こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【 ファンタジーS 2017 】における勝負の明暗( キングS 予想含む )
キングスポーツ編集長の大局観
3日間開催の初日を飾る重賞が【ファンタジーS】。ここで、いきなり3日間開催の勝利を決定づけるような大きな勝利を狙っている。 つまり、(日)【アルゼンチン共和国杯】、【みやこS】や(土)【京王杯2歳S】に行われるレースの中で最も狙い撃ちしやすいのがこのレースと判断した!だからこそ馬連と3連単のダブル的中を狙う【最強の勝負レース】として推奨させて頂いたのだ! さて、昨年は優勝したミスエルテが後にG1朝日杯FSで1番人気に推され、3着だったディアドラが先日の【秋華賞】を制した。つまり、最高の出世レースのひとつと言っても差し支えあるまい。 3角過ぎからの下りでスピードに乗り、そのまま直線に入り、粘らなければいけない。経験の少ない2歳の牝馬にとっては、非常にタフなレースが強いられる。だからこそ、ここで好走できた馬は「本物」であり、上記2頭のように、将来的にも活躍が見込めるのだ。 では、今年はどうか?出走馬の中に2頭に匹敵する好素材がいる!その馬からの勝負で高配当を狙う!ご期待頂きたい。
?ファンタジーSで上位争いをするのは、この3頭だ!!
まず馬連はこの☆馬で穴馬券!牝馬限定なら!8番☆コーディエライト
実は、この馬が前走【新潟2歳ステークス】を走り終えた時点で「次に出走してきたら注目したいな」と考えていた。それだけ前走の内容が良かったのだ。前有利のスローペースだったという点を差し引いても、力のある牡馬を従えながら、新潟の長い直線を先頭で粘り続け、最終的に2着を確保した事実に価値の高さを感じる。
牡馬相手にそれだけのパフォーマンスをした馬が、牝馬限定に出走してくるのだから、当然上位の評価をするべきだろう。また、2ヶ月ぶりの実戦にはなるが、このレースを目標にしっかりと乗り込まれたことで態勢は整っている。さあ条件は揃った。再コンビとなる和田竜二と共に決めるしかないぞ!
?この2頭も将来有望! 10番アマルフィコースト&9番ベルーガ
前走【中京2歳S】では、少頭数の競馬だったが、外から被せてきた牡馬を最後まで抜かせなかった勝負根性のある10番アマルフィコースト。
そして、反応するまでに時間がかかったが、それでも終わってみれば直線の短い札幌で4馬身差の圧勝劇を見せてくれた9番ベルーガ。
共に、将来有望であり、ここでは上位争いをするに値する素質馬だ!
【ファンタジーSS 2017】次走への指針がここにある。
会員皆様のおかげで【ファンタジーS】は、上記のコメント通りの結果となっただけに、信じて買ってくださった皆様に御礼を申し上げたい。
逃げたコーディエライト(和田)も勝ちパターンでうまく乗っているが、Cデムーロが実に巧い。あれで差されたのは致し方ない。
ベルーガは、今後マイルまでであれば充実した成績を収められそうだが、やはりエンジンのかかりは未だに遅い。コーナーを4つ回るコースや小回りのコースでは過信は禁物かもしれないので備忘録として記しておきたい。
私の今イチ押しの調教師は、中内田充正調教師だ。
トレーナーとしてはまだ6年目。年齢も38歳と非常に若いのだが、新進気鋭の調教師として重要なことは2歳戦で結果を残すこと。
その点、今年は2歳戦の重賞だけで
新潟2歳S➡フロンティア
サウジアラビアRC➡ダノンプレミアム
ファンタジーS➡ベルーガ
という好成績。いずれは栗東における角居・池江泰・藤原英・矢作らに割って入る厩舎となる。
それだけに平場の2歳戦などの中内田厩舎の名前は覚えておくべし!!
【ファンタジーSS 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【ファンタジーS 2017】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
1着 ベルーガ(C.デムーロ騎手)
「凄い瞬発力でした。気持ちのいいレースでした。今日がまだ2戦目ですから、これからまださらに成長すると思います。距離が延びても大丈夫でしょう」
2着 コーディエライト(和田騎手)
「この馬としてはスタートは良くなかったのですが、楽な感じで出て行けましたし、先頭に立つとうまくハミも抜けて、いいペースで逃げることが出来ました。直線で少し左にモタれるような感じになったのが今後の課題でしょう」
3着 アマルフィコースト(浜中騎手)
「道中、少し行きたがっていました。今日はテンションが高めでした。久々の分もあるでしょう。次は1600mのレースになると思いますが、そのくらいの距離の方が合っていると思います」
4着 スズカフェラリー(シュタルケ騎手)
「ゲートの中で遊んでいてタイミングが合わず、後方からのレースになりました。道中はリズム良く走って、直線はいい脚を使いました。スタートが決まっていたら好勝負になったと思います。距離は延びた方がいいでしょう」
5着 モズスーパーフレア(松若騎手)
「出たなりのいい位置からレースを運べました。折り合いもつきましたし、次につながるいいレースになったと思います」
9着 レグルドール(高倉騎手)
「今日は気合が乗りすぎて不完全燃焼のレースになってしまいました。ゲート内でしっかり我慢することが出来ませんでした。うまく流れに乗れていればと思います」
10着 ボウルズ(四位騎手)
「能力はある馬なんですが、今日は力んで走ってしまいました」
11着 トンボイ(酒井騎手)
「今日は前に馬を行かせてじっくりとしたレースを心がけました。しっかり折り合いもついていましたが、前回と違うレースだったせいか、ストレスもあったようで、前回のような目立った脚を使えませんでした。今は1200mの方が良さそうですね」
(via ラジオNIKKEI )