単勝272.1倍の奇跡
?1着コパノリッキー・・・完全無欠の11勝目!!
コパノリッキー、優勝おめでとう!!前人未到のG1レース11勝達成!!最後の最後まで、誰も君の逃げ足を止められなかった。私は今でも覚えている。あの衝撃的だった、2014年の【G1・フェブラリーS】を。
▼ここから、伝説が始まったのだ。
まだ雪の残る2014年の東京競馬場。しかしそんな寒さななど一気に吹っ飛ばした、単勝272.1倍の奇跡。「なんと、なんとっ!コパノリッキーだぁ~~!!」とアナウンサーも絶叫した。空気が震えた2月の府中。
私が心から「コイツは、凄い!」と思ったのは、1年前がフロックで無いことを、しっかりと「連覇」と言う形で証明したことだろう。
ライバル、ホッコータルマエとの激闘。若い世代とのタイマンバトル。数々の激闘を繰り広げ、唯一無二のG1レース11勝を達成。
引退レースだった東京大賞典 2017 もリッキーらしい競馬だった。私は向こう正面に入った時点で、リッキーの勝利を確信していた。
?はじめまして。と、さようなら。
引退レースで伸し掛かる重圧を、振りほどいてくれたのが相棒の田辺裕信ジョッキーだったのだろう。競馬界に、そして我々ファンに強烈な「はじめまして。」を言い残した2014年のフェブラリーS。思い返せば、あれが人馬ともに初G1制覇だった。
そして、「さようなら。」も、3馬身差のぶっちぎり!!「相棒」の二文字が最も似合う2人だった。東京大賞典での逃げも、勇気ある賭けだったと私は思う。あの形しかリッキーが勝てないのはわかっていても、1200m→1800m→2000mと距離を伸ばし続けての逃げは、容易ではない。
ましてやこの東京大賞典は、今まで一度も勝てなかった鬼門のレースだったのだから。
しかし、勝負の明暗を分けたのが、まさにその「覚悟の差」だった。
結果がどうであれ、リッキーと逃げる!!その覚悟と勇気ある決断が、あの3馬身差だ。今日のレース結果は、まさにその覚悟の順位順だったと私は思う。最後2着に追い混んできたサウンドトゥルー(大野)も、前走控えて惨敗しているのに、よく追い出しを我慢した。結果的には、「3馬身差」だが、レースの内容は紙一重の差だったと私は思う。
でもよく最後まで走り抜いた。
コパノリッキー、お疲れ様。
そして、数々のドラマをありがとう。
【回顧】東京大賞典 2017 における勝負の明暗( キングS 予想含む )
まずは、会員様へお伝えしたコメント抜粋は下記の通りです。
?キングスポーツ編集長の軸馬解説(一部抜粋)
もう一度
アッと驚く激走を! 12番☆ケイティブレイブ⇒3着
ここは悲願のG1タイトルを勝ち取った思い出の舞台!大井では絶対に負けられない!まず、ケイティブレイブは圧倒的に右回り巧者ということがポイント。この大井でも【Jpn1・帝王賞】の優勝を含め、通算3戦3連対と、抜群の成績を誇っている。競馬とは軸馬が命!ならばキングSが連覇を狙う、この【東京大賞典】での不動の軸馬は、このケイティブレイブを置いて、他にいないだろう。
前走の【チャンピオンズC】4着も今の充実ぶりを感じさせる競馬内容だった。そしてそれは、この1戦へ向けての稽古でも現れている。ここを目標に早くから仕上げられ、先週には既に速い時計をマークしている。さぁ今年最後のG1レースで歓喜の絶叫をお見せしよう!
勝負の明暗 はここだった!
今日のレースは完全に、コパノリッキーにやられた。リッキーが逃げで、12番☆ケイティブレイブが2番手は、正に青写真通り。しかし、誤算だったのが「前半のハイペース」だった。あのペースで1、2コーナーを付き合わされたのでは、直線で息切れするのは明白。勝ちに徹するのであれば、勇気を持ってコパノリッキーを「1人で行かせる」べきだった。
今日のレースで明るみにでたケイティブレイブのポイントは⇒「誰の後ろにつくか?」である。
今後のレースにおいて、前半の入りがHペースになる様なメンバー構成の時は、距離・コースに関係なく、ケイティブレイブの取扱は注意した方がいいかもしれない。
▼月曜からの予告☆穴馬! ━━━━━━━━━━ 立ちはだかる 大井の門番!! 8番☆ヒガシウィルウィン ━━━━━━━━━━ 中央勢よ、かかって来い!今年、7年振りに【ジャパンダートダービー】を制覇した地方の星ヒガシウィルウィンが、再びJRA勢の前に立ちはだかる。やはりジャパンダートダービーの完勝が圧巻だった。 前哨戦は2着に敗れたものの、不向きな左回り、そして休養明け初戦だったことで、鞍上の森騎手も「次だ。」と一言残したように、完全にここ1本に目標を絞ってきている!地方の星が、再び中央勢に牙をむく!!
良く最後まで食らいついた!!リザルト的には残念だったが、胸を張っていい内容だったと私は思う。今日の結果だけで中央勢と、決着がついたと決めつけるのは禁物だ。結論から言おう。⇒「次も狙いだ!!」まだ3歳と言うことで、「成長」は絶対条件だが、稽古でももっとスタミナと速力がつくようになってくれば、十分に中央勢とも渡り合える。ジャパンダートダービー馬なんだ。このままでは終わらないだろう。
━━━━━━━━━━ キングS編集長より 勝利馬券の隠し味 ────────── 調教班「三井タケシ」の好調穴馬 ↓↓↓ 12番☆ケイティブレイブ ━━━━━━━━━━
【東京大賞典 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。(直線)
さあ、2018年もキングスポーツと共に!毎年恒例「金杯で乾杯」といこうじゃないか!