オークス 2022【予想】えっ？２桁人気の大穴も該当？！過去に爆走した穴馬には「ある共通点」があった！サークルオブライフやスターズオンアースは該当したのか？

▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田　幸太郎

＜目次＞

◆牝馬にとっての○○！

◆生き残るための〇〇？！

◆あの大穴も該当した！

オークス 2022 予想

★今年の前提条件として★

➡まず、オークスのレース解説へと踏み込む前に「今年だからこそ大事にしたい」と思っている前提条件を一つ述べさせていただく。

それは・・・「過去の戦歴に囚われるな！」ということ。

というのも、今年の【３歳牝馬路線】は、近年稀に見ぬ大混戦なので・・・！

それを象徴するかのように、第１ラウンドの桜花賞では上位１人気〜５人気の内…

人気馬が４頭も力を発揮できず！

７人気→３人気→６人気の決着に！

前哨戦も大波乱に

➡またそれ以外にも、この春に行われた「牝馬クラシック」の予選会でも・・・

・チューリップ賞
１人気→13人気→２人気

・フラワーC
２人気→９人気→１人気

・フローラS
５人気→４人気→９人気

フローラSでの「25万決着」を筆頭に！

どのレースも一筋縄では行かない結果が目立つ様に・・・！

過去の成績は度外視

➡実力が本当に拮抗していて、横一線な世代だからこそ！

大事なのは、下手に過去の栄光や、重賞タイトルなどに囚われない事！

むしろ、これまでの「リザルト」は度外視する位の気持ちで！

このレース自体も「オークス特別」と思って予想するくらいなフラットな目線で

「東京2400m適性」「現状の馬場への適性」「追い切り」「枠順」などの

「今回用意される条件にのみ適合している馬」を見つけだすと言うスタイルで予想をするべきだと思っている。

Q.では何が必要になる？

➡そこで必要になる「オークスだからこそ必要な能力」とは一体なんなのか？という部分だが、

本日お話ししたい項目は「この４つ」

牝馬にとっての〇〇

➡その中でも、まず一言でこのレースを言い表すなら、このオークスとは・・・

【牝馬にとっての菊花賞】
と思っていただきたい！

と言うのも、2400mの「日本ダービー」を最大目標に掲げる男馬とは異なり！

牝馬にとっての「最初のステータス」は、桜花賞を勝つことなので！

ここは目標後のレース

➡基本的には、桜花賞を勝つための「トレーニング」をされたり、「レース選択」をされることが多いので！

そこからいきなり【800mもの距離延長】を強いられるオークスは・・・

文字通り、男馬にとっての「菊花賞」に相当する位に…

未知数なる距離でのタフな戦いになってしまうと言うこと！

距離だけじゃなく！

➡また、距離だけじゃなく、オークスの場合には【Bコースの最終週】に行われる関係から・・・

Aコースの最終週で行われた「NHKマイルC」の時と同様に！

Bコースの最終週で行われるオークスの場合にも、足元のコンディションがタフになっているケースが多いので・・・！

基本的には内内を立ち回った馬よりも、最後の直線では馬場が傷んでない外を回した差し馬が突っ込んでくるように！

レースの設定条件其の物もタフな上に、馬場状況までタフとなると、如何に過酷なレースであるか？がよくわかると思う。

１着を争った頭数

➡その結果、スピードレースの桜花賞と、スタミナレースのオークスとでは…

ゴール前で生き残っている頭数にも大きな違いがあり！

【桜花賞】
2022年：９頭
2021年：４頭
2020年：３頭
2019年：５頭
2018年：３頭
2017年：５頭

【オークス】
2022年：？頭
2021年：３頭
2020年：４頭
2019年：２頭
2018年：３頭
2017年：２頭

ご覧の通り、超高速馬場の後押しもあり、全員のトップスピードが均一に拮抗しやすい結果、密集したままゴールしやすい桜花賞とは異なり！

体力勝負になるオークスの場合には、途中でガス欠になった者から「ドンドン・どんどん」と脱落して行く

一種の「生き残りゲーム」みたいな種類のレースに成りやすいので・・・！

最後の直線では、ほんの一握りの面々だけがゴール前で叩き合いを演じている「少頭数な馬群の形」になりやすい！

上がりのデータでも

➡その結果、最後まで生き残ること自体が難しい【脱落戦】な種類のレースだからこそ！

毎年、このオークスでは上がり３ハロンで１位～３位までの末脚を記録できた馬が多く活躍しており！

逆に、途中でガス欠して、ラストスパートではスピードを出せなかった面々の方が苦戦傾向にある現実もよくわかる。

つまり、このデータを解釈する上で重要なのは【スピードを出せる瞬発力型が好走している】という事ではなく！

最後まで体力が持たず、脱落していく馬が多い種類のレースだからこそ！

最後まで生き残っていた面々が【結果的に上位の末脚を使えた馬にもなってしまった】という数字であると思っている！

Q.どうやって見つける？

➡Q.ではどうやったら「牝馬にとっての菊花賞」とも言うべき、この過酷な東京2400mで争われるオークスのラストスパートでも

「最後まで生き残る末脚」を使える馬を見つけられるのか？

私の考える「１番シンプル且つ、効果的」だと思っている見極め方は・・・

過去の戦歴に注目

➡今までの上がり３ハロンにて、「33秒台」だろうが、「34秒台」だろうが、「35秒台」だろうが！

どんなスピードレンジになったレースでも、最後までバテずにメンバー上位の脚を記録できた実績の持ち主！

そんなタイプこそが、「最後まで生き残る末脚」を使える持ち主の指標に成ると思っている！

対応できる豊富な体力

➡要するに、「限られたシチュエーションじゃないと、上位の上がりを使えない！」という事は、

その馬が持っている【体力のキャパシティーが狭い】という事になるわけだが・・・！

逆に、どんなシチュエーションでも常に速い上がりを記録できたという事は

→どんなシチュエーションでも対応できるだけの体力が備わっていることの裏返しにもなると思う！

実際にその理論で過去のオークスで好走した馬の「過去実績」を振り返って行くと・・・！

好走した馬の共通点

【2021年】
１着：ユーバーレーベン
（33.2秒　33.6秒　33.7秒　35.1秒　35.3秒　36.6秒）
２着：アカイトリノムスメ
（33.9秒　34.4秒　34.7秒）
３着：ハギノピリナ
（34.4秒　35.4秒　35.8秒　36.0秒）

【2020年】
１着：デアリングタクト
（34.0秒　34.8秒　36.6秒）
２着：ウインマリリン
（35.3秒　35.4秒　36.5秒）
３着：ウインマイティー
（34.8秒　34.9秒　35.0秒　35.6秒）

【2019年】
１着：ラヴズオンリーユー
（33.9秒　34.6秒）
２着：カレンブーケドール
（33.0秒　33.1秒　35.1秒）
３着：クロノジェネシス
（32.5秒　32.9秒　33.1秒　33.9秒　34.5秒）

【2018年】
１着：アーモンドアイ
（33.2秒　33.5秒　34.3秒　34.4秒）
２着：リリーノーブル
（33.5秒　33.9秒　34.0秒　34.3秒　34.9秒）
３着：ラッキーライラック
（33.1秒　33.3秒　33.7秒　34.7秒）

【2017年】
１着：ソウルスターリング
（33.8秒　33.9秒　34.2秒　34.8秒　35.4秒）
２着：モズカッチャン
（33.9秒　34.2秒　36.6秒）
３着：アドマイヤミヤビ
（33.5秒　33.6秒　33.7秒　34.1秒　35.6秒）

ご覧の通り、33秒台決着までの速いスピードレンジでしか好走歴がないという馬は１頭もおらず！

33秒台～36秒台決着までの幅広い種類のスピードレンジに対応できる「バリエーションが豊富」な末脚を繰り出せるスタミナ自慢であることを、既に証明済みな面々がこのオークスでも結果を出せている事がよくわかると思う！

去年が理想形！

➡その上で、やっぱり１番分かりやすいのが、去年の勝ち馬【ユーバーレーベン】だろう！

上がり33.2秒の超瞬発力勝負～36.6秒の超スタミナ戦でも、上位の末脚を記録できていたのだから

牝馬にとっての菊花賞とも言うべき、この過酷で未知数な2400ｍというコースを戦う上で

最後まで生き残る末脚を記録できる「根本的な体力」を持っている馬だったという事がよくわかる！

違った場所や距離でも

➡また、そんなユーバーレーベンから分かることは「上がりの種類」だけじゃなく！

その豊富なバリエーションを【全く違う競馬場】＆【全く違う距離】でも記録出来ていた馬ほど！

この過酷なオークスという舞台で必要な「最後まで生き残る末脚」を持っている馬として相応しいだろうと考える！

現時点での候補は？

➡となると、現時点で適性がありそうなのは、この５頭

もちろん、まだ枠順も決まっていないし、最終追い切りや、土曜日の馬場傾向なども判断してから最終的な軸馬を決めたいと思っているが

少なくとも、これらの面々の中から軸を選ぶ可能性は高いだろう。