▲カリスマ馬券は、キングスボーツの公認を受けています。両者は社内でライバル関係で、敵対心が強く、毎週、熾烈な戦いをしています。ーカリスマ馬券編集部スタッフ-真田 幸太郎
東京新聞杯 2023 予想
追い切り診断を!
➡それでは早速、本日は・・・!
前回の特集で公言したお約束通りに!
今年の東京新聞杯に出走する【全16頭】の追い切り診断を1頭ずつ診断させていただきます!
尚、はじめに「この企画に関するルール説明」を2つだけご紹介させていただく!
ルール説明
①レース適性など能力は度外視!
これから話す内容は「あくまで追い切りだけ」に特化した評価なので!このレースへ向けての「コース適性」や「能力」などは一切含んでおりません!あくまで、その馬自身が行って来た調教内容が、その馬にとってBESTな内容だったのか?以前と比べてどこが良かったのか?それとも悪かったのか?その厩舎独特の好走パターンに合致しているのか?などをメインに着目しての評価ですので!たとえ、ここでS評価だった馬が、必ずしも馬券の◎本命になる訳ではありませんので!勘違いをしない様にお願いいたします!あくまで追い切りの動きだけにフォーカスを当てた内容となっております!
②評価は全てで4段階
評価の段階は全部で4段階で分かりやすく区分しました。
【S】過去最高の状態で追い切り内容では「文句なし」
【A】自己最高の状態ではないが「前走よりは上昇」
【B】可もなく不可もなく「平均的な仕上げ」
【C】前走よりも下降線で「状態は悪い」
それでは、以上のルールを踏まえた上で、あいうえお順に「1頭目」の馬から評価して参りましょう!
追い切り診断
インダストリア 【B】
➡休み明けの前走を使った事で、メンタル面での落ち着きに期待したが、相変わらずの掛かりっぷりで、終始手綱と「綱引き状態」になっており力み勝ち。そのせいか、手綱を通じてGOサインが上手く伝わらず、手前替えもぎこちなかった。個人的には、前走時の追い切り内容の方が、熟していたメニューも含めて好きだった。
ウインカーネリアン 【B】
➡3週連続で併せ馬に先着するなど、熟しているメニューは良い。ただ、勢いのあった頃は終いで11秒台前半を出せいたタイプなので、1番良い時と比較するとそこまでは動けていません。過去の戦歴からも、休み明け初戦は人気より下の着順になる事の方が多かったので、やはり本質的には叩き2戦目以降が狙い時か。ダービー卿CTに出てきたら◎本命候補になるかも?!
エアロロノア 【B】
➡最終追い切り前の内容から見ていきますと、中3週と間隔は詰まるものの、併用で意欲的に乗れています。ただ、動きがガラっと変わってきたわけではなく。むしろ若いころと比較すれば、終いで速い時計を出せなくなってきているので、年齢を重ねて、スピード型からパワー型へシフトしつつある可能性も。
カイザーミノル 【C】
➡路面を叩きつけるような力強い走りは評価しつつも、相変わらずの頭の高さで、推進力は乏しく。やはりパワー型な走法が目につく。それが悪いという訳ではないのだが、以前はCWとはいえ終い11秒台前半をマークするような馬だっただけに、終いで失速してしまった1週前追い切りでの内容に物足りなさを感じてしまった。
サクラトゥジュール【A】
➡最終追い切りでも、相変わらずの元気の良さで!本来なら、あのままもっと暴走気味に、乱暴な走りになってしまう彼だが、ここ最近では追い切りでも溜めが効く様になってきている!特に1週前追い切りでは、11秒台での加速ラップを並べるなど!終いでしっかりと爆発力を発揮できる様になってきているので、このタイムの出し方は評価したい。
シュリ 【C】
➡1番良い走りをした関屋記念では、ラスト2ハロンで23.3秒を記録し、これはラスト2ハロンでの自己ベスト!その頃と比べると今回は、終いで11秒台が1回もなく、ラスト2ハロンでも「24.6秒」が最速タイムだったので、1番良かったころと比べると、年齢と共にラストスパートでスピードが落ちて来てしまっていると評価。
ショウナンマグマ 【S】
➡さて、どうにも困ってしまったのがこの馬・・・(汗)自分で評価しておいてなんのだが、動きの良さにビックリして、正直頭を抱えている。なぜなら、レース条件としてはノーマークな1頭だっただけに、そんな伏兵が動きが絶好調なので、正直本当に困っている(´;ω;`)兎に角スピード感が圧巻の一言で、南ウッド【49秒台】を2週連続でマーク!しかも、最終追い切りでマークした【49.4秒】は、文句なしの自己ベスト!確かに、馬場の内側を周って記録したものだが、ラスト3区間も12.3-11.9-12.1の速い区間タイムを3つ並べて来ているので!恐らく「スピードの持続力」は相当高いレベルに整っている!動きだけなら文句なし!
ジャスティンカフェ 【B】
➡正直、Aにするか迷ったので、決して悪い評価という訳ではない。首の動きが非常に柔らかく、まるで空を泳ぐドラゴンの様な首の動かし方で、グニャグニャと非常に柔らかい肉質を感じさせる。ただ、フォトパドックからは前走以上に絞り込んで来ている様に感じたのに、肝心な時計面では、前走が「11秒台の前半」を連発していたのに対し、今回は「11秒台の後半」しか出せていなかったので・・・!ここの【見た目とのギャップ】が気がかり。恐らく毎日王冠と同じレベルの休み明け初戦の動きと言える。なので可もなく不可もなくというB評価に落ち着いた。
タイムトゥヘヴン【B】
➡首の使い方がよく、ダイナミックなフォームでスピードに乗れていた。ただそれも、どちらかと言うと「一連のデキをキープしている」という感じで、物凄く上昇してきたという意味ではない。文字通り、可もなく不可もなくと言った感じて、前走と同じくらいのデキでどこまで勝負になるか?という評価に。
ナミュール【A】
➡まず、彼女が所属する高野厩舎のトレーニングメニューについては、既に2年ほど前からこの番組でもずっと解説をしてきたが!この「栗東の坂路連続2本追い」という、他の厩舎では取り入れていない、独特な練習メニューを施してくるので、タイムの見方が非常に重要である。その見方としては、1本目、2本目と、それぞれ序盤ではしっかりとエネルギーを溜めて!2本目の「最後1ハロン」でどれだけエネルギーを爆発させることができるか?という部分でコンディションの見極めができるチームなのだが!その点で今回は1週前追い切りと最終追い切りでの2回連続で、1.2秒もの急加速をしているので高く評価したい!
ただ欲を言えば、最終追い切りでの併せ馬では、もっと瞬間的に加速をして相手を突き放して欲しかったと言うのが本音で…!GOサインを出されてから思った以上に相手を引き離せず、むしろ最後は相手に併せてしまった内容が、レース本番で抜け出すときに悪影響を与えなければ良いがと、少し余計な心配が余技ってしまったので【S】にはできなかった。
ピンハイ 【A】
➡彼女で評価したのは1週前追い切りでのラストスパートだ!ご存じの通り、元々遅いタイムしか出してこないので、いわゆる「診断泣かせ」なタイプではあるのだが!それでも目を見張る内容だったのが1週前追い切りでの加速ラップ!ご承知の通り、先週の栗東は大雪の影響で非常に過酷な路面コンディションになっていたのだが、それを物ともせず終いで【0.7秒】もの加速をしていた!馬場状態や坂路であまり動かないことを考慮すると、かなり動いていた部類だと思います。G1競走ではないので、馬体重の情報が手に入らなかったのでA評価だが!この時計を出した上で、馬体重も増えているのだとしたら【S】評価にしても良い内容だったと思っている!
ピースワンパラディ【C】
➡1週前追い切りの時点で、併せた3歳未勝利馬に0.4秒も遅れてしまい、最終追い切りでも終始劣勢の手応えだったので、動きとしては下降線。重賞で好走した時ほど絶好の状態にはないかなと思います。
ファルコニア 【C】
➡首の可動域が狭く推進力に+αの力が加わっていない。騎手の補助もかなり必要そうな首の動き方だったのに加え、最後は下を出してしまうなど、ちょっと今回は走りや体の動かし方に集中力が不足している。
プリンスリターン 【C】
➡おかえり。去年のこのレースで◎本命予定だっただけに、君に帰りを待っていたよ。1年振りのレースなので、まずは無事に走り切って欲しいと思う。最終追い切りで騎乗していた横山典さんも「そーっと、そーっと」丁寧に一歩一歩騎乗されていた様に、まだまだ勝ちに行く時の動きでは無かった。本来なら「馬なり」でCW49秒台を出せてしまう程のスピード型なので!今回は暖かく見守ってあげたいと思う。
プレサージュリフト 【B】
➡正直、今になって見返せば!前走時は本当に状態が良かったのだと思われる。なので、前走が凄くよかっただけに、そこからの上昇こそないが!あの時の状態にはキープ出来ているので【B】評価ではあるものの!限りなく【A】に近い状態の良さであることは強調しておきたい!特に最終追い切りでの【ラスト12.9秒→11.8秒】への急加速は目を見張る物があった!要注意!
マテンロウオリオン【B】
➡時計は馬なりでも速い時計を難なく出せているので、前走の大敗を気にする必要は全くない。ただ、非常に完歩の小さい走りで、そのフォーム(走りの可動域)が、ゴールまで常に一定で、動きの強弱が少ないところが少し気になる。数字だけを見てしまうと気づき難いが、もっともっと走りの可動域に、メリハリが付いた方が良いのでは?と思う。首の出し方と、前足の出し方にもっともっと躍動感が宿ってきた時に【S】評価を与えたい。
一覧のまとめ
ショウナンマグマ 【S】
サクラトゥジュール【A】
ナミュール【A】
ピンハイ 【A】
以上の評価をまとめると、このような序列になる訳だが・・・!
ただ繰り返し申し上げますが、これはあくまで【追い切りの動きだけ】にフォーカスを当てた内容であり!
レース適性や能力は一切含んでいない評価になりますので!
これが最終結論ではありません!
軸馬の発表などについては、枠順確定後に【Part3】特集にて、改めて公開をさせて頂きますので!
どうかそれまで、今しばらくお待ちください!