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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】フェブラリーS 2025 など ⇒コスタノヴァが解明してくれた「秘密」とは?各レースの未来の主役も要チェック!

【先週の重賞回顧】フェブラリーS 2025 など ⇒コスタノヴァが解明してくれた「秘密」とは?各レースの未来の主役も要チェック!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

フェブラリーS 2025 の回顧&未来の主役

2025年 2月23日(祝) 1回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第42回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 9 コスタノヴァ 牡5 58 キング 1.35.5      04-05 35.6 2 (美)木村哲也
6 12 サンライズジパング 牡4 58 幸英明 1.35.7  3/4    13-12 35.2 5 *(栗)音無秀孝
7 14 ミッキーファイト 牡4 58 戸崎圭太 1.35.9 1 1/4    07-07 35.8 1 (美)田中博康
B6 11 ペプチドナイル 牡7 58 藤岡佑介 1.35.9 クビ    07-07 35.8 4 (栗)武英智
1 1 エンペラーワケア 牡5 58 横山武史 1.36.0  1/2    04-04 36.2 3 *(栗)杉山晴紀
3 6 メイショウハリオ 牡8 58 浜中俊 1.36.3 1 1/2    15-15 35.5 11 (栗)岡田稲男
8 15 ガイアフォース 牡6 58 長岡禎仁 1.36.5 1 1/4    11-12 35.9 6 *(栗)杉山晴紀
B1 2 タガノビューティー 牡8 58 石橋脩 1.36.6  1/2    11-10 36.3 10 (栗)西園正都
3 5 アーテルアストレア 牝6 56 横山典弘 1.36.6    16-16 35.6 9 (栗)橋口慎介
10 B4 7 サンデーファンデー 牡5 58 鮫島克駿 1.36.8 1 1/4    02-02 37.1 8 *(栗)音無秀孝
11 4 8 ドゥラエレーデ 牡5 58 横山和生 1.37.1 2    07-07 37.0 7 (栗)池添学
11 8 16 ヘリオス セ9 58 原優介 1.37.1 同着    13-12 36.5 16 [地]工藤真司
13 2 4 ウィリアムバローズ 牡7 58 岩田望来 1.37.4 1 3/4    02-02 37.8 12 (栗)上村洋行
14 7 13 デルマソトガケ 牡5 58 松若風馬 1.37.9 3 1/2    07-10 37.5 13 *(栗)音無秀孝
15 B2 3 ミトノオー 牡5 58 田辺裕信 1.38.3 2 1/2    01-01 38.9 15 (美)牧光二
16 5 10 アンモシエラ 牝4 56 吉田豊 1.38.4  1/2    04-05 38.5 14 (栗)松永幹夫

「秘密」がひとつ解明された

レース前の段階から「混戦』だと言われた【フェブラリーS】だったが、優勝したのは2番人気のコスタノヴァだった。

馬の素晴らしさもさることながら、鞍上のキングジョッキーは、JRA史上では初めてとなる女性騎手でのG1制覇。

しかも、21日にサウジアラビアでの招待競走に参加後、すぐに日本に帰国しての強行軍での活躍。

本来なら「歴史的偉業」ということなんだろうが、キング騎手の場合は「当たり前」のように感じてしまう。それこそが、彼女の凄さなのだろう。

とにかく、関係者の皆様も含めた人馬に対して、心からの祝福を申し上げたい。

 

祝福はこのあたりまでにさせていただき、今回のコスタノヴァの走りの中で、最も私にとって意味があったのは「秘密がひとつ解明されたこと」

この点を皆様に共有したい。

一体どういうことか?

 

フェブラリーSを席巻する根岸ステークス組

さて、ご存知の方もいるだろうが、実は

「近年のフェブラリーSは、前走・根岸S組が圧倒的な活躍を見せている」

という実績がある。

直近9年 フェブラリーSの上位3頭&前走レース名

日付 馬名S 性齢 騎手 前走レース名
240218 ペプチドナイル 牡6 藤岡佑介  東海ステークス
240218 ガイアフォース 牡5 長岡禎仁 チャレンジT
240218 セキフウ 牡5  武豊 兵庫GT
230219 レモンポップ 牡5 坂井瑠星 根岸SG3(1着)
230219 レッドルゼル 牡7 川田将雅 JBCスプリント
230219 メイショウハリオ 牡6 浜中俊 東京大賞典
220220 カフェファラオ 牡5 ルメール  チャンピG1
220220 テイエムサウスダン 牡5 岩田康誠 根岸SG3(1着)
220220 ソダシ 牝4 吉田隼人  チャンピG1
210221 カフェファラオ 牡4 ルメール チャンピG1
210221 エアスピネル 牡8 鮫島克駿 チャンピG1
210221 ワンダーリーデル 牡8 横山典弘 根岸SG3(2着)
200223 モズアスコット 牡6 ルメール 根岸SG3(1着)
200223 ケイティブレイブ 牡7 長岡禎仁 川崎記G1
200223 サンライズノヴァ 牡6 松山弘平 武蔵野SG3
190217 インティ 牡5 武豊 東海SG2
190217 ゴールドドリーム 牡6 ルメール 東京大G1
190217 ユラノト 牡5 福永祐一 根岸SG3(2着)
180218 ノンコノユメ セ6 内田博幸 根岸SG3(1着)
180218 ゴールドドリーム 牡5 ムーア チャンピG1
180218 インカンテーション 牡8 三浦皇成 東京大G1
170219 ゴールドドリーム 牡4 M.デム チャンピG1
170219 ベストウォーリア 牡7 戸崎圭太 根岸SG3(2着)
170219 カフジテイク 牡5 津村明秀 根岸SG3(1着)
160221 モーニン 牡4 M.デム 根岸SG3(1着)
160221 ノンコノユメ 牡4 ルメール チャンピG1
160221 アスカノロマン 牡5 太宰啓介 東海SG2

 

昨年以前は、8年連続で本番フェブラリーSの馬券圏内馬を輩出(合計9頭)していた。(むしろ昨年は異例の決着だった)

さらに、8頭全てが、単に【根岸ステークス】をステップにしているのではなく、好走(全て2着以内)の勢いを本番での激走に繋げているのだ。

そして、そこに今年のコスタノヴァも加わった(根岸S&フェブラリーS)を連勝。

この結果には、正直に言って驚いた。というのも【根岸S】⇒【フェブラリーS】は、厳しい条件にも思えるからだ。中2週のタイトなローテーションだし、距離も1ハロン延びる。

 

レース序盤に答えはあった

では、なぜ結果が出るのか?

「G1で激走するような馬は、G3くらいなら当然好走できる」

ということくらいは意識していたが、明確な部分というのは、なかなかわからずにいた。

だが今回のレースで、その秘密(の内のひとつというのが正確か)がハッキリわかった。

ポイントはレースの序盤だ。

実はスタートでコスタノヴァは立ち遅れた。だが、混戦だからこそ、できれば少しでも良い位置をとりたい。キング騎手はコスタノヴァを促し、一気に位置を挽回する作戦に出た。

G1のマイル戦はただでさえ速い。

そうした流れの中、それ以上のスピードを出そうとするのは容易ではない。スピードに乗るまでのスタミナを消費したり、あるいは馬に気合が乗りすぎてしまったかかってしまったり。リスクも大きい。

だが!前走、それ以上に速い1400Mの流れを経験する馬にとっては問題ないのだ。

素直に鞍上の指示にしたがい、いとも簡単に前へと進んでいった。

 

ポイントは「スピード経験」

結果的に、サンライズジバングの驚異的な上がり最速の脚をしのげたのは、余計なスタミナロスなく、位置をとれたことに尽きる。

たらればにはなるが、仮にコスタノヴァが前走で1800M以上の距離を使っていたら、今回の結果はなかったように思う。

スピード経験が重要に

もちろん、今回の場合は「出遅れからの追いかけ」が上手くいったケースだが、それに限った話ではないだろう。

ビッグレース、それも能力が拮抗した場合における「スピード経験に基づく余裕度」というのは、どういった位置どりにおいても、大きなアドバンテージになるとみた!

これが2000M以上の距離が長いレースにんなると、スタミナ云々が絡んでくるから話が変わってくる部分もあるかもしれない。

しかし。芝ダートを問わず、マイル戦くらいまでなら、ある程度のスピードがあれば押し切れるのではないか!?

「マイルまでなら距離延長組に要注意」

これは、今後の予想における、ひとつの指針として皆様と共有しておきたい。

 

サンライズはまだ良くなる!

では最後に「未来の主役」を。

コスタノヴァの強さはいうまでもないが、私たちの軸馬で、5番人気ながら2着に頑張ったサンライズジパングの強さも相当なものだ。

スピードの余裕度で位置をとりにいけたコスタノヴァに対し、どうしても中距離型のこの馬は、後ろからのレースになってしまう。

ラストの差は、本当にそれだけだったように思う。

実際に上がり3ハロンではこちらが最速タイムをマークしているし、レースの中身という部分では、ほぼ差がないという評価でOK!

 

音無厩舎としては、できることなら「最後のG1挑戦」をこの馬で飾りたかっただろうが、極めて価値のある走りだったと思う。

ダートに本格転向した昨年の【ダービー】後、全く崩れていない(着順に多少のばらつきはあるが、諸条件を鑑みれば、その時点での力はほぼ出し切っている)点から、ダート馬としての恐ろしいセンスを感じる。

まだ4歳馬。フォーエバーヤングら「最強の海外組」が不在なら、今後のダート中距離路線は、この馬を中心に回るぞ!

阪急杯 2025 の回顧&未来の主役

2025年 2月22日(土) 1回京都7日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第69回阪急杯
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) 芝・外 1400m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 16 カンチェンジュンガ 牡5 57 幸英明 1.21.7    11-12 34.0 7 (栗)庄野靖志
3 6 アサカラキング 牡5 57 斎藤新 1.21.8  1/2    01-01 34.9 2 (美)斎藤誠
7 13 ソーダズリング 牝5 55 浜中俊 1.21.9  3/4    10-08 34.3 3 *(栗)音無秀孝
8 17 ダノンマッキンリー 牡4 58 北村友一 1.22.0 クビ    07-08 34.5 4 (栗)藤原英昭
4 8 フォーチュンタイム 牡4 57 岩田望来 1.22.0 ハナ    03-04 34.9 1 (栗)吉岡辰弥
8 18 セッション 牡5 57 M.デム 1.22.0    05-05 34.6 12 (栗)斉藤崇史
3 5 トゥラヴェスーラ 牡10 57 池添謙一 1.22.1  1/2    15-15 34.1 9 (栗)高橋康之
7 15 ダノンスコーピオン 牡6 58 和田竜二 1.22.1    14-12 34.2 13 (栗)福永祐一
6 12 モズメイメイ 牝5 55 松若風馬 1.22.4 1 3/4    03-02 35.3 14 *(栗)音無秀孝
10 1 1 オオバンブルマイ 牡5 57 ルメート 1.22.4 クビ    18-18 34.1 5 (栗)吉村圭司
11 6 11 アグリ 牡6 57 吉田隼人 1.22.4 ハナ    11-12 34.6 8 (栗)杉山晴紀
12 5 10 スズハローム 牡5 57 吉村誠之 1.22.5 クビ    05-05 35.2 6 (栗)牧田和弥
13 1 2 ドナベティ 牝4 55 田口貫太 1.22.7 1 1/4    16-15 34.7 17 (栗)矢作芳人
14 4 7 ブーケファロス 牡5 57 富田暁 1.22.7 クビ    11-08 35.0 18 (美)清水英克
15 5 9 ヴァトレニ セ7 57 酒井学 1.22.7    07-08 35.2 15 (栗)長谷川浩
16 2 4 シュバルツカイザー セ7 57 岩田康誠 1.22.8  3/4    07-05 35.4 11 (美)大竹正博
17 7 14 ジャングロ 牡6 57 横山典弘 1.22.9 クビ    02-02 35.9 16 (栗)森秀行
18 B2 3 フルメタルボディー セ5 57 国分優作 1.23.6 4    16-15 35.6 10 (栗)清水久詞

このメンバーの中では

【フェブラリーS】の回顧が長くなってしまったので、残りの3つの重賞はコンパクトにいかせてもらおうと思う。

【阪急杯】に関して申し上げておきたいポイントは

「レースのレベルはわからないが、今回のメンバー間での能力順は、ほぼ着順通りでOK」

だということ。

 

大激戦のゴール前

レベルというのは「G1で通用するかどうか」という意味。

上位陣の昨今の成績を見ると、この先の【高松宮記念】をイメージすると、なんとも言えない部分はある。

一方で、上位陣の「4角通過位置」をチェックしてほしい。

追い込み馬がいて、逃げ馬がいて、中断待機組もいて、、、

要するに、位置どりを問わずに、どの馬にもチャンスがある流れだったということ。

だからこそ、概ね着順通りでよいと思う。外差し馬場が向いた面もあっただろうが、勝ったカンチェンジュンガは素晴らしかったし、心からの祝福を申し上げたい。

 

G1で可能性があるなら

その上で「G1で可能性があるなら?」と考えると、高松宮記念は飛んでしまうが【ヴィクトリアM】なら(賞金的に出られれば、あるいは出る意思があるなら)3着のソーダズリングだろうか。

前走【阪神C】は長期休養明けということもあり、見せ場なく6着に終わったが、一度叩かれ、今回は3着。

特に、キレと息の長さを兼備した末脚は一級品であり、東京にも向くだろう。

若い頃は1400Mでこそ、の部分も感じられたが、年齢と共に、むしろ1400M短くなってきたように感じる。

一方で、長い休養もあったことで、5歳にしては、体はまだまだフレッシュ!!

勝ち負けまではイメージできなくても、追い込んで3着の場面なら!!

【ヴィクトリアM】で見られることを楽しみにしつつ、未来の主役に!

ダイヤモンドS 2025 の回顧&未来の主役

2025年 2月22日(土) 1回東京7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第75回ダイヤモンドS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 3400m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 8 ヘデントール 牡4 57 戸崎圭太 3.32.2   05-05-05-01 34.9 1 *(美)木村哲也
3 5 ジャンカズマ 牡7 54 野中悠太 3.32.9 4 02-02-02-02 35.4 12 (美)西田雄一
5 9 ヴェルミセル 牝5 53 川又賢治 3.33.2 1 1/2 12-13-10-09 35.1 10 (栗)吉村圭司
B1 1 ワープスピード 牡6 58 横山武史 3.33.2 クビ 06-06-06-02 35.8 2 (美)高木登
B6 11 シュトルーヴェ セ6 59 鮫島克駿 3.33.3  1/2 07-07-07-08 35.3 3 (美)堀宣行
8 16 ショウナンバシット 牡5 57.5 横山和生 3.34.0 4 02-02-03-05 36.3 6 (栗)須貝尚介
3 6 メイショウブレゲ 牡6 56 藤岡佑介 3.34.2  3/4 13-12-08-07 36.3 9 (栗)本田優
2 4 セイウンプラチナ 牡6 54 内田博幸 3.34.3  1/2 01-01-01-02 36.9 11 (美)千葉直人
6 12 コパノサントス 牡5 56 石橋脩 3.34.3 クビ 04-04-04-05 36.6 7 (栗)梅田智之
10 2 3 サスツルギ 牡5 56 北村宏司 3.34.5 1 09-09-10-11 36.1 13 *(美)木村哲也
11 7 14 マイネルケレリウス 牡5 55 石川裕紀 3.34.6  1/2 14-14-14-12 36.1 4 (美)奥村武
12 7 13 シルブロン 牡7 57 大野拓弥 3.34.6 クビ 08-08-08-09 36.5 5 (美)稲垣幸雄
13 B1 2 オーロイプラータ 牡5 56 松岡正海 3.36.1 9 10-10-13-15 37.0 15 (栗)宮本博
14 4 7 ダンディズム セ9 57 田辺裕信 3.36.3 1 16-16-16-14 37.5 8 (栗)野中賢二
15 B5 10 トウセツ 牡6 55 吉田豊 3.36.3 クビ 15-15-15-16 37.0 16 (栗)杉山佳明
16 8 15 フタイテンロック 牡6 54 木幡巧也 3.37.8 9 10-10-12-12 39.3 14 (美)佐藤吉勝

 

勝ち馬は強すぎだが

このレースに関しては、正直に言って、勝ち馬とそれ以外の馬たちとの力の差がありすぎた。

4馬身差という着差以上の、圧倒的な余裕を感じたのは私だけではないだろう。

強すぎ!ヘデントール

だから、未来の主役をピックアップしたところで無理やり感が出てしまうと考え、敢えてご紹介はしない。

ただ、一点だけ。4着に敗れたワープスピードについて。

恐らく、単勝二桁人気の2頭に先着されたことで、大きく評価を下げるだろう。

だが、実はそれほど悲観する必要はない。というのも、唯一、ガチンコでヘデントールに勝負を挑んだように見えたからだ。

勝ちたいから、相手を意識して同じような位置から動いたりスパートしたり、、、

 

美味しい穴馬になった!

結果的には、相手が強すぎたこと、相手を意識しすぎたことで、必要以上の消耗があったということではないだろうか。

むしろ、そんな状態でもバタバタにならず、しっかりまとめるあたりが実力の証。

恐らく、初めから、ヘデントールを気にせずに、2着狙いのレースしていれば、勝ちはなくても、もう少し差のつまった2着でゴールしていたと思う。

例えG1の長距離戦でも、ヘデントール以外なら十分に勝負になるはず!

「美味しい穴馬」として覚えておいてほしい。

 

小倉大賞典 2025 の回顧&未来の主役

2025年 2月23日(祝) 1回小倉10日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第59回小倉大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1800m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 2 ロングラン セ7 57 丹内祐次 1.46.1 10-11-08-09 34.0 4 (美)和田勇介
6 10 ショウナンアデイブ 牡6 55 丸山元気 1.46.1 クビ 03-04-05-05 34.3 7 (栗)高野友和
5 8 ラケマーダ 牡5 55 秋山稔樹 1.46.3 1 1/4 10-09-08-06 34.3 12 (栗)千田輝彦
7 12 セルバーグ 牡6 57 和田竜二 1.46.3 クビ 01-01-01-01 36.4 11 (栗)鈴木孝志
5 7 エピファニー 牡6 58.5 杉原誠人 1.46.4 クビ 06-07-07-07 34.5 2 (美)宮田敬介
B3 4 マテンロウオリオン 牡6 56 古川吉洋 1.46.4 クビ 06-07-08-10 34.4 10 (栗)昆貢
4 6 グランドカリナン 牡5 55 大野拓弥 1.46.5 03-04-05-07 34.7 8 (美)田島俊明
3 3 シルトホルン 牡5 57 吉田隼人 1.46.6  1/2 12-13-11-11 34.3 1 (美)新開幸一
6 9 コスモブッドレア 牡4 55 佐々木大 1.46.8 1 1/2 03-03-03-03 35.3 5 (美)小野次郎
10 7 11 ヤマニンウルス 牡5 58.5 藤懸貴志 1.47.0  3/4 02-02-02-02 36.3 3 (栗)斉藤崇史
11 B8 14 エアファンディタ 牡8 57.5 酒井学 1.47.0 12-11-13-13 34.5 9 (栗)池添学
12 8 13 ギャラクシーナイト 牡6 56 菊沢一樹 1.47.4 2 1/2 09-09-11-11 35.1 13 (美)菊沢隆徳
13 4 5 ホウオウプロサンゲ 牡4 55 小沢大仁 1.47.4 ハナ 06-04-03-04 35.9 6 (栗)矢作芳人
B1 1 タマモブラックタイ 牡5 55 角田大和 (栗)角田晃一

 

文句なしの優勝馬

優勝したロングラン、4コーナー9番からの、驚異的な差し切り。

見た目のインパクトもそうだが、上がり3ハロンのタイムも、2番目の馬に0秒3もの大きな差をつけている。

自慢の末脚の威力は、ライバル達を大きくしのいでいたということ。間違いなく「勝つべくして勝ったレース」と言えるだろう。

だからこそ、レース後、丹内騎手は、次のようなコメントを残したのだと思う。

まだまだこれからもっと重賞を勝っていけると思いますので、ずっと乗せて頂けたらいいなと思っています」

重賞を好走できる、ではない。

勝っていける、とハッキリと言い切っているのだ。

 

小倉だけじゃ終わらない

もちろん、たくさん乗せてほしいから、サービストークをすることもあるだろうが(笑)

とはいえ、ジョッキーたちも余計な揚げ足をとられたくないから、本当に自信がなければ断言はしない。だからこそ、丹内騎手のコメントは思い。

確かに、今回のレースを見る限り、以前と比べると、同じような「後ろ」の位置どりだったとしても「追走の余裕」を感じる。

 

7歳にして進化していることは確実!

高齢の成長馬の多くは「怪我などがあり、若い頃に使い減りしていない」というケースだが、この馬はそうではない。たくさん使われながら、進化している。

改めて、競馬に先入観は禁物だと感じつ。

とにもかくにも、今日の走りを見る限り、実績のある小倉だけで終わってよい馬ではない。個人的には中山2500Mの【日経賞】あたりに出てきたら面白いと思うのだが、、、どうだろう。(お父さんのヴィクトワールピサも、その舞台で有馬記念を勝っている)

これからに期待だ!

 

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