▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
フィリーズR 2023 予想
2つの項目に絞る
➡まず、このレースに対するアプローチは、なるだけ難しく考えず!
「2つの視点」だけにフォーカスを絞るべきだと考える!
その2つの要素というのが・・・!
1.このレース特有のラップペース
2.今年の馬場コンディションが与える影響の方向性
まずはシンプルに、この2つの項目を的確に読み切る必要があるレースだと考えている!
①特有のペース配分
➡まず、最も大切な【このレース特有のラップペース】についてだが・・・!
想像すれば一目瞭然の通り!
桜花賞への「たった3枚の切符」を賭けた一戦に、フルゲートの18頭が集う1400m戦なのだから・・・!
【前傾ラップの超Hペース】になる事は避けられない!
良馬場での平均が
➡事実、直近5年間の内「良馬場で行われた3回」に的を絞って傾向を分析してみると・・・!
【平均タイム 1:20.7秒】
12.1-10.4-11.0-11.5-11.6-11.8-12.0
【前4F】45.17秒 47.07秒【後4F】
《前傾+1.9秒》
ご覧の通り、ものの見事に3ハロン目からはずっと【減速ラップ】になっており!
上がり3ハロンの平均は【35.5秒】にまで減速!
前傾約2秒という極端に前半だけが速い激流になっており!
それでもなお、その激しい激流に乗りながらも、最後まで辛抱強く堪える個性が強く求められているのがよくわかる!
その後の活躍馬は
➡だからこそ、このレースの卒業生からは、昨年の2着馬【ナムラクレア】を筆頭に!
引退前に1200mのOPを優勝した【リバティハイツ】
男馬相手のオープン1200mを優勝した【シゲルピンクルビー】
そして北九州記念を制覇した【ヨカヨカ】などなど!
その後は1600m戦よりも「1200mの重賞」に名を連ねる面々の方が多いのも頷ける!
本質的なキャラ適性
➡つまり言ってしまえば・・・!
「本質的に、スプリント戦に通ずる前傾ラップの激流を得意としている」
という才能が根底で求められるレースである事は間違いないだろう!
後は、その「キツイリズム」に対し・・・!
今年の馬場コンディションが、どこまで悪影響を与えるか?によって、
スピードの持続力が必要なのか?
体力の持続力の方が必要なのか?
ここの最後のアクセントが別れてくる!
特徴がクッキリ別れた
➡実際問題、直近5年間の内「稍重」で行われた2回のフィリーズRでは・・・!
前走1200mからの距離延長で馬券に絡んだ馬【ゼロ】
【2019】稍重
1着:ノーワン (前走1600m”未勝利”1着)
2着:プールヴィル(前走1400m”紅梅S”2着)
3着:ジュランビル(前走1400m”万両賞”1着)
【2020】稍重
1着:エーポス (前走1600m”エルフィン”4着)
2着:ヤマカツマーメイド(前走1600m”阪神JF”5着)
3着:ナイントゥファイブ(前走1600m”千両賞”4着)
逆に1分20秒~19秒台の速い決着時計で行われた直近2年では
【2021】良 1:20.7秒
1着:シゲルピンクルビー(1400mで1分22秒持ち)
2着:ヨカヨカ(1200mのオープン勝ち有り)
3着:ミニーアイル(1200mで2勝&1400m重賞で1分20秒持ち)
【2022】良 1:19.9秒
1着:サブライムアンセム (1400mで1分21秒持ち)
2着:ナムラクレア(1200mの重賞勝ち)
3着:アネゴハダ(1200m重賞で3着&稍重の1400mで1分21秒持ち)
ご覧の通り、より【スピードの持続力】や【速い決着時計】に特化した戦歴の持ち主が人気薄でも台頭しているのがよくわかる!
テーマの総括
➡なので、これらの項目から言える事は
レース全体のリズムとしては【前傾約2秒】という
スプリント戦に通ずる激しい激流に乗りながらも、最後まで辛抱強く堪える個性が強く求められ!
その上で、馬場がタフになれば1600m戦よりの【体力の持続力】が求められ!
高速馬場での時計勝負なら1200m戦よりの【スピードの持続力】が求められる!
という構図の戦いなのだと捉えている!
Q.今年の馬場なら?!
➡では今年の場合はどうなのか?というところだが!
結論から言うと【1200m戦よりの”スピード”の持続力】の方が問われる年だと思っている!
というのも、先日行われた阪急杯では
アグリが、レシステンシアの持つレコードに僅か0.3秒と迫る【1:19.5秒】を記録!
そして、先週(日曜)の1800m戦でも「スカーフェイス」が【1:44.8秒】という素晴らしい時計で優勝するなど!
やはり今年の阪神は、高水準な時計が出やすい高速馬場であると思っているので!
【1200mにも通ずるスピード】
+
【残り200mも踏ん張れるスピードの持続力】
という構図の戦いになる年であると結論付けた!
Q.では誰を狙う?!
➡ではそういう年の開催では、どんなキャラクターをより重点的に狙えば良いのか?
無論、現時点では【28頭】ものエントリー頭数が集まってしまっているので・・・!
あくまで現時点では「暫定」の軸馬という表現でのお伝えしかできないが!
ただそんな中で、既にこのレースへ向けての賞金が足りている馬の中で
1週前追い切りで【自己ベスト】を叩き出し!
1200mよりの走り方で、1400m戦でNo.1の持ち時計の速さを持っている穴馬が1頭存在するので!
その馬名を最後にご紹介させていただく!
馬名はトルコ語で
“魂”を意味する!
一撃必殺の◎本命候補として!
\本命第一候補として!/
(8人気・藤岡康太)
◎ルーフ
【考察】
◆タフな馬場で行われた前走の1200m戦も、最後にちょっと追っただけで楽勝!
◆しかも稍重で記録してきたタイムながら【1:08.7秒】は、メンバー中3位の持ち時計の速さであり!
◆1400m戦でも、既に【1:21.0秒】という時計を稍重の中で記録して持っている!
◆しかもこの時計はメンバー中【1400mではNo.1】の時計であり!
◆あの「リバーラ」や「ブトンドール」が良馬場で走ったファンタジーSより【0.3秒】も速かった!
◆このレース自体の平均時計も【1:20.7秒】なので!稍重のコンディションで、既にこの平均時計に肉薄する【1:21.0秒】を持っている事と、1200mのスピードレースにも対応出来ている「スピードの2刀流」を持っている事は、このレースで大きな味方になる!
◆また1週前追い切りで叩き出してきた「自己ベスト」が既に圧巻で!【栗東坂路:51.8-37.1-23.9-11.5】この時計を最後まで、加速ラップのままで楽に叩き出してきたのだから!これは本当に凄いの一言!
よって現時点では◎本命最右翼の1頭として注目している!!