マイルチャンピオンシップ 2020【予想】グランアレグリアに牙を剥く！勝負の１頭を公開！この馬の１発に注意せよ！

＜目次＞

◆勝負を決めるポイント！

◆今年必要な武器！

◆予告の相手１点目なら！

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編集部の真田 幸太郎を含め、スタッフが直接オペレート致します。どうぞご安心ください。

➡それではまず、このマイルチャンピオンシップにおいても、先週までのみやこステークス、武蔵野ステークス、そしてエリザベス女王杯と同様に！！

そのレース毎に必ず存在する「ここだけは絶対に押さえなきゃイケナイ！」という勝負のツボからご紹介しよう！

まず結論から申し上げます！

舞台が阪神競馬場へと変わった今年のマイルチャンピオンシップで必要な勝負のポイントが・・・！

持続力勝負

確かに、今の阪神は２歳戦でもバン！バン！レコードが記録されているので、その高速馬場ばかりに目が行ってしまうと思うが・・・！

実は本当に必要なのは、
そのスピード能力ではない！

それを今から噛み砕いて説明しよう！

同じ外回りでも全然違う！

➡まず大前提として、ゴール前に激坂が待ち受けるこの阪神1600の舞台で欲しいのは「底力」この二文字に尽きる！

確かに、京都競馬場でも、阪神競馬場でも、外回りの1600ｍというコンセプトは同じだが

その中身は180度違う！

➡下り坂を使って一気にスピードを上げて流れ込む京都競馬場では、そのスピードの変化に瞬時に対応できるだけの俊敏な「瞬発力」が必要なコースなのだが、

➡馬が１番へばっているところで、高低差1.8ｍもの阪神名物の激坂が待ち受ける、この阪神競馬場では、

コースに頼れず、むしろ自力でもう一段階勢いをつけて、この坂を駆け上がらないとイケナイため・・・

相当な底力を要求される！

故に、舞台が京都から阪神へと替わった今年のマイルチャンピオンシップで勝つために必要な武器が・・・！

底力で踏ん張る
持続力適性！

これを大前提に、今年馬場傾向とメンバー構成から考える展開図に落とし込んでいこう。

馬場と展開図

➡確かに今の阪神競馬場の芝コースは、２歳重賞でレコードが出るほど走りやすい馬場なのは間違いない！

ただ、それを前提に今年の出走メンバーに注目すると・・・ここで気になるポイントが有る！

それが隊列だ！

１週前追い切りの動きを見る限り、もう十中八九レシステンシアが、打倒ルメールで「私は速いよ～！」と言わんばかりに飛ばしていくと思うが・・・

注目すべきは２列目！

今年の鍵を握っているのは、この２列目に有力馬のサリオス、アドマイヤマーズをはじめ、好位追走からでも速い脚を持っている馬たちが密集する可能性が高い！ということ！

この「高速馬場」+「強力な先行勢」という足し算の結果、

例年までの前半４Fが落ち着きやすい、京都競馬場でのマイルチャンピオンシップとは異なり！

今年の場合は、前半４Fから45秒台に突入するまでの速い流れでレース前半を突っ込んで入る展開が濃厚といえる！

むしろ今年のマイルチャンピオンシップは「前半から速くなる！」と予め腹を括って待ち構える予想をしないと勝てないだろう！

そこで必要になる武器

Q.では、スタート～ゴールまでずっと速い流れの中で全力疾走を強いられる今年のマイルチャンピオンシップでは・・・

どんな武器が必要なのか？

いわゆる典型的なマイルの三カ条である「初め良し➡中良し➡終い良し」という競馬の格言の通り、底力が問われるレースになる！

となると、ここで注目すべきはポイントが２つある！

距離実績とローテーション

距離とローテの怖さ！

➡その「距離実績+ローテーション」の怖さを、如実に知らしめてくれたのが、今年の【G2・阪神牝馬ステークス】ではないだろうか？

例えば今年の【G2・阪神牝馬ステークス】では、

前半 半マイル：46.5秒
後半 半マイル：46.4秒

これにより、マイルへと距離が延長された同レースでは、レース時計が初めて1：32秒台へ突入したレコード決着に！

という「速い流れのマイル戦」になったことでスピードの速さそのものよりも、そのスピードを持続させるだけのスタミナと底力が必要になった時に活躍したのが・・・！

前走1400ｍ組のサウンドキアラが重賞を連勝！

更には11人気で３着へ突っ込んで来たディメンシオンも、

前走は重馬場の厳しいコンディションの中でも、1400ｍの重賞で速い流れを経験したからこその爆走だった！！

安田記念も同じく！

➡全く同じ理論で、今年の【G1・安田記念】においても、稍重の馬場コンディションの中でも

前半 半マイル：45.7秒
後半 半マイル：45.9秒

という尋常じゃない超高速ペースの中を、前走1200ｍから距離延長で挑んだグランアレグリアが、後続を３馬身差の完封勝利！！

➡また同じ様に、今年のマイルチャンピオンシップと全く同じ舞台で行われた古馬のマイル重賞【G3・中京記念】でも、

泥が飛び散るような尋常じゃなくタフな馬場コンディションの中を

前半 半マイル：45.8秒
後半 半マイル：46.9秒

この速い流れになってしまったことで、前走1400ｍ組の18人気メイケイダイハードが優勝！！

更には９人気で３着へ突っ込んできたエントシャイデンも同様に、前走1400ｍで速い流れを経験してからの距離延長ローテによる爆走だった！

この様に、「速い流れのマイル戦」でスピードよりも、そのスピードを持続させるだけのスタミナと底力が必要になった時には、

前走1400ｍ以下の速いレースで、実戦で心肺機能をみっちりと鍛えてから、距離延長で挑んで来る馬には注意が必要！

タフさの持続力と言ったら！

➡そして、そんなタフな流れの中での我慢比べとなった時に、やはり目が離せない存在なのが、

サドラーズウェルズ系

これは同じ理論で結論を発表した、今年の中京記念での本命馬☆ラセットにも言えたことなのだが、

やはりサドラーズウェルズ系というのは、タフなレース展開になった中で歯を食いしばっての我慢比べがめっぽう強い！

そんな特徴あるギア比を持っている系統であり、ましてや今年の場合はメンバー構成だけでなく、ゴール前に激坂が待ち構える阪神競馬場での一戦となれば、

サドラー系が大好物なタフなレース展開になってくるだろう！

マイルチャンピオンシップ 2020 まとめ

➡つまり、「高速馬場」+「強力な先行勢」という足し算の結果、

前半から猛烈に速いレース展開の中での底力が試される今年のマイルチャンピオンシップで必要な武器をまとめると、

①前走1400ｍ以下の実戦で心肺機能をみっちり鍛え！

②その上でサドラーズウェルズ系を持っている！

そんな馬が理想的！

実はこのテーマに該当している推奨馬が１頭存在する・・・！