《ワンポイント考察》

➡まず彼に関しては去年のスピード馬場で結果が出なかったことを逆に評価している！なぜなら昨年の函館記念へ向けては馬場コンディション以外にも不利な条件が大きく３つもあったからだ！

その内の１つ目がこのレースの直前に【上がり39秒台】という未だかつて見たことのない程時計の掛かってしまった「福島民報杯」からの疲れが抜けていなかったということ！

それによって２つ目の理由が、大きく間隔を空けた「３カ月振りの休み明け初戦」でこのレースを使わなきゃいけなくなってしまったということ。

そして最後に３つ目が、調教の段階で【疝痛】を発症し、満足の行くトレーニングができないまま出走してしまっていたということだ！

 

それでも0.1秒差

➡これら３つの不運が重なっていたのにも関わらず、実は２着からは「たった0.1秒」しか負けていない内容で走れており！あれだけ反動が大きく出ていたローテーションの中でも、地力は示した内容から、馬場コンディションが彼にとって味方になる今年になれば、十二分に昨年以上の結果を得ることができるだろうと考えている！

事実、状態が立ち直った次戦の【G2・札幌記念】では・・・！

本来不向きな筈な【マイル的なスピードの持続力】が問われた中をソダシ、ラヴズオンリーユーから、僅か0.4秒差の４着にまで巻き返していた様に！

やはり、コンディションさえ整っていれば、十二分に通用する能力があることは証明済み！

 

あの２レースの様に

➡その点で今回は、前走の【G2・目黒記念】が１月以来の休み明け初戦であり！今年は一度使われての叩き２戦目で参戦できることが大きな違いでもある！

また、今回のレース質を分かりやすく【ボクシング】で例えるなら「カウンター１発で綺麗に仕留めよう！」という種類の戦法が通用する種類の戦いではなく！

むしろ「足を止めたら負ける！手数で劣ったら負ける」という種類の打ち合いになるタフなレースになるだろうと思っているので！そうなったら、先にも名前が挙がった昨年の【福島民報杯】を筆頭に！稍重の小倉1800ｍで「あのダブルシャープ」の猛追を封じた【壇之浦S】などなど！

彼の個性がふんだんに出た、このBESTレース２本と同じように！前々からタフな流れを受け止めて、そのまま好位追走からしぶとく粘り込む！という彼の個性が遺憾なく発揮できる条件になるだろう！

 

水を得た馬

➡しかもそこに金曜日からの雨が降るとなれば、まるでヨーロッパかの様なズッブズブな泥んこ馬場で！

トルク重視の個性が求められた環境での方が才能が発揮されやすいタイプでもあるので！まさに【水を得た馬】になれる！

確かに、枠順の並びに関しては賛否の意見が分かれるところだと思うが、ただここまで説明をしてきた様に、彼の個性は「直線で順位を上げる」というキャラクタ―ではなく！

むしろ、勝負所で後方が四苦八苦している間に、一気に抜け出してマージンを築くというタイプの走り方をするキャラクターなので！まさに、あの時の【壇之浦S】での走り方が、今回のレースでも完璧にマッチする！

あの小回りでタフな小倉で見せてくれた走り方を再現できれば、一点突破は十二分に可能な条件だと思っているので！彼のスタミナを信じて、ここは◎本命で大勝負させていただく！

 

【馬連の勝負レース】

５番マイネルウィルトス
➡７・６・？・？・？・？