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天皇賞春 2024 予想
チャプター設定があります！
➡それでは、この先の予想動画に先立ちまして、今回のPart１特集では・・・！
ドゥレッツァ
テーオーロイヤル
サリエラ
ブローザホーン
タスティエーラ
既にジョッキーも確定していて、上位人気になることは「ほぼ確実視」されているこの５頭の才能を、１頭１頭丁寧に分析して！
それぞれが【得意にしている条件】や【苦手にしている条件】などを噛み砕いてご紹介させていただくので！
今後の予想で課題となって来る「人気馬の取捨選択」という難題へ向けてのヒントとしてご活用いただけたらと思っている。
それでは早速、「人気順」に、まずはドゥレッツァの方から解説を行って参りましょう！
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★ドゥレッツァ★
【武器】TOPスピード
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➡まず彼の長所というのは、昨年のG1菊花賞にて「単勝で買う本命」として推奨した際にも解説をした様に！彼の持ち味は、ラスト４ハロン～３ハロンでのラストスパートでの【トップスピードの速さ】と、その速度域を長くキープする【スピードの持続力】が求められる戦いにはめっぽう強いタイプなので！スピード能力を最大限に高く評価したいと思っている！
【45.0秒】ドゥレッツァ（ホンコンJC）
【45.3秒】アーモンドアイ（天皇賞秋）
【45.3秒】ダノンキングリー（共同通信杯）
【45.4秒】エフフォーリア（天皇賞秋）
【45.5秒】アエロリット（毎日王冠）
【45.7秒】コントレイル（東スポ杯）
【45.8秒】レイデオロ（天皇賞秋）
【45.9秒】イクイノックス（東スポ杯）
事実、その【ラストスパートでの驚異的な数値】というのは、歴代の東京芝1800ｍ～2000ｍで行われた全てのレースにおいて！前半1000ｍが62秒以上もかかる極端なスローペースを除いた全世代、全レースで集計をとってみると・・・！彼が【ホンコンJCT】で叩き出した後半数値【45.0秒】というラストスパートは、これだけの名馬たちと肩を並べる数値を叩き出していたのである！
そしてそれは【G1菊花賞】でも同様で！あれだけ前半からかかり通しで「半ば暴走気味」な戦い方をしたのにも関わらず！3000mの長丁場を前半から60秒台で通過しながら、後半も58.6秒というエゲツナイ時計を記録して圧勝したのだから・・・！本当にこの仔の【後半での爆発力】は末恐ろしいものがあるが！恐らくそれには、父ドゥラメンテと、母型のスピード血統が大きく関係しているのだろう！
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★ドゥレッツァ★
【弱点】ステイヤーじゃない
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➡そして、この長所である「圧倒的なスピード能力」からもわかる通り！彼の持つ弱点というのは【そもそもステイヤーではない】ということ！菊花賞を勝てる馬＝全員ステイヤーと勘違いされるファンの方も多いだろうが！全員が未知なる距離への挑戦となる菊花賞で好走できる馬というのは、必ずしもステイヤーだけとは限らない！その証拠に、過去に1600m重賞で活躍したエアスピネルなど好走していたり！菊花賞を勝った後は一度も3000m超えの重賞に出走して来なかった馬も多数存在するのがその証拠だ！
なので菊花賞を見返す時には、ゴールドシップやワールドプレミアの様に【ステイヤーとしての適性の高さで優勝した馬なのか？】それとも、コントレイルやエピファネイアの様に【ポテンシャルの違いとスピードの速さだけで優勝した馬なのか？】その中身は正確にジャッジすべきだと思う。
その点で、本来はステイヤーじゃない【スピードタイプ】のドゥレッツァが、更に距離が伸びた3200mの天皇賞・春で好走をする為には・・・！昨年の菊花賞と同じ様に「スタミナ＜スピード」の方が重要になる馬場コンディションや展開になる必要があると考えている。
また、あの菊花賞での「あの走り方」からもわかる通り！スピード能力が凄い分、気持ちも前向きすぎる面があるので、１週前〜最終追い切りで速い時計を出し始めた過程で「道中の操縦性に悪影響を出していないか？」ここのチェックは絶対にすべきだと思う！なので個人的にはコントレイル やエピファネイアと同様に、2400mのジャパンカップこそが本来の適所なのではないか？と思っている部分は強い。
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★テーオーロイヤル★
【武器】タフさの経験値が豊富
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➡まず、彼に関しては、前走の阪神大賞典でも「勝つのはこの馬だ！」と宣言をした上で本命にしていた馬だが！彼については、3400mのダイヤモンドSで記録してきた走破タイムの方を非常に高く評価している！というのも、この一覧表を見ていただければ一目瞭然の通り！
後半1000ｍが素晴らしく速かったが【実は前半から既にずっと速く走っていた】という、長距離を走りながらも「レース前半」と「レース後半」でペース配分の落差が小さく、満遍なくずっと速く走れていた馬の中では、全体で【５番目】に前後半での落差が少ないタイムで走れていたので！時計的な価値としては非常に高いと私は評価している！
しかも彼の場合には、トップハンデとなる【58.5キロ】という荷物を背負った状態で！上がり３ハロンでも、3400mの長丁場で【33.7秒】という上がり最速の末脚まで記録していたのだから、尚更凄い内容だったと思う！
というのも、これは今年のトレンドの１つでもあるのだが！未だ58キロ以上の重たいハンデを背負った状態で長丁場を走った経験値が少ないメンバーが多い中で！既に、今回背負う重さ以上の58.5キロを背負い！しかも、距離についても3400mと長い舞台設定で、あれだけのラストスパートをも使えているのだから・・・！【経験値】としては生粋のステイヤーとして完成されてきたと評価している！
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★テーオーロイヤル★
【弱点】舌を出す仕草
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➡ただし弱点としては、前走の４コーナーで舌を出すシーンがあったことだ。結果的に、あれだけ舌をベロンベロンに出しながらも５馬身差でぶっちぎってしまったのだから、心配し過ぎかも知れないが・・・！
ただ「舌を出す」というのは、基本的に疲れが溜まってきた時に現れる仕草であり！加速へ悪影響を与える仕草でもある！しかも彼の場合には、この直近で3000ｍ越えの重賞を、立て続けに３本も使ってきているので・・・！４戦目を迎える今回は、いよいよ見えない疲労が蓄積されてきた兆候？かもしれない。
【前回の１週前】85.4-69.3-53.8-38.7-24.6-12.1（15.1-14.1-12.5-12.1）
【今回の１週前】80.3-65.1-50.4-36.4-23.2-11.5（14.0-13.2-11.7-11.5）
一応、１週前追い切りの時点では！なんとこの歳でCWの自己ベストを更新するなど！猛烈な時計を叩き出しているので、心配しすぎなのかもしれないが・・・！とは言え、今までの彼はあの様に舌をベロベロと出す事はなかったのだから！あれが一体どこから来た物だったのか？これは最終追い切りまでの過程をしっかり見ながら見極めて行きたいと考えている。
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★サリエラ★
【武器】順応力の高さ
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➡まず彼女の場合には、どんなに体調が悪くても、どんなに適性が合わない競技でも、最後の最後では必ずメンバー上位の末脚を記録して来る順応力の高さを１番に高く評価してあげたいと思っている！現にこれまでの成績を見ればわかる通り！初めての距離、初めての長距離輸送、初めての騎手が騎乗しても、最後の最後では上がり１位〜３位までのラストスパートを100％記録し続けて来ている様に！その「帳尻合わせ」には素晴らしいものがある！
特に、いきなりの3000m越えに挑んだ前走のダイヤモンドSでも！牡馬換算で「57.5キロ」相当の重たいハンデも背負った状態で、上がり２位となる33.9秒の末脚も使って、一発回答で3000m超えのレースで結果を出したのだから！テーオーロイヤルのダイヤモンドSを高く評価するなら、彼女もセットで評価してあげないと筋が通らないと私は考えている！
そして、そんな彼女を今回の3200mで導くのが！長距離界の天才「武豊ジョッキー」である！昔から【長距離はジョッキーで買え！】なんて言う謳い文句があるように、やはり長距離戦では道中でのマネージメント能力が非常に重要なので！長距離での「勝ち方」「我慢のさせ方」を熟知している鞍上が背中に乗ってくれるのは、彼女にとって心強い味方となるだろう！
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★サリエラ★
【弱点】ズブズブな体力戦
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➡ただし、やはり牝馬にとっては・・・！男馬を相手にする中でズブズブの体力勝負に持ち込まれては少々部が悪いのは避けられない事実だろう。それは長年の歴史が物語っている様に！基本的に3000mを超えるオープン戦以上では、牝馬の成績は芳しくない。過去10年で3000ｍ以上では勝ち星が１回もない。
【牝馬・3000m以上・OP以上】（０-４-６-40）連対率8.0％ 複勝率20.0％
【牝馬・3000m以上・重賞以上】（０-３-４-35）連対率7.1％ 複勝率16.7％
やはり骨格的な問題から、牝馬の場合は男馬に比べて「スピード」や「瞬発力」に秀でた才能を持つ馬が多いので！生粋のステイヤーが上位を席巻する様なスタミナ合戦になってしまうと少々部が悪いだろう。
なので、彼女がこの舞台で好走する為には！前走のダイヤモンドSと同様に、ズブズブなスタミナ能力よりも、割りかしスピードの速さが重要となる一戦になってくれた方が喜ばしいと思うので！「35秒台が上がり最速になってしまう」という様な、ヨーロッパ的な重さが問われるスピードレンジになってしまうと、彼女のストライクゾーンからは外れてしまうと思うので！そこは今後の天気予報などを確認しながら、慎重に見極めて行きたいと考えている！
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★ブローザホーン★
【武器】トルクと持久力
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➡まず彼については、今年の日経新春杯でも「勝つのはこの馬だ！」と宣言をした上で、単勝と馬連でのダブル的中を達成！更には昨年の函館記念などでも注目馬として取り上げて、３連単での的中も届けてくれた様に！彼を指名したレースでは、ここまで総額30万以上も届けてくれた立役者なのだが、その当時からずっと言い続けて来た様に・・・！
まず彼の場合には、ソフトな路面状況下で【実際に走る距離以上のスタミナが問われる長距離戦ではめっぽう強いタイプ！】と題して本命で推奨した様に！まずは路面状況がタフになっている必要がある！そしてその上で、最初から最後まで満遍なく辛抱強い馬が頭角を現すレースでこそ当確を表しやすいキャラクターなのである！
だからこそ前走の阪神大賞典でも、レース当日に雨が降ってくれたおかげで、タフな馬場コンディションが完成していたからこそ！トップハンデの58キロを背負った状態でも上がり２位の末脚を記録することができていたのだろう。
そしてそれは、日経新春杯でも同様で！開催が進み路面がデコボコに痛んだタフな馬場コンディションの中を【上がり36秒台が上がり最速になってしまう】という競技の中を上がり最速で突き抜けて見せた様に！周りのライバル達が、デコボコに荒れた路面状況でバランスを崩し、走り難そうにしている中を、馬体重の軽さを活かして颯爽と走れるのがこのブローザホーンの最大の特徴なので！
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★ブローザホーン★
【弱点】高速馬場は合わない
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➡基本的には馬場が荒れて、路面状況がタフになればなるだけ好走率も上がるタイプだと私は評価しているので！逆に言えば、高速馬場は向いていない！なので個人的には、上半期の最終週で行われる宝塚記念の方が単勝では狙えると思っている！
故に、今回の舞台設定で彼が好走する為には！「距離以上のスタミナが問われる厳しいレース展開になるか？」又は昨年の天皇賞の様に「雨で稍重以上の道悪になるか？」このいずれかのアシストが必要になるだろうと思うので・・・！
晴れの高速馬場で、究極の瞬発力勝負みたいなレース展開になってしまうと、スタミナ自慢のこの馬にとってはギア比が合わない可能性が出て来るので！その点は今後の状況変化に応じて評価を上げ下げしたいと思っている。
また、彼の場合は馬体重が426キロと少ない上に、これが今年の３戦目なので！更なる上積みというのは期待できないだろう。しかも彼の場合には、未だ転厩してから日が浅いという事もあり、栗東へ拠点を移してからの明確なルーティンが定まっていないのもハンデになってしまうかもしれない。実際４月13日の追い切りでは強めに追われながら障害馬に0.4秒も離されてしまうなど・・・！この中間では大きな上積みを感じられなかったので、最終追い切りなどで今後の体調変化というのは丁寧に分析していきたいと思っている。
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★タスティエーラ★
【武器】脱落戦に強い
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➡まず彼に関しては、前走のG1大阪杯で１番人気だった時は危険な人気馬としてバッサリ消していたが・・・！ただ、その当時の頃から私は既に「次の天皇賞春なら買いたい！」と強調していた様に、今回の3200mでこそ、彼の真価が問われる最適な舞台だと私は考えているので！あの時の【先行投資】をここで回収したいと考えている！
そして、その理由は、彼の持つ最大の個性が【血反吐が出そうな超タフな脱落戦】でこそ最も威力を発揮すると思っているからだ！事実、彼はここまで一度もメンバー最速の上がりを１回も記録したことがない様に！基本的には「後半を速く走る」と言う競技には向いていない！
むしろ逆で、周囲のライバル達がバテて勝手に失速し、ドンドンと脱落して行く中で自分１人だけが”その場で生き残る”と言う、タフな体力勝負での【脱落戦】でこそめっぽう強い体力自慢な馬だと評価しているので・・・！２着に負けてはしまったものの、昨年の皐月賞で２着に粘った「あの底力」は本当に素晴らしい才能だと高く評価している！
だからこそ、ほとんどの馬達にとって【未知なる長丁場】との戦いだったダービーの2400mに対しても、積極的に前へ先行しながらそのまま押し切れたのも！根底では「ステイヤーとしての才能の片鱗」を活かした好走だったのでは？と私は回顧している。
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★タスティエーラ★
【弱点】集中力の無さ
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➡逆に言えば、今回の天皇賞春でも昨年の菊花賞と同様に！3200mの長丁場ではありながら、レース後半の1000mが58秒台と言う「スピードの速さ」を求められる競技になってしまうと・・・！本来はステイヤーじゃないドゥレッツァに、またキレ負けしてしまう可能性は否定できないので！
⚠【スピードなのか？】or【スタミナなのか？】どちらの才能がより強く要求される馬場や展開になるか？を丁寧に見極めて行きたいと考えている！
そして、もう１点気になるのは「メンタル面」の不安定さだ！調教の段階から「一心不乱に走る」という我武者羅さがなく、むしろ耳をピンと立てて注意散漫な気配がまだ残っているし・・・！前走も関西へ輸送した時には食事をほとんど食べず８割も残すほど食欲が落ちていたそうなので・・・！
レース適性は非常に高いのだが！関西への輸送というのが、また今回も大きな重しになってしまう可能性は考えられる。なので正直なことを言うと、彼の様なタイプはレース当日の【パドック】＆【返し馬】もチェックする必要があるタイプだと思うので（汗）前日に予想を決断しなければ成らない身からすると、相手では買えても軸にし難いキャラクターではある。
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