このコラムでは【CBC賞 2021】における「必ず知っておきたい攻略ポイント」についての話や、主な出走馬の解説をご紹介。
改めて申し上げるまでもないだろうが、競馬の世界には昔から、次のような格言めいたものが存在する。
夏競馬は荒れる
夏競馬は、春や秋のG1シーズンとは違い飛び抜けた馬が出走するケースは少ない。
つまり、各レースとも、上位人気馬というのは「押し出された人気」の可能性が高いということ。
押し出された立場にもかかわらず、上位人気の分だけ、周囲からのマークを集める。
当然、タフな競馬を強いられて苦戦。人気薄の伏兵が台頭するということだ。
衝撃の244万馬券!
そして、今回ご紹介するスプリント重賞【CBC賞】の場合は
荒れる夏競馬の象徴的な一戦
とまで言い切っても差し支えないだろう。
何と言っても、昨年の衝撃は未だに忘れられない。
上位人気2頭はいずれも単勝二桁人気の伏兵!
その結果、馬連では13万馬券!3連単では衝撃の244万馬券が飛び出したのだから。
参考⇒CBC賞 2020 回顧
どうして昨年は荒れた?
では、どうして昨年大荒れしたのかを考えてみよう。
まさに上位人気馬が「押し出された人気馬」だったのが昨年だ。
上位人気3頭は、いずれも中団から後方に待機。
皆が彼らを意識してレースを運んだが、結果的にマークに苦しんだこともあったのか、あるいは能力的にワンパンチ足りなかったか。
馬券圏内に食い込んだのは3番人気だったレッドアンシェル(3着)のみ。
人気薄ゆえに、レースの流れとは関係のない前々で勝負できた伏兵2頭が上位を分け合ったのだ。
さあ、今年はどうだ?
では問題は「今年はどうなのか?」という点になる。
主な出走予定馬は後ほどご紹介するので確認してほしいが、注目は
3歳馬が上位人気候補に絡んできそう
という点だ。具体的には、先日の【葵ステークス】で2着のヨカヨカと、1月の【シンザン記念】を勝っているピクシーナイトだ。
参考⇒葵ステークス 2021 回顧
初めての古馬相手で
両馬とも、素晴らしい素材だということは間違いない。
きっと、来年以降も活躍するだろう。
とはいえ、今回が初めての古馬との対戦になる。
初めての古馬相手、それでも人気に推されることになれば、マークは集中する。
同世代とは違う圧力の中、本来の力を発揮しきれるだろうか?
ましてや今年の舞台は小倉。狭い小回りでごちゃつく可能性もあり、、、
結論としては、一筋縄ではいかないと判断する!
手応え十分!☆あの馬で勝つ!
だとすれば、思い切ってトコトン攻めてみるのも良いだろう!
幸い、昨年の上位2頭同様、人気薄で気楽に走れる立場にありながら、ここへきての仕上がりが抜群!
小回りコースも合いそうなことから、一発のチャンス十分の「☆あの馬」を指名できた。
夢馬券の主役は「☆あの馬」で決まりだ!
さあ、皆様はこの馬を知らずに勝負に挑めるかな?
もちろん、キングスポーツにお任せいただければ
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後半では、レース攻略へ向けての「データ」もご紹介。
ぜひ、参考になさってほしい。
その前に、ここからは主な有力馬の解説だ。
CBC賞 2021
上位人気候補の3頭を解説
【短評】ヨカヨカ(和田竜・谷)
▼最近の主な戦績
葵ステークス 2着
⇒例年、九州産馬は秋以降の戦いは苦しくなるケースが殆どだが、この馬はG1【阪神ジュベナイルF】で5着、そして今年は重賞【フィリーズR】&【葵ステークス】で2着と中央の重賞レベルと互角以上に渡り合っている。
その中でも前走の【葵ステークス】は惜しくもハナ差2着で初重賞制覇まであと一歩だった。スタートで出負けした上に、直線は進路が塞がれる不利があり、追い出しに遅れてしまった事が大きな敗因だった。3歳牝馬はハンデも軽く、斤量差を生かすことができれば九州産馬として歴史的な快挙がありそう。
【Check Point】⇒昨夏は【フェニックス賞】&【ひまわり賞】のオープン勝ち!その時と同じ小倉競馬で勝負できるのは陣営にとって願ったり叶ったり!熊本産だからこそ、JRA初重賞制覇は九州の舞台で決めたい。
▼参考レース 葵ステークス
【短評】ピクシーナイト(福永・音無)
▼最近の主な戦績
シンザン記念 1着
⇒唯一、大崩れしたのは前走のG1【NHKマイルカップ】のみ。管理する音無調教師は「ハナには、こだわらない」というコメントがありながら、逃げる競馬に。前半6ハロンは33秒7というハイラップだっただけに、多くの先行馬が苦しい流れとなり、凡走は致し方なかった。
3走前の【シンザン記念】は逃げて初重賞制覇を決めたが、この時の中京開催は前残り傾向が強かった上に、スローの流れだった事から展開に恵まれた部分も大きかった点から、マイルは長い印象も。だからこそ、短距離路線に陣営は切り替えたと予測できる。
【Check Point】⇒初めての芝1200m戦になるが、デビュー戦は芝1400mで上がり最速をマークして勝利!【シンザン記念】から【NHKマイルC】では全てハナに立っている点から、抜群のスタートセンスとスピードを兼ね備えており、短距離界で化ける可能性もありそうだ。
▼参考レース シンザン記念
【短評】タイセイビジョン(川田・西村真)
▼これまでの主な戦績
京王杯2歳S 1着
⇒過去に芝1200mを走ったのは【函館2歳S】の一度限りだが2着にゴールしており、短距離の適性は間違いなくある。しかも4角通過が12番手で上がり最速タイムで追い込んで来ており、非凡なキレ味を最大の武器としている。
それを活かして重賞【京王杯2歳S】や【アーリントンC】の勝利、更にG1【朝日杯FS】で2着とデビュー時から、大物感溢れる走りを披露!
古馬との対戦では思うような結果は生まれてきていないが、2走前の【京都金杯】では勝ち馬と0.3秒差の4着から、まだまだ見限る事はできない。九州男児のトップジョッキー・川田騎手との新コンビで新たな道へ!
【Check Point】⇒前走の【京王杯SC】は12着に敗れながらも上がり33.3秒の脚を使っていたように伸びてなかった訳ではなく、結果的には内を回った先行馬に有利な展開だった。つまりこの馬には差しが決まる展開にならないと出番は難しいということ。開幕週で前残り競馬が強そうなだけに、果たしてペースはどうなるか???
▼参考レース 京王杯2歳S
CBC賞 2021【予想】のCheck Point
人気馬の信頼度(5段階) | ★★★ 混戦も |
3連単 予想配当 | 10万馬券以上 |
3連単 平均配当(直近5年) | 63万6,134円 |
展開 | ミドル~ハイ・中団向き |
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尚、コラムの後半では、伏兵発掘へ向けてのヒントになるであろう「攻略データ」をご用意した。
ぜひ、ご確認いただきたい。
私たち「キングスポーツ」とは!?
はじめまして!私たちは1981年の創業以来、40年間、予想一筋で勝負をして参りました「キングスポーツ」です。 当ページをご覧を頂き、ありがとうございます!!
自己紹介がてら、ひとつ質問をさせてください。
どうしてあなたはこのページをご覧くださっているのでしょう?
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スポーツ紙や専門紙では、本命、対抗等の印は出すものの、具体的な買い方については明言せず、もしくは目立たぬように端の方に小さく載せているだけ。
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馬券の当たった外れたは一過性のものでしょうが、一度身につけた「考え方」は、皆様の中で何年も、何十年も生き続けるはずですよ!
ちなみに
プロの考え方を「競馬専門紙と変わらない金額」で取得できるお得感
も強調させてください。
長くなってしまいましたが、最後に改めて。
キングスポーツは、必ずあなたの予想を進化させてみせます!
どうか、ひとりで悩まないでください。
私たちの決断や考えを元に、大好きな競馬仲間として「共存共栄」していきましょう!!!
では、ここからデータの話に移ろう。
さて、前半でも記した通り、今年の【CBC賞】は異例の小倉開催。
当然、過去のデータを使うことはできない。
そこで今回は特別に!小倉芝1200Mという舞台に特化したデータをお伝えしたい。
直近10年、当地で行われたオープン特別以上のレース(43レース)を対象としてデータを収集した。ぜひ、参考になさってほしい。
1)枠順別の成績をチェック!
早速、データをご紹介していこう。
小倉芝1200M 枠別の成績(対象43レース)
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 2- 3-57/65 | 4.6% | 7.7% | 12.3% |
2枠 | 6- 2- 2-57/67 | 9.0% | 11.9% | 14.9% |
3枠 | 8- 6- 8-50/72 | 11.1% | 19.4% | 30.6% |
4枠 | 5- 9- 4-55/73 | 6.8% | 19.2% | 24.7% |
5枠 | 4- 4- 8-58/74 | 5.4% | 10.8% | 21.6% |
6枠 | 4- 6- 5-61/76 | 5.3% | 13.2% | 19.7% |
7枠 | 5- 7- 5-72/89 | 5.6% | 13.5% | 19.1% |
8枠 | 8- 7- 8-70/93 | 8.6% | 16.1% | 24.7% |
勝率は3枠がトップだが、外側の8枠もなかなかの数字。
基本的には、内側でも外側でも力を出せる舞台なのだろう。
唯一、勝率~複勝率まですべて「1枠がワースト」になっている。
1枠の入った馬だけは、少々割引が必要になるかも。
頭に入れておいてほしい。
2)4角位置別の成績をチェック!
こちらもデータをどうぞ!
小倉芝1200M 4角位置別の成績(対象43レース)
4角位置 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4角1番手 | 11- 6- 2- 24/ 43 | 25.6% | 39.5% | 44.2% |
2番手以内 | 23- 18- 8- 55/104 | 22.1% | 39.4% | 47.1% |
3番手以内 | 28- 27- 14- 87/156 | 17.9% | 35.3% | 44.2% |
4番手以内 | 31- 29- 19-128/207 | 15.0% | 29.0% | 38.2% |
5番手以内 | 32- 30- 27-151/240 | 13.3% | 25.8% | 37.1% |
7番手以内 | 34- 35- 31-223/323 | 10.5% | 21.4% | 31.0% |
10番手以内 | 39- 41- 36-313/429 | 9.1% | 18.6% | 27.0% |
ご注目いただきたいのは、4角2番手以内の馬たち。
対象43レースのうち、半分以上となる23頭の勝ち馬がこの中に入っているのだ!
「直線が短い分、差し届かずを避けたい後続の馬が早めに仕掛けて急流に⇒前の馬に厳しい展開に」
そんなイメージを持っていた方も多いだろうが、そうではない。
メンバー構成による部分もあるが、基本的には素直に前に行ける馬を高く評価したい。
3)種牡馬別の成績
最後に「種牡馬」についても確認しておこう。
勝ち馬を出しているのが以下の15頭。勝率順に並べてみた。
小倉芝1200M 種牡馬別の成績(対象43レース)
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
マンハッタンカフェ | 2- 0- 1- 2/ 5 | 40.0% | 40.0% | 60.0% |
スクリーンヒーロー | 2- 0- 0- 3/ 5 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
ケイムホーム | 2- 0- 0- 8/10 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
ダノンシャンティ | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
スクワートルスクワート | 4- 1- 0-16/21 | 19.0% | 23.8% | 23.8% |
キングヘイロー | 2- 2- 0- 7/11 | 18.2% | 36.4% | 36.4% |
フレンチデピュティ | 1- 1- 1- 3/ 6 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
ダイワメジャー | 3- 2- 5-10/20 | 15.0% | 25.0% | 50.0% |
キンシャサノキセキ | 2- 2- 0-10/14 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
キングカメハメハ | 1- 0- 0- 6/ 7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
サクラバクシンオー | 4- 3- 0-22/29 | 13.8% | 24.1% | 24.1% |
ディープインパクト | 1- 0- 2- 6/ 9 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
ヨハネスブルグ | 1- 0- 1-13/15 | 6.7% | 6.7% | 13.3% |
テイエムオペラオー | 1- 4- 2-10/17 | 5.9% | 29.4% | 41.2% |
ロードカナロア | 1- 1- 3-13/18 | 5.6% | 11.1% | 27.8% |
特筆すべき点を挙げるなら、ロードカナロア産駒の勝率が伸びていない点だろうか。
今や「スプリント=ロードカナロア産駒」
といったイメージさえあるが、小倉芝1200Mの舞台においては目立っていない。
今回のレースに限らず、役立つデータだと思うので、意識してほしい。
では、データをまとめてみよう。
【小倉芝1200M(CBC賞)に関するまとめ】
1➡基本的には枠不問だが、1枠の馬だけは割引が必要になる
2➡4角2番手以内の馬が対象レースの半数以上の勝ち馬に!
3➡意外にも!ロードカナロア産駒の数字が伸びていない
上記データを踏まえた上で!
皆様ならどのように勝負されるだろう?
まだ迷いがあるという方は、ぜひキングスポーツに勝利のお手伝いをさせてほしい。
さあ、次に勝つのは「皆様ご自身」だ!
CBC賞 2021 上位人気候補&予想オッズ
予想オッズ | 出走予定馬 | 騎手 | 厩舎 | 前走成績 |
---|---|---|---|---|
2.8 | ヨカヨカ | 和田竜 | 谷 | 葵ステークス 2着 |
4.5 | ピクシーナイト | 福永 | 音無 | NHKマイルC 12着 |
5.8 | タイセイビジョン | 川田 | 西村真 | 京王杯SC 12着 |
9.5 | アウィルアウェイ | 松山 | 高野友 | 高松宮記念 16着 |
9.8 | メイショウチタン | 松若 | 本田 | 安土城S 3着 |
詳しくは動画でも!
尚、キングスポーツは
が大好評をいただいている。
ありがたいことに、そういったお声を数多くいただいている。
おかげさまで、チャンネル登録者数も5万1千人を突破!
ぜひ、合わせてチェックしていただきたい。
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