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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】皐月賞 2025 など ⇒イクイノックス&ドウデュースに続く「ライバル対決」の始まりか?次に期待したい「あの馬」も!

【先週の重賞回顧】皐月賞 2025 など ⇒イクイノックス&ドウデュースに続く「ライバル対決」の始まりか?次に期待したい「あの馬」も!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

皐月賞 2025 の回顧&未来の主役

2025年 4月20日(日) 3回中山8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第85回皐月賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 11 ミュージアムマイル 牡3 57 モレイラ 1.57.0   08-08-08-10 34.1 3 (栗)高柳大輔
5 10 クロワデュノール 牡3 57 北村友一 1.57.3 1 1/2 04-04-06-02 34.7 1 (栗)斉藤崇史
3 6 マスカレードボール 牡3 57 横山武史 1.57.3 クビ 11-10-14-13 33.9 4 (美)手塚貴久
3 5 ジョバンニ 牡3 57 松山弘平 1.57.4  1/2 06-06-11-10 34.3 7 *(栗)杉山晴紀
8 16 サトノシャイニング 牡3 57 西村淳也 1.57.4 09-10-08-07 34.5 2 *(栗)杉山晴紀
8 18 マジックサンズ 牡3 57 佐々木大 1.57.6 1 16-17-17-13 33.8 16 (栗)須貝尚介
2 3 キングスコール 牡3 57 藤岡佑介 1.57.7 1 14-14-17-17 33.9 9 *(栗)矢作芳人
7 13 アロヒアリイ 牡3 57 横山和生 1.57.9 1 17-18-03-02 35.5 11 (美)田中博康
7 15 ヴィンセンシオ 牡3 57 ルメール 1.57.9 クビ 14-14-13-13 34.7 6 (美)森一誠
10 7 14 カラマティアノス 牡3 57 戸崎圭太 1.58.0 クビ 12-12-14-13 34.6 12 (美)奥村武
11 1 2 エリキング 牡3 57 川田将雅 1.58.0 ハナ 09-08-11-10 34.9 5 (栗)中内田充
12 2 4 ジュタ 牡3 57 坂井瑠星 1.58.0 クビ 02-02-04-02 35.5 15 *(栗)矢作芳人
13 1 1 ニシノエージェント 牡3 57 津村明秀 1.58.1  1/2 04-04-08-07 35.3 14 (美)千葉直人
14 4 8 ジーティーアダマン 牡3 57 岩田望来 1.58.2 クビ 03-03-04-06 35.7 10 (栗)上村洋行
15 B8 17 ファウストラーゼン 牡3 57 杉原誠人 1.58.2 クビ 18-14-01-01 36.0 8 (栗)西村真幸
16 4 7 フクノブルーレイク 牡3 57 松岡正海 1.58.6 2 12-12-14-17 35.1 18 (美)竹内正洋
17 6 12 ドラゴンブースト 牡3 57 丹内祐次 1.58.6  1/2 06-06-06-07 36.0 17 (栗)藤野健太
18 5 9 ピコチャンブラック 牡3 57 石橋脩 1.58.9 1 1/2 01-01-02-02 36.7 13 (美)上原佑紀

 

やはり「後ろ」だった

いきなりだが、実際に有料会員様にご提供した解説文の中から

「展開予想」

についての部分を抽出し、ご紹介させてほしい。(クロワデュノール視点での考え方)

土曜日の中山芝レースを見ていて本当に驚かされた。今週からCコースにかわり、内側の馬場が走りやすくなることはわかっていたが、それにしても時計が速い!なんと3歳未勝利のマイル戦で1分32秒台が出ているのだ!超高速といってよい馬場状態だ。

そんな馬場において、各馬はどう戦う?

下級条件とは違い、皐月賞は各馬にとって「生涯一度だけの大舞台」。当然、形など関係ない。どの馬、どの陣営もガムシャラに勝ちだけを求めてレースに挑むはずだ。つまり、先行馬を中心に、馬場の良い「内前」に各馬は殺到することになる」だろう。

ただ、この展開はクロワデュノールにとっては「シメシメ」だろう。内前に皆の意識がいき、ペースが上がれば、いくら馬場が良くても彼らは苦しくなる。そこを「まとめて飲み込めばいいのだから」

同時に、それは「クロワデュノールに近い位置、あるいはその後ろ」でレースを運ぶイメージの馬にとっても大チャンス!クロワの「ヴィクトリーロード」のあとをついていけば良いのだから。

中山芝2000Mは直線が短い&前日の馬場状態などから「前」をイメージする方も多かったとは思うが、私たちは「後ろの馬のレース」だと考えていた。

そして、結果は案の定だった。

 

クロワは強かった

ファウストラーゼンのマクリ(それについていったアロヒアリイは正直解せないが、、、)などもあり、前にいった馬たちは軒並み沈む。

上位7着馬までが、序盤からクロワデュノールよりも後ろでレースを運んでいた馬たちだった。

能力拮抗の現代競馬においては、改めて「展開予想が重要」だと再確認させられた。

 

それと同時に、やはりクロワデュノールは強かった。

単勝1.5倍を背負うに相応しい馬だと言い切らせてほしい。

好位にいれば苦しい流れになることはわかっていても、1倍台を背負う以上、ごちゃついて力を出せなかった、という状況だけは避けなければならない。

となれば、積極的に好位でレースを運ばざるを得なかった。

4角で早め2番手から抜け出しを図る形も、北村友騎手にとっては最善策だったと思う。そして、普通なら完勝していたレースではないか。

 

それだけに、今回に関しては「相手が悪かった」という点に尽きると思う。

(向こう正面での不利に関しては、今回は他の有力馬の多くも大なり小なり不利があったようなので、敢えて考えない)

 

条件が向いたにせよ

ということで、11番ミュージアムマイル&モレイラ騎手、皐月賞制覇、おめでとう!

サンデーレーシングの勝負服を、サンデーレーシングの勝負服の馬が交わす。関係者にしてみれば、何とも複雑だったとは思うが、、、笑

とにかく素晴らしいレースだった。

おめでとう!ミュージアムマイル

条件的なことを言えば、正直にいって勝ち馬よりも向いたとは思う。

前日からの異常な高速馬場も、マイルでの活躍歴があるこの馬にとっては追い風だった。

前が苦しくなる流れ&クロワデュノールを目標にレースを運べる流れも良かった。

とはいえ!あれだけの瞬発力、爆発力を備えていたとは、、、

もちろん、雷神モレイラ騎手の手綱さばきもあるにせよ、クロワデュノールほどの馬に1馬身半差は尋常ではない。

 

これは「ライバル対決」の幕開けか

これまでのミュージアムマイルとは、全く違っていた。だからこそモレイラ騎手は

「素晴らしい馬ですが、もしかしたら素晴らしいというよりも特別な馬になるかもしれないです」

とコメントしたのだろう。特別な馬になってもらおうじゃないか!

 

今回は後ろからのレースだったが、自在性もありそう。

折り合いもつくから、今の雰囲気のままであれば【ダービー】でも十分に対応できるに違いない。

普通なら勝てていたほど強い競馬をした馬

雷神に特別な馬になるかもと感じさせたほどの馬。

ひょっとしたらイクイノックスとドウデュースのような、同期のライバル対決が、ここに幕を開けたのかもしれない。

 

真の力を見せてくれ!

尚、ひょっとしたら3~5着馬あたりとクロワデュノールの差があまり大きくなかっただけに

「意外と力が抜けていなかったのか!?」

と考える人もいるかもしれない。

だが、先ほども記したように、明らかにクロワデュノールにとってはタフであり、後ろの馬には戦いやすい流れだった。

「それでも先着できなかった」という部分を重く見るべきだろうし、少なくとも、わずか1ヶ月半後のダービーで力関係が逆転することはないだろう。(もちろん半年先、1年先は誰にもわからないが)

むしろ、まさかのマクリに挑み、その結果、直線の早い段階で力尽きかけながら、最後まで渋太く盛り返そうとする動きを見せた、8着アロヒアリイスタミナ&底力にこそ、ダービーは期待してみたい。

父ドゥラメンテ✕母父オルフェーヴルのクラシック血統が火を吹くのに相応しいレースじゃないか。

基本的には2強が強そうだが、2強の時ほど何かが起こるのもまた競馬だ。

自信をもって未来の主役に指名して、今後も注目していきたい!

アンタレスS 2025 の回顧&未来の主役

2025年 4月19日(土) 2回阪神7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第30回アンタレスS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 8 ミッキーファイト 牡4 58 ルメール 1.51.3   02-03-02-03 37.8 1 (美)田中博康
B5 7 タイトニット 牡5 57 坂井瑠星 1.51.7 2 1/2 08-08-08-07 37.6 10 (栗)今野貞一
7 10 ラインオブソウル 牡6 57 松若風馬 1.51.9  3/4 09-09-09-09 37.5 11 *(栗)東田明士
3 3 ミッキーヌチバナ 牡7 58 M.デム 1.52.1 1 1/4 05-05-05-04 38.4 7 (栗)高橋亮
8 13 ブレイクフォース 牡6 57 北村友一 1.52.1 クビ 11-11-12-12 37.3 9 (美)中舘英二
4 4 オメガギネス 牡5 57 戸崎圭太 1.52.2 クビ 05-05-05-04 38.4 4 (栗)安田翔伍
6 9 ヤマニンウルス 牡5 58 武豊 1.52.6 2 1/2 04-04-04-04 38.9 2 (栗)斉藤崇史
B1 1 サンデーファンデー 牡5 59 鮫島克駿 1.52.8 1 02-02-02-01 39.4 5 *(栗)東田明士
B4 5 ホウオウルーレット 牡6 57 岩田康誠 1.52.8 11-11-11-10 38.2 8 (美)栗田徹
10 5 6 マーブルロック 牡5 57 松山弘平 1.53.1 2 01-01-01-02 39.7 6 (栗)西園正都
11 B7 11 マリオロード 牡6 57 幸英明 1.53.2  3/4 09-10-09-10 38.8 12 (栗)安達昭夫
12 8 12 ハギノアレグリアス 牡8 58 岩田望来 1.55.8 大差 05-07-07-08 41.7 3 (栗)四位洋文
B2 2 トウセツ 牡6 57 団野大成           (栗)杉山佳明

アンタレスS=ガチンコ

恐らく、多くの競馬ファンの中で「ダート重賞」といえば「一筋縄ではいかない」というイメージがあるのではないか。

近年、ダート路線における圧倒的な力の持ち主は「海外」に参戦するようになっている。(フォーエバーヤング、ウシュバテソーロなどはその代表例)

その分、国内のダート馬たちは、能力拮抗の状況に。

特にG2、G3は「先に目標がある馬」が多く、有力馬ほど仕上がり途上だったりするから、荒れるケースが目立つ。だから「一筋縄ではいかない」のだ、

しかしながら、アンタレスSは決してそうではない。昨年までの、直近5年の3連単平均配当も2万馬券にとどまっている。特に一昨年などは、3連単5,330円の決着だった。

では、どうしてアンタレスSは堅いのか?シンプルに「ここを大目標にできるから」

 

アンタレスSに出るほどの馬は、上半期の最大目標として帝王賞を視野に入れているだろう。実際、ミッキーファイト陣営などからはそういった趣旨のコメントも出ていた。

ただ、帝王賞が行われるのは、今年でいえば7月2日、実は2ヶ月以上も先。

正直、ステップレースといったような間隔ではないため、まずここを全力勝負でしっかり戦い、改めて立て直すだけの時間が十分にあるということ!

つまり「プチG1」ではないが、例年、ほぼ全ての出走馬が全力投球で挑む。そうなれば、やはり実績上位の馬が上位にきやすくなるのは当然だし実際に、先ほどご紹介したような近年の結果になっている。

 

なぜ、伏兵が台頭?

だから、単勝1倍台の支持を集めたミッキーファイトが優勝したのは「自然」と言ってよいだろう。

しかし、今年は2&3着馬が、例年の傾向とは違った。10番人気&11番人気が突っ込み、3連単では、このレースとは超異例の29万馬券が出ている。

強い!ミッキーファイト

では、どうして今年の2&3着馬は荒れた?

それは「ミッキーファイトの力が抜けすぎいていた」から。

上でも記したように「プチG1」

ライバル陣営も、ミッキーファイトの強さはわかっていても、勝ちにいく競馬に挑むのは当然だ。

だが、受けて立つ馬も楽ではないが、勝ちにいく立場の馬も辛い。勝ちにいくとなれば、ミッキーの動きに注意を払いつつ、レースを運ばなくてはいけないからだ。

つまり自分のリズムで競馬ができないということ。それがどれだけの負荷であるか、想像に難くない。

 

評価できる馬は?

かつてこんなレースがあった。

それは2008年の有馬記念。1番人気ダイワスカーレットは自分のペースでいつも通り逃げる。有力ライバルたちはダイワを意識し、そして追いかけようと頑張ったが、負荷の大きさからか皆失速。結局2着に入ったのは、最下位人気で、最後方に近い位置から無欲で追いかけていたアドマイヤモナークだった。

今回、ヤマニンウルスにせよ、オメガギネスにせよ、ミッキーファイトの少し後ろの位置で追いかけた。だが上で記した有馬記念のように、沈んでいった。

それらの馬に騎乗していたジョッキーたちは、ミッキーファイトとの大きな力の差を感じたに違いない

ミッキーファイトはマイル以下では少々辛そうだが、1800M以上なら、近い将来、国内を席巻する可能性もあると思う。近い将来訪れるかもしれない「海外組」との対戦が本当に楽しみ。

 

こうした点を踏まえれば、今回のレースで評価すべき馬は、無欲の追い込みを決めた2&3着馬より、比較的ミッキーに近い位置で競馬をしていた馬の中で最先着した、4着ミッキーヌチバナということになるのだ。

ミッキーの馬主さんにすれば、最高のレースだっただろうね笑

ミッキーヌチバナも、7歳馬ながら、このところはレースをこなすごとに内容も良くなっているし、G3くらいなら馬券に絡んでいけるチャンスは十分にあると思う。高齢ではあるが、未来の主役に!

 

福島牝馬S 2025 の回顧&未来の主役

2025年 4月20日(日) 1回福島4日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第22回福島牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 アドマイヤマツリ 牝4 55 田辺裕信 1.46.2   06-06-04-03 34.6 1 (美)宮田敬介
3 5 フェアエールング 牝5 56 丸山元気 1.46.6 2 08-08-08-09 34.6 6 (美)和田正一
2 4 フィールシンパシー 牝6 55 横山琉人 1.46.6 クビ 09-08-08-04 34.7 8 (美)小島茂之
3 6 アリスヴェリテ 牝5 56 三浦皇成 1.46.7  3/4 05-05-04-04 35.1 9 (栗)中竹和也
6 11 シンリョクカ 牝5 56 木幡初也 1.46.7 クビ 11-13-10-10 34.5 5 (美)竹内正洋
4 7 アマイ 牝5 55 丸田恭介 1.46.9  3/4 02-02-02-02 35.7 13 (美)伊藤大士
2 3 ジューンオレンジ 牝5 55 荻野極 1.47.1 1 1/2 14-15-11-11 34.6 4 (栗)長谷川浩
1 2 ライラック 牝6 55 石川裕紀 1.47.2  3/4 14-14-14-13 34.4 3 (美)相沢郁
8 15 アスコルティアーモ 牝5 55 菊沢一樹 1.47.2 ハナ 01-01-01-01 36.2 11 *(美)林徹
10 5 9 セキトバイースト 牝4 55 吉田隼人 1.47.3 クビ 13-10-06-07 35.5 7 (栗)四位洋文
11 B4 8 グランスラムアスク 牝6 55 古川奈穂 1.47.3 クビ 16-16-14-14 34.5 15 (栗)矢作芳人
12 6 12 ホーエリート 牝4 55 原優介 1.47.3 ハナ 06-06-06-07 35.6 2 (美)田島俊明
13 7 13 ガジュノリ 牝4 55 武藤雅 1.47.5  3/4 09-10-11-11 35.1 12 (美)尾形和幸
14 8 16 ペイシャフラワー 牝5 55 永島まな 1.48.2 4 02-02-02-04 37.0 14 (栗)高橋康之
15 5 10 ミスカッレーラ 牝4 55 御神本訓 1.50.5 大差 11-10-13-15 37.9 16 [地]川島正一
7 14 ラズベリームース 牝6 55 小沢大仁     04-04-16-   10 *(美)林徹

 

「上」が見えてきた

レース後、2着に敗れたフェアエールングの鞍上、丸山騎手が残したコメントが、極めて印象的だ。

「1コーナーの入りがスムーズではありませんでした。そこをうまくクリアできていれば、もっと際どい所までいけたと思います」

必ずしも理想的なレースではなかったようだが、注目すべきは、それがクリアされていた場合、つまり完璧に乗った場合でも

「際どいところまでいけた」

としか考えていないという点。つまり、丸山騎手には「勝利の瞬間の絵」はイメージできていなかったということ。

もし、勝利の可能性があったという考え方なら

「うまくクリアできていれば、わからなかった」

という言い方になるはず。だが、そうではなかったのだ。

完勝!アドマイヤマツリ

ご存知の通り、フェアエールングは前走で重賞【小倉牝馬S】を同着優勝!しかも、昨年、3歳3冠路線で頑張ったクイーンズウォークらに先着しているのだ。

それほどの実力馬の鞍上に「際どいところまでいけた」としか言わせなかったアドマイヤマツリ!軸馬に指名していた私たちにとっても、想像をさらに超えるような、完璧なレースを見せてくれたし、強さも感じた。

初重賞挑戦でいきなり勝利を収める勝負強さも含め、今後のG1での活躍がはっきり見えてきたと言わせてほしい。

 

まだまだこれから!

一方で、今回の上位勢は「内枠」が中心だった。

今の福島の芝では、内側の馬場を走れるような枠順で、流れに乗っていかなければ厳しい結果が待っているようだ。

そういった意味では、5着シンリョクカは、着順はともかく「中身」は高く評価してよいだろう。

外側の11番枠から、中団より後方を追走する形だから、かなり厳しい条件下でのレースだったといってよい。

だが、諦めずに直線では鋭伸!上がり3ハロンで2番目の時計をマークし、追い込んでくるあたりは力の証。

レース後、鞍上の木幡初騎手が

「枠も枠だったので終いに徹しましたが、その中でも頑張ってくれました。力負けではないですし、嚙み合わせひとつで上位に来られると思います

2歳時からG1でも活躍してきた素材だが、衰えることなく、高いレベルで力をキープできているようだ。

昨年は、このレースでの競走中止から、次走、休み明けの【新潟記念】を優勝。仕上がり次第では、連覇の可能性も十分にある。楽しみにしたい!

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