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ロコ・ソラーレの活躍で学んだこと
本題へと入る前に先週の日曜日で終了した北京五輪について触れていこう。ジャンプでは小林陵侑選手、そしてスノーボードの平野歩夢選手、最後にスピードスケートの高木美帆選手が金メダルを獲得した瞬間も感動を生んだが、やはり今年の五輪で最も印象深かったのは、カーリング女子(ロコ・ソラーレ)が最終日の決勝まで進み、銀メダルを獲得した姿だった。
彼女達から学んだのは、常にポジティブでいることの大切さ。例え失敗のショットをしたとしても、「いいよー」「ナイッスー」と笑顔を絶やさず、声を掛け合う姿。普段、カーリングを観ない側には、失敗ショットだとしても、笑顔で楽しんでいる姿から常に成功したようにも感じられた。
ロコ・ソラーレ以外のメダルを獲得した選手達も失敗を恐れず、とにかくオリンピックを楽しむことを忘れていなかった。
それは競馬予想においても、同じことが言えると思った。私達プロの予想家も、どんなレースも完璧に当てることはできない。なかなか結果が生まれず、苦しい時期は何度も味わってきたが、常に意識していることが一つある!
ロコ・ソラーレの活躍から、改めてポジティブに楽しむことの大切さを学ばせてくれたことを心から感謝したい。
さあ今週から始まる春競馬の開幕!【阪急杯】ではどんな熱い戦いを見せてくれるのか!?
能力拮抗!激戦必至!
翌月に迫ったG1【高松宮記念】へのステップレース【阪急杯】!
例年、力のある馬が揃う重賞だが、今年に関しては
能力拮抗!主役不在!
とハッキリと言い切れるのではないだろうか。
その観点に関しては後半でご紹介する「キングのキーワード」でご紹介しているので、チェックしてほしい。
阪急杯 2022 枠順確定
2022年 2月27日(日) 1回阪神6日目 14頭 [15:35発走]
【11R】 第66回阪急杯
4歳以上・オープン・G3(別定)(国際)(指定) 芝1400m・内 (A)
枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | トゥラヴェスーラ | 牡7 | 鮫島克駿 | 56 | (栗)高橋康之 |
2 | 2 | グルーヴィット | 牡6 | *団野大成 | 56 | (栗)松永幹夫 |
3 | 3 | リレーションシップ | 牡5 | *松田大作 | 56 | (栗)須貝尚介 |
3 | 4 | ザイツィンガー | 牡6 | *酒井学 | 56 | (栗)牧田和弥 |
4 | 5 | エイティーンガール | 牝6 | 秋山真一 | 54 | (栗)飯田祐史 |
4 | 6 | リンゴアメ | 牝4 | *国分優作 | 54 | (美)菊川正達 |
5 | 7 | ヴィジュネル | 牡4 | 藤岡康太 | 56 | (栗)渡辺薫彦 |
5 | 8 | サンライズオネスト | 牡5 | *武豊 | 56 | (栗)河内洋 |
6 | 9 | タイセイビジョン | 牡5 | *幸英明 | 56 | (栗)西村真幸 |
6 | 10 | ダイアトニック | 牡7 | 岩田康誠 | 56 | (栗)安田隆行 |
7 | 11 | ミッキーブリランテ | 牡6 | *和田竜二 | 56 | (栗)矢作芳人 |
7 | 12 | グレイイングリーン | 牡4 | 岩田望来 | 56 | (栗)池江泰寿 |
8 | 13 | モントライゼ | 牡4 | *藤岡佑介 | 56 | (栗)松永幹夫 |
8 | 14 | クリノガウディー | 牡6 | *福永祐一 | 56 | (栗)藤沢則雄 |
ここで【阪急杯】の上位人気候補をご紹介したい。
混戦とはいえ、一応の人気候補なら、下記の3頭となりそうだ。
阪急杯 2022
上位人気候補の3頭を解説
【短評】9番タイセイビジョン(幸・西村真)
▼最近の主な戦績
阪神カップ 4着
⇒2歳時にはG2【京王杯2歳S】、3歳時にはG3【アーリントンC】とそれぞれ重賞制覇!さらにG1【NHKマイルC】では4着とデビュー時から一戦級の馬を相手に勝ち負けしてきた馬。
その後は一時期、崩れていた時期もあったが2走前の【京阪杯】では早めに仕掛ける形になりながらも2着、そして前走の【阪神カップ】は故障馬の不利を受けながら4着と地力は健在!再度、同じ阪神芝1400mで古馬戦線の重賞を勝ち取って、G1に殴り込みしたい。
【Check Point】⇒前走の【阪神カップ】では鞍上の三浦騎手が「2着はあるかなという伸びだった」と語っていたように、仕掛けを待たされていなければもっと際どかったはず。しかし、終いを活かしてこそのタイプだけに、展開が速くなってくれることと差し馬場であることが激走の条件となりそう。
▼参考レース 阪神カップ
【短評】8番サンライズオネスト(武豊・河内)
▼最近の主な戦績
カーバンクルS 1着
⇒父ダイワメジャー産駒らしくマイルから中距離路線を中心に戦ってきた馬。2勝クラスまではマイルを3勝したが、3勝クラス突破は芝1400m【水無月ステークス】だったように、距離が短いところの方が合っていたようだ。
それは前走の【カーバンクルS】の勝利で確信を持った。デビュー以来初めての芝1200m戦を勝利!スタートを決めてから中団に控えて、最終コーナーでは8番手。そこから外に出すと一気に加速!先行グループをまとめて飲み込んだ。何度も前が壁になったり、接触があった中で勝ち切ったのだから内容は着差以上。ここも連勝すれば、新たな短距離戦線の主役候補に躍り出ても驚けない。
【Check Point】⇒スプリンターとしての素質が開花されたのは調教内容からも明らかになっている。10日の栗東坂路では49秒5、16日は48秒2をマーク!前走も急坂を物ともせず追い込んできた内容から、タフな阪神も難なくこなしてくれそうだ。
▼参考レース カーバンクルS
【短評】12番グレイイングリーン(岩田望・池江泰)
▼最近の主な戦績
新春ステークス 1着
⇒ここまで9戦4勝で大きく崩れたのはマイルの2戦のみ。前走の【新春ステークス】の勝利をはじめ、芝1400m戦は過去7戦は全て馬券圏内を確保!母リトルゲルダが短距離重賞を2勝しているように、典型的なスプリンタータイプ!
なお前走の勝利は、出負けするも安易に外に持ち出さず、内から抜け出してきたのは冷静かつ大胆だった。鞍上は岩田望騎手だったが、父・康成騎手を思わせるようなイン突き!重賞でもこのように自信を持って跨ってくれれば、初重賞制覇の日は近そうだ。
【Check Point】⇒なお前走の【新春ステークス】の開催日は前が残る傾向が強い中を中団から差し切る強い競馬!勝ち時計1分19秒6の時計も紛れもなく重賞レベルで侮れない存在!
▼参考レース 新春ステークス
期待のイチオシ☆1頭をプレゼント!
今ご紹介した3頭は当然魅力的。
だが、先程からご紹介しているように、まれにみる大混戦だ。
だからこそ、私たちが考える「キングSのキーワード」に合致する馬で、積極的に狙っていきたい。
そこでコラム後半では
ぜひ、参考になさってほしい。手応えあり!詳しくは後半で。
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「イチオシの穴馬」その正体は!?
さあ、皆様お待ちかね【阪急杯】期待の☆1頭をご紹介だが、まずその前に「レース攻略へ向けての方向性・キーワード」をお示ししたい。
その上での☆穴馬ご紹介となる。参考になさってほしい。
キングSのキーワード⇒重賞ではなく「阪急特別」
これは何が言いたいかというと重賞Rではなくオープン特別感覚で楽しむべきだと強調したい。実力のある馬が出走しつつも、昨年勝利したG1馬のレシステンシアのような格違いのある馬はいない。今年は1番人気がどの馬になるのかも予測が付かないほど大混戦。
かつては世界のロードカナロアが勝利した伝統の【阪急杯】だが、近年は何故、波乱含みの傾向が強いのか??まず短距離界の全体像からしても主役は不在であること。昨年春の王者ダノンスマッシュは引退して秋の王者ピクシーナイトは怪我のため離脱。怪物級のスプリンターだったグランアレグリアも引退と現段階のスプリント界は戦国時代を迎えている。
そして最近は前哨戦を使わないパターンも増えている点。例えば昨年【スプリンターズS】2着のレシステンシア3着のシヴァージは【高松宮記念】に直行する予定。芝1400mで本番とは距離やペースも違うことに加えて本番までの間隔は僅か4週間。ここで走って下手に疲労を溜めたくないという考え方を持つ陣営も多い。
以前は、前哨戦を叩いて本番に向かうのが主流だったがぶっつけ本番でレースを組み立てる事は常識になっている。例えば調教でもメニューや馬体重、調教時計の数値を記録してタブレットやスマホを用いてスタッフ間で共有する厩舎が急増!
ひと昔は調教助手や厩務員の経験と感覚だけで行っていた育成技術が、数字の可視化などによって休み明けのデメリットを補えるだけの態勢が整ってきているのだ。いかに現代の競馬は調教の良し悪しが重要だという事がわかる。
だとすればこの【阪急杯】もここを目標に仕上げてきた馬は注目するべき!その中で楽しみな1頭を発掘することができた。それがこれからご紹介する穴馬だ!!
激走必至 ➡13番モントライゼ(藤岡佑・松永)
2歳時には東京芝1400mの【京王杯2歳S】を勝利!ここまで鞍上は川田騎手とルメール騎手に依頼が集まっていたようにデビュー時の頃から素質のある馬だと評価されてきた。
デビュー時にはヨカヨカとハナ差で2着【小倉2歳S】(2着)はメイケイエールと0.2秒差!このような成績からスプリンターの素質の高さを示していた。
それほどの馬が今回人気を落としている理由は【京王杯2歳S】を勝った後は一度も勝利がない点。その中には10着や12着に敗退した数字からムラがあると感じている方も多いと思う。しかしこの2戦の敗退は適性が合っていなかったから。4走前【朝日杯FS】の1600mは距離が長すぎて前走【アイビスSD】の1000mは距離が忙しすぎた。能力の違いでの敗退ではないので完全に度外視すべき。
3走前の【ファルコンS】は3着、2走前の【葵S】は出遅れと接触の不利がありながらも5着を確保!!この点から芝1200m~芝1400mがベスト!特に評価すべきレースは3走前の【ファルコンS】でこの時の2着馬は2歳マイル王のグレナディアガーズ。昨年の暮れには芝1400mの【阪神カップ】を勝利!その馬と0.4秒差なのだから重賞制覇できるレベル!
さらに能力面に加えて先行脚質であることも強調材料。他のメンバーを見ても逃げ馬は不在でスンナリ先行できそう。ペースも恵まれて押し切れると判断する。そしてもう一つ懸念されている7ヶ月振りの競馬。しかし!前半にも触れたように久々でも仕上げられる時代!状態面も素晴らしかった!
先月の栗東坂路では51秒6の好時計!今月もCWで80秒1⇒11秒4をマーク!いつでもレースに出られる態勢にある。元々は【北九州短距離S】を目標に早めに帰厩。乗り込みは十分すぎるほど進められていた。管理する松永調教師からは「とにかくここで賞金を加算しておきたい」というコメントから叩き台ではなく勝利を狙ってきた!
最後に松永幹夫調教師にとって【阪急杯】は思い入れのある重賞!2006年の騎手引退日に11番人気ブルーショットガンで大金星!最終Rでは単勝断然1番人気のフィールドルージュで勝利してJRA通算1400勝を手にした大きなキッカケを掴んだのだ!まさに競馬の神様が舞い降りてきた瞬間でもあった。ならば調教師としても【阪急杯】は勝利しておきたい舞台。渾身の仕上げをして、適性も抜群であれば勝利の大チャンス!新星の快速馬として注目だ!
これだけでは勝てない!重要なのは「組み合わせ」
モントライゼに対しての大きな期待はお伝えした。
だが、それだけで馬券で勝てるわけではない!
現在の競馬界の売り上げにおける6割を占めるのが3単&3複!
当然、皆様のニーズもそこにあるに違いない。
最低でもモントライゼの他に1~2頭が必要!
・その他の有力候補たちの評価は?
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などなど、全てを明確にした上で
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ありがたいことに、そういったお声を数多くいただいている。
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