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みやこステークス 2021【回顧】頭に入れておきたい「調教の見方」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】みやこステークス 2021 における勝負の明暗

2021年11月 7日(日) 5回阪神2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第11回みやこS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
2 3 メイショウハリオ 牡4 56 浜中俊 1.50.8   10-10-09-09 36.1 5 13.0 510 +2 (栗)岡田稲男
3 6 ロードブレス 牡5 57 坂井瑠星 1.50.8 ハナ 11-13-14-13 35.8 6 13.3 498 -6 (栗)奥村豊
B3 5 アナザートゥルース セ7 57 松山弘平 1.51.2 2 1/2 01-01-01-01 37.2 10 50.5 484 0 (美)高木登
B8 16 プリティーチャンス 牝4 54 藤岡佑介 1.51.3  1/2 15-15-15-10 36.1 9 38.6 464 +6 (栗)野中賢二
5 10 メイショウムラクモ 牡3 55 柴田善臣 1.51.5 1 1/4 07-07-06-07 37.1 2 4.1 482 0 (美)和田勇介
6 11 クリンチャー 牡7 57 武豊 1.51.6  3/4 05-05-03-03 37.5 1 2.8 494 +4 (栗)宮本博
B4 7 スワーヴアラミス 牡6 57 松田大作 1.51.7  1/2 11-10-10-10 36.8 4 8.1 478 -1 (栗)須貝尚介
4 8 ニューモニュメント 牡5 56 藤岡康太 1.51.9 1 1/4 13-10-15-15 36.7 13 122.0 498 0 *(栗)小崎憲
2 4 ヴェンジェンス 牡8 56 幸英明 1.52.0 クビ 06-05-06-05 37.8 8 17.8 484 0 (栗)大根田裕
10 1 1 アンセッドヴァウ セ4 56 池添謙一 1.52.0 クビ 08-07-12-13 37.0 11 57.3 466 -4 (栗)中竹和也
11 1 2 ロードゴラッソ 牡6 56 酒井学 1.52.3 1 1/2 08-09-10-10 37.4 15 164.1 468 +2 (栗)藤岡健一
12 5 9 オーヴェルニュ 牡5 58 和田竜二 1.52.4  1/2 03-03-06-07 37.9 3 6.0 480 -2 (栗)西村真幸
13 8 15 ダンビュライト セ7 57 松若風馬 1.52.4 クビ 03-03-03-03 38.3 7 16.6 486 -6 (栗)音無秀孝
14 7 13 アシャカトブ 牡5 56 秋山真一 1.52.7 1 3/4 02-02-02-02 38.7 12 76.2 506 -4 (美)小笠倫弘
15 7 14 エクスパートラン 牡6 56 藤懸貴志 1.52.9 1 16-15-03-05 38.6 16 204.7 464 -6 *(栗)小崎憲
16 6 12 ラストマン 牡4 56 小牧太 1.52.9 クビ 13-13-12-15 37.8 14 148.2 462 -19 (美)戸田博文

 

波乱が続くダート路線

2021年の古馬ダート路線は、かつてないほどの波乱が続いている。

主だったところでいえば、やはり6月の【帝王賞】だろう。

「堅く収まりやすい」と言われてきた交流G1にもかかわらず、上位人気3頭は全て馬券圏外へ!

その結果、3連単で衝撃の238万馬券が飛び出した。

また、最近でいえば、先日の【JBCクラシック】などもそうだろう。

優勝したのは6番人気の伏兵ミューチャリー!地方馬初となる【JBCクラシック】優勝を成し遂げた。

 

そんな中で迎えたのが今回の【みやこステークス】だ。

まるで「当たり前」のように、上位人気3頭は馬券圏外へ沈んだ。

そして、3連単では36万馬券が飛び出している。

 

G1でもG3でも関係ない

ちなみに、上でご紹介した波乱の【帝王賞】において3着に好走したクリンチャーが今回出走。

これまでの感覚でいえば、【帝王賞】で3着に好走するほどの馬がG3に出走なら、例え叩き台にせよ、馬券圏内くらいは確保するだろうという思いがある。

だが、そういった馬がいとも簡単に馬群に沈むのだ。(6着)

いかに、現在のダート路線が混戦であるか、感じずにはいられないし、馬券を買う側としては、本当に困ってしまうね(笑)

荒れまくるダート路線

ただ、嘆いても仕方がない。この先も、ダートのレースはどんどん行われるのだから。

こういう状況の時は、どのように勝負していけばよいのか?

クリンチャーの結果を見る限り、もうG1だとかG3だとか、実績があるとかないとかは関係ない。
単純な能力比較をしていても答えは出ない。

それよりも!

単純に「目の前のレースで買える馬」を狙っていく必要がある!

 

基本だが「仕上がりは大事」

「目の前のレースで買える馬」だが、捉え方は色々あると思う。

例えば、距離やコース、あるいは展開などの条件がドンピシャではまりそうな馬がいるだろう。

一方で、競馬予想の基本だが

仕上がりの良い馬

は、絶対に見逃すわけにはいかない。

能力拮抗の現在の競馬界においては、仕上がりの良し悪しが結果に及ぼす影響が極めて大きくなっているように思える。

実際に、今回のレースで6番人気ながら2着に好走したロードブレスは、キングスポーツが一押しした好調教馬だった。

YouTubeでも公開したから、チェックして下さった方も多いだろう。

参考→ロードブレスを公開したYouTube

 

ポイントを押さえよう

今、このコラムをチェックして

「よ〜しこれからは調教のVTRをしっかり見るぞ!」

と意気込まれている方も多いかもしれない。
重賞なら、グリーンチャンネルなどでほぼ全頭の調教をチェックすることができるからね。

ただ、どんなにじっくり見ても「ポイント」を押さえていないと、時間の無駄になってしまう。

予想に限った話ではないが、何事にもコツがあるからね。笑

その点、長年キングスポーツは「調教」にこだわってきた予想家だ。

一度でもキングスポーツをご利用されたことのある方、あるいはYouTubeをご覧下さったことのある方なら、その精度の高さをご理解下さっていると思う。

そんな私たちから皆様へ!

今回は特別に「調教を見る際のコツ」をひとつ伝授させていただきたい。

 

「コーナー」を見てほしい

今回ご紹介するコツについて、ご案内するための材料をひとつご紹介したい。

それは【みやこS】の好調教馬ロードブレスの、有料会員様向けの解説文だ。

以下、一部抜粋になるがご覧いただきたい。

今回は3ヶ月ぶりの実戦だが、最終追いは栗東CWコースで長めから追われた馬なりだったこともあり85秒0⇒12秒0と時計はまずまずだが、私たちがこだわる「コーナーを回ってくる際の迫力」が見事だった!

 

そう、私たちが大事にしているコツのひとつは

「コース追いの際のコーナー部分」

ということになる。

 

直線は伸びて当然!

走破タイムや直線での動きは、言わずもがな重要。

とはいえ、レースを週末に控えている馬ならば、大抵は当週か一週前に速いタイムも出ているし、ラストの直線はそれなりのフットワークを使うのが当然のこと。

本当に仕上がっている馬はその前の段階、つまり

コーナーの時点からグッと伸びてくるもの!

調教をどう見る?

これが私たちの大事にしている考え方。

簡単に言えば、直線追われている場所は好タイムが出やすくて当然。
一方でコーナーあたりから一杯に追うような稽古は、最近では見かけない。

当然、コーナーは馬なりで走ることになるが、それにもかかわらず躍動感十分の、あるいは迫力満点の動きをする馬がいる!

今回のロードブレスは、まさしくそれだったのだ。

 

さあ、エリ女など今週はどうだ?

日本には

鉄は熱いうちに打て

ということわざがある。

ぜひ、このコラムを読まれた皆様には、早速今週のG1【エリザベス女王杯】などの調教からチェックしてみてほしい。

もしも、あなたご自身が「これはいい!」と思った馬がレースで激走したら、大きな自信になるだろうし、馬券ライフがぐっと楽しく、そして豊かなものになるはずだよ!

今回のコラムでは、敢えて個々の馬には言及しなかったが、たまには趣向を変えてみたということで、ご了承いただきたい!

むしろ、いつも以上に役立つ内容になっている気もするが、、、どうだろう?

これからも、できるだけ様々内容を記していこうと思うので、引き続きレース回顧のチェックをよろしく!

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【みやこステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 メイショウハリオ(浜中俊騎手)
「2着馬が外から来て、そこからもうひと踏ん張りして、馬がこらえてくれました。本当はもう少しスタートを上手に出てと思いましたが、遅れてしまいました。しかし1コーナーまでに、リカバリーできる範囲で迎えることが出来ました。その後は前に有力馬を見ながら、道中、狭く苦しいところで運びましたが、今の馬の充実ぶりを見せて、よく伸びてくれました。前走のレースで内を捌いて馬の間からの競馬をしていましたので、そのイメージに近いレースが出来ればと思っていました。前走の経験があってこそ、抜けてくれたと思います。まだ4歳、これからどんどん伸びていくと思いますし、これからの成長が楽しみです」

2着 ロードブレス(坂井瑠星騎手)
「前回より馬は良くなっていました。この差だけに勝ちたかったです。良くなる感じは残していて、楽しみです」

3着 アナザートゥルース(松山弘平騎手)
「スタートは良く、自分の競馬をしようと思っていました。能力はありますし、馬に嫌気がささないような競馬を意識しました。最後まで頑張ってくれていました。改めて力があると思いました。揉まれる時の課題はありますが、徐々に良くなっていけばいいと思います」

4着 プリティーチャンス(藤岡佑介騎手)
「枠順が痛かったですね。内に入れず、下げる形になりました。それでも昇級戦。外、外を回っての着順ですから、非常に力はあると思いますし、チャンスはあると思います」

5着 メイショウムラクモ(柴田善臣騎手)
「レースとしては良かったと思いますし、これから力をつけてくれればと思います。欲を言えば、プラス体重で出たかったです」

6着 クリンチャー(武豊騎手)
「形としては悪くなかったと思いますし、4コーナーでは形もできましたが、意外と直線伸びませんでした」

7着 スワーヴアラミス(松田大作騎手)
「ゲートがあまり上手く行かず、あの位置になりました。そのあたりが難しいですね。感じとしては悪くなかったのですが……」

12着 オーヴェルニュ(和田竜二騎手)
「良い位置で運べたと思いますが、3コーナーでペースアップした時に全くついていけませんでした。初めて乗ったので何とも言えませんが、久々のせいか、馬群の中にいたからか分かりませんが、こんなものではないと思います」

13着 ダンビュライト(松若風馬騎手)
「スタートも決まり、ダートの走りは悪くなかったですが、道中でペースが上がったところでやめてしまい、気持ちが続かなかったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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