菊花賞 2017 の狙い ⇒ キングスポーツ本紙予想
戦国 菊花賞 /G1(2017)
主役不在!だからこそ「軸馬の発掘」こそが勝負の分かれ目に!
さあ、いよいよ今年のクラシック最終戦、2017 菊花賞 が行われる。楽しみにされていた方も多いだろう。思えば、昨年の優勝馬サトノダイヤモンド、そして一昨年のキタサンブラックと、近年の活躍馬はいずれも「日本競馬界の主役」へと進化を遂げている。昔から「菊花賞は強い馬が勝つ」などと言われてきたが、それは事実だという事を彼らが証明してくれた。
では次の「日本競馬界の主役」つまり今年の優勝馬は誰なのか?ということで、レースの臨むにあたっての私の見解をご紹介しておきたい。
▼キングスポーツ編集長の大局観 本来ならば抜けた主役になる筈の【ダービー】勝ち馬レイデオロが不在。(【ジャパンカップ】への参戦を表明) また、続く存在の【ダービー】2着馬スワーヴリチャードも、2週間後の【アルゼンチン共和国杯】へ出走するそうだ。 世代のトップクラス2頭が不在で、史上稀に見る大混戦に。だからこそ!の狙い方がある。 勝負の明暗は、どこか? それは「いかにして軸馬を発掘するか?」 これに尽きるだろう。 もちろん、キングの18番である特大万馬券の主役になる「超穴馬」も同時進行で発掘するつもりだが、混戦の場合「まず軸馬」というのは競馬の鉄則!軸が決まれば展開もハッキリと見えてくる!それに伴い、相手で指名すべき馬もごく自然に浮上してくる!要するに、軸の発掘により、このレースの勝利は8割方手にできたと考えて差し支えあるまい。
但し、簡単に上位人気馬の中から軸を発掘できるようなレースでもない。
有力と思われる面々の多くも、長所と同じくらい、短所を持っているからだ。ということで、主な出走予定馬をご紹介しよう。
2017年10月22日(日)京都11R 菊花賞(G1)15時40分発走
※主な出走予定馬
『アルアイン(ルメール・池江厩舎)』
⇒【皐月賞】優勝、更に休み明けながら2着にまとめたトライアルの【セントライト記念】から能力は世代屈指だが、500キロを楽に超える大型の馬体からは、長距離の適性をあまり感じない。底力で適性をカバーできるだろうか?
『ミッキースワロー(横山典・菊沢厩舎)』
⇒上がり3ハロン最速の脚で差し切りを決めた【セントライト記念】は見事の一言に尽きる。だがG1への参戦は初めて。一線級を相手に、且つマークが集まる状況でこれまで通りの実力を発揮できるのか?
【勝負の明暗】 神戸新聞杯 2017
【勝負の明暗】 #神戸新聞杯 #オールカマー の回顧#レイデオロ ⇒ 君の未来は明るい
まずは何より、無事に夏を越して秋初戦に万全の状態で出走して来られたこと自体を称えたいですね。” https://t.co/Xhlv1ww6we#オールカマー#ルージュバック pic.twitter.com/XDkn7x5mO2
— 競馬 キングスポーツ since1981 (@Kingnanews) 2017年9月26日
『キセキ(デムーロ・角居厩舎)』
⇒ミッキースワローと同じく夏に力をつけてきた昇り馬であり【神戸新聞杯】2着、上がりはレイデオロを抑えてNo1だ!ただ叩き3戦目だった前走がピークだった印象も拭えない。余力という意味でどれだけお釣りがあるのかは未知数だ。
『サトノアーサー(栗東・池江厩舎)』
⇒デビュー戦から2000Mを使われているように、走るフォームなど含め長い距離向きは間違いないだろう。だが、どのレースも善戦するものの、昨年12月の500万以来、勝利が得られていない。「勝ち切れない馬」がG1で勝てるのか?
(↓↓下へ続く)
参考リンク:
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まさしく、帯に短し襷に長しといった状況。ならばどう攻めるのか?
同じクラシックのG1でも「格こそ全て」といったような雰囲気のある【日本ダービー】とは全く違う。
過去の実績は、あろうがなかろうがどちらでも構わない。とにかく夏に力をつけた馬や、長距離適性のある馬が激走するレース!それが【菊花賞】だ。
例えば昨年の2着馬レインボーラインなども【ダービー】では8着に惨敗したが、夏に力をつけたことで、9番人気の低評価を覆す激走をみせている。また、2014年の優勝馬トーホウジャッカルなども、夏に古馬と条件戦を戦って力を伸ばしてきた馬だ。
だとすれば「あの馬」に夢を託したい!
夏から秋にかけての急成長は、長年競馬を見てきた私にとっても、驚きを禁じ得ないレベル。これなら、ここでも十分に勝ち負けになる!また、鞍上が長距離レースを得意としている点も強調しておきたい。
例えば、武豊騎手が天皇賞(春)を非常に得意とし「盾男」などと呼ばれているが、やはり長距離戦はジョッキーに左右される面も少なくないのだ。
幸い、さほど人気はなさそうだ。馬連の勝負なら50倍以上、3連単の勝負にするなど10万馬券以上!さあ、皆で歓喜の瞬間を迎えようじゃないか!
菊花賞 2017 参考レース
▼【2017 神戸新聞杯】2着馬キセキ(勝ち馬レイデオロはJCへ)
▼【2017 セントライト記念】優勝馬ミッキースワロー
最後に土曜日の【富士S2017】についても少々触れておこう。
2017年10月21日(土)東京11R 富士S(G3) 15時45分発走
※主な出走予定馬
『イスラボニータ(ルメール・栗田厩舎)』
⇒【安田記念】は8着も、直線で行き場を失ったように力負けではない。昨年の2着馬らしく、能力もコース適性もここでは上位だ。
『ペルシアンナイト(戸崎・池江厩舎)』
⇒【皐月賞】2着馬が【菊花賞】ではなくマイル路線を照準を定めた!古馬との能力比較がカギとなる。
重要なのは、ここが【マイルCS】へのステップレースだということ。有力と思われる面々の多くが明らかに仕上がり途上だけに、先入観を持たずに攻めるつもりだ。高配当にご期待頂きたい。
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