チャンピオンズカップ 2017 予想
「ダート界の統一王者は誰だ!?」
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チャンピオンズカップ 2017 予想
ダート界の「統一王者」は誰だ!?キングスポーツ本紙予想
どうも最近のダート界を見ていると、ボクシング界を思い出して仕方ない。
WBAやWBCなど、複数団体が乱立するボクシング界。
言うまでもなく、各団体のチャンピオンになることだって、本当に大変なことであり、彼らの努力は本当に尊いし、貶めるつもりなど一切ないことを断っておきたい。
とはいえ、ファンの立場からすると、WBCの王者が一番強いのか?WBAの王者なのか?それとも?といった点は、永遠のテーマだろう。時折、統一戦が行われるが、その際の盛り上がりといったら、団体別のタイトルマッチの比ではない筈だ。
ここまでくれば、聡明な皆様であれば、私が何を申し上げたいか、おわかりだろう。
現在の日本ダート界も、まさしく「王者乱立の時代」なのだ。
実際に、今年行われた「ダート王決定戦」3レースの連対馬をご覧頂きたい。
レース名 | 1着 | 2着 |
フェブラリーS | ゴールドドリーム | ベストウォーリア |
帝王賞 | ケイティブレイブ | クリソライト |
JBCクラシック | サウンドトゥルー | ケイティブレイヴ |
かろうじて、ケイティブレイヴの名前が2回出て来るが、勝ち馬はいずれも異なる。皆様も「本当に強いダート馬は、どの馬なんだ?!」と、頭を悩まされているのではないだろうか。
そんな中で迎えるのが、今回の大一番 チャンピオンズカップ 2017 。
これまでの王者決定戦における勝ち馬が異なる事に加え「このレースへ向けてのステップレースが多岐にわたる」という面も、予想を難しくしているように思う。
レースの主力を形成するのが、前走【JBCクラシック 2017組】であることは間違いないだろうが、他にも【武蔵野S 2017組】 【みやこS 2017組】【その他の路線】が挙げられる。
一体どの組のレベルが高いのか?そして真の王者、統一王者に相応しい実力を備えているのは誰なんだ?
馬券を買う側の私達もだが、出走各馬の関係者も、悩みつつ、燃えているだろう。「うちの馬が最強ななのか?きっとそうだ!」と。
間違いなく、ダート史上に残る名勝負になるだろう。そんな大一番で勝利馬券を掴み取り、生涯忘れられない思い出にしようじゃないか!
レースに関する具体的な考え方、方向性は、出走予定馬のご紹介の後に記したい。
チャンピオンズカップ 2017 の主な出走馬 2017/11/24現在
オッズ | 出走予定馬 | 鞍上 |
3.9 | サウンドトゥルー | 大野 |
4.8 | アウォーディー | 武豊 |
5.0 | テイエムジンソク | 古川 |
8.2 | ケイティブレイヴ | 福永 |
13.4 | コパノリッキー | 田辺 |
15.2 | カフジテイク | ルメール |
19.7 | ロンドンタウン | 岩田 |
22.3 | ノンコノユメ | Cデムーロ |
28.3 | キングズガード | 藤岡佑 |
29.1 | ミツバ | 松山 |
今回は、皆様によりわかりやすくレースをイメージして頂くために、JBCクラシック組や、武蔵野S組など、路線毎に主な馬をご紹介していこうと思う。
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チャンピオンズカップ 主な出走予定馬
JBCクラシック組
?サウンドトゥルー(大野拓弥・高木厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
JBCクラシック(G1)
?4角14番手から、上がり3ハロン最速の脚で差し切りを決めた、昨年の【チャンピオンズC】の完勝劇は、今も競馬ファンの頭に焼き付いている筈だ。前走の【JBCクラシック】を制した点も含めて、底力は現役屈指だろう。但し、6月の【帝王賞】ではあっさり4着に敗れているように、ハマらないと意外に脆い面がある。「強い」が「わかりにくい」馬。そこをどう見極めるかが、勝負のポイントになるだろう。
?アウォーディー(武豊・松永厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
JBCクラシック 2016(G1)
?快勝を収めた昨年11月の【JBCクラシック】から、4着に敗れた前走、今年の【JBCクラシック】まで、いずれもG1を走って、掲示板圏内を確保するという、抜群の安定感を披露しているアウォーディー。なかなか勝ち切れない面はあるものの、馬券の軸という意味では、重視するべき存在なのかもしれない。
?ケイティブレイブ(福永祐一・目野厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
帝王賞(G1)
?今年に入ってからの充実ぶりは凄まじい!6月の【帝王賞】において、G1初勝利を挙げたかと思えば、前走の【JBCクラシック】も、休み明けの2戦目で決して完璧なデキではないように思えたが、見事に2着でゴール。馬の力もさることながら、コンビを組み続けている鞍上・福永が、完全に手の内に入れていることも大きい。人馬一体でのG1勝ちを見せてくれるか?
?ミツバ(松山弘平・加用厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
マーキュリーC(G3)
?3着に好走したJBCクラシックだが7番人気の低評価だった。そのため、フロック視する声もあるようだが、力強く中団から抜け出した3走前マーキュリーCの内容などからも、能力は確か。ややムラっぽい面はあるが、単なる伏兵として扱うのは危険だろう。
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武蔵野ステークス組
?カフジテイク(ルメール・湯窪厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
根岸S(G3)
?末脚勝負になれば、この馬のものだろう。今年2月の【フェブラリーS】(3着)において繰り出した、上がり3ハロン最速の末脚は、息の長さとキレを兼備しており、本当に強烈だった。追い込み馬ということもあり、どうしても流れに左右される面はあるものの、ハマれば完勝の場面まであるかもしれない!
?ノンコノユメ(Cデムーロ・加藤厩舎)
▼主な好走実績
帝王賞&フェブラリーS 2016(2着)
?勝利こそ、一昨年の武蔵野ステークス以来、2年以上もゲットできてはいないが、昨年の帝王賞やフェブラリーSでは堂々の2着でゴール!またその後も、大崩れはすることなく、掲示板前後を確保している。長期休み明けだった前走を叩かれたことにより、デキが大幅に上昇しているだけに「アワヤ」の場面まで十分にありえるだろう。
みやこステークス組
?テイエムジンソク(古川吉洋・木原厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
みやこS(G3)
?スピード自慢のタイプであるだけに、前に行って粘れる、函館などの狭いコース向きかと思われていたが、ついに前走においては京都の【みやこステークス】で快勝!それも休み明けの仕上がり途上だったのだから、本当に力をつけている。外国人騎手全盛の現代において、どちらかと言えば地味な印象の古川騎手がG1を勝つなんて、夢があるではないか!もちろん、予想とは切り離して考えるが、古川騎手の頑張りには期待したい。
?キングズガード(藤岡佑介・寺島厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
プロキオンS(G3)
?快勝を収めた3走前の重賞【プロキオンS】を筆頭に、直近の5戦連続で馬券圏内を確保!また、そのうち4戦で上がり3ハロンの最速タイムをマークしている。展開に左右されがちな差し・追い込み型としては破格の安定感であり、それも能力の高さがあればこそだろう。前走後も、調教を見る限り体調が良さそうだし、当然ここでも能力発揮!
別路線組
?コパノリッキー(田辺裕信・村山厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
マイルCS盛岡(G1)
?初めてG1を勝った2014年の【フェブラリーS】から3年半、7歳秋に迎えた前走の【マイルCS盛岡】も快勝するのだから、本当に息が長い。ハイレベルな能力をキープさせ続ける、村山厩舎の手腕には恐れ入る。前々で攻めるイメージが強いが、実際にはどの位置からでも勝負できる脚質の自在性を備えており、展開不問。何が起きても安心できるという意味で、狙いやすいタイプと言えるのかもしれない。
?ロンドンタウン(岩田康誠・牧田厩舎)
▼最近の主な勝ち鞍
コリアC(G1)
?「究極の別路線組」とでも言えば良いだろうか。前走で、何と韓国の【コリアC(G1)】を制し、この大一番へと駒を進めてきた。韓国競馬のレベルそのものは何とも言えないが、実績十分の日本馬クリソライトを退けての優勝だけに、価値は十分だろう。問題は、約3ヶ月ぶりの実戦&海外帰りとなる点だ。仕上がりがどうなのか?最終追いまで十分なチェックをしたいと考えている。
チャンピオンズカップ では “JCダート” を思い出せ
ではどのような考え方でレースに臨むべきなのか?
最大のポイントは、2014からスタートした「中京ダート1800M」というコースにある。左回りで広く、そして坂も厳しいこのコースは、2013年までの阪神コースとは印象が異なる。
意外と、スピードがあれば押し切れた感のある阪神とは違い、むしろ、かつての【JCダート】の舞台だった「東京ダート2100M」に近い印象がある!つまり「昔のJCダートならこの馬が勝つ」といったイメージを抱くことが大事になるのだ。そうスピードにスタミナを加えた「総合力」が求められる!
だからこそ、迷うことなく「☆あの馬」を軸馬に指名した。
厳しい舞台であればあるほど能力を発揮できる面は、今回のレースにピッタリとハマるし、ここに向けての仕上がりも抜群!
どうか皆様、キングスポーツと共に、「☆あの馬」が新たなるダートの統一王者に輝く目撃者となって頂きたい。さあ、歓喜と絶叫のゴールは、もう間もなくだ!
※尚、チャンピオンズカップの参考レースは本ページの後半でご紹介しております。引き続きご覧下さい。
参考リンク:
創業1981年より長きにわたる歴史は信頼の積み重ね。穴予想を得意とする「キングスポーツ本紙予想」に関する参考ページへは下記よりどうぞ。私たちキングスポーツが、どんな風に勝負しているか興味がある方は、たまに読みに来てくれると嬉しいです。
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チャンピオンズC 2017 予想 主な参考レース
2017/11/3 JBCクラシック
1着サウンドトゥルー 2着ケイティブレイブ 3着ミツバ 4着アウォーディー
2017/11/11 武蔵野S 2着ノンコノユメ 5着カフジテイク
2017/11/5 みやこS 1着テイエムジンソク 3着キングズガード
2017/11/3 JBCスプリント 2着コパノリッキー