自信の不動の軸で勝負！

混戦を切り裂く
未来モンスター登場！

◎トロヴァトーレ

（２人気・Cルメール）

➡無論、まだまだ「馬の能力値」だけで予想をしているので！最終的な判断は、ここから先で決まる「枠順」や「最終追い切り」も見てから判断はしたいと思っているが・・・！新馬戦の頃からずっと注目し続けており、勝負レースにしていた前走の【葉牡丹賞】での圧勝をみて、改めて”凄い馬だな！”と感じたので、馬の能力ランキングだけだったら、このメンバーの中でも十二分に単勝で勝負する価値がある逸材だと思っている！

Q.では、一体彼のどこにそこまで強い魅力を感じているのか？その真相は、彼がデビュー戦から刻み続けている【超ハイレベルな後半数値】に全てが隠されている！

まずは、やはりデビュー戦の内容が衝撃的で！いきなり【2:01.6秒】で走破した内容とタイムの価値は、本当に素晴らしいと思っている。その上で、上がり３ハロンの数字に至っては、上がり２位の馬に0.4秒もの差をつける【33.8秒】の末脚で優勝！

しかも、ゴール前に激坂があるこのタフな中山において、最後のゴール前を11.4-11.2の加速ラップで優勝しているのだから・・・！いくら前半が新馬戦らしく少し遅かったとはいえ、加速ラップであの急坂を楽々と登れるパワーとスピードは文句なしでクラシックを狙える逸材であるとあの頃から既に感じていた！

確信へと変わった一戦

➡そして、その【予感】が【確信】へと変わったのが、前走の葉牡丹賞で見せつけた、圧倒的な後半数値の破壊力であり・・・！これが本当に度肝を抜かれる数字で、如何に凄い内容だったのかを明確化する為に、下記の条件で「後半４Fのロンスパ数値」をランキング化してみたところ・・・！

【後半４Fのロンスパ数値】
◆2014年以降の過去10年
◆２歳～３歳
◆中山芝1800ｍ～2000ｍ（全206戦）
◆新馬～G1まで全て
◆最低でも前半４Fが49.0秒より速い

【１位】46.0秒 ノームコア　　　（紫苑S）
【２位】46.0秒 パッシングスルー（紫苑S）
【３位】46.2秒 ディアドラ　　　（紫苑S）
【４位】46.4秒 アルアイン　　　（皐月賞）
【５位】46.5秒 トロヴァトーレ　（葉牡丹賞）
【６位】46.6秒 ファインルージュ（紫苑S）

なんと、このトロヴァトーレが前走の葉牡丹賞で記録した【後半46.5秒】という後半数値は、過去10年間で行われた【５位/206戦】という凄まじい時計であり！既にこの時点で過去の名馬たちと肩を並べる数字を叩き出している！

しかも、ご覧をいただければ一目瞭然の様に、このトロヴァトーレだけが唯一無二、この時計を【２歳】の頃に叩き出した数字なのだから、如何に凄い事かがよくわかるだろう！

確かに、当時の中山は馬場が速かったので「そこまで価値はないだろう」という突っ込みが入るかも知れないが！しかし、それを言うならノームコアやディアドラ、ファインルージュなどが記録した紫苑ステークスでの後半数値は【野芝100％の開幕週】という高速馬場で記録した時計なのだから、条件としてはイーヴンだろう。

故に、同じ高速馬場同士で記録した時計なのなら！３歳の秋に記録した時計に対して、まだ２歳の段階で肩を並べる時計を記録しているトロヴァトーレの実力が、如何に途轍もない内容であるか？が良くお分かり頂けるだろう！

あの名馬を２歳で上回る！

➡更に付け加えると、今しがた算出したレース条件を更に深堀して行くと、ドゥラメンテの皐月賞や、アスクビクターモアがドウデュースを破って優勝した弥生賞などの時計も入って来るのだが！既にそうした過去の名馬たちよりも、このタフな中山で速く走れているのだから本当に素晴らしいと思う！

【後半４Fのロンスパ数値】
◆2014年以降の過去10年
◆２歳～３歳
◆中山芝1800ｍ～2000ｍ
◆新馬～G1まで全て
◆最低でも前半４Fが49.0秒より速い

46.5秒 トロヴァトーレ　　（葉牡丹賞）

46.8秒 ドゥラメンテ　　　（皐月賞）
46.8秒 スタニングローズ　（紫苑S）
46.9秒 サートゥルナーリア（皐月賞）
47.0秒 アスクビクターモア（弥生賞）
47.1秒 タスティエーラ　　（弥生賞）
47.1秒 ダノンプレミアム　（弥生賞）

無論、繰り返し申し上げるが！こうした「タイム」に関しては、その日ごとの馬場コンディションやメンバー構成、そしてペース配分などによって、簡単に左右されてしまう部分が多いので、あくまで「目安」にしか使えないのだが・・・！ただ、基本的には失速戦になりやすく、速い時計を出し難いタフな中山競馬場で、既にこれだけ内容の濃いタイムで走れていることは事実であり！

しかも、先週開幕したばかりの中山競馬場のAコースは、まだまだ馬場が綺麗で良馬場なら相当速い時計勝負や、速い後半数値が求められる戦いになる事が想定されるので！そうした現状の馬場コンディションに対して、類似した環境下の中で既に【確固たる数字】を持っているトロヴァトーレの実力は、引き続き注意が必要だと思われる！

勝負度合いも１番高い

➡また、更に付け加えておくと・・・！未だフルゲートの戦いを経験した事がないこの馬にとって「まだ少頭数」のメンバー構成の中で戦える事は非常に有難い！加えて、この弥生賞というレースは、皐月賞へのトライアルだからこそ！狙うべきは過去の実績よりも、まずはココがメイチ勝負の馬を探す必要があると思っているので！

【3400】シンエンペラー
【2090】サンライズジパング
【1200】ダノンエアズロック
【900】トロヴァトーレ

直近の例で言うと、共同通信杯から弥生賞という強引なローテでも権利取りに拘った昨年の勝ち馬【タスティエーラ】や！当時はまだ１勝クラスを勝ち上がったばかりで、ここでの権利取りが必須条件だった【アスクビクターモア】が、余裕残しの仕上げで出て来たドウデュースを破って１着に輝いた時の様に！

「次を見据えた仕上げ」という立場ではなく！【まずはココ！】という、一球入魂な抜かりない必勝態勢で参戦してくる馬を１番に警戒したいと思っているので！今年の人気馬の中では最も獲得賞金が少なく！未だ900万しかない現状の収得賞金のままでは皐月賞に出られないので！クラシックへ出る為にはここでの権利取りは絶対に落せない立場だからこそ、人気馬の中では１番勝負度合いが高いので！そういった背景も含めて彼を真っ先に取り上げさせていただいた！