているので!彼女の良さがフルに発揮されると私は考えている!
1着・53キロ ディアデラマドレ
(前走3勝クラス:2着)
1着・53キロ シャトーブランシュ
(前走3勝クラス:4着)
2着・51キロ ヒルノマテーラ
(前走3勝クラス:4着)
1着・51キロ アンドリエッテ
(前走3勝クラス:3着)
1着・51キロ サラス
(前走3勝クラス:3着)
1着・50キロ サマーセント
(前走3勝クラス:3着)
1着・50キロ シャムロックヒル
(前走3勝クラス:14着)
2着・51キロ クラヴェル
(前走3勝クラス:4着)
しかも、このマーメイドSというレースでは!前走で、未だ3勝クラスを勝てなかった伏兵が斤量の軽さを利用して爆走するというシーンがほぼ毎年の様に続いていた時期もあったので!前走56キロから一気に4キロも軽くなった52キロで出走できるなら難解なハンデ戦だからこそ、先入観に囚われない柔軟な発想が穴馬を発掘する為に必要なレースであると私は考えている!
なのでコンビ成績(2-0-2-1)の津村騎手には、ワンブレスアウェイの様な素晴らしい一撃を見せて欲しいと思っている!