【函館記念 2022 予想/穴馬/枠順確定】キーワードは「着順に惑わされるな」！中身を信頼したい「☆あの馬」を狙い撃ち！

函館競馬場は、非常にタフな舞台だ。洋芝であることに加え、高低差はJRAのローカル競馬場の中では、中京と並んで最大！２角から４角へかけてダラダラと上り続ける形状になっている。
そのため、当該距離（今回なら2000M）プラス１ハロンは楽にこなせるスタミナが必須条件！

その点、スマイルは理想的ではないだろうか。
スマイルのスタミナの象徴的なレースが、３走前【AJCC】（中山芝2200M）＆２走前【日経賞】（中山芝2500ｍ）だ。
まず【AJCC】は結果的には勝ち馬から0.6秒差。だが、２角８番手から３角３番手へと一気に捲って上がるなど、自ら勝ちにいったレース！当然、スタミナの消耗も大きかったはずだが「それでも0.6秒差」で粘り抜いたあたりを高く評価したい。

また【日経賞】は後に【天皇賞春】【宝塚記念】を連勝するタイトルホルダーから0.8秒差。
だが、これは大外の15番だったこともあり、かなりロスの大きい競馬だった。有馬記念の公開抽選会を見ていると、外枠を引いた陣営がいきなり意気消沈するが（笑）それくらい中山芝2500Mの大外は難しい。だから、こちらも「それでも0.8秒差」と言わせてもらって良いだろう。

もちろん、スタミナ面ばかりを強調したが、明らかに今回のレースと比べると力のある馬が揃っていた両G２でこうした走りができているのは、能力そのものが非常にハイレベルであることの証でもある！

尚、前走【新潟大賞典】の0.8秒差10着に関しては、出遅れて不慣れな後方待機になってしまったことが敗因。末脚勝負は分が悪く、参考外でOKだ！

さて、能力やスタミナがあることはわかった。
だとすれば、確認しておきたいのは「馬場、状態、騎手」ではないだろうか。
まずは馬場から。今週末は降雨による道悪の可能性がありそうだ。だが、１勝クラスを重馬場で勝った経験もあるし、また先程もご紹介した【日経賞】も稍重馬場だった。それに高速決着歓迎というタイプでもないし、馬場は追い風だと言い切りたい。

また状態に関しても大丈夫。２ヶ月半ぶりだが、管理する堀調教師が「ウイークポイントの右トモの状態が良くてバランスがとれています。函館へ移動後の健康状態も良い」と太鼓判！以前も申し上げたと思うが、状態の見極めに関してミスがない調教師だけに、素直に信じたい。

最後は初コンビとなる坂井瑠星騎手。
実は、スマイルとのコンビが初めてになるだけではなく、堀厩舎と坂井騎手のコンビ自体、今回が初めてなのだ！堀厩舎といえば、G１・14勝（２冠馬ドゥラメンテなど）を含む重賞64勝を誇る、関東屈指の名門。それほどの厩舎から声がかかれば、燃えない訳がないだろう。
坂井騎手も、ここまで全国リーディング９位と活躍しながら、まだ重賞勝ちはない。この機会を逃すわけにはいかないだろう。鞍上の熱い思いも馬の背中を押すとみて、自信の指名だ！