▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
シルクロードステークス 2021【予想】今年も大波乱？！モズスーパーフレアは鉄板なのか？２つの好走条件が導く「波乱の主役」とは？
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シルクロードステークス 2021 予想
➡それではまず、このレースにおいても、「ここだけは絶対に押さえなきゃイケナイ！」という、勝負のツボをご紹介しよう！
京都金杯や日経新春杯を含め、昨年までは京都競馬場で行われていたハンデ重賞が、今年から中京競馬場へ開催場所が移されると・・・
軒並み大波乱が
連続している！
果たして、この難解なシルクロードステークスも、三度の大波乱が起きるのだろうか？
その攻略の糸口として、絶対に覚えておきたい勝負のポイントが・・・！
馬場と展開
シンプルだが、やはり今回はこの足元との戦いが全ての明暗を握っている！！
避けられない３つの壁！
➡まずはやはり、今年のシルクロードステークスにおいて、避けては通れないポイントが３つある！
◆ズタボロに荒れた芝状態
◆今週からBコース
◆そこを逃げるモズスーパーフレア
現状の中京コースの芝状態については最早説明不要だろう。そんなレベルまで、今の芝状態はボコボコに荒れている。
その止めを刺したのが先週の大雨！
それまでずっと乾燥しきっていた路盤の土が一気に濡らされたことで、馬場状態は更に悪化してしまった。
普段と違うコース替わり！
➡ただ、そこで厄介になってくるのが「コース替わり」！
一般常識であれば「Aコース⇒Bコース」へのコース替わりでは、
馬場の痛んだ内側をカバーしてくれるので「残った綺麗な芝だけを走れる内が有利！」と考えるのがセオリーなのだが・・・
しかし！
今年の中京競馬場の場合には、決してそうとは断言できない！
なぜなら、１番開催が進んでいなかったのが、そのAコースだったからだ！
昨年12月からの
➡️通常通り、痛んだ内側だけが封鎖され、綺麗な外へと移動されたコース替わりとは異なり！
中京の芝は、昨年の12月に行われていた３回中京開催を含めると、実質的に２ヶ月近くに亘る連続開催の真っ只中と考えても良い。
そしてその12月の中京で使用されていたのが、今週からまた使い始めるBコース！
つまり今回の「Aコース⇒Bコース」へのコース替わりと言うのは・・・
ある意味これまでの常識とは真逆！
むしろ、まだ走りやすい方だったラチ沿いの馬場が封鎖され、昨年の12月から使われ続け「既に傷んでいるBコース」へと替わるとうこと！
つまりは、傷んでいたのはAコースだけでなく、Bコースで使う場所まで含めた広範囲に渡って荒れているとうことだ！
極端なコースを選んだ方が
➡その広範囲に渡ってズタボロに荒らされているという理論を決定づけるレースだったのが、先週日曜日の中京９Rで行われた【西尾特別】
この時の優勝馬「アカイイト」が、最後の直線コースで選んだコース取りを見て頂きたい！
なんと彼女が通った場所は、最内から約20頭分も大外をぶん回しており、
明らかに芝生の色が綺麗な場所だけを狙って走っている！
鞍上の松山騎手も「これ以上は内に行きたくない！」という思いから、直線では左ムチを入れて馬場の外へ外へと導こうとしているのも確認できる！
もちろんこの時は雨が降っている中での不良馬場だったので、一概に「今週も外が有利！」とまでは現時点で断言できないが、
ただ少なくとも「Aコース⇒Bコース」へと替わっただけでカバーできるほど生易しい物ではない！
もっと広範囲に渡って荒れていることは確認できる。
なので「コース替わりだから走りやすい馬場」という常識は通用しないだろう！
ひとまずタフな馬場での体力勝負になることは覚悟するべきレースだ！
そして３つ目の要因が
➡そして、その体力合戦を更に厳しいものにする要因がモズスーパーフレアの参戦だ！
既に陣営側も「溜め逃げでは意味がない。引き離していく競馬を！」というコメントを既に出しているので・・・
良馬場と仮定すれば、入りの３ハロンは「33秒前半～32秒台」までの
ロケットスタートで飛び出していく可能性は大きい！
ましてやそんなモズスーパーフレアだけでなく、また去年の様に、セイウンコウセイがちょっかいを出しに行けば、
なおさら前半の流れは早くなってしまうことは考えておきたい。
推奨馬への結論！
➡️つまり、今回与えられた条件下でも、好走するために必要なテーマをまとめると
★タフな馬場での体力勝負を得意とする！
★前半３ハロンを33秒～32秒台までのHペースでも既に好走経験がある！
馬券の中心として選ぶなら、この２つの好走条件は決して避けては通れないポイントと言えるだろう！
つまり結論を言ってしまえば、このレースで一発に賭ける伏兵なら、
前走は自分の競馬スタイルが、その時のトラックバイアスとは真逆のコンディションの中でも、しっかりと自身の力と特徴は証明して見せた馬を狙うべき！
例えば、先行有利な馬場でも後方から上がり１位〜３位までをしっかりとマークしていた差し馬に注目すべきだろう。
そこで狙いたいのがこの馬だ！
＼予告の波乱の主役！／
☆ザイツィンガー
(15人気・和田竜二)
【考察】
➡最終的に３連単の軸馬とするかどうかは、土曜日の馬場傾向までしっかりと見極めてから判断したいが、
ただいずれにせよ高配当の主役としては、ここで堂々と名前を出しておきたい１頭である！
と言うのも、やはりこの馬場でモズスーパーフレアがハイペースで逃げるとなれば・・・
体力勝負になることは間違いない！
ただそこで気になるのが心肺機能！
ここ目標の心肺機能
➡これは、今年の「シンザン記念」での反省点も活かしてという部分だが、
やはりタフな馬場でのハイペース、そしてそこでの体力勝負ともなれば・・・
当然のことながら心肺機能
への負担は相当デカイ！
故に、目標はあくまで次の【G1高松宮記念】であり、このレースが休み明け初戦で、まだ心肺機能が本番使用まで出来上がっていない、
まだまだエンジンが温まりきっていない実力馬を狙うよりも、まずはここで結果を残すことを目標に、既に実戦でみっちりと心肺機能を鍛え、
仕上げてきた伏兵の方がハンデ戦らしい下剋上を期待値できるレースだと判断した！！
明け５歳の叩き上げ
➡そこで注目したいのが、モズスーパーフレアが作り出すハイペースを最大限に利用できそうな差し馬になるのだが・・・
ただ今年のシルクロードステークスの場合には、休み明け初戦で挑んで来る５歳～６歳馬の中年どころが多い・・・
ただそんな中で！
ここが休み明け初戦ではなく、既に実戦で体を作ってきた５歳馬がいる！
それが、☆ザイツィンガーだ！
そして彼にはローテーションだけじゃなく、京都競馬場が封鎖されたことで、事前にこのコースをオープン戦で走れたという「最新の経験値」も武器として持っている！
このコースの経験値
➡その全く同じ舞台で行われた前走の【淀短距離ステークス】に関しては、１回中京２日目で、
まだまだ例の馬場の内々を立ち回った先行馬に有利だっただけに、
あの馬場で後方11番手からの追い込みでは、物理的に厳しかった。
ただ今回は、前に行った方が有利とは決して断言できない馬場コンディションであり、
それがあのモズスーパーフレアが作り出す「乱ペース」ともなれば、なおさらだ。
であれば、近走でも「上がり２位・１位・２位・１位・２位・３位」と、
外へと出せば堅実に上位の末脚を使って追い込んできてくれる彼にとっては、出番到来！
母父の馬力も味方に！
➡Bコースによって、逃げ馬が生き残れていたあのラチ沿いが封鎖され、
既に広範囲に渡ってボコボコに荒れている馬場コンディションで前半から飛ばせば、
無理に追走してしまった先行馬は、当然体力が厳しくなる！
であれば、そこを無理して追走するのではなく、あえてここは腹を括って前半戦の激流には参加せず、自分の競馬だけに徹して走れる馬を積極的に狙いたい！
そうなれば、母父クロフネの血統なら、足下がデコボコと悪化して、馬力が必要とされる馬場コンディションでは、むしろ歓迎材料と言えるだろう！
➡事実、この中京1200ｍで行われたオープン戦以上をを振り返ると、母父にはサンデー系のスピード血統ではなく、
ナスルーラ系やノーザンダンサー系のパワー血統が多く好走しており、
前がバテて減速してしまうゴール前で諦めず突っ込んでこれれば、アッと驚く逆転で気があっても不思議ではないだろう！
１週間遅いはなむけとは成ってしまったが、天国へと旅立ったクロフネに贈る、
最高の直線勝負を見せてほしいものだ！
