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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】ジャパンC 2025 など⇒世界一の馬を見て「最も感じたこと」さらに各重賞の未来の主役も公開中

【先週の重賞回顧】ジャパンC 2025 など⇒世界一の馬を見て「最も感じたこと」さらに各重賞の未来の主役も公開中

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ジャパンC 2025 の回顧&未来の主役

2025年11月30日(日) 5回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【12R】 第45回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 8 カランダガン セ4 58 バルザロ 2.20.3   11-11-10-11 33.2 4 [外]グラファ
7 15 マスカレードボール 牡3 56 ルメール 2.20.3 10-08-09-09 33.4 1 (美)手塚貴久
7 14 ダノンデサイル 牡4 58 戸崎圭太 2.20.8 2 1/2 08-08-10-09 33.8 3 (栗)安田翔伍
1 2 クロワデュノール 牡3 56 北村友一 2.20.9 1 04-04-04-05 34.4 2 (栗)斉藤崇史
B1 1 ジャスティンパレス 牡6 58 C.デム 2.20.9 クビ 11-12-13-13 33.5 5 (栗)杉山晴紀
7 13 ブレイディヴェーグ 牝5 56 マーカン 2.21.0  1/2 15-15-16-16 33.4 9 (美)宮田敬介
8 18 タスティエーラ 牡5 58 レーン 2.21.1  1/2 06-06-07-06 34.4 6 *(美)堀宣行
8 16 シンエンペラー 牡4 58 坂井瑠星 2.21.4 1 3/4 04-05-06-06 34.7 7 (栗)矢作芳人
2 3 コスモキュランダ 牡4 58 丹内祐次 2.21.9 3 06-06-04-03 35.6 16 (美)加藤士津
10 B5 10 シュトルーヴェ セ6 58 菅原明良 2.22.2 1 3/4 15-15-15-13 34.9 17 *(美)堀宣行
11 2 4 ディープモンスター 牡7 58 松山弘平 2.22.3  3/4 08-10-07-06 35.6 11 (栗)池江泰寿
12 B5 9 セイウンハーデス 牡6 58 津村明秀 2.22.6 2 01-01-01-01 36.9 13 (栗)橋口慎介
13 B4 7 ダノンベルーガ 牡6 58 佐々木大 2.22.6 13-13-10-11 35.5 15 *(美)堀宣行
14 6 12 ヨーホーレイク 牡7 58 岩田望来 2.22.7  1/2 13-13-13-13 35.4 12 *(栗)友道康夫
15 3 5 サンライズアース 牡4 58 池添謙一 2.23.0 1 3/4 03-03-03-03 36.7 8 (栗)石坂公一
16 3 6 ホウオウビスケッツ 牡5 58 岩田康誠 2.23.8 5 02-02-02-02 37.7 14 (美)奥村武
8 17 ドゥレッツァ 牡5 58 プーシャ           (美)尾関知人
6 11 アドマイヤテラ 牡4 58 川田将雅         10 *(栗)友道康夫

 

攻略への「最大の難問」

「恐れ入った」

世界ランク1位という評価を裏切ることなく堂々の優勝を果たしたカランダガン。

そのレースぶりをわかりやすく表現するなら、冒頭の一言意外にはないだろう。

 

何と言っても、今回の【ジャパンC】の予想に挑む上で、カランダガンの評価というのは、最も厄介な問題のひとつだった。

「強いことはわかっている。それでも日本の高速馬場適性はどうなのか?」

私たちもレース前の段階から各所で記したが、究極の瞬発力勝負だった、先日の【天皇賞秋】とは180度違うレースになることはわかっていた。

瞬発力勝負を避けたい面々が積極的にいく。

必然的に序盤からそれなりのペースになる。当然、時計が速くなる。だとすれば!

「カランダガンにとっては、簡単なレースにはならない」と、私たちはイメージしたが、、、

 

これぞ世界ランク1位

序盤から、セウンハーデスがぶっ飛ばしたともあり、私たちが想定していた以上となるレコード決着。

2018年に、あのアーモンドアイがマークした2分20秒6を、なんと0秒3も更新した。

ハッキリ言って、欧州馬にとっては、最も歓迎していない決着のはずだった。

実際に、2分20秒3という時計は、これまでに来日したどの外国馬でも、対応できなかったと思う。

だが、カランダガンは勝った。

マスカレードボールとの叩き合いを制する形で、最後はしっかりとねじ伏せた。さすがは世界ランク1位。心底驚いたというか、衝撃を受けた。

 

これまで、凱旋門賞で日本馬が負ける度に「欧州と日本は馬場が違うから」と競馬関係者もファンも口を揃えてきた。

だが「本当に強い馬は、難解な条件さえも乗り越えてくる」ことを証明されてしまった。

日本競馬界にとっては本当に悔しい1日になってしまった。それと同時に「同じ世界ランク1位だったイクイノックスにも欧州挑戦をしてほしかったな、きっとやれた!」と、想像せずにはいられない、、、

 

高速すぎたことが、、、

強かった!イクイノックス

カランダガンは本当に強いなと、世界一の馬だなと、十分に認めたことは、ここまで記してきた内容からもおわかりいただけたと思う。

その上で!カランダガンにケチをつけるわけではなく、結果的には

「高速になりすぎたことが、逆にカランダガンに味方した部分もあったのかもしれない」

ということも思ったりする。

もちろん、東京の馬場状態が良かったこともあるが、それにしても2分20秒3の決着は「速すぎる」し、各馬、道中でかなり消耗した部分があったと思う。

ましてや、東京は直線が長くて坂もある。

例えばマスカレードボールも、今回の距離くらいは十分にこなすが【天皇賞・秋】を含めたこれまでの戦績からも、本質的には、やや短いくらいがベスト(現状では)の馬に思う。

その点、カランダガンは「欧州のクラシックディスタンス」を容易でこなし、結果を出し続けてきた馬。

消耗するレースを乗り越える「圧倒的なスタミナ・タフさ」を備えていたはずだし、そのあたりが、ラスト1ハロンの追い比べでの差になったように思う。

 

改めて感じる「展開を読み切ることの重要性」

どちらにせよ、カランダガンが本当に強かった、それを大前提として、あくまでも結果論だが、日本勢に勝つ可能性があるとすれば

「2分21秒~2分22秒台の決着で、日本勢特有のラストのキレを出せるスタミナを残せた時」

だったのだろう。

 

まさに世界一の馬

もちろん、相当に強引なことを記していることはわかっている(笑)

だが、それでも、予想をする側の人間が「馬券で勝つ」ためには!

今記したような「同じ高速決着でも、高速の度合いによって勝ち馬が変わってくる」みたいな、本当にこういった細かい部分まで読み切っていかなくてはいけない、そんな時代に入っている。

ただでさえ、今の日本競馬界は、かつてと比べると能力が拮抗していると言われる。

そこに、今回がそうであるように、レースによってはワールドクラスのトップホースが絡んでくるのだ。

競走馬たちがそうであるように、予想をする側にも

「極限の予想」

が求められているのだ。

 

キングスポーツは勝つ!!

プロ、ファンを問わず、すべての馬券購入者が頭を悩ます毎週末だが、ハッキリと言いたい。

「キングスポーツはやる!!極限の予想で勝つ!!」

今回、カランダガンの評価を下げてしまったことは悔しいし、確かに簡単な時代ではない。

だが、キングスポーツは、目の前に壁が立ちはだかるために、乗り越えてきた。

最近だってそうじゃないか。従来の穴馬券だけではなく、昨今の競馬では「絞った勝負が求められる」

それを理解し、この夏には「キング予想改革」をスタート。レースによっては狙い撃ちをしていくことを皆様に宣言した上で、夏から秋にかけて「1点勝負」で勝ちまくっている。(先週も1点勝負的中)

その繰り返しが「創業45年」という、業界屈指の歴史に繋がっている。

極限の予想が必要なら、そこに対応して挑むのみ!その証明を、早速「師走競馬」でお見せしようじゃないか!

 

いつもの回顧とは少々違うテイストになって恐縮だが、自分たちのコラムなのだから、たまには自分たちだけの熱い思いを記すのも良いだろう笑(というか、お許しいただきたい)

何としても勝つ!燃えるキングスポーツにどうぞご期待ください!

 

京阪杯 2025 の回顧&未来の主役

2025年11月30日(日) 4回京都8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【12R】 第70回京阪杯
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・内 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
B5 10 エーティーマクフィ 牡6 57 富田暁 1.07.4      10-09 33.4 7 (栗)武英智
1 1 ルガル 牡5 59 西村淳也 1.07.5 1    05-03 34.0 1 (栗)杉山晴紀
2 4 ヨシノイースター 牡7 57 内田博幸 1.07.7  3/4    08-06 33.9 4 (栗)中尾秀正
3 6 レイピア 牡3 56 鮫島克駿 1.07.7 クビ    10-09 33.6 6 *(栗)中竹和也
6 11 エイシンフェンサー 牝5 56 川又賢治 1.07.9 1 1/4    06-06 34.1 3 (栗)吉村圭司
1 2 アブキールベイ 牝3 55 吉村誠之 1.08.0 クビ    13-12 33.7 11 (栗)坂口智康
8 16 ヤマニンアルリフラ 牡4 58 団野大成 1.08.1  3/4    10-12 33.8 12 (栗)斉藤崇史
3 5 ジャスティンスカイ 牡6 57 荻野極 1.08.1 クビ    17-16 33.0 9 (栗)友道康夫
7 13 モズメイメイ 牝5 55 国分恭介 1.08.2 クビ    16-15 33.5 16 (栗)前川恭子
10 4 8 メイショウソラフネ 牡6 57 高杉吏麒 1.08.2 クビ    06-08 34.4 5 (栗)石橋守
11 7 14 クラスペディア 牡3 56 小崎綾也 1.08.2    03-03 34.8 15 (栗)河嶋宏樹
12 8 18 ペアポルックス 牡4 57 松若風馬 1.08.3  1/2    03-03 34.8 8 (栗)梅田智之
13 6 12 ナムラクララ 牝3 54 武豊 1.08.3 ハナ    08-11 34.3 2 (栗)長谷川浩
14 7 15 オタルエバー 牡6 57 荻野琢真 1.08.8 3    13-14 34.4 18 *(栗)中竹和也
15 2 3 ショウナンザナドゥ 牝3 55 菱田裕二 1.08.9 1    18-18 33.7 14 (栗)松下武士
16 B5 9 カルチャーデイ 牝4 55 横山典弘 1.09.0 クビ    02-01 36.2 10 (栗)四位洋文
17 8 17 テイエムスパーダ 牝6 56 斎藤新 1.09.6 4    13-16 34.9 13 (栗)小椋研介
4 7 ジャスパークローネ 牡6 57 丸山元気        01-02   17 (栗)森秀行

 

ポイントは「今の馬場」

今の時期の京都の芝は、非常にややこしい。

例えば先日のG1【マイルCS】

走破時計は「1分31秒3」だから、この時計だけをみれば「軽い高速馬場」のように思える。

一方で、開催も終盤に向かい、明らかに馬場が荒れてきた。

レース見ていても「パワーが求められているな」と感じるケースも少なくない。

要するに

「時計は出るのに(つまりスピードは必須なのに)、パワーも求められる」

真逆に思える特性が同時に求められる。だから「ややこしい」と書いたのだ。

そして、今回の【京阪杯】を制したのは「だからこそ!」と思える馬だった。

 

あのG1でも

ということで!優勝したのは7番人気の伏兵・エーティマクフィーだった。

7番人気とはい「18頭立て」だから、決して評価が低かった馬ではないが、とはいえ、G1馬ルガルを差し切って1馬身差快勝という結果には驚かれた方も多いだろう。

それでも「今の京都にマッチする」という部分でいえば、ドンピシャだったように思う。

おめでとう!エーティマクフィー&富田騎手

実はこの馬、2走前の【青函S】が「約3年ぶりの芝のレース」だった。

若い頃は芝を走ったこともあるが、ダート路線に切り替えてからは、ひたすらその道を歩み続けてきた。(オープン特別で何度も連対を果たしている)

そういったキャリアの馬が、3年ぶりの走った芝のレース、それもオープン特別のスプリント戦をいきなり快勝したのだから「潜在的なスプリント能力、スピード」は、並大抵ではないことがわかる。

同時に、ダートで戦い続ける中で培ってきたパワーは、いわゆる「芝専門の馬」とは一線を画するレベルだ。

まさしく「スピード&パワーの兼備」が求められる今の京都にハマったのだ。そういった意味では、必然の勝利と言えるのかもしれない。

 

「今回は条件がハマった。じゃあ次は期待できないの?」

と思われる方もいるだろうが、春のG1【高松宮記念】も、比較的に今回に近い傾向がある。

だからこそ、年齢的な衰えに関してはわからないが(来春で7歳)、今の力量のまま春までいけたら、決して侮れない存在になるとみる。遅ればせながらの「未来の主役」として指名したい。

 

京都2歳S 2025 の回顧&未来の主役

2025年11月29日(土) 4回京都7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第12回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝・内 2000m 11頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 8 ジャスティンビスタ 牡2 56 北村友一 2.00.4   05-06-07-08 35.0 9 (栗)吉岡辰弥
3 3 アスクエジンバラ 牡2 56 岩田康誠 2.00.5 1 05-05-05-05 35.2 10 (栗)福永祐一
8 10 ゴーイントゥスカイ 牡2 56 荻野極 2.00.6 クビ 10-10-07-05 35.2 3 (美)上原佑紀
1 1 ネッタイヤライ 牡2 56 松山弘平 2.00.8 1 1/2 01-01-01-01 36.0 11 *(栗)矢作芳人
2 2 カラペルソナ 牝2 55 プーシャ 2.00.9 クビ 03-03-03-03 35.8 4 (栗)斉藤崇史
8 11 ウイナーズナイン 牡2 56 西村淳也 2.01.0  1/2 08-08-05-05 35.7 2 (栗)小栗実
6 6 バルセシート 牡2 56 C.デム 2.01.2 1 1/2 10-10-09-10 35.6 1 (栗)松下武士
7 9 フリーガー 牡2 56 坂井瑠星 2.01.2 ハナ 09-09-11-10 35.5 8 *(栗)矢作芳人
6 7 サトノアイボリー 牡2 56 団野大成 2.01.5 1 3/4 07-06-09-08 36.0 6 (栗)杉山晴紀
10 5 5 ロックターミガン 牡2 56 鮫島克駿 2.02.0 3 04-04-03-03 36.9 5 (栗)石坂公一
11 4 4 メイショウソラリス 牡2 56 武豊 2.02.7 4 02-02-02-02 37.7 7 (栗)角田晃一

評価するなら一択

一昨年の優勝馬シンエンペラーや、昨年のエリキングなど、近年は「後の大物」を次々と輩出。

1週前に行われる【東スポ杯】に続く、秋の名物出世重賞になりつつある。

では今年、将来の大物候補はいたのか?

答えはシンプルだ。

もちろん、勝ち馬、そして2着馬の結果には十分に敬意を表したいし、実際に勝ち馬ジャスティンビスタなどは、レース運びも巧みで、センスを感じさせてくれた。

将来的にも十分に活躍は見込めるだろう。それでも、出世レースだからこそこだわりたい「衝撃度」で言えば

3着ゴーイントゥスカイ

の一択ではないだろうか。本当に「強さ」を感じさせてくれるレースだった。

 

心身ともに一級品!

細かいことは抜きにして、お時間のある方は、ぜひレース映像を見直していただきたい。

・スタート直後に、両サイドの馬(9番と11番に)挟まれる形になる
・最初のコーナーで6番にタックルされる形で外に弾かれる(距離ロス)

まだ新馬勝ち直後のデビュー2戦目。

それほど経験の浅い馬が、スタートから数十秒の間に大きな距離を2回も受ければ、それだけで戦意喪失してしまいそうなものだ。

だが、戦意喪失どころか、闘争心に火がついたようだ。

激走を繰り広げた将来の名馬候補たち

レースを進める毎に徐々に位置をあげていき、4角5番で大外を回ると一気に先頭へ!

さすがに、序盤のロスと、早仕掛け(に私には見えた)の影響もありラストは伸びきれなかったが「普通に」回ってくることさえできればどうだっただろう!?

競馬にタラレバは禁物でも、まず勝ち負けしていたと思う。よくここまで走ったという見方。

今回見せた闘争心は、何が起こるかわからない大一番であればあるほど威力を発揮する!

この先、どこかで賞金を稼いでいく必要があるが、何とか軌道に乗ってほしい。「クラシックでチャンスのある馬」として、未来の主役に指名する。

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