▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
高松宮記念 2024 予想
重要な大前提として!
➡それでは早速本日は「高松宮記念」を切り崩して行きたいと思うのだが・・・!
先に注意点から申し上げると、このレースは【天気】と【馬場コンディション】によって
その年ごとのヴィクトリーロードが大きく変わりやすい舞台設定なので・・・!
最終的な◎本命馬の決定については、時間ギリギリまで待ってから決断をしたいと思っている!
Q.最も注意が必要なのは?
➡では、天候や馬場コンディション以外で
【今からでも気を付けるべきポイント】とは一体何なのか?!
まず1番顕著なのが・・・!
⇒「急坂の最中にギアを上げられる脚力」だろう!
実際にこの【キーワード】を使って、この直近2年間では
(12人気・1着)ファストフォース
(5人気・2着)ロータスランド
この2頭の穴馬を推奨することに成功している!
起伏の違いに注目!
➡では一体これはどういう意味なのか?
例えば、同じ急坂コースでも「中山1200m」や「阪神1200m」は
《平坦な直線区間で勢いをつけてから、ゴール前の登り坂へ挑める》という
【平坦➡急坂】というリズムなコース形態なのに対して・・・!
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この「中京1200m」に関しては
《先に登り坂を駆け上がってから、長い平坦が続く》という
【急坂➡平坦】という真逆な起伏になっているのが大きなポイント!
より純粋な脚力が
➡確かに中京も、4コーナーの出口までは、長い下り坂でスピードを乗せてから直線を迎えてはいるもの!!
直線の入口で”手前を替えて”「さぁ~いくぞ!」というギアを上げる作業を・・・!
登り坂の最中で行わないといけないので!
まだ平坦な直線区間で、十二分に勢いをつけてから、急坂へと飛び込める中山や阪神とは異なり!
最もスピードが出ていない状態の時に坂を迎える中京では、より純粋な馬力での登坂力が問われるので!
【豊富な筋肉量からくる強大な脚力】が必要になって来る!
坂の途中でギアを上げる
➡まだ競馬が初心者の方は、自分が自転車に乗っている時をイメージして頂ければわかりやすいと思う。
【平坦区間】でギアを上げるのと、
【登り坂の最中】にギアを上げるのとでは、
脚にかかる負荷が全然違うのと同じように!
このギアを上げる「さぁ~行くぞ!」というタイミングを、どのタイミングで迎えているか?の違いは本当に大きく!
それはこの中京1200mで争われる高松宮記念でも・・・!
同じような現象が競走馬たちを襲うということだ!
先週のファルコン同様!!
➡だからこそ、純粋な「スピード血統のサンデー系」は未だこのレースを勝てておらず!
あのグランアレグリアでも加速が間に合わず、届かなかった様に苦戦を強いられている!
一方で、「ミスプロ系」を筆頭にアメリカのダートに精通する
【馬力に溢れたパワー血統】の方が毎年上位を席巻しているのも
この「坂を迎えるタイミングの違い」が大きく影響を与えているのだと考えている!
馬力に優れたキャラを
➡ではなぜ、数ある予想項目の中で、この「坂の最中での脚力」に着目したのか?と申し上げれば・・・!
それは昨年から斤量「58キロ」に増えているからである!
それでなくともスプリントG1というのは、レース後半でスピードを持ち堪えるのが難しく!
失速戦の中で踏ん張れる持続力が必要なうえに「背負う荷物の重さ」が増えているので!
より一層「脚力」という部分は大事になって来る!
故に、豊富な筋肉量を武器に!
【急坂の最中でもギアを上げて加速ができる脚力】を持っている馬を最優先に評価したいと考えている!
実際に、高速馬場で行われた高松宮記念では、同じく中京で行われた「ファルコンS」を制覇していたアメリカ産馬のミスターメロディ(USA)がこのG1も制覇している!
連続して蹴るスタミナを!
➡また脚力以外にも、序盤からの激流にも耐えられる「スタミナ性能」も当然必要で!
幾ら脚力を持っていても、先に息が上がって疲れてしまっては元も子もないので!
馬のキャラクター的にも、過去の戦歴からも【粘りながら差せる馬】というのは大事にしたく!
序盤からの激流を追走した上で、強靭な脚力をもセットで求められたハイレベルな一戦にて!
既にちゃんと結果を残している馬たちを、実績面では評価したいと考えている!
Q.今年の穴馬は?!
➡以上ここまでのテーマをまとめると!
高松宮記念で求めて行きたい馬のキャラクターとしては・・・!
豊富な筋肉量を武器に、急坂の最中でもギアを上げて加速ができる脚力を持っており!
尚且つ、序盤からの激流を追走した上で、強靭な脚力をもセットで求められたハイレベルな一戦にて既にちゃんと結果を残した
【粘りながら差せる馬】を積極的に狙っていきたいと思っているのだが・・・!
そこで目星をつけた今年の穴馬が、この1頭だっ!!
これまでの不運を
吹き飛ばす
乾坤一擲の爆走劇を!
\一撃必殺の穴馬として!/
(13人気・ 岩田康誠)
注ロータスランド
【考察】
➡無論、この後で発表される【枠順の並び】と【直前の天気予報】をしっかりとチェックしてから最終的な結論は出したいので!今はまだ「暫定」に過ぎない。特に彼女の場合は、徹底的に【イン差し】を狙って来る岩田康誠ジョッキーとのコンビで参戦するので、尚更枠順の並びは重要になる!
ただ、このレースへ対する「適性面」については、既に2年前に2着へ好走した時も当レースで推奨していた様に!この舞台での適性は非常に高い【外国産馬】なので!今回も果敢に狙って行きたいと考えている!
尚且つ、昨年の時点で既に持っていたレース適性に加えて!直近の実戦経験の中でも、改めて高く評価したいレースがあった!それが・・・!阪神1400mで行われた【G2・阪神カップ】での内容だ!
やはり、昨年の阪神カップの場合には「全員58キロ」へと斤量が増量されたルール変更の中で、レースレコードを塗り替える【1:19.3秒】を叩き出していたのだから、自分の中では【1400mのG1】という認識で高い評価を持っている!
最早1400mのG1レベル
➡その証拠に、勝ち馬の「ウインマーベル」が、その後もトップハンデの58キロで阪急杯も立て続けに制覇している時点で、そのレベルの高さは言うまでもないだろうが、ただその中でも【勝ち時計】と【ペース配分】は本当にレベチだったと思っている!
12.3 – 22.5 – 33.1 – 44.3 – 55.7 – 67.3 – 79.3 (前33.1-後35.0)
ご覧の様に、昨年の阪神カップは1400m重賞での「1200m地点」を1:07.3秒で通過しており、これは1200のG1でも速いレベル!実際に、これは同年の【G1スプリンターズS】よりも、0.7秒も速い通過タイムだったので!
当時の阪神カップではG1馬のママコチャが、ペース配分と距離に対応しきれず5着に破れてしまったのも納得がいく!いくら疲れが残っていたとはいえ、1200mのG1を制覇したG1馬でも対応するのに苦労するくらい時計が速かったと言うことはしっかりと評価するべきだろう!
その中で伸び代を感じる馬を!
➡Q.ではなぜ、そのレースの勝ち馬である「ウインマーベルを推奨しないのか?」と申し上げれば、あのレースで2着3着に好走していたのが、同じく1400m巧者である【グレナディアガーズ】と【アグリ】だった事からもお分かりの通り・・・!
あれだけ凄いタイムに対応できてしまうと言うことは、1200m戦と言うよりも1400mへの適性の方があまりに高過ぎる可能性が拭えないので・・・!トップスプリンターを決める今回の一戦では、逆にギア比が合わない心配が出て来る。
だったら【ハイレベルな1400mで爪痕は残しつつも少し適性が合わなかった】と言う馬の中から、今回のレース条件で更なる進化を秘めている馬を見つけ出す方が得策だろうと考えた!そこで白羽の矢が立ったのが、このロータスランドなのである!
と言うのも当時の阪神カップは、1200mのG1を上回るHペースで進行していた中を、彼女はその隊列を【8枠15番】と言う不利な外枠から、ずっと隊列の大外を走り続けていたので、非常に距離ロスが大きかった。
今回こそ内枠が欲しい!
➡最後の直線こそ、岩田騎手が執念のイン差しで馬群を捌いて伸びては来ていたが…!一列内を走っていた「アグリ」に狙っていたコースを全て先に取られてしまい、その後の選択肢でも全ての動作が後手後手に回り、最後の最後でも前が壁になるシーンがあるなど・・・!満足にアクセルを全開にする事が出来ず、完全に足を余す結果となってしまった。
それでも、上がり3位の末脚は記録した上で、勝ち馬のウインマーベルとは0.2秒差だった訳だから、非常に見所が多い一戦だった。ただ、この阪神カップを含め、この直近4レースでは尽く枠順に見放され、なんと4戦連続で「7枠・8枠・8枠・8枠」が続いてしまい、どのレースでも序盤から難しい組み立てを余儀なくされていた。
しかしながらラストスパートでは、上がり1位・3位・1位を連発しており!前走の【G3京都牝馬S】でも、伸びないイン側に飛び込んでしまったのにも関わらず、上がり最速の33.3秒は記録していたのだから!7歳という年齢の衰えは全く感じさせなかった!
事実この中間でも明るいコメントが陣営からは発表されており!「前を走る3頭の併せ馬を意識させながらやりました。馬なりでサッとでしたが良かった!」(via:スポニチ様)と弾むような明るいコメントが提出されていた。
枠次第では本命も?!
➡以上の内容からも急坂コースでの高速決着や!
斤量58キロ(牝馬なら56キロ)を背負った状態でHペースを追いかける経験値などなど!
歴戦の中で培ってきた経験値は、どれも非常にタフな物ばかりなので!
後は本当に枠順だけ!そこさえ問題なければ、本命にする可能性は十二分に考えられるので!
後は枠順の決定を待ちたい!