▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
スプリンターズS 2023 予想
本日の内容は?
➡それでは早速、本日の特集では
終わったばかりの最終追い切りでの動きも踏まえた上で!
今年のスプリンターズSにて、ナムラクレアやアグリに対し牙を剥く!
巻き返しに闘志をメラメラと燃えている「1頭」を
「ある攻略方法」と共にご紹介させていただく!
実は昨年も同じで
➡手前味噌で非常に恐縮なのだが・・・!
実は昨年のスプリンターズSでも、今から解説するキーワードを用いて、
8人気ながら優勝した【ジャンダルム】を推奨していたので!
今年も「似たような要素」が含まれた馬場傾向だからこそ!
そんな「第二のジャンダルム」と呼ぶに相応しい存在がいるので、ご紹介させていただく。
〇〇なゲーム?!
➡まず結論からいうと、このスプリンターズSというレース其の物が・・・!
➡序盤からある程度の位置に先行できて!
➡そこから持続力を駆使して押し切る!
という戦法が、毎年1番ツボにハマりやすいレースなので!
「前後左右での位置関係」=「ライン取りの差」で大きく明暗が別れてしまうレースなのだ!
つまり、G1スプリンターズS=【ライン取りのゲーム】という考え方を私は持っている!
直近6年でも歴然
➡その証拠として「百聞は一見に如かず」という事で!
まずはこの直近6年間におけるスプリンターズSの【4コーナー〜直線でのコース取り】を振り返ってみよう!
《2017年》
1着:レッドファルクス 【前5列目・横4列目】
2着:レッツゴードンキ 【前2列目・横1列目】
3着:ワンスインナムーン【前1列目・横1列目】
《2018年》
1着:ファインニードル 【前5列目・横5列目】
2着:ラブカンプ― 【前2列目・横2列目】
3着:ラインスピリット 【前2列目・横1列目】
《2019年》
1着:タワーオブロンドン【前3列目・横5列目】
2着:モズスーパーフレア【前1列目・横1列目】
3着:ダノンスマッシュ 【前3列目・横4列目】
《2020年》
1着:グランアレグリア 【前6列目・横7列目】
2着:ダノンスマッシュ 【前2列目・横3列目】
3着:アウィルアウェイ 【前7列目・横8列目】
《2021年》
1着:ピクシーナイト 【前2列目・横1列目】
2着:レシステンシア 【前2列目・横2列目】
3着:シヴァ―ジ 【前3列目・横1列目】
《2022年》
1着:ジャンダルム 【前1列目・横2列目】
2着:ウインマーベル 【前3列目・横2列目】
3着:ナランフレグ 【前6列目・横2列目】
こうして見ると、超タフな馬場でのHペースになってしまい!
前崩れ決着になっていた「グランアレグリアの2020年」だけが、極端な外差し決着になっているが!
ただそれ以外の「標準的な馬場」で行われていた年は・・・!
ご覧通り、基本的には【馬場の内側】を通って来た面々の方が圧倒的に強く!
隊列の大外から捲って差してこれたのは、既にG1を勝った経験を持っていた
【レッドファルクス】と【ファインニードル】の2頭だけだった!
それ以外の面々は、ワンスインナムーンにしろ、ラブカンプーにしろ、シヴァ―ジにしろ!
全員、隊列の横軸で見た時に【横1列目~2列目以内】からしか好走できていないのがよくわかると思う!
4角に潜む魔の手
➡一方、その走り方とは「真逆」な事をしてしまったのが、昨年のナムラクレアの走法で・・・!
確かに、手応えが抜群に良かったのは分かるのだが…
ただ、4コーナーでは勢い余って1番大外をぶん回してしまい(汗)
それが結果として【無駄な体力の消費】を招き、最後の急坂で脚が止まってしまった敗因に繋がってしまった。
内に拘りたい!
➡つまり、あれだけの実力がある「ナムラクレア」でさえも苦戦してしまった様に・・・!
目一杯スピードに乗った状態で4コーナーへと突っ込むスプリンターズSでは、基本的に4コーナーで外々を周るのは避けたい!
特に、馬場が良い年にそれをやってしまうと、かなり苦しい戦いになる事がよくわかると思うので。
故に、コーナーを通過するまではなるだけイン側で息をジッと潜め!
直線に出て来てから「グイっ!!」と伸びて、先頭集団から抜け出す!
これが1つの勝ちパターンになっているのがよくわかると思う!
先行力と持久力
➡では、それを実行する為には、どういう適性やキャラクターが必要なのか?
結論から言えば【序盤のHペースで遅れないスピード能力】と
それを追いかけても後半で潰れない【高い持久力】はセットで必要になる!
そもそも、ライン取りを奪い合う《椅子取り合戦》であるという事は・・・!
他人に奪われた後で動いているようでは理想的な場所で戦えないので!
Hペースの中でポジションを獲りに行っても尚、その先でも体力がバテずに高い持久力で押し切れる能力が必要になる!
そういう意味では、昨年の勝ち馬【ジャンダルム】や【ピクシーナイト】の勝ち方が本当に素晴らしかった!
究極の三拍子を
➡故に、このスプリンターズSでは
「はじめ良し!中良し!終い良し!」という、
この1200m戦の中での三拍子がバランスよく構成されている必要があり!
特に今年の場合は、既にジャスパークローネ陣営が【逃げ宣言】をしている一方で!
テイエムスパーダ陣営も中間のコメントで
「今回は同型が強力ですが、この馬も行くしかないですからね。」(via:週間ブック様)との発言をしているくらいなので!
恐らく相当ペースは速くなることが想定される!
タフなゴール前
➡加えてゴール前には、中山の急坂が待ち構えているので!
最後の最後で失速していくリズムになりやすい1200mのゴール前で!
この「最後の急坂」を全く苦にしない【強靭な馬力】と【登坂力】も同時に求められる!
1つのレースの中で「序盤戦でのHペースからの後半は失速戦」という、
この2つのペース配分が混在した重賞レースでしっかりと結果を残せている馬でないと今年のスプリンターズSでは戦えないだろうと考えている!
Q.単勝でも熟考?!
➡では、そうした条件下の中で、今年はどの伏兵に注目したのか?
無論、枠順の並びはチェックしたいレースので!
最終的な「まとめ」は、また後日に公開はさせていただくが!
もし仮に理想的な枠順の並びになってくれたら、今からご紹介する伏兵と!
既に公開している◎本命第一候補の「あの馬」とのセットで馬連1点目は厚めに勝負したいと考えているし!
場合によっては【穴の単勝】まで買いたいとも思っている!
では、ナムラクレアも、アグリも押しのけて!
勝負の馬連1点目に選ばれた正体というのが、この馬だっ!
要注意な伏兵として!
彼こそ第二のジャンダルム
その馬力で圧倒せよ!
注マッドクール
(6人気・坂井瑠星)
➡まず彼に関しては、前走の【CBC賞】で、圧倒的1番人気を裏切った直後なので!彼にしては人気が一気に急落するタイミングなので!オッズ的な意味で考えても期待値は非常においしい。加えて、今年から採用された新ルールで言うと!斤量が【58キロ】に増やされた状態で行われるスプリンターズSは今年が初めてなので!
そういう意味では、CBC賞で「58.5キロ」という、今回よりも重たいハンデの重さを経験できたことはプラスに働くだろうし!グチャグチャな不良馬場で行われた今年の【春雷ステークス】では、斤量57.5キロのトップハンデを背負った状態で【前半33.6秒】という激流戦の中を早め2番手から押し切って優勝もしているので!
馬場コンディションと斤量のバランスで考えたら、58キロで良馬場を走るのと同じくらいタフな経験もしているのだから、斤量の重さに押しつぶされない下地をちゃんと持っていることは非常に好感が持てる。
マッスルパワー
➡ちなみに、その昨年の勝ち馬【ジャンダルム】も、この春雷ステークスを勝った経験を持っていたわけだが!彼とマッドクールが非常に似ていると思うポイントは、他にもある!それが【500キロ】を超える強靭な馬体重だ!やはり、500キロを超える豊富な馬格から繰り出される「馬力」と「登坂力」が最大のセールスポイントなのに加えて!
両者ともに、ラストスパートでグイグイとスピードを上げて行けるタイプではなく!どちらかと言うと【スタートからのHペースをそのまま最後まで長~く持続させる】というリズムの方を得意にしているという!いわば持久戦に強い防御力を兼ね備えているタイプなので!
中京競馬場の様に、直線も長く、急坂を登り終わった後の平坦区間で更にスピードを上げていかなきゃ勝てないコースレイアウトよりも!直線も短く、急坂を登り終わったらすぐにゴールになる中山競馬場での方が【彼の特性】と【コースでのリズム】がマッチすると考えている!
除外覚悟のローテが
➡また、前走の「あの大敗」で懸念されていた状態面に関しても・・・!陣営側が【除外覚悟で】あえてぶっつけ本番のローテを選択した英断が効いたのか?1週前追い切りでは、栗東CWで【81.8-66.4-51.4-36.2-22.1-11.1】と言う区間ベストを更新する猛烈な時計を消化していたので!しっかりと休ませ、前哨戦もあえて使わず、疲れを残さない使い方を選んだ事がプラスの効果を与えているように思えるので!
⚠︎賞金ランクがギリギリな立場だったのにも関わらず・・・!それでもあえて「ここ1本だけ」に目標を絞り!リスクの高いぶっつけ本番の選択肢を決断した陣営はすごいと思う。
なので、コースへ向けての相性も、レースへ向けての適性も、一発をかますには十分な能力を持っているので!後は、彼自身の枠順と、逃げ馬との並びの関係だけだ!やはり戦術的には、ピクシーナイトや、ジャンダルムと同じ様な勝ち方が狙える脚質だと思っているので!そうした【内の最前列】が狙えそうな枠順の並びになってくれれば、相手1点目で止めるだけでは勿体無い気がするので!彼の単勝も?もしかしたら狙うかもしれないのでとにかく今後の動向に注目している!