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ホームスタッフコラム【調教の見方/札幌開催でも使える「函館ウッドコース編」】仕上げが難しい「夏」だからこそ意識したい!「調教の見方」をチェック!

【調教の見方/札幌開催でも使える「函館ウッドコース編」】仕上げが難しい「夏」だからこそ意識したい!「調教の見方」をチェック!

▼このコラムについて▼

「はじめまして」の方もいれば、既にキングスポーツのご利用経験をお持ちの方、あるいはYouTubeチャンネル(キング予想TV&キング予想いろは)をご覧下さっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

いずれにしても、皆様こんにちは!私はキングスポーツスタッフの中田と申します!

このコラムでは「一緒に競馬を学びながら、明日の夢馬券獲得へ向かいたい」という思いを元に、私たちなりの「予想の際に大事にするポイント」あるいは「騎手や調教師などのデータ」をご紹介して参ります。

一緒に競馬を学びましょう

競馬は「年齢を問わずに楽しめる最高の趣味」だと私は考えます。キングスポーツのご会員様も、下は20代から上は80代まで、本当に幅広いんです。
今、このコラムをご覧の皆様も、この先何十年も楽しまれる方ばかりでしょうし、どうせ楽しむなら「馬券で勝ちませんか!?」

そして、そんな皆様のお役に立てる存在こそが、創業40年以上の歴史を誇る私たちキングスポーツだと自負しておりますし、このコラム(あるいはレース回顧など、公式サイト上の他のコラム)も、私たちを知っていただく過程の一環です。

前置きが長くなりましたが、毎週気持ちをこめて書いていきますので、ぜひご覧ください。末永いお付き合いになりますように!

夏競馬真っ盛り!

2023年の夏競馬も、早いもので一月近くが経過しようよしている。

以前から、私たちも申し上げてきたことだが、気候の厳しい夏場は

「各馬の仕上がりに差が出やすい」

のだ。

人間もそうだが、どうしても暑さに強い馬がいれば、そうではない馬もいる。

それだけに、私たちの予想におけるコンセプト「能力をひっくり返すのは状態だ」が、いつも以上に効果を発揮する。

先日の【七夕賞】における好調教馬ホウオウエミーズ(13番人気ながら3着)などは、その最たる例と言えるかもしれない。

参考⇒ホウオウエミーズをご紹介していたコラム

 

まずは「前提&3つの結論」のお話、後半で「函館ウッド」

きっと、皆様の中でも

「俺も好調教馬を見つけ出して、高配当をゲットしたい!」

という欲をお持ちの方もいらっしゃるのでは?

そこで、今回のコラムでは、私たちキングスポーツが最も得意とする「調教の見方」についてのお話をしようと思う。中でも今回は「併せ馬編」とした。

前半では、時期を問わずに使える「併せ馬をチェックする際の前提&3つの結論」について。

さらに後半では、せっかくの夏競馬だからこそ「函館ウッド調教をチェックする際のポイント」についてお話しようと思う。

ご存知の通り、既に函館開催は終わり、札幌で競馬が行われているが(公開は23/07/26)、それでも「函館ウッドの見方を知っておいた方が良い理由」も合わせて記すので、どうぞお楽しみに。

 

必見!札幌のクイーンSなど、7月最終週「2重賞の狙い」

 

まずは「前提」から

併せ馬は、ウッドだとか坂路だとかにかかわらず、全ての調教に共通する考え方だから、ぜひ頭に入れておいてほしい。

その中で、まず大前提として覚えておいていただきたいのは

「併せ馬は、先着が断然良い」

ということ。

当たり前のことだが、これは基本。実際に、私たちがこれまでの好調教馬に指名した馬の中で、先着を許した馬は1頭もいない。

当然、調教は様々な意図をもって行われるが、基本的にはラストの直線では競り合う形になる。
最後は馬の本能、闘争心が爆発することになり、デッドヒートになる。そこで先着できる(勝ち切れる)馬というのは、やはり力があり、そして状態が良いのだ。

 

年齢的な部分も見逃せない

なお、補足として、年齢が若い馬ほど先着してるにこしたことはない!

調教のどこを見る?

というのも、年齢が若い馬は経験が浅い分、調教だろうが実戦だろうが、常に全力であるため「調教での動き=そのままの現状の能力&調子」だからだ。

一方で、経験豊富な高齢馬は、調教と実戦の違いがわかってくるので、敢えてまじめに走らない馬も出てくる。人間も馬も、経験を重ねると手を抜きたくなるのか?

これは自戒の意味を込めて言っている(笑)

そのため、先着を許してもさほど気にしなくて良いパターンもあることも頭の隅っこに入れておいてほしい。

 

お伝えしたい「3つの結論」

では「前提」をお伝えしたところで、併せ馬編で私たちが重視している

「3つの結論」

をご紹介。後ほど、詳細を補足させてもらいたい。

1.併せ馬は先行した馬が強い

2.各馬の「クラス」を確認しよう!

3.騎手?助手?騎乗者を確認しよう

 

1.併せ馬は先行した馬が強い

これは、昨年引退した藤沢和雄元調教師が確立した「調教のスタイル」についてのお話。

併せ馬の映像をご覧になったことのある方ならおわかりかもしれないが、2頭併せなら、ほとんどの場合、どちらかが先行、どちらかが追いかける形をとる。

そしてその2頭の力関係に関しては

「先行する馬は“強い馬”」「追いかける馬は“これからの馬”」

というようにお考えいただいて結構だ。

見るべきポイントを大事にしたい

“これからの馬”は追いつこうと頑張ることで力をつける。

“強い馬”は簡単に追い抜かせないぞと、粘りを身につける。

必ず、双方に意味があるようになっているのだ。

ちなみに、調教する側の視点だと、例えば追いかける馬を重視した調教なら、先行馬に余計にコーナーを回らせて、ゴール板ぎりぎりで抜かせるような工夫をしたりするそうだ。

だが、このあたりは、いずれご用意する予定の「コア動画」に回させてもらおう。
楽しみにしていてほしい。

 

2.各馬の「クラス」を確認しよう

これは本当にそのままの意味だ。

恐らく、新聞紙上などで、

2勝クラス 81秒3⇒11秒7
(オープン馬との併せ馬で0.2秒遅れ)

といったような表記を目にすることがあると思う。

この例の場合「遅れ」という文字だけを見るとネガティブなイメージが浮かぶかもしれないが、その相手は明らかに格上のオープン馬。

その相手に0.2秒遅れているだけだから、むしろ「好内容」という評価が可能だろ思う。

ちなみに、併せたオープン馬が厩舎の大将格のような存在だとしたら、格下の馬も厩舎内ではかなり期待される存在だと見て良いと思う。チェックしてほしい。

 

3.騎手?助手?騎乗者の確認を忘れずに

このポイントは、実は非常に重要だと思う。

見習 81秒4⇒11秒4
騎手 81秒5⇒11秒5

助手 81秒6⇒11秒6

例えば、3頭が併せ馬をしたとしよう。
(尚、調教時計はあくまでも例なので、細かい追求はなしでお願いしたい笑)

皆様なら、この3頭のうち、どの馬を高く評価する?

私だったら、1番下の「助手」が騎乗した馬だ。

騎乗者のチェックは忘れずに

というのも、彼らは「体重」が全く異なるからだ。

もちろん、個人差はあるだろうが、概ね、騎手になる前の若手の見習いなら50キロ以内くらいだろう。また騎手なら55キロ以内くらいか。
一方、助手は騎手と違って日頃から絞る必要はないから、大体60キロ程度はあると思われる。

つまり、助手が騎乗する馬は、ハンデ戦だったら驚くべき重量を背負わされている計算になる。笑

それでも差のないタイムでまとめている点に価値を感じるのだ。

ということで、騎乗者のチェックはお忘れなく!

 

では、後半では函館ウッドの見方についてご紹介します!

 

7/23(日)に的中画像を頂きました!

先週の札幌メインしらかばステークス、レッドベルオーブが3着に入り万馬券ゲットしました。
ありがとうございます!

1日2Rの勝負レース、
【エルムS】
【レパードS】など暑さを吹き飛ばす、大勝利へ!
目標⇒各1万円勝負で5万円以上を獲る!

 

 

 

函館ウッドの見方について

上でも記した通り、既に札幌開催が始まっているが、それでも函館ウッドの見方を知っておいた方が良い理由、それは単純に

数多くの札幌競馬出走馬が函館に滞在して調教している

ということ。利点は大きく3つある。

(1)ウッドチップコースがあること
(2)札幌より涼しくかつ静かで環境が◎
(3)札幌と函館の馬房を使い分けできる

また、今回は、誰にでもわかりやすく!ということで、敢えてポイントを「時計」におき「函館W・5ハロンを●秒台以内で走れた馬は優秀」という結論をお伝えしたい。

もちろん、時計ひとつとっても、厩舎によっては「敢えて時計を出したり、抑えたり」といったケースもあるし「余裕を持って出しているのか、いないのか」という部分もあるから一概には言えないが、ひとつの目安になることは間違いない。

では結論だが

「函館W・5ハロンを67秒台で走れた馬はかなり優秀」

まずこれを覚えておいてほしい。

 

では、なぜこの時計だと優秀なのか?ご存じの方もいるかもしれなが、例えば栗東CWなどは、同じ5ハロンでも65秒〜66秒台以内が優秀などと言われる。そのため「67秒台ってどうなの?」と
思われるかもしれないが函館は「プラス2秒」でいいのだ!

函館記念では1年ぶりの10番人気マイネルウィルトスが仕上がりの良さを活かして4着に好走

その理由は「コース形態」にある。函館のウッドは2コーナーを回ってすぐのところに5ハロンの棒があるため、加速していきにくい。それに加えてコーナーもきついため全体時計は遅くなる。

それだけに67秒台どころか、68秒台でも、十分に良い時計だといえる

ただし、全体的なスピードをあげられない分、道中での余力が残るはず。したがってラスト1ハロンは、むしろ速いくらいでもおかしくない。

そのため、ラストが出ていない馬(13秒台くらいかかってしまうような馬)は要注意だぞ!

これもあわせて意識しておいてほしい。

 

以上が函館の話も込みの「併せ馬・基礎編」だ。

少しでも参考になっていたら幸いだ。ぜひ、次回をお楽しみに!

 

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