▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
エリザベス女王杯 2021 予想
?いざ、堂々の2連覇へ!
➡さてさて、この【エリザベス女王杯】と言えば!
昨年から、この《阪神2200m》で開催されるように成ったわけだが・・・!
手前味噌で非常に恐縮だが、実はその舞台が変わった昨年のエリザベス女王杯の頃から我々は既に
【◎サラキア】からの真っ向勝負で!
馬連厚め2点勝負で【22.9倍】をズバリ射止め!
非常に手応えを感じている1戦だっ!
牝馬にとっての2200m
➡故に、この阪神2200mという舞台が「牝馬にとって如何に過酷な条件であるか?」を熟知しているからこそ!
今年もそんな昨年のサラキアの様に、強靭な肉体とスタミナを持った!
メンタル面でも、体力面でも
最後の最後までメゲない!
相当タフな女の子でないと、途中で息切れしてしまう危険性が高いコースだと思っているので!
イギリス王室公認のレースだけに、覚えやすく例えるならば・・・
あのマーガレット・サッチャーの様な
【鉄の女】を今年も探して行きたい!
残り200が最大の壁
➡というのも、開催場所が変わったとしても、このエリザベス女王杯というレースで、まず最大の敵になるのは・・・
この2200mという中途半端な距離にある!
たかが200m
されど200m
この「2200m」という嫌らしい距離が、マイル主体のスピードレースを得意としている彼女たちに牙をむく!
トレンドとズレている
➡元々【牝馬限定の重賞】の中で、2000mを超える距離の重賞は
【オークス】と、この【エリザベス女王杯】の2つしかないように!
基本的には、1600m~2000mまでの「スピードレース」を主体に考えられ!
そこでトップパフォーマンスを出せるように狙いを澄まして、若い頃から体を作り込んでくることが主流なのが・・・!
近年の牝馬路線!
近年での育成方針
➡その証拠に、近年の「牝馬クラシック」を見ていてもそれは顕著だが!
良馬場開催であれば3年連続で
【G1桜花賞】でのレコードが更新され!
気がつけば3歳4月の時点で【1:31.1秒】という途轍もない…
もはや異次元なパフォーマンスを繰り出せるまでに
「マイル主体のスピード能力」ばかりが、
極端に偏ってレベルアップしている様に!
クラシック戦線でも1600mの【G1・桜花賞】を大目標に、1600~2000mまでを考えて育成を施されるからこそ!
そこに追い打ちをかけるように、京都➡阪神へと舞台が変わったことによって出現した
この阪神名物の激坂も、第二の牙を向けてくる!
今年だからこその!
➡言ってしまえば対「対戦相手」という以前の問題で・・・!
「阪神の2200mなどドーンと来いやっ!」
という【舞台と距離への恐怖心がない!】というタイプの馬が意外と少ないというのが率直な印象!
であれば尚更、
【今持っている強靭な肉体】で
距離とコース形態へ対して!
臆する事なくガンガン攻められる馬が俄然有利となる!
牝馬限定の〇〇!
➡というのも、やはり同じく阪神2200mでのG1と言えば、宝塚記念が上げられ!
毎年タフな戦いになっているのと同じ様に!
✔︎直線の短い内回り
✔︎内回りを意識して3角からロングスパート
✔︎下り坂ではなく阪神名物の激坂を2回も登る
この設定条件の元、内回りコース特有の3コーナーから始まるロングスパートから!
二度目の坂超えというタフな戦いを強いられる【阪神2200m】というコースだからこそ!
文字通り、この舞台で開催されるように成ったからには
【牝馬限定の宝塚記念】と考えて差し支えない!
日本一タフな〇〇
➡そういう定義で言えば、生まれ変わったこのエリザベス女王杯は、間違いなく日本競馬界で・・・
最もタフな牝馬重賞と言っても過言ではないだろう!
それだけ相当タフな削り合いの勝負になる!
そんな超過酷な阪神芝2200mだからこそ、今年の合言葉は
「最もタフな女が勝つ!」
この一言に尽きるだろう!
昨年の彼女の様に!
➡事実昨年も、このレースよりも前に【日本一タフなスタミナコース】として
我々が高く評価している「小倉競馬場」にて
男馬たちを蹴散らし優勝してきたサラキアが!
【小倉日経OP】➡【G2府中牝馬S】➡【G1エリザベス】➡【G1有馬記念】
4戦連続で、この心臓破りなスタミナコースで結果を残して引退したように!
やはり、既にこれまでの実績でも、そうしたスタミナを削り取られる総合力戦を経験し!
実績も残してきた面々を高く評価すべき戦いだと思っている!
〇〇の戦いなる!
➡つまり、そんなサラキアのように「最もタフな女が勝つ!」というテーマの戦いだからこそ!
これまで戦ってきた、物理的な「時間」や「経験値」の中で鍛え上げてきた!
【フィジカルの戦い】
になると考えている!
ということはつまり・・・?!
ここでまず向き合わなければ成らない勝負の決断が、この馬だ!
\1円も買わない人気馬/
アカイトリノムスメ
(1人気・戸崎圭太)
【考察】
➡確かに!彼女の持つ「一級品な平均点の高さ」という才能は大いに認めている!
その証拠に、今年の【桜花賞】【オークス】【秋華賞】の3レースで!
全てのレースで4位以内にまとめたのは、《彼女1人だけだった》のだから!
その土台に持っている現時点での総合力の高さは
【世代No.1のバランスタイプ】として大いに認めなければ成らないと思っている!
ただし1点!
➡今回の場合には【フィジカルの戦い】だからこそ!
「才能だけではどうしようも出来ない部分」が
今回はあると思っている!
先週のあの馬と同様に!
➡というのも、既にこれは先週のダート重賞【G3・みやこステークス】での
「3歳馬メイショウムラクモ」に対して、ファンのお客様から寄せられたご質問でもお答えさせて頂いたように!
やはりこうした根本的な「馬力勝負」すなわち、
⇒筋力の発達の差が露骨に出やすい競技の場合には!
今猛威を奮っている「3歳馬」という勢いだけに乗せられるのは危険だとお伝えさせて頂いた様に!
スピード戦なたまだしも
➡これがスプリンターズSでのピクシーナイトや、富士ステークスでのソングライン。
天皇賞秋でのエフフォーリアの様に!
まずは絶対的な「スピード能力」がベースで問われる戦いだったら!
まだまだ体が未完成な3歳馬たちでも十二分に戦えると思う!
しかし今回は馬力!
➡ただし、今回のエリザベス女王杯でまず求められるのは、
スピードじゃなく「馬力」なので!
既に持っている筋力(フィジカル)の戦いになると予想をしているからこそ!
極端な話、先週のみやこステークスの様に、世代間の戦いとしては
ダート戦に近い物があると考えている!
それだけ、今現在で持っているフィジカルの差が、そのまま露骨に現れる距離での戦いに成ると思っている!
あの2頭ですら負けた!
➡その証拠に、京都開催のものではあるが、瞬発力勝負が合わなかったとは言え!
あのラヴズオンリーユーや、クロノジェネシスでさえも、まだまだ体が出来上がってはいなかった
3歳時に挑戦した2200m(エリザベス女王杯)では負けてしまった様に!
たかが200m。されど200m。
やはり、この2000mよりも200m長いこの誤差が、最後の最後でフィジカルに大きく影響しているので!
何でもかんでも「3歳!3歳!3歳!」と言う雰囲気になっている現状には・・・!
【ちょっと待った!】
と、ここではあえて一石を投じたい場面だと思っている!
s
故に評価すべきなのは!
➡ましてやそれが、より馬力が問われる阪神開催へと変わってしまっている今のエリザベス女王杯というのは、
極端な表現をすれば、3歳で宝塚記念へ出走するのと同じ様なもので!
となれば、今年のメンバーの中で最も評価しなければならないのは、スピードレースで結果を出してきた面々ではなく!
根本的に自分たちよりも、大きい馬格と筋力を持つ!
男馬たち相手に戦ってきた、タフな牝馬たちを評価すべき年だと考えている!
どれだけ2000mでHパフォーマンスを出せていたとしても、如何に2200mという距離へのチャレンジが過酷であるか?
それを1番よく分かっているのはレイパパレではないだろうか?
\最右翼な軸馬候補!/
注レイパパレ
(2人気・Cルメール)
【考察】
➡確かに、ここまでの定義で申し上げれば・・・
「3強の中で1番距離に不安があるのはレイパパレじゃないのか?」というツッコミが入るかも知れない!
ただ、冷静に考えてみて欲しい!
もし仮にそうだとしたら、牡馬換算で58キロに相当する重たい斤量を背負いながら…
【G1宝塚記念】で3着に入れただろうか?
もっと言えば、男馬相手の2200m重賞を、牝馬で58キロ相当を既に背負いながら2戦連続で好走できるだろうか?
むしろ評価すべき!
➡これがもし仮に、再び自分たちよりも、骨格も相対的な筋肉量も豊富な、男馬たち相手に戦う2200mなら
「確かに馬力不足かもね」という話には成るわけだが。
ただし今回の場合には、2000mまでのスピードレースを主体にしてきた牝馬限定の2200mなので!
むしろここでは、男馬相手の戦ってきた彼女の戦歴は!
しっかりとプラスの評価を与えるべきタイミングだと思っている!
前走の内容が圧巻で!
➡とりわけ前走の【G2・オールカマー】が非常に驚かされた内容で!
牝馬でたった1人56キロを背負いながら、あの中山の2200mを次の本番の為に
あえて逃げずに我慢をさせた競馬を選択していた様に!
あれだけ無理矢理押さえ込み、口を割ってしまっていては道中で体力を消耗してしまうのも無理はない。
ただ、そんなかかり倒しの競馬の中でも、4コーナーを迎えた時には…
まだまだ唸るような絶好の手応えで!
直線入り口では、一旦は抜け出して先頭にたったあの走りを見て
「やっぱり凄い心肺機能を持っているな~!」と改めて感心させられたレースだった!
1番負荷をかけた戦法
➡結果としてあのレースは、予想外な動きを見せてきたグローリーヴェイズに早めに仕掛けられた関係で
4コーナーの出口を迎える前に、予定よりも早目にアクセルを踏まざるを得ず、
全ての動作がワンテンポ速く動かされてしまったことが
0.4秒差の4着という結果に繋がってしまったと思うのだが!
明確な意図を持っての
➡ただ先にもご紹介したように、このオールカマーは【チャレンジカップ⇒大阪杯】の時と同じ様に!
川田騎手が明確なテーマを持って望んでいた一戦であり、あのタフな中山2200mを
1周丸々あれだけ口を割って掛かりながら体力を消耗する競馬をしておいて、男馬相手のG2で4着なのだから
「正直、どんだけスタミナを隠し持ってるんだ?!」と認めざるを得ない!
距離実績は十分ある!
➡確かに、実績だけでは2200mは長いと思われがちだと思うが、
【G2・オールカマー】4着
【G1・宝塚記念】3着
全て男馬たちを相手ばかりに戦って来た中での実績なので!
この牝馬限定のメンバーに入れば、むしろ距離に対するスタミナの不安がなく運べる部類に入ると思っている!
馬体の成長が素晴らしい!
➡それを証明しているのが、ここ最近での馬体重の増え方で!
「栗東坂路2本追い」というあれだけスパルタな調教を施す、高野厩舎に所属しながら!
+10 +10と、ここ最近で一気に20キロも馬体重を増やし!
前走でキャリア最高馬体重にまで成長!
馬体だけじゃなく!
➡そんな強靭なフィジカルを持ちながら
「以前は併せると力んで
どうしようもなかったけど、今は併走の時間を長くしても
乗り役の意思に従っている感じ。だいぶ乗りやすくなってます。」
(via:ラジオNIKKEI)
と語っているように!以前までだったら、直前の練習で負荷をかけるトレーニングをしてしまうと、
本番での操縦性が難しくなってしまっていたのに対し!
その問題が解消された!ということであれば!
今までだったら躊躇していたトレーニングでも、より一層負荷のかかる「坂路での併せ馬」や「強めの調教」などなど!
練習の段階から手加減しないで
攻め込んで行ける事に繋がるので!
こうしたフィジカルが問われる戦いにおいては、非常に大きな利点と成る!
最後に人間も怖い!
➡ましてや今週の場合、あのルメール騎手がわざわざ・・・
最終追い切りでも栗東で騎乗し!
土日2日間連続で、ずっと阪神競馬場に滞在しているところも不気味極まりない!
先週の【アルゼンチン共和国杯】の予想でもご説明したように!
その日の馬場の選び方と「ココにいなきゃいけない!」という判断力では、文句なしでNo.1なジョッキーだけに!
土曜日から東京の重賞ではなく!この阪神での重賞を選んで、阪神に居残り続けている利点が!
土曜日には東京で【武蔵野ステークス】にて、ソリストサンダーに騎乗している
戸崎騎手(アカイトリノムスメ)
との大きな違いだ!
最終追い切りを見て!
➡そして最終的な「軸馬の選定」に関しては!
最終追い切りでの評価を、今一度じっくりと整理してからと発表したいと思っているので
その決断に関しては【金曜日】の夕方までお待ちいただけたらと思う。