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荒れる中山開催！
先週【中山】で行われた重賞【京成杯】は波乱のレースだった。
上位人気３頭全てが馬券圏内へと飛び、３連単では32万馬券決着に！
私たちが記事でご紹介した☆ヴェローナシチーも８番人気ながら３着に頑張ってくれた。
尚、レース後、鞍上の団野騎手が将来性を評価していたようだ。
これから先も楽しませてもらえそうだ！
参考⇒ヴェローナシチーの激走を断言していたコラム
ではどうして荒れたのか？
要因は様々あるだろうが、やはりタフになってきた馬場状態は見逃せないだろう。
求められる「タフさ」
これまでにも各所でご案内してきたが、中山コースは非常にタフ。
高低差は、ＪＲＡの10競馬場の中で最大となる5.3Ｍもある。
それに加えて、昨年末からの連続開催となり、確実にタフになってきた馬場状態。
どうしても、本来なら派手なレースで力を発揮してくれるような「キレ型の馬」には苦しくなる。
当然【ＡＪＣＣ】もそうだろう。
最低限の走力は大前提として
「少なくとも当該距離（2200Ｍ）プラス１ハロンはこなせるスタミナ」
の持ち主を中心に考えていきたい。
アメリカＪＣＣ 2022 枠順確定
2022年 1月23日(日) 1回中山8日目 14頭 [15:45発走]
【１１Ｒ】 第63回アメリカジョッキーＣＣ
４歳以上・オープン・Ｇ２(別定)(国際)(特指) 芝2200m (C)
| 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | キングオブコージ | 牡6 | 横山典弘 | 56 | (栗)安田翔伍 |
| 2 | 2 | アサマノイタズラ | 牡4 | *嶋田純次 | 56 | (美)手塚貴久 |
| 3 | 3 | キャッスルトップ | 牡4 | 仲野光馬 | 57 | [地]渋谷信博 |
| 3 | 4 | クレッシェンドラヴ | 牡8 | *津村明秀 | 56 | (美)林徹 |
| 4 | 5 | エヒト | 牡5 | *菅原明良 | 56 | (栗)森秀行 |
| 4 | 6 | ポタジェ | 牡5 | 川田将雅 | 56 | (栗)友道康夫 |
| 5 | 7 | ダンビュライト | セ8 | 松若風馬 | 56 | (栗)音無秀孝 |
| 5 | 8 | アンティシペイト | 牡5 | *大野拓弥 | 56 | (美)国枝栄 |
| 6 | 9 | ボッケリーニ | 牡6 | *横山武史 | 56 | (栗)池江泰寿 |
| 6 | 10 | ラストドラフト | 牡6 | *戸崎圭太 | 56 | (美)戸田博文 |
| 7 | 11 | オーソクレース | 牡4 | ルメール | 55 | (美)久保田貴 |
| 7 | 12 | ソッサスブレイ | セ8 | 柴田大知 | 56 | (美)粕谷昌央 |
| B8 | 13 | スマイル | 牡6 | *田辺裕信 | 56 | (美)堀宣行 |
| 8 | 14 | マイネルファンロン | 牡7 | 松岡正海 | 56 | (美)手塚貴久 |
オーソクレースなど好メンバーが集結
ここで【ＡＪＣＣ】の上位人気候補をご紹介したい。
正直に言って、例年よりも力のある馬が揃った印象を受ける。
馬券的にもそうだが
を存分に楽しませてもらえそうだ。
アメリカジョッキークラブカップ 2022
上位人気候補の３頭を解説
【短評】11番オーソクレース（ルメール・久保田）
▼最近の主な戦績
菊花賞 ２着
⇒父エピファネイア×母マリアライトの超良血馬！２戦目の【アイビーＳ】では致命的な出遅れがありながら後に【きさらぎ賞】を優勝するラーゴムを差し切り、この時から大物感を放っていた。それを証明するかのように【ホープフルＳ】では２着にゴールしたが、骨折の影響で秋まで休養を余儀なくされた。
だが順調さを欠く中で【セントライト記念】は３着、そして【菊花賞】２着と世代トップクラスを証明！明け４歳になった今はさらに力をつけており、悲願の初タイトル奪取を見据えている。
【Check Point】⇒【菊花賞】の２着馬といえば昨年アリストテレスがここから始動し見事に優勝を決めた！そういえばその時の鞍上もルメール騎手だった。菊花賞２着馬による２年連続の優勝を目指す！
▼参考レース 菊花賞
【短評】６番ポタジェ（川田・友道）
▼最近の主な戦績
毎日王冠 ３着
⇒１勝クラスからオープンの【白富士ステークス】まで立て続けに４連勝！その後は重賞戦線に挑み、勝ち星こそ得られなかったが全て３着以内。重賞の壁を跳ね返されることなく強さを発揮！
その中でも２走前の【毎日王冠】３着の走りが素晴らしかった。１着シュネルマイスター（ＮＨＫマイルＣ優勝）２着ダノンキングリー（安田記念優勝）とＧ１馬を相手に互角に戦ったのだから、いつ重賞制覇をしても不思議ではない存在！
【Check Point】⇒オーソクレースと同様に意外にも重賞未勝利だが、前走の【天皇賞】を除いた過去11戦は全て馬券圏内で驚異的な安定感を持つ。しかもあらゆる舞台で勝利実績があるように苦手なジャンルがないというのは本当に頼もしい。
▼参考レース 毎日王冠
【短評】１番キングオブコージ（横山典・安田翔）
▼最近の主な戦績
目黒記念 １着（20年）
⇒３歳時は勝ち上がるのに時間がかかっていたが、４歳になると別馬のように素質開花！なんと１月から５月まで重賞【目黒記念】を含めて破竹の４連勝！
連勝はそこでストップしたが【京都大賞典】では海外Ｇ１【香港ヴァーズ】を勝利したグローリーヴェイズと0.3秒差の３着から、Ｇ１でも期待されていた。だがその後は骨折の影響で約１年の休養を余儀なくされた。復帰戦の【オールカマー】こそ叩き台で不完全燃焼に終わったが、前走の【中日新聞杯】は展開が不向きの中で５着と復活をアピール！中山2200mも勝利実績があり、ビッグタイトルもまだまだ諦め切れない。
【Check Point】⇒【目黒記念】の優勝、そして【京都大賞典】３着からやはり長距離タイプの印象。鞍上を含めて穴人気しそうな感じだがやはり不気味な１頭！
▼参考レース 目黒記念（20年）
期待のイチオシ☆１頭をプレゼント！
基本的には、上の３頭を含めた、上位人気サイドの全てが崩れるとは考えていない。
それでも、先週の【京成杯】がそうであるように、何が起きても驚けない季節。
やはり、穴のキングスポーツらしく、ガンガン攻めるべきだと判断！
そして、今回のコラムにおいては
ひ、参考になさってほしい。手応えあり！詳しくは後半で。
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さあ、皆様お待ちかね【ＡＪＣＣ】期待の☆１頭をご紹介しよう！
激走必至 ➡10番ラストドラフト（戸崎・戸田）
芝2500Ｍの重賞【アルゼンチン共和国杯】での２着（2020年）の実績に加え、【ＡＪＣＣ】の２年連続３着馬でもある☆ラストドラフトに期待したい！
近走、なかなか結果が出せずにいるが、理由がハッキリしているから、全く心配することはない。３走前【毎日王冠】は久々の仕上がり途上だし、２走前【天皇賞秋】は相手が強すぎた（それでも８着。今回の人気候補でもあるポタジェとは0.2秒差だからむしろ価値ある内容とという見方が正解かも！？）
ただ、もったいなかったのは前走【中日新聞杯】だ。
スローペースにもかかわらず、常時、中団～後方の位置取りでは勝負にならない。レース後、管理する戸田調教師が「状態はとても良く、勝ち負けを期待していただけに残念です。人気薄ならまだ分かりますが、いつでも動ける位置にいて欲しかったです。大勢が決したあとではどうにもなりません。レース後の状態、騎手を含めて今後の予定を立てます」と怒りを表すのも致し方なし。
前走の結果に納得していないからこそ、戸田師の「得意のＡＪＣＣでは必ず逆襲させる」という思いは強いはず。
そのあたりがハッキリ表れている部分が２つある。まずは調教だ。
１週前となった13日の美浦ウッドでは、80秒６⇒12秒５の好時計をマーク！大きく追いかけた分だけラストは並走相手に少々遅れたが、動き、馬体のハリ共に万全という見方で良いと思う。
そして鞍上だ。一昨年の【アルゼンチン共和国杯】で２着に導いてくれた戸崎騎手と６戦ぶりにコンビ復活となる。戸崎騎手の実績に関しては、誰もがご存知だとは思うが、特にここ中山芝2200Ｍの舞台では信頼度が大きい。
例えば、同じ舞台で行われる重賞【オールカマー】において、2020年は５番人気センテリュオを優勝に導き、また2019年も６番人気グレイルを３着に導いた。
また、直近５年の中山芝2200Ｍにおける成績（47回騎乗）は、勝率こそ６％台ながら、複勝率は、驚きの46.8％！ほぼ２分の１の割合で、パートナーを馬券圏内へと運んでいる男。
【ＡＪＣＣ】で結果を残してきたように、能力もコース適性も十分。
そんな馬に、状態＆鞍上の追い風があれば、もう期待せずにはいられない。レース当日を楽しみにしている！
これだけでは勝てない！重要なのは「組み合わせ」
ラストドラフトに対しての大きな期待はお伝えした。
だが、それだけで馬券で勝てるわけではない！
現在の競馬界の売り上げにおける６割を占めるのが３単＆３複！
当然、皆様のニーズもそこにあるに違いない。
最低でも、ラストドラフトの他に１～２頭が必要！
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