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ホーム勝負の明暗毎日王冠 2018【回顧】真の強さを備えた上位2頭!次に狙える馬は?

毎日王冠 2018【回顧】真の強さを備えた上位2頭!次に狙える馬は?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】毎日王冠 2018 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝
6 9 アエロリット 牝4 55 モレイラ 1.44.5    01-01-01 33.8 1 2.3
4 5 ステルヴィオ 牡3 55 ルメール 1.44.7 1 1/4  06-08-08 33.2 3 5.3
1 1 キセキ 牡4 58 川田将雅 1.44.7 クビ  02-02-02 33.9 6 15.8
3 3 ステファノス 牡7 56 福永祐一 1.44.7 ハナ  02-03-03 33.7 8 38.4
2 2 ケイアイノーテック 牡3 56 藤岡佑介 1.44.9 1  08-06-05 33.6 4 7.5
4 4 サトノアーサー 牡4 56 戸崎圭太 1.45.1 1 1/4  09-09-08 33.6 2 4.7
5 7 ダイワキャグニー 牡4 56 横山典弘 1.45.2 クビ  05-06-05 33.9 5 8.5
7 10 スズカデヴィアス 牡7 56 三浦皇成 1.45.2  10-11-11 33.4 11 98.2
7 11 サウンズオブアース 牡7 56 田辺裕信 1.45.4 1 1/4  12-12-11 33.5 10 53.3
10 5 6 サンマルティン セ6 56 池添謙一 1.45.9 3  11-09-08 34.4 7 32.1
11 6 8 アクションスター 牡8 56 大野拓弥 1.46.6 4  13-12-13 34.6 13 467.0
12 8 12 カツジ 牡3 55 松山弘平 1.46.8 1 1/4  06-05-05 35.5 9 42.0
13 8 13 レアリスタ 牡6 56 石橋脩 1.47.8 6  02-03-03 36.7 12 254.7

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毎日王冠の狙い」でも記したが【毎日王冠】というレースは昔から「最強のG2」などという言われ方をしてきた。

「サイレンススズカVSエルコンドルパサー&グラスワンダー」の1998年を筆頭に、毎年のようにG1顔負けの熱い戦いが繰り広げられてきたからだ。もちろん今年もそのように考えていた。

だから、私たちも「ただの重賞」ではなく、G1に挑むつもりで、気合を入れて勝負に臨んだ。

アエロリットは3着までと考えたが

何より、まずは優勝したアエロリットについて触れておきたい。

まず、結論から申し上げると、私たちはアエロリットを「来ても3着まで」という評価にとどめた。
以下、実際に会員様にご紹介した解説文だ。

「えっ??アエロリットを消すの??」と驚かれた会員様も多いと思う。しかし、リスクを負わなければ、ハイリターンはない!!ここはアエロリットの実力を認めつつも、消せる「理由」があるからこそ勇ましく彼女の評価を下げて大勝負へ打って出たい!!!

アエロリットの懸念材料はズバリ「距離」である。

確かに1800Mの重賞【クイーンS】勝ちがあり、牡馬相手の【中山記念】でも2着、さらに同じ東京コースの【安田記念】でもスワーヴリチャードに先着しての2着もあるだけに克服できる要素はある。
だが、今回は安田記念の時とは違い完全にマークされる立場。
これだけの強力なメンバーを相手に徹底マークされる中で東京芝1800Mを逃げ切れるスタミナがあるかは「懐疑」の二文字がつきまとうのだ。

さあ伸るか反るか、大恥をかくことも承知、いざ勝負!!

 

解説文にもあるように、ハイリスクハイリターンを狙ってアエロリットの評価を下げた。しかし・・・。アエロリットの強さを甘く見たことに関しては猛省している。

だが、結果は別として「攻めた」ことに関しては全く後悔していない。

何故なら、私たちは穴のキングスポーツだからだ。

馬券で儲けるためには絶対に避けてはならない上位人気馬の「取捨選択」を私たちキングスポーツなりの「結論」をしっかり示すことで、それが、皆様にとってのある種の判断基準のベンチマークとなると考えている。

今回こそは敗れたが、取捨選択の精度が高いからこそ、例えば先月の9月競馬の勝負レースにおいて【札幌2歳ステークス】での馬連8,770円&3連単8万馬券や、【大阪スポーツ杯】での馬連7,840円&3連単9万馬券のダブル的中といった高配当奪取に繋がっていると確信している。

アエロリットは一皮剥けた

いずれにせよ、アエロリットの強さに驚かされたことは確かだ。

前半から先頭に立つと、最後までその位置を譲ることはなかった。それも、キセキやステファノスといった、牡馬一線級が2~3番手でプレッシャーをかけていたにもかかわらず崩れなかったのだから、内容においても申し分なし!

完全に一皮むけた印象で、牝馬云々を超越して、牡馬を含めても、現役の中距離ホースの中では頂点を狙える存在だと言い切りたい。今後のレースが非常に楽しみだ。

 

最後に、管理する菊沢厩舎の関係者には、心からのおめでとうを伝えたい。厩舎のツイッターを見ると、管理馬への愛、そしてファンへの感謝が伝わってくる。スタッフの誠実さが、良い仕事に繋がっているのかもしれない。アエロリット同様、注目すべき厩舎だ。

 

ステルヴィオもやはり大器

やはり大器だ

一方、今回キングスポーツが軸馬に指名したステルヴィオも2着(3番人気)に激走してくれた。

勝ち馬アエロリットには1馬身1/4もの差をつけられたのだから完敗には違いないが、前有利の開幕週の馬場の中、上がり3ハロンでは最速タイムをマークし、4角8番手から追い込んでいるのだから、恐らく能力的にはそれほど変わらない。

ステルヴィオに関しては、以下のように解説していた(一部抜粋)

ノビシロ十分だが、そもそも、3走前には、後の皐月賞馬を差し切っているように、潜在能力は、ハイレベルとされる3歳世代の中でも屈指なのだ!ここはアッサリ決めて、更なる栄光へ向けて走り出す!

あっさり決めて、とはいかなかったが、近い将来、どこかでG1を獲る可能性は非常に高いと思う。覚えておいてほしい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

今回の「未来の主役」としてご紹介するのは

5着ケイアイノーテック&6着サトノアーサー

まだまだ良くなる馬

まずは、ステルヴィオと同様に3歳馬ながら上位争いが期待されたケイアイノーテックから。

3歳馬でまだ力を付けている過程。直線では最後まで渋太く伸びていたし、今は歯が立たずとも、後々は走ってくる地力を見た。

一方で「NHKマイルカップの回顧」でも記したように、この馬は本質的にはマイラーだろう。もちろん、陣営の考えはあるだろうが、次走でマイルを使うなら、一層期待ができるだろう。

サトノアーサーに関しては、今日は後手を踏んだスタートがすべて。信頼性は欠くタイプかもしれないが、嵌まれば怖いタイプだということはこれまでの実績からも明らかだけに、不当の評価がされている場合は「買い」だろう。


 

【毎日王冠 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【毎日王冠 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 アエロリット(モレイラ騎手)
「先頭に立つ予定ではなかったのですが、スタートしてから流れを見て先頭に行かせました。先頭に立ってからはリラックスしてスムースなレースでした。直線で他馬のプレッシャーを受けてもいい反応で最後まで伸びました。体の作りも性格もいい、特別な牝馬です。またGIを勝てると思います」

(菊沢隆徳調教師)
「マイペースで行っている感じでしたが、相手はみんな強い馬なので直線が長く感じました。体も精神面もトータル的に成長して完成に近づいています。今後は馬と相談してレースを決めることになります」

2着 ステルヴィオ(ルメール騎手)
「いい競馬が出来ました。少しテンションが高かったですが、直線でいい脚を使ってくれました。能力は出し切れましたが、勝った馬が強かったです。距離は2000mくらいまでが合っていると思います」

3着 キセキ(川田騎手)
「内枠でいいところを取れました。他の馬より早めに動かしてスタミナを生かす競馬をしようと考えていました。これだけメンバーが揃って1頭だけ58キロを背負ったことを考えれば、よく頑張っています」

4着 ステファノス(福永騎手)
「取りたいポジションを取ることが出来ました。頑張っていましたが、時計が速く、抜けそうで抜けませんでした」

5着 ケイアイノーテック(藤岡佑介騎手)
「今日はしっかりとスタートを出てくれて、流れに乗ることが出来ました。いいレースが出来ましたが、直線、もうひと伸び足りないところがこの馬の今の実力かもしれません。もう一段階成長してくれば、古馬とのGIでも戦えると思います」

6着 サトノアーサー(戸崎騎手)
「前走のようなスタートを切れず、モタついてしまいました。休み明けが影響したのか、最後も伸びてくる感じが足りませんでした」

8着 スズカデヴィアス(三浦騎手)
「状態が良く、前走からのさらなる上積みもありました。リズム良く行けて、最後まで伸びていましたが、前が止まりませんでした」

12着 カツジ(松山騎手)
「今日はイレ込んでいて、スタート後も力んで走っていました。そこで消耗してしまったようです。いい馬なので、そのあたりの気性が変わってくればいいのですが…」

(via ラジオNIKKEI 

 

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勝負の明暗はどこにあったのか?そして次なる栄光へのヒントはここにある!!

 

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