▲重賞や勝負レースに限らず、今週の競馬からすぐに使える「酒のツマミ」になる様な競馬雑談を行う企画を配信中です。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
《新種牡馬攻略方法①》
レイデオロ産駒
➡さて、いよいよ今週末からは本格的な夏競馬が始まる!
そして競馬界における「夏」と言えば!
新馬戦が本格的に加熱する時期でもあるので、そこで本日の「読んで楽しい酒つまコラム」では・・・!
産駒がデビューしてから1年が経過し、データと傾向が豊富に出揃った新種牡馬の特徴を解説したいと思う!
そこで、第一弾となる今回の企画で取り上げたいのは、2017年のダービー馬【レイデオロ】だ!
買ってはダメな条件
→ではまず、レイデオロ産駒を買ってはダメなレース条件から先にご紹介しよう!
結論から申し上げれば【コーナーが4つ以上の周回コース】では極端に成績が悪い!
それをご紹介する上で、1800mのコース形態でご説明をさせていただく。
▼レイデオロ産駒の芝1800mにおけるコーナー回数別成績
◆ワンターンの1800m
(7-3-8-42)
勝率:11.7%
連対率:16.7%
複勝率:30.0%
◆コーナー4つ以上の1800m
(0-1-1-15)
勝率:0%
連対率:5.9%
複勝率:11.8%
Qなぜ、1800mに限定したかというと!
1600mや2000mだと外回りしかない競馬場が多い一方で、
1800mだと【ワンターンの1800m】や、【周回コースの1800m】と、同じ距離でも両方のコース形態が豊富に揃っているので、特徴を比較しやすいからである。
そして、上記の明確な差からも分かる通り、レイデオロ産駒はコーナーが多い周回コースだとパフォーマンスを落とす傾向が強く!
恐らくそれには、3コーナーから既にラストスパートに入らないといけないロングスパート合戦を苦手にしてるからだと思われる!
コーナー回数が多い1800mということは、基本的に【内回りコース】や、小倉や福島などの様に直線の短い競馬場で使用されるので・・・!
最後の直線の短さを強く意識され、直線へ向く前から慌ただしくラストスパートが繰り広げられると、レイデオロ産駒はパフォーマンスを落とす傾向にある様だ!
買うべきレース条件
→つまり逆に言えば、コーナーの中から急かされるとダメなタイプということは・・・!
直線へ向くまでゆったりと運んで、最後の直線だけで末脚を一気に点火すれば良い!というレース条件なら【買い】ということになる!
▼レイデオロ産駒の芝1800mにおけるコーナー回数別成績
◆ワンターンの1800m
(7-3-8-42)
勝率:11.7%
連対率:16.7%
複勝率:30.0%
◆コーナー4つ以上の1800m
(0-1-1-15)
勝率:0%
連対率:5.9%
複勝率:11.8%
事実、それはこの成績が表している通りであり!
今にして思えばレイデオロがG1を勝ったのも、日本ダービーと天皇賞秋だった様に!共に最後の直線が長いコース形態だけ!
逆に、有馬記念や宝塚記念での内回りコースでは、優勝できなかった様に・・・!
父のレース結果が、そのまま産駒の特徴にも受け継がれている印象だ。
前哨戦向き血統?!
→なので【直線へ向くまでゆったりと運んで、最後の直線だけで末脚を一気に点火すれば良い!】というレース条件でいうと
G1本番というよりも、エプソムカップや府中牝馬ステークス。そして毎日王冠などの様に!
前哨戦で使われる舞台の方が多いので!
ゆったり運べるスローでワンターンの1800mに対して高い適性を持っている可能性が高いのなら・・・!