▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
天皇賞春 2021 予想
➡それではまず、既にPart1で公開している【好走条件】を大前提とした上で!
本日の結論編で取り上げたい、もう一つの重要な勝負のキーワードをお伝えしよう!
それを解説する上で、まず真っ先に見ていただきたい数字がある!
それがコチラ!
この数字に答えがある!
6 6 6 4
4 4 3 3
8 8 8 8
5 5 4 4
5 4 5 3
2 2 2 4
一体全体、これは何を意味しているのか?
答えが段々見えてくると思いますので皆様も少しだけ予想して見てくださいね!
アリストテレス (6-6-6-4)
ディープボンド (4-4-3-3)
ワールドプレミア (8-8-8-8)
カレンブーケドール(5-5-4-4)
オーソリティ (5-4-5-3)
ウインマリリン (2-2-2-4)
そうなんです!
実はこの数字は、今回の【上位人気6頭の脚質】を並べた数字なのです!
それも、単なる数字ではありません!
それぞれの馬が「コーナー4つの重賞で5着以内に好走した時」の、各コーナー毎の平均通過順位を1頭ずつ計算して並べた物です!
「これで一体何が見えるか?」
もう違和感を感じましたよね?そうなんです!
➡人気馬ポジションが近過ぎる!
自分の競馬ができるか?
➡【武術の型】と同じように、競走馬にも各々が得意としている「勝ち方」がある!
それが今年の有力馬の場合、重賞と言う大一番で自分の力を出し切った際に・・・
互いのポジションが近過ぎる!
これによってどうレースに影響を及ぼすか?と言えば
人気馬の消耗戦は
避けられない!
ということ!
する側もされる側も
➡相手からしつこくマークされる側は、体力的に厳しくなるというのは、容易に想像がつきますが、
それと同時に!
実はマークしている側も、「相手を見て行く」と言う行為は、逆に言えば・・・!
【自分のペースを守れていない!】
とも言える!
3200mと言う長距離を「相手を見ながら、わざわざ相手のペースに合わせて走る」と言う戦法は、
それもそれで同じようにキツイ戦いになる!
その典型的な例が今年の阪神大賞典での「ディープボンド」と「アリストテレス」の明暗がくっきり別れた要因ではないだろうか?
阪神大賞典での2頭の明暗
➡あの重馬場の中を、自分のペースで前目前目で運んだディープボンドに対し!
そのディープボンドをマークしながら競馬を進めたアリストテレスは・・・
逆に我慢をさせようとした事によって!
折り合いを欠いて、ジョッキーと喧嘩をして体力がなくなってしまった!
勝負のキーワードが!
➡要するに、このPart2で議題に取り上げたい、最も大切な勝負のキーワードが・・・!
強気なマイペース!
要するに、スタミナの残量が最後には物を言う戦いだからこそ!
◆逃げるなら、逃げる!
◆追い込むなら、追い込む!
と、いかに相手を見ないで、3200mを自分のペースで走れるか?
これが勝負の鍵を握る!
理論のサンプルとして!
➡その理論の証拠として、振り返っていただきたいレースが、今年の【G1・大阪杯】!
距離は全く違ったが、それでも見るに堪えない「おしるこ馬場」で行われたことで・・・
一気にスタミナレースへと変貌してしまった今年の大阪杯の場合にも!
◆あの重馬場の中を「59.8秒」という強気なマイペースで逃げたレイパパレが優勝!
◆前がガンガン飛ばす中、道中はマイペースに最後方近くで構えていたモズベッロが2着!
逆に3強対決の図式で牽制しあってしまった「あの3頭」は・・・!
自分のペースで走れなかったことで必要以上に体力を消耗し
コントレイル :3着
グランアレグリア:4着
サリオス :5着
と、完全に足元を掬われた格好となってしまった様に!
そうした体力の削り合いになる戦いのレースにおいては、いかに相手を見ないでマイペースで道中を走れるか?が鍵になる!
強気な選択をする為にも
➡更に踏み込んだ言い方をすれば!
あの大舞台で、しかもあの3強相手に「強気なマイペース」を選択できた
レイパパレ(川田)も
モズベッロ(池添)も
既に重賞やG1で好走した時と同じジョッキーとのコンビだったように!
そうした大一番でも「強気なマイペース」を貫くためには・・・!
パートナーの「癖」や「好きな走り方」を熟知しているコンビでないと
「強気なマイペース」は選択できない!
レースと言うスポーツの根源
➡ライバルと戦うのも競馬だが・・・!
それ以前に、コースと戦うのが「レース」というスポーツの根本的な部分であり!
ましてや初めて開催される【阪神(外&内)3200m】というコースレイアウトでのG1なのだから!
まずはこの初めてなコースを相手にも!
怯むことなく強気なマイペースを選択できるコンビが不気味な存在といえるだろう!
故に、既にこれまでの重賞で3着以内に好走した時と同じジョッキーとのコンビで出走してくる馬をまずは中心に選びたい!
今年の馬場を見方につけろ
➡そして最後に抑えておきたいのが今週末の天気と馬場コンディションについて!
既にここまでお話して来た通り、今年の天皇賞春の場合には・・・!
人気馬の脚質の並び方だけを考えても、直線の短い内回りコースということも相まって、
強制的に3コーナー入口からのロングスパート合戦に入るざるを得ないので!
「スタミナの残量」が最後には物を言う戦いになることは明々白々!
土曜日の雨と馬場
➡️そこを前日の土曜日に降ってしまう雨の影響で、土曜日のレース中に芝を掘り起こされてしまうと・・・
見た目以上にタフな戦いになることが想定される!
恐らく当日の馬場発表は(良)だと思うが・・・
各馬のスタミナに全く影響を及ぼさない軽い馬場とは言い難いだろう!
G1だけに、速いトップスピードを持つ事も重要だが、それ以前に!
自身のトップスピードを
1mでも1mmでも長く!
より少しでも他のライバルよりもスピードを長持ちさせられるだけの
持続力性能が試されるゴールスプリントになるだろう!
あの騎手の付近は!
➡️実際問題、既に共同記者会見にのぞんだルメール騎手がコメントで
“いいポジションを取る事が大事。
いい馬の後ろを取りたい”
(via:サンケイスポーツ)
と発言してしまっている時点で!
ルメール騎手とアリストテレスのそばでレースを進める面々は・・・
消耗戦に引きずり込まれる
事は避けられないだろう!
昨年のエリ女の様に!
➡距離は違えど、同じく阪神の内回りコースを使用された、
昨年の【G1エリザベス女王杯】でのラッキーライラックがまさに良い例で!
馬の体力に自信がある時のルメール騎手と言うのは、4コーナーでは外々を回ってでも、
誰よりも早めに仕掛けて、前を潰しにかかる傾向が強いジョッキーなので!
恐らく3コーナーから急激に展開が動き始め、そこからかなりのロングスパート合戦になる可能性は強い!
その結果、まるでデジャヴの様に、あのエリザベスの時の様なゴール前の激戦になると展開予想している!
本命馬への結論
➡以上、ここまでのテーマを元に、まずは「Part2」でご説明してきた好走条件を今一度整理すると、この3つになります!
★4逃げるなら逃げる!追い込むなら追い込む!と、いかに相手を見ないで、この3200mを「強気なマイペース」で走れるか?
★その強気なマイペースを選択をする為にも、既にこれまでの重賞で、3着以内に好走した時と同じ騎手とのコンビで参戦!
★3コーナーから始まるロングスパート合戦で求められる高い持続力性能を持っている!
それにプラスαで、既に「Part1」でご紹介しているテーマを元に選びぬいた
今年の天皇賞春での本命馬が・・・
この馬だ!